●2022年8月31日 <Hasht-e-Subh>
(WAJ:昨年8月のターリバーンのカーブル占拠以来、偏狭で強権的な部族支配に抗して各地で抗議運動が高まっている。その中心軸を担うのがカーブルの北・パンジシール州に拠点を置く国民抵抗戦線(NRF)だ。NRFはいまやパンジシール州だけでなく北部を中心に六つの州に常駐して戦う戦線に成長している。BBC-Hasht-e-Subh が伝える。)
アフガニスタン国民抵抗戦線 (NRF) の対外関係責任者であるアリ・マイサム・ナザリー(Ali Maisam Nazary)氏は、NRFの作戦はこの1年間で拡大し、現在、設備と訓練を受けた4,000人の軍隊で、国の6州でターリバーンと戦っていると述べた。
火曜日(8月30日)の BBCとのインタビューで、ナザリーは次のように語っている。
「国をタリバンの手から解放するか、強制的に変化させ、和平プロセスを受け入れさせるかのどちらかでなければならない」と。
ナザリーはさらに、さまざまな国にレジスタンス戦線を支援するよう呼びかけていると述べ、残念ながらタジキスタンを除いて、他の国はアフガニスタンの問題に関心を示していないとつづけた。
「昨年の冬、われわれはアフガニスタン北部のパンジシール、カピサ、バグラン、バダフシャン、タハール、パルワンの6州に軍事駐留していた」と付言した。
ナザリーはさらに次のように述べている。「アフガニスタン南部、カンダハールとヘルマンドから来たターリバーン戦闘員は、山で戦う訓練を受けていない。」
彼はまた、ターリバーンは、現在アフガニスタンに存在するジャミアト・アンサルラ、ウズベキスタンのイスラム運動、パキスタン・ターリバーン(TTP)、アル=カーイダなどの地域および国際テロリストグループと関係があると述べた。
ナサリーはまた、ターリバーンと他のテロリスト・グループとの関係について、これらのグループがアフガニスタンをテロの避難所に変えたと述べた。
彼は例を挙げて、ターリバーンは現在、タジク国民で構成されているテロリストグループ、ジャミアト・アンサルラに米国製の武器を装備させ、タジキスタンの国境に定住させることを許可したと述べた。
「アフガニスタンの未来に対する私たちのビジョンは、人種、宗教、性別に関係なく、すべての市民が平等な権利を持つ民主的で分散型の共和国だ」とナザリーは強調した。
アフガニスタン国民抵抗戦線 (NRF) は、昨年8月にターリバーンが権力を握った後、アフマド・マスードの指導の下で設立された反ターリバーン同盟。
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