アリフ・アフマディ(Khaama Press)
アフガニスタン、カブール: 情報筋によると、サダット元アフガニスタン陸軍中将は、ターリバーンによる支配以来、軍事行動が唯一の道であると確信しており、イード・アル=フィトル(ラマダーンの終了を祝う大祭)後にターリバーンとの戦争開始を誓ったという。
サダト中将は、「アフガニスタンをターリバーンから解放し、民主的なシステムを再確立するために、できることは何でもする」とBBCに彼の計画を初めて語った。
「自由を手に入れるまで、われわれは戦い続ける」と述べたが、具体的な時期については言及を避けた。
アフガニスタンでは、いわゆるイスラム首長国政府(ターリバーン政府)は、市民の権利を侵害し女性の自由を制限しており、爆弾テロは最近頻発している、と強調した。
「ターリバーンが統治した8か月間のアフガニスタンで目にするものは、宗教を口実にした各種制限、聖なるコーランの誤用、誤解釈、政治目的のための意識的歪曲」と、彼はBBCに対して詳しく説明した。
サダト中将は当初、ターリバーンが変わるかどうか見定めるために12か月を与えるつもりだったという。「残念ながら、毎日目を覚ますと、ターリバーンは何か新しいことをやっている。人びとを拷問し、殺し、拉致し、食糧不足を引き起こし、子供を栄養失調にした。」
昨年8月にアフガン特殊部隊のトップに任命されたサダト中将は、新たな戦争に代わるものはなかったのかと問われて、むしろすべての人が何の制限もなく基本的権利を行使できるアフガニスタンを見ているのだと語った。
“われわれはタリバンに反対しているのではない 、ただ彼らの現在の「教書」に反対しているのだ、ターリバーンのためだけの国ではなく、誰もがなじめる みなのアフガニスタンをもとめているのだ。”
ここ数週間、BBCが報道したように、同中将がアフガニスタンの「再解放」を目的としたターリバーンとの武力抗争について語った音声メッセージがメディアに流出した。
しかし、サダト中将が、ターリバーンの支配以降にターリバーンを追放しようとする「国民抵抗戦線(NRF)」として知られる最も著名なグループを含むどのようなグループとも手を組んでいるかどうかについては明らかにしていない。
NRFの中心人物は、伝説の司令官である故アフマド・シャー・マスードの息子、アフマド・マスードである。彼の出身地であるパンジシール州を守るため、彼の軍隊は昨年8月、数週間にわたってタリバンと戦った。
「私はアフマド・マスードと兄弟として連絡を取り合っており、あらゆる方法で彼の行動を支援している。また、他の抵抗組織とも連絡を取り、支援している」と将軍は流出したメッセージの中で述べている。
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