【WAJ】ブルース・パニエの論文は、英米側からアフガニスタン情勢、とくに北部の中央アジア諸国との関係について論じている。ターリバーンがアフガニスタンを掌握して1年がたとうとしているが、北部諸州でイスラム国やイスラム国ホーラサーンなどが活動を活発化させている。ここではターリバーンが国内の治安を管理できていないことを指摘し、中央アジアの安全保障を危機にさらす状況に対してターリバーンが責任を持つべきであると主張している。それは、ドーハ合意(2020年2月)の履行をターリバーンに迫るアメリカの立場でもある。本論は北アフガニスタンの情勢を詳細に論述しており参考になる。

(著者のブルース・パニエは、中央アジアをカバーする長年のジャーナリスト兼特派員。現在、Radio Free Europe / RadioLibertyのブログQishloqOvoziを執筆中。RFE/RLのMajlisポッドキャストに定期的に出演している。)

ターリバーン、イスラム国、および他のテロリストグループ間のアフガニスタン北部の支配をめぐる争いは、中央アジア諸国の主要な安全保障上の懸念である。2021年8月に米国がアフガニスタンから撤退して以来、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンは、非国家主体がアフガニスタン北部で活動し、国境を越えた攻撃を開始するのを防ぐためにターリバーンに依存してきた。しかし、ここ数ヶ月、イスラム国は中央アジアとの国境近くのモスクを爆撃し、ウズベキスタンにロケット攻撃を開始したと主張した。この地域の悪化する状況は、中央アジア諸国の安全保障戦略の限界を示しており、国境での新たな脅威に対処するための選択肢がほとんどないことを強調している。

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