A call to poets around the world
“Bamdaad” House of Poetry in Ban & In-exile.
(WAJ: アフガニスタン・ヘラート州の州議会議員で詩人でもあるソマイア・ラミシュ(Somaia Ramish)さんから、2月13日、次のような緊急メールが届きました。)
ターリバーンの詩の禁止に対抗して、私たちはこの運動を始めました。
この呼びかけを、あなたが関わっている日本の詩人や文学会に伝えてください。
もし可能なら、この呼びかけをあなたのウェブサイトでも紹介してください。
私たちと一緒に立ち上がってください。
ソマイア・ラミシュ
「バームダッド(夜明け)囚われと亡命詩人の家」創設者
作品を3月1日までにまで送ってほしいとの要請でしたが、連絡が遅れたので、日本からの締め切りは10日伸ばして3月10日になりました。詩作品は、略歴、写真を添えて次のアドレスにお送りくださいとのこと。著作権は筆者に属します。 <afghanistan.poetry@gmail.com>
正式の要請文
“バームダード(夜明け)” 囚われと亡命詩人の家
作品をお寄せください
囚われと亡命詩人の家 バームダード (Baamdaad「夜明け」)は、表現の自由と平等に取り組む世界中の詩人、作家、文学・文化団体に、アフガニスタンの詩人たちとともに芸術表現による抗議運動に立ち上がるよう呼びかけます。
私たちの運動は、世界の詩人たちの連帯を象徴し、詩の不滅性と永遠性を示すことを目的としています。また、あらゆる抑圧や不正に反対するヒューマンな行動でもあります。
バームダードは皆様にお願いします。想像してください、詩、自由、思考、そして幸福さえも禁じられている国にいる自分を。そして、そのイメージを詩で表してください。バームダードは、2023年4月15日「世界芸術の日」までに投稿を集め、オンラインで発表します。
詩、略歴、写真を<afghanistan.poetry@gmail.com>までお送りください。
心からの敬意をこめて
ソマイア・ラミシュ
「バームダッド(夜明け)囚われと亡命詩人の家」創設者
フランスとスペインのペンクラブが賛同し、参加を呼び掛けています。
<フランス・ペンクラブの呼びかけ>
ニュース – イベント
タリバンは詩を書くことを禁止しています: 書く時が来ました!
アフガニスタンの詩人ソマイア・ラミシュが、ターリバーンの詩作禁止令を受けて、次のような訴えを寄せています(下図参照)。アメリカの詩人、マリリン・ハッカーから送られてきました。
賛同する方は、この禁止令に呼応する作品を創ってください。そして簡単な経歴と写真をそえて、Afghanistan.poetry@gmail.com にお送りください。
つづけてフランスのペンクラブは、ソマイア・ラミシュさんの呼びかけ文を掲載しています。
=========
世界中の詩人のみなさまへ
囚われと亡命詩人の家 “夜明け”
激動の現代史は、生を死と呼ぶほど浮き沈みに満ちています。いのちが忘れ去られた社会では、生きるために日々、瞬間を殺すしかありません。息をすることが生命の証ではありません。自由、正義、幸福、希望を奪われた人間が、生きていると実感できるわけがありません。
アフガニスタンの人びとは、芸術、詩、音楽、希望、幸福を禁止するターーリバン政権の残酷な支配下で生きています。教育、仕事、旅行、そして女性のあらゆる自由を禁止したのに続き、今度は詩を書くことを禁止する命令を出したのです。詩、知性、感情、思考は誰にも止められません。このような命令を許すことは不道徳であり、不公平であり、屈辱的です。
詩は常に歴史の闇と混沌の中心から流れ出てきました。誇らかな歴史は、時間と数え切れないほどの苦しみの中から生まれてきたのです。しかし、詩を書けないとは衝撃的なことです。詩作の不可能性、詩作の禁止、詩を書くことが禁止されるなどということは存在しえません。そのような状態は考えるだけで破壊的です。”バームダート(ペルシャ語で「夜明け)”は、アフガニスタンの詩作を禁止された作家や亡命中の作家の作品を収集、登録、翻訳、出版する詩の家です。”バームダート”は、アフガニスタンの詩人たちに、出版や放送のために詩を送ること、そしてこの理不尽な禁止令と闘うことを、最初の呼びかけとして要請しました。
“バームダート”の2回目の呼びかけは、世界中の詩人たちに、詩を書いてはいけないこと、そして施策が禁止されることについて考えてもらい、アフガニスタンの詩人たちと連帯して詩を書き、詩作を禁止された詩人や亡命詩人たちの詩の家である”バームダート”のemailアドレスに送ってもらいたいというものです。
この呼びかけを公表することで、”バームダート”は自由と平等を信じる世界中の詩人、詩や文化団体に、アフガニスタンの詩人たちとともにこの芸術的抗議運動に参加してくれるよう呼びかけます。また、このプラットフォームを拡大するための協力や、詩の登録、出版、翻訳、放送に関する協力も歓迎します。
想像してください、詩、幸福、思考、自由が禁じられた国にいる自分を。そして、それを詩の形で書いてください。”バームダート”はこれらの詩を集め、出版する予定です。この運動は、世界の詩人たちの連帯の象徴であり、詩の不滅性と永遠性を示すと同時に、抑圧、不正、不当な行為に対する人間的な行動でもあるのです!
この呼びかけを読んだ世界中のすべての表現者を招待します。
アフガニスタンでの詩の禁止に抗議するために、詩作品、略歴、写真を以下のアドレスに送信してください。
電子メール: Afghanistan.poetry@gmail.com
締め切りは2023年3月1日です。(訳注:日本は特別に3月10日)言語は英語かペルシャ語以外でも受け付けます。著作権は筆者に属します。
世界中にいる、これを読んだすべての詩人が対象です。
詩、略歴、写真を<afghanistan.poetry@gmail.com>までお送りください。
心よりの敬意をこめて
ソマイア・ラミシュ
=========
スペインのペンクラブも呼びかけ(ソマイアさんのフェイスブックページから)
“load poems like guns” 「弾丸を充填した詩」
ترجمه ي شعر من
و همزمان نشر فراخوان بامداد- خانه ي شعر در تبعيد به زبان اسپانيايي !
شاعراني از همه ي جهان عليه فراموشي ،خاموشي و سانسور و براي حق آزادي به ما پيوستند . چرخش كلمات ، چرخش جهان ماحول ماست . در جهاني كه حتي تصور قدغن شعر، موسيقي، تياتر و نقاشي ناممكن مي نمايد ، سكوت در برابر سركوب و ستم موجود بر جان و روان انسان ها در افغانستان جنايت است .
Pen Club International ( Latin American)!
世界中の詩人たちが、忘却、沈黙、検閲に抗し、自由の権利のためにこの活動に参加しました。 言葉の革命は、世界と環境の革命です。 詩、音楽、演劇、絵画は重要で、アフガニスタンの人間の圧迫と圧迫に対する沈黙は犯罪です。
ペンクラブ・インターナショナル(ラテンアメリカン)!
=========
ソマイア・ラミシュ(Somaia Ramish )さんについて
ソマイア・ラミッシュさんはヘラート出身、元ヘラート州議員。詩人・文学者・アーチスト。カーブルが陥落した日、ヘラートから国外へ身を移し活動を継続している。現在はオランダに在住。
フェイスブックアドレスはhttps://www.facebook.com/somaia.ramish。
<詩>「ガニーを逮捕せよ」
<『ウエッブ・アフガン』での主な発言>
・アフガニスタンは今や真の全体主義軍事国家
・「アフガン女性への抑圧をやめよ!」
・「ヒジャブ着用命令の義務化に反対」
[…] ●世界中のすべての詩人の皆さんへ(アフガニスタンの詩人から世界の詩人・表現者に向けたアピール:2023年2月14日) https://afghan.caravan.net/2023/02/14/appeal_by_baamdaad/ […]
[…] ウムアニさんは、ソマイアさんのアピール「世界中のすべての詩人の皆さんへ」をいち早く受け止め、フランスからヨーロッパへ、そして世界へと広げる手助けをし、いまフランス語版の編集・制作を進めているフランスの詩人、小説家であり、パリ・エスト・クレテイユ大学の元講師で、詩集や小説を公刊している。2014年、作品全体に対して「フランス語圏ヨーロッパのヴァージル賞(Prix européen francophone Virgile)」など多くの受賞歴があり、国内外でさまざまなフェスティバルに参加し、雑誌「アプレイウス(Apulée)」の編集委員を務め、フランスPENの会員。「フランス語圏作家会議(Parlement des écrivaines francophones)」の創設メンバーの一人だ。彼女は、「書くこと」の意味を追求してきた詩人で、今回の『詩の檻はない』にも「書くのを止めるな どんなに血と涙が流れようと」、と力強い詩を寄せている。 […]