Three Afghan women go on a hunger strike in London
(This report is summarised by Fateh Sami.)
ロンドンでは8月21日、28日に世界各国と連帯して、タリバンのアフガン支配に抗議する大規模なデモや集会が行われました。(『アフガン人とロンドン市民、連帯デモンストレーション』参照)9月に入って、3人の女性が英国議会前でハンガーストライキを開始し、15日で1週間が過ぎました。
3人の女性は教育水準が高く子供がいるが、この間、夫が家で面倒を見ているそうだ。ハンガーストライキの目的は、パキスタンとその手先であるタリバンがアフガニスタンを占領したことによって生じた混とんとした状況に抗議して、国の自由と独立のために、世界中の同胞に向けて声をあげ、注目をひきつけることです。
彼女らは、「私たちは、民族、性別、宗教、言語、居住地に関係なく、アフガン全国民の権利尊重を要求して、ここに来ました。」と彼女らは主張しています。
BBCの記者がやってきてビデオ録画をしていきましたがそれがどのように放送されるかは不明です。集会やハンガーストライキの報道はされていません。西側のメディアは沈黙しています。ハンガーストライキの目的は、そのような状況に抗議する意味もあります。「平和、正義、公正を支持している人びとは私たちの声に耳を傾けてください!」と。一部の国会議員は彼女らの主張を印刷したビラを受け取り、彼女らの主張を代弁することをを約束しましたが、それがいつ実現されるかはわかりません。
彼女らはまた、次のように語っています。
「私たちが外国で、外国の人びとに国の平和と静けさを訴えている現実はなんと不幸なことでしょうか。私たちはこのような状況に非常に強い苦痛を感じています。私たちは今や奴隷の奴隷です。パキスタンはイギリス人の奴隷でした。タリバンは、銃を突きつけたり、鞭打ちや平手打ちや、顔面パンチなどで、女性を黙らせようとしています。」
「ハンガーストライキは苦しいけれど、国で食べ物のない人びとのことを思います。そんな人たちは空腹のまま狭い部屋に閉じこめられ、教育も受けさせてもらえず、人間の自然の権利を奪われています。路上で物乞いをして子供を育てる時間もありません。」
「この1週間、私たちに課せられた戦争によって貧困と飢餓に苦しめられているわが国の女性たちの苦痛を感じてきました。」
「でもそれは、タリバンの非人道的な行動と私たちの天然資源と鉱物を略奪しようとしているパキスタンの野蛮な行為に苦しむアフガニスタンの女性たちの苦痛に比べれば、ほんの些細なことにすぎません。」
彼女らは、贅沢に暮らすのではなくアフガニスタンの貧しい人びとへの慈善、余裕のある人々には寄付を要請しました。また、このような痛切な声も発しています。
「あなた方はパキスタンの女の子が国連で私たちを代表して女性の教育について話したことを知っているでしょう?(訳注:マララ・ユーサフザイさんが9月10日、国連安保理の会議で英もーと演説した。) でも、なぜ私たちには自分たちを代表することが許されないのですか。残酷で、文明化されていない、過激派のタリバンは、私たちがベールで覆われることを望んでいます。連中は私たちに遊牧民の文化を押し付けることはできません。」
最後に、彼女らは次のようにも訴えている。
「すべての人は平等で平等の権利と持っていることを尊重する政府をつくるため、すべてのアフガン人に訴えます。カーブル、カンダハール、ヘラート、バダフシャンなど、アフガニスタンに住むすべてのみなさん、団結して奮闘しましょう。」
(2021年9月16日記)