RAWAは、ソ連が1979年に軍事介入する前の1977年に設立された、アフガニスタンで最も古い女性解放組織で、アフガニスタンとパキスタンで、女性の権利獲得、地位向上をもとめ、伝統社会における女性差別や家父長制と勇敢に闘ってきました。(詳しい紹介はここをクリック)
このたび、日本からのカンパを含む緊急支援に対するお礼のメッセージが「RAWAと連帯する会」に送られてきました。同会の機関誌「Zindabad Democracy 民主主義万歳」(表紙写真参照)から転載し紹介いたします。文末に同会の紹介およびカンパ送り先情報などを掲載いたしました。読者の皆様にご協力くださるようお願いいたします。(『ウエッブ・アフガン』編集部)
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尊敬する日本の友人や愛する姉妹たちへ
アフガニスタン女性革命協会(RAWA)は、心からのご挨拶と感謝の気持ちを申し上げます。私たちは、covid-19の波にもかかわらず、あなた方がアフガンの人々のためにこのように活動してくれことをうれしく思います。私たちの国、アフガニスタンが大変なことになっている中、 私たちはあなた方にこのメッセージを送っています。私たちは最悪の日々を過ごしています。ターリバーンのために女性、男性、子どもたちを含めアフガニスタンの人々は、ターリバーンが作った地獄の火で燃やされているようです。20年間アフガニスタンで犯罪と殺戮を繰り返し た後、アメリカ帝国主義はイスラム過激派と傭兵を投げ出して、ターリバーンに権力を引き渡しました。そして一度野蛮なターリバーンが権力を握ると、過去20年間のいわゆる成果である「女性解放」と「人権」は、突然消え去り、崩壊しました。
私たちの不運な人々は大惨事に直面しています。今日、すべてのアフガニスタンの家庭で貧困と飢餓が蔓延しています。人々は極度の飢餓から子どもを売り、女の子は男の子よりも大きな危険にさらされています。残忍なテロリストは、アフガニスタンの女性に発砲し、女性の正当な抗議を攻撃し、侮辱し、アーティストに屈辱を与え、音楽を禁止し、楽器に火をつけます。女性の遠くへの一人での外出、女性の仕事や教育は制限され、女性はブルカを着用するように命じられます。そして、他にも多くの非人道的な制限があります。
悲劇と暗黒が蔓延するこの国ですが、私たちは希望の種をはっきりと日にすることができます。それはアフガニスタンの女性たちの闘争であり、ターリバーンが権力を握った初めから街頭に出てその抗議は今日まで続いています。私たちは、現状を打開する唯一の方法は、ターリバーンが支配していた時代から今日にいたるまで、団結して抗議を続けることだと強く信じています。アフガニスタンの人民は帝国主義や他のすべての同様な勢力と対抗するために連帯しています。戦争の経験がある日本人は、アフガニスタンの人々、特に女性の側に立つでしょう。私たちは、この困難な道であなた方のサポートと助けが必要です。もう一度、私たちは心からあなた方からの非常に多くの寄付に感謝します。アフガニスタンからあな た方の健康と幸福を切に願っています。
アフガニスタン女性革命協会(RAWA)(翻訳:山口みち子)
(タイトルは『ウエッブ・アフガン』編集部)
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郵便振替口座番号: 00930-1-76874
加入者名:RAWAと連帯する会
●RAWAと連帯する会のホームページ
https://afgan-rawa.blogspot.com/
●機関誌『ZINDABAD DEMOCRACY(民主主義万歳)』のバックナンバーは下記でご覧いただけます。
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