「タリバンの法とイスラム法との間に共通点は全くない」=ウクライナのイスラム教指導者
2021年8月19日
UKRAINFORM(ウクライナのマルチメディア報道プラットフォーム、日本語ページ)
アフガニスタンを掌握したタリバンは、シャリーア(イスラム法)が国家運営の基盤を定めると述べているが、ウクライナのイスラム教専門家は、タリバンの述べるルールはシャリーアと全く共通点がないと指摘している。
18日、ウクライナ国営ロシア語テレビ局「家」が報じた。
ウクライナのイスラム教徒信仰運営局のムフティーを務めるシェイフ・サイード・イスマヒロウ氏は、「シャリーアには、女性が教育を得られないとか、イスラム教の認める分野で働けないといった制限はない。通りに出られないといったものもない。そのようなものはシャリーアにはないのだ。私たちが他のイスラム教徒の暮らす国を見てみたら、女性は教育を得ているし、仕事をしているし、高い地位にも就いているし、スポーツもできるし、自己実現もできている」と発言した。
同局は、東京パラリンピックでアフガニスタンを代表してパラテコンドーの種目で出場予定だったザキア・フダダディ選手のについて報じた。報道によれば、23歳の同選手は、タリバンが国を掌握したことでカブールから東京へと渡航できなくなり、そもそも自身のスポーツキャリアだけでなく、自身の生命についても不安を抱いているという。・・・
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