読者の声

寄せられたご感想、ご意見

「投稿/質問」コーナーよりご投稿できます。編集部員へのメールでも結構です。ご意見、ご要望、ご自身の近況など、大歓迎いたします。
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=的確な情報で穴を埋めてほしい=

『ウエッブ・アフガン』の記事を拝読しました、朝日ジャーナルを読んでるような錯覚を覚えました。
それにしても、アフガニスタンの新政権はタリバンとなるのでしょうか。アフガニスタンでは、相変わらず IS が自爆テロを行いタリバンは女性教育や女性の人権を剥奪する行動をエスカレートさせています。マララさんの努力は無に着そうとしています。そのタリバンに中国は食糧支援を始めています。
国際社会はタリバンを認めないと言っているが、所詮他人事ですし政治家は任期が来れば交代です。タリバンが政権を掌握する可能性もあります。中央アジアに巨大テロ国家が誕生するかも知れない。
日本の外交はアメリカの手先みたいな動きで情けないと思います。バイデン政権はアフガニスタンに手が回らないから、日本も動きようがない。NGOも動けないでしょう。中村医師の意思はつながっているのでしょうか。
私には共感疲労はありませんが、分からないことが多すぎます。的確な情報で穴を埋めていただきたい。期待しています。(B.Sさん、2022年5月18日)

――「朝日ジャーナルを読んでるような錯覚」はお褒めなのでしょうか皮肉なのでしょうか(笑)
でも、少しでも議論の口火にはなっているようで嬉しいです。日本はなまぬるくても生きていけるので、アフガニスタンを見ながら自己鍛錬します。今後ともよろしくご支援ください。(野口)

 

= ヨーロッパの知性を信じたい =

最近、米国の映画監督のオリバーストーンが2015-2017年にロシアのプーチンにインタビューした番組をAmazonプライムで観ました。4時間番組でしたが、なかなか内容が濃い番組です。
プーチンは、米国大統領の四世代と付き合っていますが、米国大統領は見劣りします。
フランスの人口学者のエマヌエルトッドがTV番組で最近コメントしていましたが、ロシア軍隊は、予想以上に弱く、ロシア経済は予想以上に強くなった。プーチンの功績です。
ロシアの国防費は、米国の1/10ですからね。従って、プーチンに落とし所を提案できないとこの戦争は、長引きます。
米国は、儲かっているので頼りになりません。元々頼りにならない国です。
ヨーロッパの知性を信じたいね。ロシアは、ナポレオンもナチスも滅ぼせなかった国です。ロシアを滅ぼすなんて正気の沙汰ではありません。
奴隷Slaveは、スラブ民族を奴隷にする事を意味しています。奴隷は、黒人だけではありません。アングロ・サクソンの数々残虐な歴史をもっと勉強すべきです。(F.K.さん、2020年5月17日)

――オリバーストーンの「アメリカ史」全10回、すべて録画してDVD保存しました。アメリカの光と影をきちんと描いてとても勉強になりました。プーチンとの対話も知ってはいましたが、まだ観ていません。Amazonで早速観ます。ありがとうございました。(野口)

 

= 共感疲労の方々におすすめ =

共感疲労の方々は、Fact Fullnessを読まれる事をお薦めします。
世の中は、着実に良くなっています。そんなデータは、国連の公表データ等を集め
れば、解ってくるというのをFact Fullnessは教えてくれます。
核戦争が始まったら、人類は終わりですから、それは、何としてでも阻止しないとダメですが。(F.K.さん、2020年5月17日)

――良い悪いの価値判断は主観的なものですが、衣食住にかかわる客観的事実は人類史の発展ベクトルで推し量れますよね。問題は、地球規模での格差があまりにも開きすぎている、という点にあると思います。その意味で、私にとってはアフガニスタンが比較基準となりました。現実をみると絶望的ですが変革目標は明確(Fact Fullness)ですから、やるべきこともはっきりしています。日本はやるべきことを見失ってうろうろしていることがよく分かります。(野口)

 

=何度も転べば精神的にも成長するはず=

(「共感疲労」について)共感によりこれほど鬱になるのは優れて日本的現象ではないでしょうか。中国も同じかもしれませんが、少子化で親が子供を過剰保護しており、これが子供の精神を弱くしているような気がしてなりません。今は精神的に弱いことが正しいというような世間の論調があるような気がして心配です。男は大いに泣けと云うのは恐らく米国では通じないでしょう。政治家が泣く姿を見せれば弱い人(男女を含めて)と見なされます。日本は男は泣くなと云われて育った旧世代がいたので先進的(?)な知識人やマスコミが寄って集って男は泣いて良いのだと囃し立てました。どうも納得がいきません。同様に女が泣くのは当たり前というのもどうなんでしょう。
最近の日本人は精神的に弱くなっているように思います。我慢しなくていい人はハッピーですが、我慢しないのが当たり前というのもどうかと思います。前にも云ったと思いますが、「転ばぬ前の杖をつくのは止めました」、転べばいいのです。何度も転べば精神的にも成長するはずです。精神的に強くなる訓練が忘れられているのではないでしょうか。
難民については、まだ戦争が始まって2カ月程度です。ウクライナ難民についてはEUも体力的にも受け入れられていると云うことでしょう。これが長期化すれば早晩中東からの難民との差は縮まるのではないでしょうか。EUも当初は人手不足から移民を積極的に受け入れていました。しかし、多過ぎて国内の治安に影響が出始めた辺りから難民に対する評価は暴落しました。東欧からの移民に対する忌避感も英国をEU離脱に追いやった根拠になったはずです。ウクライナ難民も今は良いというにすぎないのではないでしょうか。それ程甘くはないと思いますよ。(松本康男さん、2020年5月17日)

――人間進歩のメルクマールがリスク(何をリスクと思うかが問題)の解消ないし軽減と思われているところに基本的問題が潜んでいるのでは? 先進国病ではないでしょうか。生存をある程度解決した発展途上では、「便利・楽」などが指標でそのあとは「利」だったのでしょうが、「リスクゼロ」は発展・成長の行き止まりのような気がします。
男女問題もいくら平等をめざしても究極的な違いは残ると思うのですが、技術の力で性差をなくすんですかね。
難民問題も松本さんご指摘の論点は盲点と思います。『ウエッブ・アフガン』で取り上げた「声なき叫び」は多文化共生先進国のノルウェーで「多文化共生」の建前があらたな差別を生んでいく現実を解剖しています。難しいものです。(野口)

 

=東経30度より東には民主主義はない?=

歴史、地理そして現代について様々な意見がありますが、私は東経30度より東にはいわゆる民主主義というものが国民に浸透していないのではないかと思うことがあります。基本はすでに申し上げた「女性の教育」等です。
東の日本、韓国などが例外としてあげられますが、本当にそうなのでしょうか。まだ50年以上がかかるのではないかと思います。50年前、私が30歳になったときです。あまり変化はありません。「血を流さず」に変化してゆくには、あと2世代は必要なのかな、と思います。長くなりますのでこの辺で。(匿名さん、2022年5月17日)

――東経30度というとちょうどキエフ(いまはキーフ)あたりですね。調べたら30度30分でした。南下するとイスタンブールあたりが29度でした。なるほどなーと感心しました。
去年『ウエッブ・アフガン』を始めてアメリカの生の声に(断片ですが)触れる機会が増えました。建前と本音が国全体で激しくぶつかり合って動いているダイナミズムの凄さを実感(これもほんの部分ですが)しました。民主主義とは時間と金と精神力をなんと必要(浪費か?)とするものなのかと感じ入りました。英米の二枚舌とよく言われますが、民主主義でもあるんじゃないかと今思い至りました。ありがとうございました。(野口)

 

= 「同情」と「自分の立場」は別のこと 

お早うございます。ニュースレター有難うございます。
野口さんが言われるように、確かに世界中から耳を塞ぎたくなるようなニュースが毎日のように入ってきます。今は、ネットでもテレビでも速報されますからたまりません。否応なしですから、「共感疲労」に堕ちるのも当然かも知れません。ときには全て遮断して気分をリセットしたくなりますが、それもできません。それが、我々現代人の「性」と言えるのでしょう。
「同情」すれど「共感」しないということが出来れば、落ち込まないで済みますが、そんな器用なこともできません。どうしても自分のこととして考えざるをえなくなるのが人間の良心というものです。先日、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説したことがありますが、その演説の後で山東昭子参院議長が「命を顧みず祖国のために戦う勇気に感動した」と述べて批判されました。なぜ批判されたのかが分からない人も多かったと思いますが、平和憲法を持つ国の代表としてはそのような情緒的な発言をするべきではなかったのです。コメントするなら、「ロシアのウクライナ侵攻は我々の憲法に即しても決して許されるものではない。断固として反対するとともに、ウクライナの側に立って支援していく」と言うべきだったのです。「同情」と「自分の立場」は別のことです。その兼ね合いは難しいと言えます。
イーロン・マスク氏の「日本は消える」といった趣旨の発言が新聞に出ていましたが、それはまんざら当たっていないわけではありません。生まれる人より死ぬ人の方が今のペースで増えて行けば、200~300年後には地球上から日本人がいなくなることはあり得ます。世界の人口が増え続けている現状を考えれば、減る国があってもいいと言えますが、自分の国がそうなってほしくないと考えるのが人情です。「建前」と「本音」はとかく衝突します。なかなか一致することはありません。「矛盾」した考えは、ダブルスタンダードを多く持つ日本の宿命といえるのかも知れません。(中楯健二さん、2022年5月17日)

――お早うございます。早速のご意見、ありがとうございます。
山東議長のみならず、プーチンを「戦争犯罪者、その地位にいることは許されない」と指弾したバイデンや「ロシアを弱体化させる」とのオースチン国防相の発言も本音がポロリだったのでしょうね。政治家としてはミスったのでしょうが敵失のほうがはるかに大きいですね、今回は。(野口)

 

=三界は火宅だ=

「和国」日本国民の安心と日本国の安全を堅持する見識を持ちつつ、今後の世界の安定要因をなすべきユーラシア・東アジア諸国民の平和を願っています。
有史以来の混迷の世界状況です。「コラム・世界が燃えている!三界は火宅だ」をお送りします。(村石恵照さん 2022年5月5日)

――「有史以来」とは、「混迷とは人間のサガ」、「火宅を楽しめ」、ということでしょうか? 「コラム・世界が燃えている!三界は火宅だ」はここをクリックすれば読めます。(野口)

 

=ユーラシア、多様性に敬意し民族の共生を!=

加藤九祚先生生誕100年を5月18日に控え、大野遼は、かすみがうら市牛渡1796-1に「加藤九祚記念ユーラシア共生センター」「加藤九祚先生顕彰記念碑」を建立するプロジェクトを推進し、「タジキスタン共和国と日本の国交30周年」を記念して日本語版が発火された「秘められたシルクロード タジク・ソグドの黄金遺宝 ソグド人パミールから奈良へ」を記念碑に奉納することにしました。

加藤先生から大野が継承した薫陶は、多様性に敬意、民族の共生でした。これまで北方ユーラシア学会、ユーラシアンクラブを創設して体験した40年の活動を踏まえて、人がいかに自分中心でものを考えるものかと痛切に感じることとなりました。
少なくともユーラシアンクラブは、国家民族宗教を超えて、人と文化に関心を示し、敬意を表し、協力することが目的でした。しかし、これまで中央アジアでもロシアでも、他者に関心を示し、敬意を払い、協力するという考えや言葉、活動がいかに広がりにくいかということを体験しました。今回のウクライナでも、イラクでも、リビアでもそしてベトナムでも、挑発し、戦争を引き起こす戦争ビジネスが一番の「共生」を妨げる原因になっていることがますます明らかになっています。このままでは人類に未来はないでしょう。大野は民族主義や愛国主義に敬意を表するものですが、行き過ぎたナショナリズムは、これまで戦争ビジネスを仕掛ける人の挑発を避けることができませんでした。

「真珠湾」が、コミンテルンと結託したルーズベルト一派の挑発に、軍部が乗った結果で、西郷、勝、頭山らの大アジア主義をはき違え、起きたと大野は考えていますが、この時代に自分たちの国家民族宗教的ナショナリズムの境を超えて、多様性に敬意を表し、共生を願う潮流が生まれなくては大変なことになると信じます。ユーラシアンクラブが、単なるナショナリズムを満足させる活動にとどまっていることを心から反省しています。「昔があるから今がある」ということを改めて強く考えながら、ユーラシアンクラブを改革したい。「つなぐ人」加藤九祚先生の志をどう生かせるか、今回の記念碑建立プロジェクトを通して、皆さんと考ええていきたいと思います。

かすみがうら市は、旧常陸国の国府の近くに位置し、コスモポリタンソグド人安如宝が仏教の研修担当として勤務した下野国分寺からも50キロ。ソグド人は、太陽信仰の山パミールから、東へ東へと移動し、揚州から東シナ海を超えて、奈良にわたりそして常陸国まで至りました。常陸国は、文字通りパミールと同じ「日出国」です。ソグド人安如宝の足跡は霞ヶ浦にも残したと考えています。大きなアジア史を体感できる拠点としての活動をここで模索したい。皆様の感想をお聞きしたい。どうぞおいでください。

(大野遼さん、2020年5月1日)

――豪華本『秘められたシルクロード タジクの黄金遺宝』が届きました。完成、おめでとうございます。ずしりと重くカラフルで存在感のある出来栄えに接し、大野さんのご苦労をメールなどで眺めるだけの協力しかできませんでしたが、当事者のような喜びを感じながらページを紐解いております。この出版に引き続き、加藤九祚先生の顕彰記念碑の建立やユーラシア共生センターの設立など、重要事業を実施されています。当『ウエッブ・アフガン』でも、大野さんの事業の推進状況を随時報告していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。(野口)

 

=関東軍が悪者に?(笑)=

アフガンニュース25号ありがとうございます。
アフガンとウクライナの対比、理屈でなく宗教、肌の色、その他考えさせられますね。
先週、ミュージカル李香蘭見てきましたが、今までより関東軍が悪者に見えました。(笑い)
(I.Yさん、2020年4月26日)

――李香蘭、懐かしい名前です。パレスチナ友好議員連盟の事務局長をされていた山口淑子さんです。たしか、アラファトPLO議長の1989年の来日のときホステス役でレセプションを主宰されました。その他大勢のひとりとして招かれてご挨拶したことがあります。そのさい感じたオーラを思い出しました。今や悪名高くなったかのレーニンが主著『帝国主義論』のなかで、「帝国主義は進出先の経済を発展させる」と評価していることを日本の「左翼」の方がたはお忘れじゃないですかね。満州国も好個の例ではないでしょうか。李香蘭も親日(日本から見て)と売国奴(中国から見て)の二つの役割を演じ、恥と悔恨を抱えながら抑圧された人びとのために尽くされました。その半生(反省)に敬意を表します。(野口)

 

= 決してアフガンは忘れられていません 

お早うございます。
世の中(ウクライナ戦争でアフガン報道の減少)はそうゆうものではないでしょうか。佐々木投手が完全試合をし、鈴木誠也が活躍すれば、大谷翔平の影も一時的に薄くなります。だからといって大谷への関心が減ったわけではありません。
アフガニスタンもソ連が侵攻した当時は、連日トップニュースだったはずです。アフガン、ウクライナ、シリアの問題で共通しているのは難民問題です。世界の心ある人達はこの問題に心を痛めているはずです。今、報道がウクライナに集中していることで、世界の目が集まっているに過ぎません。問題の深刻さは共通しています。決してアフガンが忘れられたわけではありません。
ニューズレター有難うございます。(中楯健二さん、2022年4月25日)

――いつも素早く適切なご意見、ありがとうございます。
確かに、ニュースの量が減ったからと言ってアフガン問題の重要性が下がったわ
けではないので、粘り強くウォッチしていきたいと思います。
今後ともご意見よろしくお願いします。(野口)

 

=「こころ」と「からだ」の相関について真剣に考え,向き合いました=

いつも貴重なレターをお送りいただきまして,誠にありがとうございます.
レターを拝読しながら,ため息が出たり,ポジティブな気持ちになったりしておりました.
中々返信できる余裕がなく失念しておりましたことをお許しくださいませ.
さて,お陰様で心身健康科学において論文「チャクラを意識した発声が心身に及ぼす効果の検証」で修士号取得いたしました.今後も,音楽と心身健康科学と文化の融合を念頭に置きながら,研究を進めてまいりたいと考えておりますので,ご指導のほど宜しくお願い申し上げます.この2年間は短い期間ではありましたが,Covid-19禍であったからこそ,ヒトと微生物・ウイルスとの共生についてやDNA抽出実験からPCR検査を知ることができ,「こころ」と「からだ」の相関について真剣に考え,向き合うことができました.

さて,昨日,お台場の日本科学未来館へ行ってまいりました.
毛利衛さんが館長の時から気になりつつも行く機会がなく,初めてでしたが素晴らしいかったです.
昨年から,全盲の浅川智恵子様が館長に就任されているのには驚かされました.
今,常設展示ゾーンが熱いです!
お子様だけでなく,大人も大いに学べ感動・感激する内容でした.

例えば,【今から50年後の子孫からの手紙】にはドッキリしました.
先祖の私から「誰もが健康でいられる地球ですか」と手紙を出せば,子孫から「2038年までしか持続できませんでした.私たちの時代までは届かず,多くの人が病気で苦しみ,治すにもお金がかかるので怯えながら毎日を過ごしています」と.また,「芸術文化に満ち溢れた地球ですか」と手紙を出すと,
「2032年に伝統文化は完全に消滅!芸術文化の創成に失敗しました.2042年には文化遺産が消滅しているのに,それなのに皆,無関心です.
私たちの時代,昔あった文化遺産はすでにほとんど破壊されなくなり,新しい芸術作品を作ろうとする人も現れません」.

アフガニスタンの世界の貴重な文化遺産・バーミヤン大仏を破壊された壁画を「クローン文化財」として復元した宮廻正明芸大教授は,
「芸術と科学が融合してイノベーションにいかして,ただ残すだけでなくオリジナルを超える感動を生み出し,先端技術と芸術家の能力を結びつけ,1+1=3以上に」
のメッセージが書かれていました.

「これからの健康のあり方」や「芸術文化」について,どのようにお考えになりますか.また,お目にかかってお話しできる日を楽しみにしております.

(松木貴子マリアさん 2022年4月24日)

――修士論文の完成と修士号取得、おめでとうございます。ますます「音楽と心身健康科学と文化の融合」に拍車がかかりますね。頑張ってください。日本科学未来館の館長に全盲の方が就任されていたとは知りませんでした。わたしも知り合いの全盲の先輩といろいろと話す機会があるのですが、目が見えているとかえって見えないことが多いと痛感させられることがあります。50年後の子孫の目を想像して今の「眼前」を見れば多くの発見がありそうです。情報、ありがとうございました。(野口)

※ 松本貴子マリアさんは研究者であるだけでなく、声楽家です。来る5月7日・8日に妙高高原の大自然の中で「 こころ 」 と「 からだ 」 を 健やかにする合宿セミナーを開催されます。まだ参加申し込みできるそうです。案内と参加申し込みのpdfファイルはここをクリックしてご覧ください。

 

=バカは相手にせず、国民を信じる=

ガルージン駐日ロシア大使の発言は「馬鹿に付ける薬はない」に違いありませんが、彼を相手にしても仕方ありません。彼はロシア政権の端くれですから、プーチンの意図に反する発言はできません。そんな彼の発言にいら立っても無意味です。ロシア政権に論理は通じません。彼らを従わせるには戦争に勝つほかありません。そうなればガルージン氏も強弁は出来なくなります。その後で彼が言うことは決まっています。「自分の発言は、ロシアの代表としてプーチンの考えを代弁したもので、自分の本心ではなかった」と自己弁護をするでしょう。彼らを相手にするより、政権の背後にいる国民をいかに説得するかを考えた方がましです。でも、80%以上の国民がプーチンを支持している現状ではなかなか難しいですね。
言論統制下で洗脳状態にある人間の脳を正常に戻すのは並大抵のことではでありません。彼らを考えさせるには、二つの方法しかありません。一つは制裁による「兵糧攻め」と、もう一つは「真実情報の伝達」です。私はシステムのことはよく分りませんが、今の言論統制の壁を越えて、国民に直接真実の情報を流すことはできないのでしょうか。それができれば、耳を傾け
る人も出てくると思うのですが、いかがでしょうか。前に書いたことのあるベラルーシの「スベトラーナ・アレクシェービッチ」さんが、ロシア国民を敵と考えてはいけないと言っていましたが、それは正しいと思います。国民の高い支持率は、真実を知らされてないことによるものだと信じたいものですね。プーチンが採っている政策は、論語で言う「民は由らしむべし、知らしむべからず」だと伝えたいものですね。(中楯健二さん 2022年4月18日)

――そのとおりですね。どこかの国の教育省の事務方トップで違法行為の咎で詰め腹を切らされた官僚がいました。彼は退職後講演会で善人面して在職中の座右の銘は「面従腹背」だったとぬけぬけとしゃべっています。子供たちにどの面さげれば、そんなことがいえるんでしょうか。ガルージンも同じですね。一方、命令されて悪事に手を染め悩んだあげく手記を残して自死した公務員もいます。不条理を感じます。また、アレクシェービッチさんの指摘も信じたいですが、目と耳をふさがれ脳を支配され隣組で監視されがんじがらめにされた戦前の日本国民のことを考えると、似たような境遇に押し込まれているロシア国民に果たして通じるか、と暗澹たる気持ちになります。でも、いまはインターネットがあります。そこに一縷の望みをかけたいと思います。(野口)

 

=英語に”Arm’s Length”という言葉=

「戦争が天気予報」のように報道されるとはうまい表現ですね。その通りだと思います。
野外イベントを企画している業者が天気を気にするように、毎日のウクライナの戦況は我々の気持ちをやきもきさせます。言われる通り、人間は同じ事を遠い昔から繰り返しています。全く愚かなことだと思います。動物は同じ種で喧嘩をしても相手を殺すことはありません。片方が負けを認めて逃げだせばそれでおしまいです。人間も素手で喧嘩をすればいいのにと思うことがあります。しかし、人間は武器という殺人道具を手に入れてしまいました。それが不幸のもとと言えます。
もう一つの不幸は、人間が増え続けてしまったことです。英語に”Arm’s Length”という言葉があります。密集しすぎると争いが起きるということです。腕の長さの距離に無断で入り込めば敵とみなすという習性が動物にはあります。地球は70億もの人間が住んでいます。そこで、戦争を起こさせて、人間を少し減らすという神の摂理が働いていいるのかなと勘繰りたくもなります。愚かな戦争を繰り返す人間の行動はそれでしか説明できない気がします。アフガンはアフガンです。これからもどうぞ発信続けてください。(中楯健二さん 2022年4月12日)

――アームズ・レングスとはコロナで言えばソーシャル・ディスタンスのことですね。飛び道具が極端に発達してしまったので、「アームズ(武器)レングス」が地球一回りよりも長くなってしまったようです。21世紀にもなって何百年も前の国境(くにざかい)のいざこざを持ち出してくる頭の為政者をもってしまった民衆の悲しみを共有します(野口)

 

=ウクライナの国民と国土の安全回復を!=

ウクライナ紛争はロシアの侵略に間違いないが、現実のウクライナ国民の死傷者・避難民の増加の現実を見ると、専制色の強いウクライナ大統領の国民にたいする人権無視の政治的責任が加重されてきたと言える。
権威政治のロ首脳陣は自壊する以外には、旧ソ連域復活までは侵略を止めないと言える。歴史的にも旧ナチ陣営のように首脳陣の歴史事実が証明している。共産主義の理想と乖離した初期のソ・中・北鮮の政治理念でなく権威主義と、専制独裁主義であるのだとして対処すべきだ。その色彩は旧共産系の各国ともに日々に強まっている。
ウクライナ大統領は、わが国終戦処理のように人権保護のための名誉ある全面降伏をして自国民と国土の経済的安全と食料(穀物等)生産を守るべき政策を勉強しておくべきだったと言える。
この事態が解消した後はロ・ウ首脳は次期政権に交代して初期の共産主義国家の政治理念をもって専制国家の解消につくすべきだ。そして現国連は廃止して拒否権のない国連組織を新設すべきだ。
「スターリン・ソ連からプーチン・ロシアの戦争政策」の歴史学ブレーンは現実社会に生かす努力をすべきであった。
スターリンは第2次大戦終了直前に日本に参戦して北方占領して非人道的なシベリア抑留の歴史的な汚点を記録しています。今の不法かつ非人道なウクライナ侵略も共産主義・人間平等理念からは、政治・人道論から理解できない独裁策です。
日本はシベリア抑留の賠償論を北朝鮮拉致問題と同じくらい強く要求すべきでした。(東山春紀さん(85歳無職)2022年4月12日)

――プーチンの行為は人類進歩に資する理念はまったくなく、ナショナリズム・帝国主義にもとづく武力侵略であり力による国境の変更です。その一点で許されざる行為であり、そこを曖昧にしてロシアの論理を忖度したりウクライナの対応を問題視したりすると本質を見失うと思います。日本人としては今回の事件を他山の石とするとともに、現代世界の課題が何かをしっかりみつめて行動することが大事なのではないでしょうか。(野口)

 

= 力なき者たちの力 

いつも有難うございます。
ところで、ウ゛アーツラフ・ハヴエル著の「力なき者たちの力」を読みました。彼はチェコのプラハの春でビロード革命【無血クーデター】を指揮した人です。
彼は戯曲歌詩人でしたが、アレクシェービッチ女史と同じ哲学を持っていると感じました。「責任ある行動をすべき」との指摘があったのでネットでウクライナマスクを購入し、外出時は毎日着用しています。ささやかな意思表示です。(INさん、2022年4月6日)

――「ささやかな意思表示」「力なき者たちの力」「声なき者の声」。いい言葉ですね。わたしも1人の民衆として、ほそぼそでも声を上げ続けていこうと思います。(野口)

 

=プーチンを罠にはめて米は大丈夫?=

「和国」日本国民の安心と日本の安全の永続的確保を堅持し、今後の世界の安定要因をなすべきユーラシア・東アジア諸国民の平和を願いつつ、一水四見(多面的視点)の立場からの参考情報。
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パキスタンとスリランカで内政不穏の動きがありますが、とりあえずウクライナ問題:
1。【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」(「チャンネル桜」一定の癖のあるサイトですが、講師と内容自体を評価)
伊藤貫(米ワシントンに30年以上在住国際政治アナリスト)
=国際政治専門家たちのシンポジウムや月並みな時事解説者たちとは一線を画す明快な解説。
80分。しかし最初の20分でも視聴の価値あり。(以上、私見)
今回のウクライナ問題は、2014年、ヌーランド(オバマ政権)の策謀からすでに開始されていた。
ミアシャイマーら米人識者の見方、イスラエルーウクライナーロシアー米国をつなぐ緊密な(ユダヤ系)金融連携の実態、歴代米大統領の金色夜叉ぶり、ロシアの伝統的政情、ロシアのユーゴ化を必死に防ごうとしているプーチン、中国・米国・ロシアの比較政体論、ウクライナ永世中立国案、プーチンとキッシンジャーの興味あるエピソード(53分ごろ)、堕落したクリントン政権への批判、今回のウクライナ紛争で漁夫の利を得るのは中国とユダヤ人、同情されるべきウクライナの一般市民、よく言ってアメリカの召使い、厳しく言えばアメリカの奴隷のような情けない日本政府の見識、などなどを開陳。
80分の楽しい、かつ系統的な現代アメリカ政治論の講義。
2。「プーチンを煽りウクライナ侵攻させた“真犯人”は誰か?炙り出された悪魔の構図」、他、和文情報1点、英文情報2点。
3。ウクライナ問題の淵源を探るーー2014年から始まる・ウクライナ+反トランプ米民主党連携、ヌーランドの動き、などなどの詳細な情報。
Ukrainian-Democratic coordination traces back to 2014, when then-Obama Vice President Joe Biden helped install Petro Poroshenko in Kiev. Then came collusion against Trump.(村石恵照さん 2022年4月6日)

――貴重な情報、ありがとうございました。早速、伊藤貫氏の講演ビデオ拝聴しました。結論は「あれっ」と肩透かしされました(本心は後で、っということですかね)が、話の中身は知らないことが多く8割以上賛同しました。とくに面白かったのは、プーチンを罠にはめるアメリカの8年以上におよぶ工作の具体的暴露でした。私もアメリカの主敵は中国だと思っているのですが、プーチンを罠にはめたは良いけれど、「中国+属国ロシア」体制を生み出してしまったら、衰退化しつつあるアメリカは対処できるんでしょうか。困ったもんです。(野口)

 

= スターリン・ソ連からプーチン・ロシアの戦争政策 

スターリンは第2次大戦終了直前に日本に参戦し北方占領して非人道的なシベリア抑留の歴史的な汚点を記録しています。今の不法かつ非人道なウクライナ侵略も共産主義・人間平等理念からは、政治・人道論から理解できない独裁策です。
日本はシベリア抑留の賠償論を北朝鮮拉致問題の同じくらい強く要求すべきでした。(H.Hさん、2022年4月5日)

――日本の外交は「負ければ賊軍」。ひたすら米ソの「勝った官軍」の言いなりで独自の論理構築をしないでやってきました。そのつけが一身に若い人たちに押し付けられそうです。棺桶に足を突っ込んでいるわれら高齢者の責任は大きいといえます。(野口)

 

=足元の自分の行動を問い直す鋭い指摘=

4/2夜のETV特集の案内は約100名の友人に拡散しました。
ノーベル文学賞作家のアレクシェービッチ氏は人は3階層に分けられる
1.は戦争止めることに高い関心を持ち行動しようとする人
3.はこれに反対する人
2.はどちらでもないグレーゾーン
とした上で、
「無関心・無行動のグレイゾーンが広がれば戦争を止める未来はない」と全世界の人に対して宣言しました。これは足元の自分の行動を問い直す鋭い指摘であるとハットさせられました。
同時に日本人への警鐘でもあり、特に若者層にこの傾向が強いという危機感を抱きました。
ETV特集案内の友人からのレスポンスは10件ほどありましたが若い人からの反応は0でした。
では私たちができることは何かですが、私はウクライナおよびモルドバ大使館への寄付をしました。外務省のページに振込先が記載されています。
寄付については詐欺サイトも多いので、注意が必要です。(K.Iさん 2022年4月5日)

――素早い行動、さすがですね。私は忘れてはならないアフガニスタン(RAWA)の方に寄付しました。それぞれができる範囲で行動を起こすことが求められています。アレクシェービッチさんの3階層の実態は、僕が学生のときにも体験しました。仲間内だけでなく、迷っている人、反対している人への働きかけがとても大事で、知恵を使わなければいけない、と実感しました。(野口)

 

=実体験をした人の言葉だからこそ、心に響く=

昨日、NHKのテレビ番組〝ETV特集「ウクライナ侵攻が変える世界(2) 私たちは何を目撃しているのか海外の知性に聞く〟を観ました。3人の中でもノーベル賞受賞作家のアレクシェービッチ氏の言葉が私には一番心に響きました。実体験をした人の言葉だからだと思います。ジャック・アタリ氏は、「民主主義国の間ではこれまで戦争は起きていない」と言っていましたが、そうなるとやはり、世界に民主主義国家を増やすことが、戦争抑制のために核武装するより大切なことだと思いました。NHKは3月にもアレクシェービッチ氏とインタビューをしています。それと昨日の放送の内容を纏めてみましたので添付いたします。(中楯健二さん 2022年4月2日)

――早速のまとめ、ありがとうございます。pdfファイルにまとめていただいたアレクシェービッチさんの言葉、わたしも読ませていただき、記憶が定着した思いです。文字の力ですね。(野口)
pdfファイルはここをクリックしてお読みください。

 

アフガニスタンの人びとを忘れないで

この間のウクライナ情勢、本当に心が痛みます。
ロシアは即時撤退するべきだし、この後の保証をきちんとするべきと思っています。
けれど、なぜこういう事態になっていったのか、しっかりと考えないとと思います。
この数日、ウクライナ難民支援に日本政府は手厚い支援方針を出しています。
それは良いことですが、アフガニスタン難民に対してしたこと(しなかった事)と比
べると、この差はどこから来るのかと考えさせられます。
「ロシア悪:アメリカNATO善」という構図があまりにもはっきりと打ち出され、それ
が日本のマスコミもこぞって右に倣えしていることに恐ろしさも感じています。
(桐生佳子さん、RAWAと連帯する会2022.4.1)

――ロシアに比べれば何十倍もの悪を重ねてきた英米。過去を忘れる人間の特性を悪用してここぞとばかり「ロシア悪:アメリカNATO善」で過去の悪を隠そうとしています。反省ができていればよいのですが、そうも見えない。かといって英米独仏などの過去悪は大きいからロシアの明白なる侵略と戦争犯罪が許されるわけではありません。英米ソの無策無責任で歴史的な困難に加えて最もつらい、厳しい境遇を押し付けられても、くじけず勇敢に戦い続けるアフガニスタンの人びと、とくに女性たちの闘いに励まされながら、騙されない視点を守り育てたいと思います。(野口)

 

=アフガンでの失敗を繰り返すな=

(マスコミの世界では)マイダンなんか無かったかのような論調が占めていますね。
米国によりロシアにはウクライナ侵略に引き込まれたと思っていたのですが、バイデンの失言(米国はウクライナに軍を送らない)にあるように思えるようになっています。ロシアは、2014年のクリミア併合後の経済制裁により疲弊し、今をおいて時はないかもというプレッシャーの中で意図せざる侵攻を開始してしまったのかもしれません。このままゆくと、プーチンの失脚どころか、ロシアが分裂してしまう事が懸念されます。残された核、ロシアという箍が外れての騒乱など、激動の時代になってゆく恐れがありますが、米国にはそれを抑える力はありません。
侵略開始後のロシア軍の動向は、お粗末としか言いようがありません。まるで、へぼ将棋。真っ先に要衝を抑えなければならないのに、目についた駒を取って、ウクライナ側に反抗の時間を与えてしまった。いくらロシアが弱体化したとしても解せません。欧米側へのブラウとして配置した軍、どうせ使わないのであれば張りぼてでもよい、虎の子を配備したくないという軍側の思惑があったのかもしれません。意図せざる開戦により慌てた将官が陣頭に立たざるを得なかったことが将官の損失に繋がったのかもしれません。
だが、プーチンの目的がロシア発祥の聖地とされるキエフの奪還にあるのだとすれば、親ロシア地域の解放という開戦名目、ウクライナの中立、非軍事化という名目の達成では収まらないかもしれません。
もっとも、この開戦名目はお題目。NATOへの加盟は、ウクライナの片思いだし、ロシアを攻撃できるほどの兵器も持っていない。2月24日以前の状態に戻っても、名目は達成できたことになる停戦の落としどころ。
停戦も、欧州側と米国では異なるようです。欧州側の本音としては、例えウクライナの一部をロシアに引き渡したとしても停戦に持ち込みたい。米国は、中国への牽制もあり、少なくともプーチンの失脚までゲームを続けたい、力による現状変更に失敗したという印象を残したいという思いがあるように思えます。
ゼレンスキー大統領は、巧妙で欧州を当事者にしてしまった。停戦後には、ウクライナに残された武器、過激派の扱い、破壊されたインフラの復旧などが問題になりそうです。難民も時が経過すれば、受入国への負担が増大し、差別意識に転換するかもしれません。
アフガンでの失敗を繰り返さないためにも大きな課題です。(渡邉惠さん、2022年4月1日)

――冷戦終了、ソ連とヨーロッパ社会主義圏崩壊、ワルシャワ条約解体のヨーロッパの流れを押しとどめ、逆流させることが政治舞台に登場してからのプーチン大統領の一貫した野望なんでしょうね。だとすればもう少し賢くたちまわらないと。攻撃一辺倒の力業では返し技でコロリ。柔道の達人にしてはお粗末な終盤とはいえそうです。(野口)

 

=世界にとって第2次世界大戦後最大の危機=

いつも興味深くアフガンニュースレターを見ています。
ウクライナ 世界にとって第二次大戦後最大の危機状況ですね。
UNHCR、国境なき医師団、ユニセフ等国際機関を通して寄付を送る程度のことしかできませんが推移を見守っていきます。『ウエッブ・アフガン』の活躍を期待、応援しています。(S.Aさん 2022年4月1日)

――激励ありがとうございます。実質的に日本も銃後の立場に立たされた第3次世界戦争の様相です。ウクライナで、またロシア内で闘っている人びとの勝利を祈りたいと思います。(野口)

 

=守る価値を信じて戦っている人びと=

ロシアのウクライナ侵攻は日本人には否応なしに戦争という現実を突き付けましたね。今まで中東でさんざん起きていたのに日本人は殆ど興味を示さなかったような気がします。難民に対する扱いも人種差別そのものでしょう。
それにしてもウクライナの人々に直ぐに降伏しろなどと言う連中がいますが呆れたものです。日本が攻められたら直ぐに無条件降伏して明け渡すのですかね。そう主張したい人はそれが現実になったら直ちに逃げることですね。太平洋を横断できるような大きなヨットでもお買いになったらいかがですかと言いたいですね。こういう発言はウクライナ人に対する侮辱以外の何物でもありません。「ウクライナなど守る価値もない国だ」と思えと言っているのと同じですからね。(Y.Mさん、2022年3月30日)

――まったく同感です。
次の発言を発見したので、『ウエッブ・アフガン』に載せておきました。
今度の事件は人間をテストするリトマス試験紙の役割も果たしていると思います。
https://afghan.caravan.net/studies/
★ 「ウクライナは早く降伏するべき」そうした主張は日本の国益を損ねるトンデモ言説である
「国際法」を守ることは、日本の国益を守ることになる
篠田英朗 2022年3月28日 PRESIDENT online(野口)

読みました。著者の言うことはよく分かりました。しかし、恐らくウクライナは降参すべきだという人の説得材料にはならないような気がします。彼らの発想の原点は市民が死ぬのは悪だ、国家は人の命に替えても守るべき程のものではないという感情的なところにあると思います。むしろ、ウクライナ国民を侮辱する気かという言い方のほうが説得力を持ちそうな気がします。
それにしても日本とはそんなに価値のない国なのですかね。かつて故野坂昭如が同じことを言っていましたが、何を言っているのだと思いましたが、結構そう考えている人がいるのだと思いガッカリしているところです。まあ年寄りですから、戦争になっても前線では何も出来ないかもしれませんが、後方支援なら少しは出来そうな気がします。戦争が起きないことが第1ですが、本当にそれで良いのか考えなければいけないという現実を突き付けられたのですから。(Y.Mさん、2022年3月31日)

――たしか学生時代に一世を風靡した寺山修司の名言に「身捨つるほどの祖国はありや」という言葉があって「国家と自分」について考えましたね。親の世代の戦争体験、高校時代のベトナム戦争、学生運動という流れで人生を送ってきたものとしては、いつもそれを考えてきました。ウクライナ問題というのは否応もなく台湾問題=日本人に自分の国、というものを突き付けますから、本音が出てくるでしょうね。橋下徹やテリー伊藤が「降伏すべし」と最初に唱えたのには驚きました。それが日本での大衆意識、ポピュリズムの現れ方なのでしょうか。いずれにしろ、考えなければ、と思うテーマであることは間違いありません。(野口)

日本人が日本について守るべき国ではないというのは自由ですが、ウクライナ人にお前の国は守る価値がないというのは明らかに侮辱だと思います。
それにしても寺山は日本が攻められたら真っ先に逃げ出すのですかね。
寺山氏の云いたかったことは、日本がもっと守るに値するような国になって欲しいと言うことだったのでしょうが、これからもそれ程変わるとは思えません。そうであれば戦争が始まったら真っ先に逃げるしかないという事になりませんか。今でも中東の状況やウクライナの状況を見ていると、日本に生まれて良かったなと感じます。理想的な国など出来ないでしょうから、少しずつ良くするような努力を続けることが必要だと言うことなのでしょうね。(Y.Mさん、2022年4月1日)

――身を捨てても守るに足る国にしたいものです。(野口)

 

=ソ連を罠にはめる話、まるでスパイ映画=

こんばんは! ニュースレター、ありがとうございます。色々、忙しくしていてNo.21も読んでいない内に No.22が届きました。急ぎNo.21を目を通した次第です。
罠にはまったプーチンとロシアのウクライナ侵攻が始まった時に、野口さんが呟いていらっしゃいましたが、No.21に書かれているブレジンスキー大統領補佐官による8年間の裏工作の話はスパイ映画を観ているようで正直、面白いと言ったら 罪になりそうですが、興味深かったです。不思議なのは、プーチンはKGB出身ですよね? そんなスパイもどきの作戦は当然、推測もするだろうし、自分も計画立案していただろうし、まんまと罠に嵌るプーチンが変に感じました。
それから下の方の記事にモスクワのデパートの写真が載ってましたが、 あのデパートには3年前くらいに行ってます。だから、中の閑散とした風景を見てショックですね。私が行った時はデパートらしい華やかさがありましたよ。 ロシアも美しい国ですのに・・・。
テレビのニュースもワイドショーもほぼウクライナ一色で アフガニスタンの事はまるで無関心ですね。タリバンが政権に復帰した時はもう以前の保守的なタリバンではないとの評判も新聞には書かれてましたのに、今は何も報道されないですね。こういう風に無関心にさせられるのが怖くて。金正恩はミサイルを何度も飛ばしてくるのですね。忘れられるのが何より怖い将軍です。
簡単な感想で失礼いたします。(M.Iさん、2022年3月29日)

――国際的で歴史に残るような大事件も裏で秘密の工作があるんですね。歴史は夜つくられると言いますが、スパイもかなり作ってるようです。人の命を何とも思っていない連中が執務室から人殺しの指令を発しています。ゼレンスキー大統領が信頼されるのは周りが心配しても殺されるのを覚悟で先頭に立って奮闘しているからでしょう。政策が正しいか妥当かはもちろん大事ですが、指導者はその前に問われるものがあるんですね。とにかく庶民感覚としても、誰がなんと言おうと先に手を出したものが悪いんですから、泥棒にも三分の理なんていわずに、ここは必ずウクライナを勝たせないと国際秩序が崩壊してしまいます。祈りましょう。(野口)

 

=『ウエッブ・アフガン』に感謝=

アフガンニュースレター、ありがとうございます。ロシア軍のウクライナ侵攻で、世界の目は一挙にウクライナに向かい、厳しい環境の中で飢餓などありとあらゆる苦難にあえぐアフガニスタンの人々への援助が後回しになっているのではと心配しています。
少し話題は変りますが、二つほど、いや、三つかな、読者の皆さんに報告させて頂きます:
1.方正友好交流の会
ウェッブ・アフガンに掲載された同会の大類会長から依頼され、同会の会報誌へ一つの記事を送りました。三重県熊野市にある英国人墓地のことと中国黒竜江省にある日本人公墓とザメンホフの「人類人主義」について2800字書きました。近く発刊の予定です。『ウエッブ・アフガン』さんに結んで頂いたご縁でした。
2.平和の木
3月21日にアイルランドで放送された番組に私と日英蘭三つの潜水艦家族が平和を願い植樹した三本の木の話が12分間に纏められています。下記のリンクで後23日間はいつでも誰でも自由に観れます。Part Oneは12分間のアイルランドでの植樹運動の話で、後半12分のPart Twoが私達の話です。
https://www.rte.ie/player/series/nationwide/SI0000001172?epguid=IH000412791
3.ハートでリスニング
こちら地元の無料月刊紙に今月出た記事ですが、ひょっとしたらこの話、以前にお話しましたかね? 重複していたら、すみません。添付の文書です。(文書pdfはここをクリック
最後に、皆さんの頑張りに負けないよう、私も出来る限り、シコシコ努力を続けたいと思います。(鶴亀彰さん、2022年3月28日)

――鶴亀さん、近況報告、ありがとうございました。『ウエッブ・アフガン』が機縁になって方正友好交流の会との交流が生まれたとのこと、嬉しいお知らせでした。ザメンホフのエスペラントの話も興味があります。ウクライナの記事を書くので調べておりましたら旧ソ連圏を金融面で崩壊させた(といわれている)ジョージ・ソロスはウクライナにも財団をつくっていました。しかもハンガリー系ユダヤ人の彼は親の影響で生まれた時からエスペラントを学び母語がエスペラントだったそうです。しかも無神論者。コスモポリタンを目指して一時エスペラントを学んだものとしてソロスの評価を考え直す必要があるのか、と思ってしまいました。「ハートでリスニング」の記事でも触れられていますが「日英蘭奇跡の出会い」を報道した「平和の木」も良かったです。英語の字幕が速すぎて難儀しましたけど(笑)。(野口)

※編集部より読者の皆さんへのご紹介:鶴亀さんが触れられている「日英蘭三つの潜水艦家族」の話とは、第2次世界大戦中、鶴亀さんのお父上がイ号潜水艦の機関長として乗務する潜水艦がオランダの潜水艦を撃沈し、次にイギリスの潜水艦がそのイ号潜水艦を撃沈した事件をめぐる奇跡の実話です。二潜水艦の犠牲者と生き残っていた本来なら仇のイギリス船船長の三家族が数十年後に出会い、和解します。感動的なこの話は『日英蘭奇跡の出会い』として学習研究社から出版されています。詳細はここをご覧ください。→ http://www.tsurukame-book.net/

 

=独裁政治は危うい=

世界は今、「非常事態宣言」を出してもおかしくないような危険な状態にあります。一人の独裁的な大統領が国家を牛耳る危うさと限界を感じます。國際ネットを遮断し、罰則を強め、言論統制をして国民の目と耳を塞げば、自分の思い通りに何でもできるとプーチンは思っているようです。かつての日本の軍部と同じく、国民の耳に届くのは自国に都合の良い大本営発表ばかりになるでしょう。これが専制国家の恐ろしさです。
こうなると、主権在民で国民が国家のトップを決める民主主義の有難さが分かります。中国も、北朝鮮も、アフガンも、ミャンマーも、全て国民は蚊帳の外です。トップの独断で政治が行われている点ではロシアと同じです。こうなると、地球上に民主主義国家を増やしていくことが、戦争を減らす最善の方法だということになります。国民には良識があると信じられるからです。しかし、そんなことは「希望的観測」に過ぎず、「誇大妄想」だと言われてしまえばそれまでですが。
ところで、ロシアとウクライナ両国に関係が深いトルコが仲裁に入ろうとしていますが、果たして効果はあるのでしょうか。関心を持って見ています。(中楯健二さん、2022年3月28日)

――まったくその通りですね。民主主義は時間とコストがかかるが、誤りを最小にすることができる、と歴史が証明していると信じます。学生時代、「ポツダム民主主義ナンセンス」と称する全共闘という思想が蔓延しました・これもまさに危うさを体現しました。ただし、ナチスが権力をとったのも民主主義体制下でした。形式化した制度の危険性、決して多数ではなかったナチスがさまざまな手段を弄して「形式民主主義を利用」して権力の座につき独裁権力を握った事実を忘れてはならないと思います。プーチンだって形の上では選挙で選ばれた大統領ですものね。そういえば、中国も北朝鮮も「人民民主主義」。昔はプロレタリア独裁の革命理論にもとづいて「プロレタリア民主主義」というものもありました。言葉の持つ力といいかげんさを感じます。(野口)

そうは言っても、ロシアの選挙は全て管理されたものです。国民の自由意志を表すものではありません。名ばかりの「民主制」は、お前には自由がないと言っているのと同じことです。甘柿といって渋柿を食わせるようなもので、食べれば顔が引きつります。オブラートに包まれた言葉には毒が含まれていることが多々あります。褒め殺しということもある。専制国家のトップの言葉には裏があると考えて間違いはありません。信じたら大怪我のもとです。ビッグブラザーも日本のビッグボス・新庄のように単純明快であれば可愛いものです。見た目通りで裏を読む必要がないから楽です。(中楯健二さん、2022年3月30日)

 

=「女性の教育」が最も重要=

SDGsが様々な事象で叫ばれているが、私は、「女性の教育」が最も重要ではないかと考えている。大学に在籍しているときもこの点を授業で年に2回ほど行った。学歴イコール人の上に、ではないのである。
子供への教育、社会への教育など、社会の平穏、安定に極めて重要ではないかと思うのです。
アフガンでも、中東でも、アフリカでもこの問題は重要です。(匿名さん、2022年3月15日)

――むかし、何にもできない赤ん坊を生んで手取り足取り人間にするのは女性だと教わりました。その女性が無学(無知恵)であったらどんな人間ができるか、押して知るべしですね。アフガンの女の子たちは教育を熱望しています。(野口)

 

=トップ記事が「核戦争勃発」になりませんように=

ニュースレター有難うございます。その通りですね。
新聞で言えば、トップ記事が入れ替わってウクライナ問題が一面のトップを飾り、アフガン問題は2面の片隅に追いやられてしまった印象です。
ロシアがウクライナに侵入した口実も、アメリカがイラクを攻撃した口実も非常に似ています。ロシアはウクライナ国内のロシア系住民の保護を口実にし、アメリカは「イラクによる大量破壊兵器の保有」を口実にしました。自国の思い違いで相手を攻めているのだと思います。
今回の記事の中で興味を感じたのは、ウクライナが旧ソ連の一員としてアフガン侵攻に加担し、加害者になっているということです。今の世の中、加害者と被害者は容易に入れ替わります。それは個人の問題として考えても同様なことが言えます。また、ウクライナの女性がロシア兵にヒマワリの種を渡し、ポケットに入れるよう言い寄る写真は衝撃的です。彼女は、その兵士が死ねば、そこから芽が出て地を覆うということを想像したのでしょう。彼女の勇気もさることながら、彼女はその種が平和を生み出すものになってほしいと願ったのだと思います。現代の出来事は一面的や二面的だけでなく、極めて多面的な要素を含んでいるます。その深層を見極めるのは大変難しく、注意を要します。
とにかく、今は新聞のトップ記事が「核戦争勃発」にならないことを切に願います。(中楯健二さん、2022年3月14日)

――「核戦争」をほのめかしての脅迫、空恐ろしい事態です。今日のトップニュースは、ロシア国営テレビでの、女性スタッフの一揆ともいえる「戦争反対」行動でした。女性特集の今号で「女性が変われば世界が変わる」と書きましたが、「女性が世界を変える」との感を深くしました。男が変わらないと世界も変わらないのかもしれません。(野口)

 

=継続こそ力、頑張れ=

アフガン問題はかなりの風化が始まっていましたが、ウクライナへのロシアの侵攻で完全に消えてしまったという印象です。継続こそ力です。続けることが大事ですね。頑張れ頑張れ!!(Y.Mさん、2022年3月14日)

――激励、ありがとうございます。アフガンの友人たちにも励ましの声を伝えます。(野口)

 

=「道連れ殺人」はごめんこうむる=

大変なことになりましたね。「キューバ危機」以来の深刻な出来事です。欧米や日本の制裁措置が有効に働いてくれればと思います。
中国の動きも心配です。甘い対応をすれば、これをチャンスとばかり、台湾侵攻を進める危険性があります。台湾の友人もそれを心配しています。
金融による制裁がどれほど有効なのか分かりませんが、厳しい対応をしなければなりません。ロシアはクリミア併合で味を占めていますからなおさらのことです。プーチンは核の保有を口にして欧米を恫喝していますから、追い込まれると何をするか分からない面があります。彼の精神状態が最近の「道連れ殺人者」のような心境になって、核のボタンを押せば地球は終わりです。
幸い、ロシア国内を含め世界各地で「戦争をやめろ」と叫ぶデモが展開されています。経済制裁だけでなく、こうした声の広がりが重要です。地球規模の深刻な問題はコロナで終わりにしてもらいたいものです。(中楯健二さん、2022年3月1日)

――「盗人にも三分の理」といいますが、今回のプーチンの行動には一分の理も見出せません。危険極まりない核ミサイル遊びをやめさせるのは国際的包囲とロシア国民の理性だけですね。(野口)

 

=お互いを慈しむ世界であって欲しい=

強国の論理はいつも同じですね!
暮らしやすい世界を築き上げるには、力の論理でなくお互いを慈しむ世界であって欲しいと思います。
中村哲さんや台湾の烏山頭ダムを造った八田與一さんなどのような、アフガンや台湾の人々のために貢献した人の功績は長く人々に語りつづけられ、親日感が広がり、お互いの国どうし信頼できることにつながると思います。
明治時代、トルコの軍艦エルトゥールル号が帰国する際、紀州沖で台風に遭遇し、転覆した乗組員を串本の漁民が救助した話は、今でもトルコの小学校の教科書に載っており、多くのトルコの人々は日本への敬意と親密な信頼感を持ってくれています。イラン・イラク戦争の折、救援機を出せなかった日本に対して、一日本人商社員の要請で当時のトルコの首相は自国民の救援に用意していた2機の飛行機を日本の避難民に提供してくれました。
飛行機に乗れなかったトルコの人々はトラックで陸路帰国したとのことでしたが、トラックでの避難に変わったことに対して一つも不満が出なかったとのことです。これも小学校で習ったエルトゥールル号の乗組員の救助の話を知っており、日本への恩返しの気持ちだったのではないかと思います。
国民の不満を外に向けるため、ウクライナの同胞を守るという理由でウクライナへの介入という蛮行を許さない世界であってほしいと願っています。(一読者さん、2022年3月1日)

――本来政治は、人びと(国民、民)の暮らしを豊かに、幸せにするものだったのに、本末転倒して権力の維持が目的になってしまったように見えます。逆に、人びとの救済や幸福に直接貢献する行為は、政治や体制の違いをこえて人びとの記憶(歴史)に残ります。それが救いだと思います。(野口)

 

=ウクライナのための祈り=

今回の暴挙(ロシアのウクライナ侵攻)はご指摘の通りですが、何かできることはありませんか?問題はロシア対ウクライナではなく、プーチン対ウクライナです。

ロシア1.5億人の41%はロシア正教徒です。ロシア正教会は旧ソ連に弾圧されましたがソ連解体後は信徒が増加しているようです。また、ロシアのキリスト教徒は47%を占める一大勢力です。
プーチンは戦争に反対する国民を拘束し厳しい情報統制もしていますが、ロシア国民のかなりは戦争反対ではないかと思料します。

参考までに、ウクライナのための祈りを添付します。

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ウクライナのための祈り(2022/02/27 主日礼拝)

ああ、神よ、
私たちは呻(うめ)いています。
この苦しみ、この痛み、この失意を、言葉にできません。
ウクライナの人々が、命を守るために、家をあとにしています。
思い出と文化と歴史が詰まった街が、破壊されつつあります。

使徒パウロは、ローマの信徒への手紙を通して告げています。
言葉にできないほど深くにある思いを、聖霊が、呻きをもって執り成してくださる、と。
それゆえ、私たちもまた呻きます。

私たちが呻くとき、私たちすべてが同じ空気を呼吸していることを、思い出させてください。
ひとりが受けている衝撃は、私たちすべてが受けている衝撃であることを、思い出させてください。
あなたが人間の命を重んじておられること、そして、戦争は当然の選択ではないことを、私たちの心に刻みつけてください。

私たちの呻きを、祈りとして受け取ってください。
今日、命を長らえることを不安に思っている、ウクライナのすべての人々のために。
この侵略によって、命を失っていく人々のために。
生き残ることができても、戦争が与える心の傷によって、人生を変えられてしまう人々のために。
命令を疑い、武器を用いることを拒絶するロシア兵のために。

私たちの呻きを、祈りとして受け取ってください。
核兵器が廃絶されるように。
帝国主義と植民地化という罪が終わるように。

私たちの呻きを、祈りとして受け取ってください。
私たちひとりひとりが、真理と平和と連帯に手を引かれながら歩んでいくように。
私たちの呻きを、祈りとして受け取ってください。
ウクライナのために、そして、この世界すべてのために。

呻くことを通して、この身体に満ちる悲しみと恐れが吐き出され、
この身体に勇気と絆が満ちますように。
そうして、ウクライナの人々と共に歩む生活をする備えをし、
この戦争を、そしてあらゆる戦争を終わらせる歩みをなさせてください。
アーメン。

── エミリー・ブルーワー牧師による祈り(米国長老派教会平和会ホームページ)に基づいて

(「WEBアフガン読者より」さん、2022年2月28日)

――祈りの力を届けたいと思います。ウクライナ、世界、そしてアフガニスタンはじめ帝国主義と植民地主義に苦しむすべての人びとに。(野口)

 

=ミサイル、軍資金供与が政治家の仕事ではないはず=

アフガンニュースお送りくださりありがとうございます。
ウクライナ気の毒で見ておれませんね。
ミサイル、軍資金供与ではなく、そもそもこんな事態を招かぬように
手を打つことこそ政治家の仕事なんですが、、。(Y.Yさん、2022年2月28日)

――悲しいことに戦争を遂行するのが政治家の仕事とわきまえている人がいるみたいです。(涙)(野口)。

 

=アフガンに直接支援を届ける方法は?=
いつも内容一杯のニュースレター、ありがとうございます。野口さんと金子さんのアフガニスタンへの強い思いと情熱を感じます。
最近ニューヨークタイムズがアフガニスタンからイランやパキスタンを目指す人々のことを書いていました。冬を迎え、貧困と飢えに襲われている人々、特に幼い子供達の様子に胸が痛みます。何か出来る事は無いのだろうかと思います。クラウドファンディングなどで多くの細かい寄付を集め、そして食料を直接、子供達に届ける方法は無いものでしょうか? 敗戦後の食糧危機でひもじい思いをした世代だけに、飢えの苦しみを思います。(鶴亀さん、2022年2月15日)

――国連から宗教団体やNGO、ボランティア団体、個人まで寄付を募って届ける活動をしている団体はたくさんありますね。でも、公的な性格を帯びるほど相手国の機関を通すことになるのでどこまで対象者に届くのか心配です。本サイトの「便利帳」コーナーに掲載した「支援友好団体」は直接の支援をしているので安心ではないかと思います。(野口)

 

=まるで、「キューバ危機」の再現のよう=

ニュースレター有難うございます。
大量な情報なので読むのが大変ですが、広く深く分析していて大いに参考になります。米国の戦略が「アフガニスタンに中国・ロシアを引き込む。そして新疆ウイグル・台湾問題で中国を叩き、ウクライナ問題でロシアを叩き、経済的軍事的に足元を脅かすようになった中国を蹴落とそうとする」ところにあると書かれていますが、まさにその通りだと思います。
そうしたなか今、ウクライナ情勢は緊迫の度合いを強めています。まるで、「キューバ危機」の再現のようで、ウクライナ問題が戦争への引き金になるのではないかと不安になります。西側に目を向けるウクライナをNATOに引き入れようとする欧米と、そうはさせじとするロシアの綱引きは簡単には収まりそうもありません。「危険な火遊び」が戦争に発展しかねない瀬戸際にあるのを見るとストレスが溜まりますね。「自国を守る意思のなかったアフガニスタンは見捨てたが、自国を守る意欲を見せているウクライナは見捨てない」と米国の深層心理を言い当てている言葉が印象的です。
ノルウェーがタリバン幹部を自国に招待したというニュースは知りませんでした。タリバンは包括的政府の樹立を求められていますが、彼らにはそのような気は一切ないようです。人道支援を御旗に国際社会の協力を仰ぐのみでは、自立した統治システムは望むべくもありません。
アフガンの問題が、ウクライナや台湾、新疆ウイグル自治区などの問題に関連しているということが分かりました。世界はますます欧米対中国・ロシア間の覇権争いの様相を強めています。その対立が続けば世界は絶えず不安定な状況に置かれます。この背景には、米国の自信喪失の実体があります。米国はかつては世界の警察官として良いも悪いも世界に対する責任を果たしていました。しかし、今の米国にはその余裕は全くなく、ただひたすら自国中心の利害に走って世界を混乱に陥れています。仲介する国も機関もありません。国連の安保理も機能していません。にっちもさっちもいかない袋小路に世界が追い込まれているところに最大の問題があります。情報有難うございました。(中楯健二さん、2022年2月16日)

――国際情勢はわれわれの手の届かないところで動いていきますが、何よりも実際の生活に大きな影響を与えます。虚無感に陥らず、また、他人事だ、手が届かない事件だと等閑視せず、何が真実なのかを自分の眼でみて考える習慣をつけることが世の中の動きを変えていく力につながると信じて毎日を過ごしたいと思います。(野口)

 

 NHK: アフガンから脱出した家族の物語 

知人が最近NHKで放送された下記の映像を送ってきて呉れました。
アフガニスタンを脱出した家族の物語です。すでにご存じかと思
いますが、念のため、お送りさせて頂きます。

“僕たち家族は国を追われた” アフガニスタンから日本へ 退避の記録
(↑ クリックしてご覧ください)

国の枠を越えて人間同士が助け合い共に働く時代です。私の最近
のモットーはBeyond Nationalism Into Humanismです。この家族3人
を守れない日本であってはいけません。(鶴亀彰さん、2022年2月15日)

――日本への避難希望者は800人を超え、実現した避難者も300人に達したそうです。コンソーシアムが作られこれらの人びとへの生活支援がなされています。https://pathways-j.org/archives/1506 (野口)

 

 インドから見たアフガン情勢

アフガン市民の厳しい生活が思いやられます。
ご存知かも知れませんが、
日印協会発行の『現代インド・フォーラム2022年冬季号 No.52』号の特集が 「アフガンの動向」です。
https://www.japan-india.com/forum/3a86f798a47124985d0ddeec5703857ee4576971
大学研究者の寄稿です(Nさん、2022年2月05日)

――貴重な情報、ありがとうございました。中央アジア情勢をふまえインド・パキスタン・アフガニスタン関係を鳥瞰図的に理解するうえで大変参考になりました。(野口)

 

=国の礎は教育だと思います=

寒中お見舞い申し上げます。 今冬はあまりに寒くて 外へ出る気も起きないですね。
ところで アフガン・ニュースレターを送って下さり、ありがとうございます。
今、少し目を通して 即座に脳をよぎったことを軽く書きますね。
まず、アフガニスタンのニュースは新型コロナ禍で消され、このニュースレターでしか現状が分からないです。
地震の被害があったようですが、かの国に地震が起きる事すら 考えてもいなかったですね。
聴いて、真っ先に野口様ともご一緒したイラン旅行の際の博物館で地震に依って生き埋めになった岩塩採掘者らしき人のミイラを懐かしく思い出しました。ヨルダンも地震が多いと聞いたことがあります。 トルコも地震が多いですよね。イランからアフガニスタンにかけて 地震帯でもあるのだろうかと思いましたね。
それから楽器を壊しているアフガン人の男性の動画を観まして、感じたことはかの国は戦争が多くて満足に学校へ行くことが出来ていない人達は文盲ではないか?と・・・・
それだと、コーランに書いてあることも読めないし、正しい情報を得ていないですよね。アフガニスタンの文盲率はどのくらいでしょうか? 女性に多いのは理解できますが・・。
まずは国の礎は教育だと思います。アフガニスタンも貧しくても 早く落ち着いた国になって男女とも教育を十分に受けることが出来るようになったら いずれ変わっていくのではないかと極、当たり前のことを考えました。
映画「カブールの孤児院」も機会があれば見てみたいです。(池上眞理子さん、2022年1月25日)

――イランの塩漬けマン、可哀そうでしたが実はあの地域は地震が多いんですよね。ユーラシア大陸を構成するいくつかのプレートがぶつかる地でもあるんですね。トルコ・イタリアへと続いているようです。
アフガンの識字率はきわめて低く、僕が最初に行った40年前頃は女性で読み書きできるのは数パーセントと言われていました。たが、欧米支配の20年で若干上昇しています。2005年の国連の「アフガニスタンMDGレポート2005」によれば、「15歳以上の識字率は34%(男性50%、女性18%、)で、世界的にみて低い数値であり、男女の格差も他国と比べて非常に大きい。また、人口の74%が住む地方部においては、男性の約63%、女性では約90%が読み書きできず、地方格差も大きな問題」(https://www.jica.go.jp/project/afghanistan/004/outline/index.html)とされています。
ターリバーンは神学生という意味ですが、コラーンの暗唱が中心で普通の教育はほとんど受けていないはずです。
イランは、女子の大学就学率は男子より多いですよね。おなじイスラーム国でおなじペルシャ圏ですが、とんでもない差がつきました。
パシュトゥーン族は進歩から取り残された最後の部族(アフリカ除く)といえるのではないでしょうか。「文明開化」を阻んでいるのはイスラームだけが原因ではないですね。女性の頑張りに期待するしかないです。
ともあれ、アフガニスタンの国づくりは長期戦です。今後とも忘れず見つめ続けてください。とにかく、忘れられ見捨てられるのがもっとも悲しいことですから。(野口)

 

=命の尊さを普通に感じることの大切さ=

いつも情報ありがとうございます。私の知識は乏しいのですが、質問させてください。
ターリバーンとはイスラム教の教えとは少し違うやり方をしていると思います。最初は宗教の問題だと認識していました。ですが、宗教とかの問題ではなく、単なるテロリストなんだと今は私は思っています。この方達は、教育という面で乏しいためにこの行為を行なってしまうのが最大の理由だと思います。ですから私は教育とは、差別なく行うことが平和への道だとも思います。
質問ですが、この方達を平和への道へと導ける方法はあるのでしょうか?
話し合いや交渉の余地はあるのでしょうか?
女性達や子供達に未来を描くことはできるのでしょうか?
もともとはシルクロードの途中の繁栄した国だったと思います。
中国もですが、私は歴史の古い国ほど本当に大国だと思います。
繁栄していた時は、きっと女性も尊重された身分だったと思います。
命の尊さとを普通に感じることがき、大事にするというのは考えられないのかと本当聞いてみたいです。(Tさん、2022年1月25日)

――教育の大切さはおっしゃる通りですね。ターリバーンに結集している若者たちも年配者から教育を受けてそのイスラームを信じているわけですよね。だから、教育の中身も彼らが自ら選び取っていかないと変化は生まれません。ターリバーンは今度は2度目の支配的立場に立ったわけですから、その立場を維持したいと思うなら、変わっていかざるを得ないと思います。存在が彼らを教育していきます。だから、民衆が声を上げていくことが大切なのだと思います。アフガニスタンは生存そのものが危機にあります。命を生み出す女性は生存本能がつよいので必ず彼らを変える力を発揮すると期待しています。(野口)

 

=なぜ、人間は戦争をするのか=
ニュースレター有難うございます。タリバンは世界から全く孤立した存在になっているばかりでなく、統治能力もありません。一番の被害は国民、特に女性と子供です。国連からの人道支援はあるものの、どれだけ行き渡っているのかは、外部からは分かりません。なぜ、人間は戦争をするのかという原初の疑問はいつまで続くのでしょうか。(Nさん、2022年1月25日)

――全く同感です。
最近は「戦争をするのが人間なのだ」と思うようになりました。動植物の争いは自然法則で平衡状態が作り出されておのずと共生共存条件が定まるようですが、人間は相手を皆殺し、ある場合は共滅する武器まで作り出したので、自然に任せて平衡状態にたどり着くことができません。人間は理性も獲得しているので、自己制御できるまでに集団理性が成長するのを待つしかないのでしょうか。(野口)

 

=人口の約半分は性が別、活用せねば損=

レポートありがとうございました。大変な国の大変なレポートに考えさせられることばかりです。イスラムの国は私もいくつか行きましたが、陽気なイスラムもいれば親切な人も多かったと思います。日本でもまだジェンダー論が盛んです。私自身はあまり関係なくきましたので、え!まだ😱の感が強いのですが、人口の約半分は性が違うのですから関わりなく活用しないともったいないですよね⁉️ お体に気をつけてご活躍下さい。今年もよろしくお願いします。(J.Kさん、2022年1月17日)

――「天の半分は女性」とは毛沢東の有名な言葉。彼の評価にはいろいろありますが、これは尊重すべき見解ですよね。東アジアは総じて母系社会の色を残しているようです。女性はアダムの骨から作られたというフィクションの文化圏とかなりの違いを感じます。僕は「男は女のできそこない」という生物学的見解にちかいのですが (笑)(野口)。

 

=本初公開映画「カーブルの孤児院」を観て=

昨年末に開催されたペルー映画祭の会場で「カーブルの孤児院」という映画が日本初公開されると記されたチラシを見た。年末の忙しい時だったけれど初公開、ということなので思い切って観に行くことにした。カーブルというのはアフガニスタンという国の首都。今また混乱の時期にあり、旅行者はもちろんジャーナリストにも来てほしくない、そっとしておいてくれという時期にあると思うのは私だけだろうか。アフガニスタンはある意味人気者の辛さを背負った国だ。そういうアフガニスタンの初公開映画が、この時期、東京で上映されたのは本当に気の利いたことだと思った。今後、追加上映の機会があるのかは分からないけれど、アフガニスタンを理解するには必見の映画だと思うのでお勧めする。

監督はイラン生まれのアフガニスタン女性とのこと。映画ではカーブルでいわゆる「ダフ屋」をしていた主人公の少年が孤児院に入れられる。孤児院で少年は仲間を得て一人ではなくなり集団生活を通して成長していく。そしてその保護された穏やかな生活はムジャヒディーンが孤児院にやってきたことにより終わる。映画にはアフガンの人たちに人気だというインド映画の影響を感じさせるシーンがたくさん含まれていて、いままでのアフガニスタン映画とは趣の違う新しさも感じさせる。印象的だなと感じたことはたくさんあったけれど、長くなるのでそのうちの一つをこの場をお借りして記しておきたいと思う。

常日頃、職業に「女性」を付けるのはいかがなものか、と思っていたが、この映画の場合は監督が「女性」であることは記されてもよいかもしれない。主人公が喜びや悲しみの感情を孤児院の仲間たちとの関係のなかで育てていくその描き方には好感が持てる。そして大変な状況でも決して自棄になったりしない楽観もアフガンに相応しいと思う。けれどこの映画の最終場面、孤児院に乗り込んできたムジャヒディーンたちを止めようと一人前に出た職員が画面の真ん中で撃ち殺されるシーン。アフガンの人たちはそのようなことをしたら殺されると知っているから実際にする人はいないと思う。これは演出なのだと分かっていても、ドキッとして映画館のなかで「うわッ!」と声をあげてしまった。つまりアフガニスタンでは簡単に人を銃で殺すという狂気がまだまだたくさんあるということ。その女性監督の伝えたかったことはそこに集約されていたのではないかと思う。映画館のある街が偶々若者の町だったから、外に出てその賑わいに救われたけれど、正直言うととても重い映画を観てしまったなあと私は思っていた。何に対してか分からないけれど、思わず祈りたくなった。アフガニスタンの平和を祈っている。(m.oさん、2022年1月13日)

 

=これはアフガニスタンの風景か!=

読者のKさんから年賀状をいただきました。オリジナルの版画だとのことでしたが、水彩画のようで版画にはみえず、カラフルで美しいものでした。他のも観たいと所望したところ、数点送っていただきました。するとまるでアフガニスタンの風景のように見えました。Kさんの了解を得たのでご紹介します。元のモデルがどこか、おわかりでしょうか?

まるでパンジシール渓谷のよう。

カーブル川の畔に立つシャード・シャムシラモスク(左側)?

ヒーンズークシュを臨む田園地帯?

 

 

=心にアフガニスタンへの気持ちを待ち続けましょう=

いつもアフガンニュースレターをお送りいただきありがとうございます。
今年はアフガニスタンと人々に、とって大変な年でしたが、来年はよりよき一年となりますようにと祈るばかりです。
野口さん始め、心にアフガニスタンへの気持ちを待ち続けること、できることをやっていくこと、それが必ず人々を励ます力になると信じています。
私もささやかですが力を尽くしたいと思っています。
これからもお力添えをよろしくお願いします。
良い年末年始をお過ごしください。
(長倉洋海さん、2021年12月28日)

 

米中の対立はどっちもどっち

「『視点』アフガンのつぎ、西はウクライナ、東は台湾」、読みました。
米中の対立はどっちもどっちですね。
中国の専制主義を支持はできませんが、その価値観はアメリカの民主主義は価値観とは異なっていることは確かです。一方の価値観が絶対的に善で他方の価値観が悪と決めつける論理的根拠はありませんから、経済制裁という文言には違和感を感じますね。市場経済においてはアメリカが専制君主になっているつもりのようです。
国内経済の土壌が痩せて収穫が上がらなくなったからといって国内の土壌改良をせずに経済的土壌な肥沃なところで稼ごうとするのは焼畑経済と呼ばなければなりませんね。
中国で稼ぎやすいように中国を変えようとするのは筋違いで、国内経済の土壌改良を行うのが先だろうと思います。
日本にも通じる話ですが。
中国のリスクが外部コストになっているなら、中国と取引する国内企業に外部コスト課税(ピグー税)を課すべきです。米国企業が中国で稼いだ結果、中国が軍事強国化して、そのためにかさむ国防費を国民全体が負担することになっているという現実に国民は気づくべきですね。
中国との輸出入全取引に課税すれば保護貿易とは言えないからWTO違反にはならないだろうと勝手に思っています。
ピグー税の導入は軍事的衝突を避けるために必要性を感じています。デカップリングではなくルーズカップリングですね。
喧嘩の絶えない夫婦は、離婚する前に別居するとお互いの不寛容が和らぐようなものですね。
(Tさん、2021年12月13日)

 

「連邦制」の話、面白く読みました

「読みどころ」にあった「連邦制」の話を面白く読みました。広い国土と色んな民族の中で一つの国に纏め上げるのは難しいのかも知れませんね。その昔、徳川幕府は完全なる中央集権ではなく、多くの藩の一定の自由を認めていましたね。群雄割拠のアフガニスタンも5つくらいの州が連邦政府を築く感じでしょうか?(A.Kさん、2021年09月24日)

――日本の歴史の発展段階とアナロジーすると戦国時代に近い気がします。島国と広大な開かれたユーラシアの山岳領域という違いはありますが、民族、部族、氏族が命と利害をかけて争奪戦をしているところに、近代を掲げた異教徒が介入して痛い目にあっている図式に見えます。アフガニスタンでは中央集権化の難しさを踏まえた連邦制の案もあれば、それもあきらめた分国化案もあるようです。しかし、アフガン領内では民族部族の混住が進みパキスタン領内ではパシュトゥーン族の自治領が存在するという複雑さを抱えているのでどの案も決定打を欠いているようです。民族部族と国家間の利害対立、過去と未来の相克。当分の間目を離せません。(野口)
※「連邦制の話」は[ここをクリックして]ご覧ください。

 

=国家を形成する難しさを痛感=

アフガン情報を頂いて強く感じることは、多民族国家の在り方、多宗教国家の在り方についてです。国家を形成する難しさを痛感します。
アジアへの日本の中小企業の進出のサボーをしてきた程度でも、日本人の理解の仕方は異常です。
「後進国の問題」などではなく、たとえば、旧ユーゴスラビアの分裂抗争、世界の何処にでも起こっている紛争であり、解決の仕方も一つではない複雑さ、その視点で今回のアフガン問題も読み取る必要があるように思います。
これから先の世界の仕組みは、現在の国の仕組みがどの様に変革しなければいけないのか、アフガンはその試金石つまり先駆けとして、世界にアピールする立場とも言えます。
混在する情報を拝読しながら、他人事の様に受け止められるかも知れませんが、深刻に考えさせられております。
日本国内のコップの中の争いには辟易しております。(網和久さん、2021年09月21日)

――全く同感です。
日本でも道州制の議論が高まった時期がありましたがいつの間にかたち消えになり東京1極、明治以来の超中央集権化。地方の独自色も薄れつまらない国になるなぁと嘆いていたらついに中央が腐ってしまいました。
アフガンは過去と未来が激しくせめぎあっており人間の欲得が素の形で現れ、中央が全体をまとめることができません。そもそも中央が作れません。日本の対極のようです。
中国恒大の破綻が取りざたされています。土地転がし経済が行き詰まり中国はどうなるのでしょうか。習氏は一層の集中化/強権化で乗り切ろうとしていますが果たしてうまくいくのか。ソ連は解体再編しました。アメリカは二極化が進行中。
日本はアメリカの傘の下の島国で太平天国を満喫してきましたが独り立ちできずに30年。世界と直につながるネット社会の到来。「人民大衆」もうかうかしてるわけにいかないでしょう。(野口)

 

=終戦直後の我が国も同じ様な状況を経験したはず=

野口さん、ご無沙汰しております。
貴重な情報ありがとうございます。
なんということ。なんという状態。
終戦直後の我が国も同じ様な状況を経験したはず。
今回の情報を知らずに軽薄に歴史を語れないと感じました。
これまでどれだけこの様な事を経験して人が生きてきたのか考えると、いかにすさまじい状況を人は生きてきたのか想像すると絶句してしまいます。
ありがとうございます。(阿蘓 政志さん、2021年09月16日)

――アフガンが他人事でないことがよくわかります。鞭と銃剣でしごかれて従わされるのと、真綿で首をしめつけられて忖度を強制させられるのとどちらがいいか。の差でしょうか。どちらもいやですけど。(野口)

 

=アフガンの方が希望を感じます=

野口オリジナルのアフガン情報、素晴らしい説得力です。
今週の赤旗日曜版に宮田律氏が解説しておりますが、パキスタンのパの字も出てきません。
野口氏の記事を読んでいると、”革命前夜の暗闇”を彷彿させるものがあります。
60年安保反対の6月に、安保成立に涙して日比谷公園で敗北集会を開いた時のことを思い出しました
日本の政治の貧困を目の当たりにしているとアフガンの方が希望を感じます。(網和久さん、2021年09月13日)

――宮田律氏の記事は私も拝見しました。「パの字」もでないのは、編集部の意図ではないでしょうか。宮田氏は早くからパキスタンだけでなく中東など外国のイスラム過激派の関与を積極的に明らかにされてきた論客です。(本サイトの「研究/批評/提言」コーナーの〝『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』宮田律 2019年 平凡社刊〟をご覧ください)。日本共産党はソ連が支援したアフガン四月革命を糾弾しつぶす活動をしました。9.11後のアメリカ主導のアフガンにもアメリカやNATOを批判するだけでなにもしなかったはずです。しかしソ連進駐&PDPA時の約13年+米侵攻時の20年、曲がりなりにもアフガンでは女性解放や教育や社会改革の努力がなされました。それに反対したのはイスラム過激派(と日本共産党)。彼らはアフガンに住む人々の生活(医療や教育や農業や社会改革)改善や飢餓からの生存を考え救援したことがあったのでしょうか。「万国改革主義(あえて革命とは言いませんが)」の立場を捨ててただ評論し我田引水し自分たちの主義主張の合理化の材料に使っただけではないでしょうか。中村医師の仕事を持ち上げるのはまったくかまいませんが、慈善事業やチャリティーだけで苦民が救われるのなら政党や革命運動や社会改革運動はいりません。世界中でアフガン難民が避難先の国民と一緒になってアフガンの民主化や難民支援を闘っているとき、民主革命大好きな人たちは何をやっているのでしょうか。(野口)

 

=ともかく、アフガニスタン人の考えで進めることが必要=

アフガニスタン、私が思いつくのは、高校生の時にアフガニスタンは独立している数少ない国家でした。たしか、20世紀の初めではなかったかと思います。「アユブ・カーン」という君主国ではなかったかなと思います。
陸上の「国家」は大変です。先日のクリミヤ半島も陸続きの悲劇です。私の家内が、ドイツにいたときに数人のポーランランド人とお付き合いをしていました。彼らが曰く「右がソ連、左がドイツ」叶わぬ夢ではありますが、どこかの海に越したい。わかりますね。
それに比べ、フィりピン、インドネシアは大きな島が複数存在し、なかなか思うように行かないものです。しかし、科学・技術ほどではありませんが、国際社会も変化しています。ともかく、アフガニスタン人の考えで進めることが必要と考えております。(Nさん、2021年9月8日)

 

未踏の地、アフガニスタンで政変
〜バーミヤン大仏破壊から20年の今後は〜

「コロナ感染の全国拡大の上に猛暑が戻り、さらにはアフガン情勢の急転と、
世の中は最悪のシナリオ。気が滅入る毎日です。
さてそんなアフガンについて、note に書きました。
下記サイトにアクセスしてみてください。
https://note.com/mahaktyo/n/n2f5f0e13bd1b」(白鳥正夫さん)

――拝見しました。復活したタリバンがアフガニスタンの文化財にたいしてどのような政策を持って対処するのか、注目したいと思います。(野口:白鳥さんの活動へのリンクを「ユーラシア」のページにつくりました。ご参照ください。)

 

=国の礎となる人材教育が欠かせない=

ニュースレター、ありがとうございます。
遠回りかもしれませんが、アフガニスタンのことは、外部の者が干渉するのを控え、その地に住む者に任せるしかないのかもしれませんね。善意で手を差し伸べようとしても、アラビアのローレンスになりかねない。トルコ共和国が、トルコ人とは何者なのかを定義し、国の範囲を自らの手で勝ち取ったように。パキスタンやISが絡んでいるのは厄介ですが、アフガニスタン人とは誰かの合意形成を待たねばならないような気がします。その上で、ロールモデルとなる国家を選び、国の礎となる人材教育が欠かせないと思います。(渡邉惠さん、2021年09月07日)
――「アフガニスタンのことは、その地に住む者に任せるしかない」。まことにそう思います。どういう解決策を見つけ出すのか、血や汗が流れるのでしょうが、見守るしかないと痛感します。(野口)

 

=世界は太陽信仰に戻ればいい=

「 グレートゲームという東西ローマ帝国の子孫たちの植民地覇権主義の結果ですね。中央アジアでは1881年1月のギョクテペ要塞でのテケ部族殺戮でロシアの中央アジア覇権は完了、アフガニスタンを分割したデュアランドラインが、今の中央アジアの不幸の結節点。
アフガニスタンの難民支援は、イギリスはじめ介入し続けた欧米各国が第一義的に対応するべきでしょう。若いタリバンの指導者たちが少し模索的な対応をしているのは要ウオッチです。

中共の世界人類運命共同体と一帯一路は第五の植民地覇権主義の宣言、日本も大東亜共栄圏といったこともあります。大アジア主義は、勝海舟や西郷隆盛にさかのぼり、もともと欧米の植民地帝国に抵抗するためでした。宮崎滔天、頭山満、犬養毅らが孫文や毛沢東の漢民族復興に傾いた似非アジア主義に惑わされて支援したが、漢民族復興のためならとロシアやコミンテルンを引き入れ、ルーズベルトらが蒋介石を見限って中共を支援して今日の元を築いたために、イスラム原理主義と中共が手をつなぐことになったという大きな背景にあると見えます。

イスラムも、宗教覇権で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などアブラハムの宗教形成に影響を与えたゾロアスター教を信奉したササン朝やソグディアナのソグド人集落を滅ぼす過程で、東方へ逃げたソグド人、パミール山中に逃げたソグド人、もあった中で、大勢やむなしと、8世紀の前半に中央アジアの領主サーマーン(サーマーン・フダー)がゾロアスター教からイスラムに改宗したことで、ソグド人はタジクと呼ばれ今日に至っています。9世紀から10世に、今のアフガニスタンを含めイラクからインド中央アジアのすべてを領域とするサーマーン朝を形成し、カラハン朝を含めトルコ系の人々をイスラム化し受け入れたことが現代のトルキスタン形成にいたるアジア史の転換点となりました。

元々、北方草原にいた牧畜民が南下したことで、メソポタミア文明、インダス文明が崩壊し、インドのバラモン教、ヒンズー教の差別体制ができます。遊牧民の男性結社の中から生まれた、女性差別のイデオロギーだと考えています。アフガニスタンからイラン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタンにひろがるホラーサーンが、アフラマズダが主神にされる前の太陽信仰の拠点でした。

私は、世界は太陽信仰に戻ればいいと思います。少しでも男性結社の信仰を緩めるために。大野遼の早朝の寝言でした。」(大野遼さん、2021年09月05日)

――大野さんはシルクロードを理解するには必携の書『秘められたシルクロード タジクの黄金遺宝』の出版に向け奔走されています。注文はまだ間に合いそうです。詳細は当ウエッブの「ユーラシア」のページ、または直接大野さんのページ「NPOユーラシアンクラブ」をご覧ください。)

 

前とは違ったターリバーン政権になることを祈る

アフガニスタンから、その昔ソ連が出て行ったことも、今回アメリカが出て行ったことも、基本的にはアフガニスタン国民の平和確保にはいいことでしょう。もっとも、アフガニスタンは多民族国家ですから、この先、内戦が頻発し、周辺国が裏で支援し、より悲惨な状態になるかもしれませんが。そこのところは、前とは違ったターリバーン政権になることを祈るしかないでしょうね。

で、日本の為すべき役割とは何でしょう。
アフガニスタン国民が望むものは、何といっても「おまんまが食える」ことに尽きましょう。そのためには、欧米が行うような食糧支援ではなくて、農業基盤整備、雨の少ないアフガニスタンでは特に灌漑用水路整備ではないでしょうか。
これは、「ペシャワール会」代表の亡き中村哲医師の受け売りですが、中村哲医師は当初は医療支援でアフガニスタンに入られたものの、現地の状況を見て、農業基盤整備に重点を移されました。
中村哲医師は残念ながら2019年12月に殺されてしまいましたが、ペシャワール会の活動は引き続き活発に行われているようです。しかしながら、今回の事件により、ペシャワール会の活動も中断せざるを得なくなり、再開の目途は立っていないようです。
最新の情報は次のとおり。
ペシャワール会会長/PMS総院長 村上優 アフガニスタンの現状とPMSの今
http://www.peshawar-pms.com/topics/20210825.html
一刻も早く事業が再開されることを祈りつつ、小生、毎年年末に幾ばくかの寄付をペシャワール会にしているのですが、今般、臨時寄付をすることとした次第です。(三宅和豊さん、2021年09月03日)

 

いつまで続くのかアフガンの悲劇

「まずはコロナ禍、残暑お見舞い申し上げます。それにしてもコロナは手強いですね。東京の感染拡大が関西にも波及し、深刻な事態です。ワクチン接種を終えられたと思いますが、当分厳戒ですね。
随分ご無沙汰しておりますが、お変わりなくお過ごしのこと何よりです。アフガンの件は、アメリカの撤退が進む中、内戦が激化、タリバーンの侵攻が進み、こちらも深刻な事態ですね。どこまで、いつまで続くのかアフガンの悲劇に心いためます。平和の祭典が強行され、それなりに感動をもたらせましたが、その裏で、戦乱はやみません。人類の愚かさに絶望的にさえなります。」(白鳥正夫さん、2021年09月03日)

――こころ痛む2021年の夏。われわれにできることはアフガニスタンのこころある人々の営為に声援を送ことぐらいしかできませんが、挫けず絶望せずアフガニスタンを忘れず見守り続けたいと思います。(野口:白鳥さんの活動へのリンクを「ユーラシア」のページにつくりました。ご参照ください。)

 

=関係諸国に働きかけられないか?=

アフガニスタン・サイト、お送りいただきありがとうございます。大変なご労作で、野口さんのアフガニスタンへの想いの深さに圧倒されました。同時にタリバンが席巻するだろう今後を考えると、暗たんたる思いがします。国の将来を決めるのは民衆自身であるにしても、古くから外国勢力のせめぎ合いの場であるアフガニスタンの場合、外からの入力がキーファクターでしょう。当面、タリバンへの武器売却ルートつぶし、パキスタンの日和見的な対パシュトン政策の是正を、日本政府は関係諸国に働きかけられないだろうか。(H.I.さん)

――日本は民間のボランティア活動だけでなく、難民問題や武器廃棄・ゲリラ兵の就業支援、国連平和事業、地雷除去などで相当の資金や労力をつぎこんでいるのですが、日本国民に知られていると言えないのが残念ですね。タリバンは武器をパキスタン内で調達(というかパキスタンISIから供与されている)しているからパキスタン政府をどうにかしないと難しいんじゃないでしょうかね。(野口)

 

=アフガンは世界の過去か未来か=

「アフガニスタンを見るとき、近代の国家観という視点は捨てた方が良いのではと感じています。同様の視点は、バルカン半島にも言えると思います。両者の共通点は、交易路であると同時に外部勢力の押し合いの場であったこと。同時に、地勢が山岳地帯であり、住民の交流に制約があったことなどがあります。つまり、外部勢力が一地域を制圧したとしても、全土を平定するには至らない。逆に、住民が一体となって対抗するにも至らない。力尽くで押さえ込む事は出来ない、ということ。
オスマン帝国とハプスブルクは、両者ともバルカンでの住民の多様性を認め、統治すれども支配せずという知恵を働かせていたように思います。両者とも第一次大戦で敗戦し、その知恵も消滅してしまったようです。
「バルカンは、ヨーロッパの過去か未来か」という言葉がありますが、「アフガンは、世界の過去か未来か」なのかもしれませんね。」(渡邉恵さん)

――まったくその通りと思います。国民国家論も民族国家論もアフガニスタンでは通用しません。むしろ、封建社会と言っていましたが、イギリスが進出してくる前の部族封建民主主義(日本の寄合の大規模なもの?)で秩序が保たれていた面がありますね。ジルガ。産業革命と植民地・帝国主義・資本主義がこれらを壊していったわけです。最近「銃・病原菌・鉄」を読んでその意を強くしました。ニューギニアなどポリネシアの共同体でもバルカン半島に似たような事態が進行したようですね。今度のコロナがあぶりだしたと思っているのですが、国家論、政府と社会の在り方、全般が問われるようになってきていますね。その意味でも連邦制を追求するアフガニスタンは、道州制が話題になっている日本も他人ごとではないと思います。(野口)

 

=映画『アウトポスト』見ました=

「アフガニスタン問題どういう展開となるか、注目しています。
過日、アフガン戦争の最前線でのアメリカ軍の死闘を描いた映画『アウトポスト』見ました。舞台はアフガニスタンの奥地のすり鉢の底のような地形に設営されたアメリカ軍の最前線の基地。敵軍に囲まれれば敵の砲火の中、米軍はヘリコプターでしか降りることができないような陣地。米軍側はここを数十人の指揮官、兵士で守る。
敵軍は谷間を伝って下りて攻めてくるが、その武器は銃とロケット砲など。谷底で迎え撃つ米軍側の主な武器は銃。映画は両者の戦いをひたすら描き続ける。敵軍を殺しても殺しても、谷の上から後続の兵隊が蟻の如く押し寄せる。
米軍側に死者、負傷者が出てき始め、このままでは持ち堪えられないのではという危機感が強まってきた時、基地の撤退命令が後方の司令部より届き、さらに応援の舞台がヘリで到着、敵を撃退する。映画は終わる。この映画には格段の反戦のメッセージはない。
映画はアフガン戦争をアメリカ側の視点から描いたものであることは間違いないが、ひたすら殺し合う最前線の模様しか描かないことが、かえってこの戦争の無意味さを表現しているように思えた。この戦争の意味を考えさせられる映画でした。猛暑、コロナ事態なを続きそうです。お大事になさってください。」(Yさん)

 

=仏教の慈悲の心を持ってこれに当られますよう=

「野口様のアフガニスタン問題の解決に向けられる決意と努力に感銘をしました。この国の問題の根本にはアフガニスタン人の国民性を向上させることが大切と考えます。国民性とは精神性でもあると思われます。彼らの大部分はイスラム教を信奉していますが、同じイスラム教でもスンニー派とシーア派ではまるで異教徒のような敵がい心を持っていることが不思議です。古い歴史を辿れば、アフガニスタンには仏教が伝来されバーミャンの仏像に見られるように、仏教を篤く信仰していたことが伺えます。仏教は、誰でもが悟れば仏になれることを説いており、敵を作らないことをモットーにしております。この点はキリスト教やイスラム教のような観念的な唯一神の信仰とは根本的な発想の違いがあります。これを物理の世界に例えれば、絶対時空間に基づく古典力学と絶対時空間を否定した相対性理論にも例えられるかと思います。絶対的唯一神は人間の感性には良く合いますが、他宗教との争いも起こし易いと思っています。
アフガニスタンの方々に、仏教の教えを説くことは難しいかもしれませんが、涅槃経には「物心一如」ということが説かれており、物質面・精神面の両面で彼らを支えていくことがそこに少しでも近づけるのではないかと思っています。真言密教の祖である弘法大師は仏教の実践的活動として四国で大規模な灌漑事業を行い、多くの溜池などを造り、民衆の救済を行いましたが、一昨年カブールのテロで殺害された中村医師の活動もそれに例えられるかと思います。野口様も日本人の精神的な宝である仏教の慈悲の心を持ってこれに当られることを祈っております。理論家である私は、理論面・精神面で野口様をお支えできればと考えております。共々真に平和で豊かな世界の実現に向けて精進させて頂きましょう。」(長塚義隆さん)
――寛容と調和の精神をもって努力いたします。(野口)

 

=アフガンには40年前に行こうとしました=

「アフガニスタンには40年前に行こうとしたことがあります。ネパールヒマラヤで冬のエベレスト隊に参加した後、日本に帰る気がしなくて陸路でデリー経由でラホールに入りました。北に向かってアフガンへ行くか迷いましたがロンドンまで抜けようと思ったので鉄道でカラチに行きイランへバスで入ろうとしました。イランイラク紛争のため国境が封鎖され結局ロンドンまで空路。イランを越えてトルコに入る陸路が見つからず、安チケットだとカラチ-イスタンブールもカラチ-ロンドンも同額だったので。この地域、ずっと気になっています。これからも情報を期待しております。」(Yさん)

 

=日本の立ち位置がはっきりしないのが気がかり=

「このところ頻繁にアフガニスタンのことがメディアに取り上げられるたびに、貴兄(注「野口」)のことがまず浮かんできます。やはりいろいろと気遣いされ、手立てを施されているのですね。大いに勉強させていただきます。
貴兄と同様に思い出される人がいます。50年ほど前に青少年の国際交流事業にともに参加し、エチオピアの発展に貢献した友人です。2度のマラリアにかかりながらも青年協力隊やODAのメンバーとして半生を捧げました。その国も今では内戦で穏やかではありません。最近とみに日本の立ち位置がはっきりしないのが気になります。Global に俯瞰できる政治家がいなくなってしまったようですが、だれか心当たりの人いますか?」(Aさん)

 

=ペシャワール会には毎年寄付してました=

「貴兄の著作(注『新生アフガニスタンへの旅』)を読んで以来、アフガニスタンのことはずっと多少は気にしています。そうしたことから、ペシャワール会には毎年なにがしかの寄付をし、農業基盤整備を通して少しでも平和を取り戻してくれないかと願っているところです。本会の代表・中村哲医師が殺害され、どうなるかと心配したのですが、引き続き現地活動はなされるとのことで、ホッとしました。」(Mさん)

 

=かわいそうなのは国民=

「アフガンについてですが、米軍は完全撤退はしないでしょう。少数の軍事顧問団は残して、アフガン政府軍の教育に当たると言うことにしたようです。中国もソ連も直接の軍事介入をするつもりはなさそうです。せいぜい武器の供給でお茶を濁すのではないでしょうか。関係するとすれば一帯一路の陸上の部分でしょうが、これもアフガンを通るようにしなければ良いだけの話でしょう。恐らく中国はアフガンのみならず中東の紛争に軍事介入するつもりはないのでは。必要なのは石油だけのはずですから。当然ソ連はもう懲りているはずで、軍事介入には国内の抵抗が大きいのではないでしょうか。米国が軍事顧問のような少数の部隊を
残してもタリバンの拡張を抑えることは出来ないでしょうが、タリバンも全土を征服するのには時間が必要になりそうです。米国は大規模な空爆を既に始めていますが、今後も続ける可能性はあります。タリバンはそれなりの損害を覚悟で戦闘を拡大することが必要になるのではないでしょうか。アフガンの平和は当分見込めそうもありません。かわいそうなのは国民という事になりそうです。」(Mさん)

 

~~国連官僚の大きな快挙~~

「アフガンについて、面白くやっていますね。アフガンは下記の話があったようです。暑さには気をつけて頑張りましょう。
~~国連官僚の大きな快挙~~
「農業・農地整備は公共事業が有効!!」
国連アフガニスタン支援団(UNAMA)代表を今年3月に退任した山本忠通前代表が4日までに共同通信のオンラインインタビューに応じて、アフガンのガニ大統領が、現地で昨年殺害された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さんが尽力したアフガンの農業復興を続け、遺志を継ぎたいと申し出ていたと明らかにした。 事件直後にガニ氏と面会した山本氏によると、ガニ氏は、中村さんが同国東部ナンガルハル州で取り組んでいた用水路建設などの業績に触れ「彼のやり方で緑の大地づくりを政府プロジェクトとしてやっていきたい」と述べた。 # 共同通信社」(Hさん)

 

=インド・パキスタンとアフガニスタン=

「アフガニスタンについて、詳しくありませんが、印度にとって、対パキスタンの面から、アフガニスタンは重要な相手国です。20年ほど前、アフガニスタンの配電網整備を進めている企業と印度で会ったことがあります。」(Nさん)