読みどころ

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2022年5月16日号

・多くの日本人が「共感疲労」に襲われているそうです。コロナ禍が2年を超えそろそろ出口が、と思っていたら、ロシアのウクライナ侵略、北海道沖の観光船沈没で乗客の半数が行方不明、一部は国後方面にまで流され、道志村では2年8か月前の失踪少女の骨や着衣が見つかったり・・・。あまりにも苦しく悲しい事態が続き感情が押しつぶされ滅入ってしまい、疲れるのです。有名人の自死のニュースが追い打ちをかけます。

・「共感疲労」の原因にメディアの危機あおりがありますが、ネット技術の発達でマスコミが自主規制して流さない刺激の強い映像や情報があふれている現状も一因ではないでしょうか。「知らぬが仏」とか「見猿言わ猿聞か猿」になって「お天道様と飯の種はついて回る」と「能天気」に生きることもできるでしょうが、「消滅する日本」などとご託宣を頂戴するようになってしまうとそうもいきません。

・しかし、もっとも苦しい境遇に追い込まれているアフガニスタンの人びと、とくに女性は、想像しがたいほどの苦境に追い込まれても体を張って自己主張しています。ウクライナの老若男女は文字通り命をかけて故郷を守っていますし、ロシアからも良心の声が聞こえてきます。日本でも身近な人の困難を受け止め支援する人びとがいます。

・「共感」とは「他者の境遇に思いをはせる想像力」であり「他者と苦楽をともにする感情」です。「苦」ばかりを共有すると滅入ってしまいますが、獲得すべき「楽」=「希望」を共有すれば元気がでます。極限状況に置かれた人びとと「希望」を共有すれば「疲労」から脱却できるのではないでしょうか。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net#~030

■ 周辺地域のトラブルメーカーとなったターリバーン
<カーブルを占拠してから9か月、「部族的偏狭と宗教的異端」という二つの基本矛盾をもつターリバーンは、国民統合政府の樹立ができないばかりか、国内の混乱を収めることができていない。そればかりか、混乱を周辺諸国にまで拡大している。「迷惑をこうむるイランと育ての親パキスタンの苦悩」を解明する。>

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メニュー<アフガンの声>

■ 恐怖の拡散と危機的状況の継続で生き延びを図るターリバーン
https://bit.ly/3PgNgTs
<ターリバーンがカーブルを乗っ取って9か月。いまだにターリバーン政権を承認した国はない。ターリバーンは国際社会に承認される努力をするどころか、テロリスト集団の活動の場を与え利用することにより延命を図党としているのではないだろうか。イラン人としてアフガニスタンの教育システムの構築に尽力した外交官のインタビュー。現状の鮮明な見取り図が与えられる。>

■ ターリバーンには戦争しかない――元国軍中将
https://bit.ly/3t0XgqH
<対話を拒否して暴力的に襲い掛かってくる相手には軍事行動で答えるほかにないのか。ターリバーンとの交渉を放棄して逃亡した政府に取り残されたアフガニスタン国軍のメンバーたちのなかで態勢を立て直して抵抗する動きが出始めている。その貴重な証言。>

■ ヒジャブ着用命令の義務化に反対
https://bit.ly/38tbv0c
<20年前と変わらぬ女性差別を続けるターリバーンに対して、アフガン女性の視点から、ターリバーンの政策がいかにイスラームに反する部族的地方的因習でしかないかを暴露する。>

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メニュー<世界の声>

■ ウクライナでの残虐行為が許されないのなら、アフガニスタンでもそうすべき
https://bit.ly/3NeZzxH
<ウクライナでのロシア軍の戦争犯罪を許さない国際的な取り組みが開始されている。たしかに、世界のその他での戦争犯罪はみのがされてきたがそれを批判するだけでなくウクライナで高まった機運を逆に生かして、アフガニスタンその他の地域での戦争犯罪を調査・処罰すべきではないか。ダブルスタンダードの批判を甘受して主張するアメリカ議会関連組織からのこの提言は貴重であり、見習うべきものだ。>

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メニュー<研究/批評/提言>
https://afghan.caravan.net/studies/

■ アフガニスタン、パキスタンの双子のターリバーン問題
<ターリバーンとパキスタンの間で緊張が生じている。その原因は、TTPつまり、パキスタンのターリバーンの存在だ。TTPはパキスタンをアフガニスタンのようにシャリーア(イスラーム法)の国にしようとアフガニスタンを出撃基地にしてパキスタンでテロ活動をおこなっている。アメリカはパキスタン・アフガニスタン関係に神経をとがらせている。>

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

■ 三界は火宅だ
<有史以来、人類は混迷の世界(迷界)で生きてきた。そこはいつも燃え盛る「火宅」だったのではないか。そこで生きるにはどうすればよいのか・・・>」

■ ユーラシア、多様性に敬意し民族の共生を!
<加藤九祚先生生誕100年を5月18日に控え、大野遼は、かすみがうら市牛渡1796-1に「加藤九祚記念ユーラシア共生センター」「加藤九祚先生顕彰記念碑」を建立するプロジェクトを推進・・・>

■ 関東軍が悪者に?(笑)
<先週、ミュージカル李香蘭見てきましたが、今までより関東軍が悪者に見えました。(笑い)>

■ 決してアフガンは忘れられていません
<アフガン、ウクライナ、シリアの問題で共通しているのは難民問題です。世界の心ある人達はこの問題に心を痛めているはずです。・・・>

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

■ 「ウクライナ難民は歓迎するが、中東難民は拒否」そんな矛盾政策が欧州でまかり通る深刻な背景
<ウクライナからの国外難民が600万人を超えたそうだ。『ウエッブ・アフガン』では多文化共生を目指すヨーロッパでの難民問題の矛盾や、ウクライナ難民と中東・アフリカ難民との差別を取り上げてきた。多様性のスウェーデンで相次ぐ移民の暴動についてエッセーが・・・>

■ タリバン、女性に公の場で全身覆うブルカ着用義務付け
<女性の隔離、教育からの排除、就業の禁止など女性の人権侵害が国際的にもっとも厳しく批判されているが、ターリバーンは一切その批判を受け入れようとしない。最近はアフガニスタン内のイスラーム宗教者からの批判も出てくるようになった・・・>

■ パキスタン南部の大学で自爆テロ 中国人ら4人死亡
<パキスタンのドーン紙によれば犯人はバロチスタン解放軍(BLA)で「一帯一路」に反対する行動と報じている・・・>

■ 反ターリバーン勢力の動向
<アフガニスタンのターリバーンはパシュトゥーン人とさまざまな人種、民族のイスラーム過激派、極端派、原理主義者のアマルガム。パキスタンのターリバーンも同様でそれぞれ内部に様々な民族部族対立やイデオロギー対立を抱えた武装集団。したがって、パキスタン政府、軍部が利用しようにも獅子身中の虫であったり、飼い犬に手をかまれたりします。・・・>

■ タリバン、ヘラートで二人の男の死体を一般にさらす
<ターリバーンは、さらしたのは強盗犯人だとしているが、操作や裁判も一切なく、真実は不明だ。このような行為は不法行為そのものと言わざるを得ない・・・>

■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの3週間—2
<ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタン現地日刊ジャーナルの3週間分の報道からのインデックス・ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な企画>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

■<編集スタッフの制作余話>

☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第5弾。ファウジアがカーブルで過ごした「最も幸せな子ども時代」の3年間(1986年~1989年)をつぶやきます。

☆ 野口編集長は「バイデン政権はウクライナがらみで『武器貸与法』を成立させた。ちょうどそのとき『誰が第二次世界大戦をおこしたのか』(渡辺惣樹)の『武器貸与法』の章を読んでいたときだったので驚いた・・・」とつぶやいております。

 

 

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2022年4月25日号

・ロシアがウクライナに侵攻してまるまる2カ月が過ぎました。その間アフガニスタンは忘れられたかのごとく情報が極端に少なくなりました。しかし、アフガニスタン国民は闘いを一日もやめていません。現地からの情報を子細に調べると、闘いが新しいステージへと発展しつつある状況を実感できます。マスメディアでは報道されることのない、<視点>や<トピックス>、その他の新着情報をご覧ください。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

■ ターリバーンを襲う四苦八苦/Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの3週間から
<アフガニスタンの独立系日刊オンラインから4月の3週間の記事に現れたターリバーンの四苦八苦をピックアップ。ところがそこにあらわれたアフガニスタンの現実は、四苦八苦どころか、情勢は予想以上に流動化と悪化のスピードを速めていることが浮き彫りになった。そしてアフガン国民の闘いの新しいステージも。>

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

■ 包摂的政府か、それとも承認獲得を夢見てさまざまな前線部隊と戦うのか
https://bit.ly/37AlUH9
<すべての政党とアフガン人を代表し国民の意志に基づく包摂的な政府を形成することは、ターリバーンが政治舞台で生き残るために残された唯一の選択肢だ。アフガン現地で頑張るジャーナリストの主張を聞こう!>

■ アフガン人の血の色とウクライナ人の血の色は違うのですか?
https://bit.ly/3Lditog
<オスロに住む、欧州アフガニスタン難民組織外国委員会連盟メンバーのファリダ・アハマディさんに、ロシアのウクライナ侵攻の問題、大量に発生する難民・移民問題について意見を寄せてもらいました。世界戦争、苦痛、苦しみを防ぐために、真の行政権を持つ現代にふさわしい国連を必要としている世界の叫びを共有します。>

■ 難民・移民の「痛み」はどこから来る?
https://bit.ly/36Ge8Lc
<前項のアピールを寄せてくれたファリダ・アハマディさんの著書の紹介。「福祉先進国」の現実の学術調査・研究を通じてたどり着いた実践の書。移民・難民を積極的に受け入れようとしてる日本にとって、先進的な研究としてぜひ参考にしたい労作。>

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/topics/

■ 「こころ」と「からだ」の相関について真剣に考え、向き合いました
<破壊された世界的に貴重な文化遺産・バーミヤン大仏を「クローン文化財」として復元した宮廻正明芸大教授のことば。>

■ バカは相手にせず、国民を信じる
<出先の官僚(在日ロシア大使)のことです。>

■ 英語に”Arm’s Length”という言葉あり
<現代世界の人びとを支配しているのは「腕」の長さなのか、それとも「武器」の長さなのか。>

■ ウクライナの国民と国土の安全回復を!
<今の不法かつ非人道なウクライナ侵略は、共産主義・人間平等理念、および政治・人道論からはまったく理解できません・・・>

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メニュー<トピックス>
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■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの3週間
<アフガニスタンの独立系日刊オンラインの4月1日からの主な見出しを一覧表示すると、そこからみえてくるものは?
・アフガン国民の闘いの新段階とターリバーンの四苦八苦。
・アフガン社会の変動を日録風に追います。>

■ パキスタン軍機の越境攻撃で多数の市民が死傷
<パキスタンで首相交代。ターリバーンとパキスタンの蜜月はおわるのか?・・・>

■ 宗教学者、タリバンに女子校の再開を要請
<女子教育はシャーリア法の範囲内で、というターリバーン。そのシャーリアを一体だれが発するのか? イスラーム法学者からも批判の声・・・>

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メニュー<研究/批評/提言>
https://afghan.caravan.net/studies/

■ 『アフガニスタン マスードが命を懸けた国』
<マスードを追い続け、パンシール山の学校を支援し続け、いまもマスードの子息が指導する国民抵抗戦線の闘いを支援し追い続ける世界的写真家・長倉洋海氏の最新作。ソ連軍の侵攻と武装対決して戦ったムジャヒディーンは米・パキスタン・アラブ諸国などの支援をえてパキスタン領内から戦いを挑んだが、その中にあってマスードは一貫して、可能な限りパンシールを解放区として国内から抵抗を続けようとしてきた。その活動と思想の最初から最後の日までを知ることができる貴重な書>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

■<編集スタッフの制作余話>

☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第4弾。3歳のとき生死をかけた修羅場をくぐり抜けた逃避行のすえカーブルに逃れたファウジアが思春期の少女となるまでをつぶやく。

☆ 野口編集長はアフガン、コロナ、ウクライナとつづく社会的「うつ」からの脱却の道を日本国憲法前文に見出したようです。

 

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2022年4月12日号

・ロシアがウクライナに侵攻して47日。キーウ周辺からロシア軍が撤退したのはいいのですが、残されたイルピンやブチャの町々では悲惨な虐殺の跡が発見されました。殺された者の数も数千に上りそうです。ミサイルや砲撃によって完全に破壊された南部の町マリウポルでは、数万人の民間人が殺された、とゼレンスキー大統領は昨日、韓国国会でのビデオ演説で述べています。これから国際調査団によって真実が解明されていくものと思われます。現代のピカソや他ジャンルのアーチストたちもこの惨劇を永遠に記憶にとどめるための作業を開始していることでしょう。
・一方、北部で敗走したロシア軍は東部、南部に再配置され、総司令官も任命され、近く総攻撃が始まると予想されています。戦争が天気予報のように報道される、奇妙な時代になりました。しばらくすれば、台風報道のように戦闘の模様が全世界実況中継され、世界中がかたずを飲んで見つめる高視聴率イベントが始まるのでしょうか。人間がやっていることなのに止められません。ハイテクを駆使するようになったとはいえ人類とはなんと愚かな存在なのでしょう。そして確実にアフガニスタンは忘れられてしまいます。そうなることを恐れます。「アフガニスタンを忘れるな!」

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

<祝>豪華写真集完成/秘められたシルクロード タジク・ソグドの黄金遺宝 ―ソグド人パミールから奈良へ―
アフガニスタンを構成する民族タジク人の共和国タジキスタン。古来そこの主要民族タジク・ソグド人はシルクロードをまたにかけ商いの旅をすると同時に各地の文化を交流させました。もちろん、東の端日本に中央アジアの息吹を届けたのも彼らでした。タジキスタン政府や大使館の協力のもと、刊行委員会が6年の歳月をかけて取り組んだ事業がついに完成しました。久々の明るい話題。

戦争を禁止する組織と運動が必要/駐日ロシア大使の厚顔無恥な発言に驚いて考える
TBSが4月9日に放送した報道特集に登場した駐日ロシア大使と金平キャスターの会話。まったく会話にならないやりとりに驚きます。「ウソも百回言えば真実になる」という偽プロパガンダの実演をみているようです。しかしこのシニカルな箴言を真実にしてはいけないはずです。

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メニュー<アフガンの声>
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アフガニスタンを忘れないでください!
⇒ https://bit.ly/3xl0nN5
女性解放をもとめてドイツからアフガン女性が訴えます。
「連帯社会として私たちにできることはたくさんあります」と。

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メニュー<読者の声>
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力なき者たちの力
ウ゛アーツラフ・ハヴエル著の「力なき者たちの力」を読んで考え、ささやかな行動をしています。

プーチンを罠にはめて米は大丈夫?
「和国」日本国民の安心と日本の安全の永続的確保をどう考える?

スターリン・ソ連からプーチン・ロシアの戦争政策
日本はシベリア抑留の賠償論を北朝鮮拉致問題の同じくらい強く要求すべきでした。

足元の自分の行動を問い直す鋭い指摘
4月2日夜のETV特集の案内を100名の友人に拡散してくれた読者からの感想。

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メニュー<トピックス>
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ターリバーンはバーミヤンで11人の抗議する女性を逮捕した
<3月21日のナウルーズ以降に、女子中高教育を再開するとの決定を急遽ひっくり返して中高女子の授業を再開初日に撤回したことに対し、アフガニスタンでは女性を先頭に抗議行動が展開されている。ターリバーンは女子教育の再開を宣伝することにより、凍結資金解除など制裁解除を狙って偽善的な政策を策動している。海外の資金を得たいなら、偽善的でなく正しい政策を展開すべきであろう。・・・>

以下、つらいが目を背けてはならないニュースの連続。
● アフガニスタンの苦しみは前例のないレベルに達した
● 女性の教授はもはや男性との科学会議に出席することが許可されない
● ターリバーンはマザーリシャリフで助産師を拷問し殺害した
● 元政府軍兵士の焼けた遺体がヘラートで発見された
● 権利監視人は、ジャーナリストを拘束したとターリバーンを非難

ターリバーンがケシ栽培禁止令を発出するも実効性に疑問符
<自分たち以外は誰もやっちゃいかんぞ、ってことでしょうね。アヘンは医療薬品モルヒネの大事な原料で世界中から求められている貴重な商品で、王政時代から現在まで(PDPA政権下、アメリカ占領下でも)アフガニスタン政府の貴重な輸出品でしたから・・・>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

<編集スタッフの制作余話>

☆ 金子編集委員の連載つぶやき第3弾。アフガンの女性国会議員ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」から。「4月革命」が勃発。地元有力者である父親は国会議員としてこの「革命」に遭遇した。彼を待ち受けていた運命は? 自身も国会議員としてターリバーンと戦うことになる幼い彼女が体験したものとは?

☆ 野口編集長は「戦争犯罪被害者」の賠償問題についてつぶやきます。

 

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2022年4月5日号

・ロシアがウクライナに侵攻して40日になります。ロシアはキエフ周辺から後退し南部東南部に集中するといいます。停戦交渉は続いていますがプーチン大統領は首脳会談の機は熟していないと逃げています。何が熟するのを待っているのでしょうか。その間にロシア兵は戦争犯罪を重ねさせられ、兵のみならず一般のウクライナ人が死んでいます。アフガニスタンを40年間見つめ続けてきた経験から言うと戦争には善も悪もありません。庶民感覚としてはただ〝悪〟があるだけです。為政者にも庶民感覚をもってほしいものです。

・今回は、先週末の<号外>に多くの方から激励や感想を寄せていただき「読者の声」コーナーがにぎやかになりました。ありがとうございました。掲載できなかった方の激励やご連絡もしっかり読ませていただきました。今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

■ ロシアのウクライナ侵略、40日/ソ連のアフガン侵攻との違いは?
ロシアがウクライナに侵攻してから40日、足掛け3カ月になりました。ゼレンスキー大統領とのトップ会談を「機が熟していない」と逃げているプーチン大統領は何を考えているんでしょうか。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

■ RAWAからのお礼のメッセージ
https://bit.ly/3NGEkGp
アフガニスタン女性革命協会(RAWA)から、日本の「RAWAと連帯する会」へ「尊敬する日本の友人や愛する姉妹たちへ」として、この間の支援に対するお礼のメッセージが届けられました。あわせて現地アフガニスタンの現状や、苦難に屈せず頑張る姿が伝えられています。心のこもった便りをお読みになり、ぜひ、カンパをお寄せくださるよう、お願いいたします。送り先情報はこのメールの末尾、およびメッセージ記事ページの末尾に記載してあります。

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

■ 実体験をした人の言葉だからこそ、心に響く
NHKのテレビ番組〝ETV特集「ウクライナ侵攻が変える世界〟を観ました。

■ アフガニスタンの人びとを忘れないで
アフガニスタン難民に対してしたこと(しなかった事)と比べると、この差はどこから来るのかと考えさせられます。

■ アフガンでの失敗を繰り返すな
マイダン革命なんか無かったかのような論調の意味は?

■ 世界にとって第2次世界大戦後最大の危機
もちろん、ウクライナ戦争のことです。

■ 守る価値を信じて戦っている人びと
ウクライナの人々に直ぐに降伏しろなどと言う連中がいますが呆れたものです。

■ ソ連を罠にはめる話、まるでスパイ映画
プーチンはKGB出身ですよね? まんまと罠に嵌るプーチンが変に感じました。

■ 『ウエッブ・アフガン』に感謝
二つほど、いや、三つかな、読者の皆さんに報告させて頂きます。

■ 独裁政治は危うい
一人の独裁的な大統領が国家を牛耳る危うさと限界を感じます。

■ 「女性の教育」が最も重要
学歴イコール人の上に、ではない。安定に教育は極めて重要。

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メニュー<研究/批評/提言>
https://afghan.caravan.net/studies/

■ 「ウクライナは早く降伏するべき」そうした主張は日本の国益を損ねるトンデモ言説である――「国際法」を守ることは、日本の国益を守ることになる
<著者は、ロシアのウクライナへの侵略行為が国際社会の根本規範に明白に反していると指摘する。現代国際社会の秩序は、「国連憲章体制」とも呼ばれる。国連憲章は、世界憲法とは違うが、しかし193の加盟国が国際社会の根本秩序について合意した内容を持っているという点で、国際法の体系的な基盤となっている。・・・>

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メニュー<トピックス>
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■ ロシア兵が大量被ばく報道 チェルノブイリ原発で何があったのか
<ソ連軍は廃炉作業中のチェルノブイリ原発を占拠し制限区域内に立ち入り塹壕を掘るなどし、兵士に症状が出たり脱走者が出たりしたという。・・・>

■ 中国が近隣7カ国外相会合を主催
<ターリバーンはいまだどの国からも正式承認されていない。既成事実づくりにやっきだ。・・・>

■ バイデン政権、中国最優先 次にロシア/初の国家防衛戦略
<われわれはアメリカの狙いが、ユーラシア大陸の西のウクライナ、しかし主敵は東の中国、と分析してきた。米国防省はそれを隠すことなく政策化する。国力衰退傾向の米国の目論見は果たして計画通りにいくのだろうか>

■ 世界はウクライナで統一し、アメリカで分割される/第2次冷戦が差し迫る中、世界はどちらにつくべきか警戒している
<中東を荒らしまわった英米への批判的視点からアルジャジーラが論じる。・・・>

■ <連載>タリバン支配下で今、起きていること―安井浩美のアフガニスタン便り
<日本が差し向けた自衛隊の救援機で日本人としてただひとり救出された安井浩美さんは、3か月後カーブルに戻り、現地情報の再発信を始めた。貴重なレポート。・・・>

■ ノウルーズ祭を禁止するターリバーンの姿勢は?
<ターリバーンがなぜ、ノウルーズ祭をアフガニスタンのカレンダーから削除しようとしているのかを明らかにする。・・・>

■ 米映画監督マイケル・ムーアが批判するウクライナ報道 「戦争に巻き込もうとする背後勢力に抵抗を!」
<マイケル・ムーア氏はウクライナをめぐるメディアの報道姿勢に極めて強い危うさを感じている。そして、プーチンでなく米国、ロシア、その他の国の政治家とマスメディアと戦争産業集団への抵抗を呼びかける。・・・>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

■<編集スタッフの制作余話>

☆ 金子編集委員の連載つぶやき第2弾。アフガンの女性国会議員ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」から。ファウジアの少女時代(今も?)アフガンの女性たちが虐待されていたすさまじい事例のカタログ!

☆ 野口編集長は「ソ連を罠にはめた男ブレジンスキー」のアーカイブ・オリジナルページを見つけ、フランス語該当部分の翻訳を紹介しています。

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■<支援活動情報>

● 「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。ご協力のほど、よろしく。
https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html

 

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2022年3月28日号

ロシアがウクライナに侵攻して32日になりました。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ネット社会のインフラを最大限に活用して、キーフに居ながらにして各国議会でビデオ演説を行い支持者を増やしています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によれば2021年には全世界で8000万人の難民がいたそうです。ウクライナではわずか1カ月で国外へ400万人、国内で600万人が難民化したそうです。合わせて1000万人。国民の30%ほどが家を離れたり死傷したり財産を破壊されたりしているのではないでしょうか。今回の事件で、これまで以上に、国連の機能不全、核抑止理論の破綻、経済と政治の矛盾、グローバルIT社会の光と影、第2次冷戦体制への突入、などなど地球に住む誰一人として逃れられない問題を突きつけられています。安閑としてはいられません。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

ウクライナとアフガニスタン/グレートゲームの非情さに苦しむ民衆
戦争をとめることはできないのか。国家は必要悪なのか。戦争は? 侵略に苦しむ国家が侵略に加担したこともある。ウクライナもそのひとつ。グレートゲームはどのようにして仕掛けられたのか。アフガニスタンとウクライナの例を瞥見します。

中越戦争、1カ月で撤退した中国の決断/ロシアは泥沼? それとも停戦・出直し?
ベトナムに攻め込むも「勝利」と強弁しつつ1カ月で敗退。そこから改革開放の経済改革と国軍の近代化にひた走った中国。米国に対抗して世界を2分したソ連から転げ落ちて迷走するロシア。果たしてベトナムとの1カ月戦争を教訓化した中国にプーチン大統領は学べるか。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

ノウルーズ祭を禁止するターリバーンの姿勢は?
https://bit.ly/3NCimUW
アフガニスタンのみならず、イラン、トルコから中央アジア全域、アフリカなどの広範な地域で祝われる、イラン発祥の正月行事ノウルーズ祭。ターリバーンは公式行事からこの民俗行事を今年は禁止した。その真意は?

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メニュー<世界の声>
https://afghan.caravan.net/vow/

アフガン国民の苦悩は終わっていない
⇒ https://bit.ly/3qGaoAb
アフガニスタン人は、ウクライナ人が戦っているのと同じ理由で、70年代から戦ってきたが、無視され、裏切られてきた。ペンとAK-47ライフル銃の間の世界的な戦いにおいて、国際メディアとジャーナリストは、平和ジャーナリズムを通じてアフガニスタンに関与し続け、後者が簡単に勝つことを許さないようにすべきだ。

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

中国外相がアフガン訪問、タリバン復権後初 経済・政治関係協議
<世界の眼がウクライナに奪われているスキを狙って、ターリバーンが外交攻勢を強めている。中国王毅外相が来カーブルした同じ日にロシアからも外交団がカーブルに到着している。・・・>

アフガン暦新年を迎えるも、ターリバーンが女子教育再開を撤回
<ロシアのウクライナ侵攻の陰で報道される機会の減ったアフガニスタンだが、寒さや地震などの自然現象だけでなく、ターリバーンの圧政による国民の苦難がつづいている。注目をつづけよう・・・>

罪なき人々を撃ち殺すことはタリバン過激派の娯楽
< 第1次タリバン統治時代と同じように今回石打ちリンチ殺人やレイプ、誘拐などがやまない。タリバン政権は否定をしているが、だとすれば、むごい事件の数々は一般タリバン兵の管理ができていないことを示している。>

パキスタン・ペシャワールのシーア派モスクへの致命的な攻撃
<民族的宗派的に少数派のアフガニスタンのハザラ族が信奉するシーア派のモスクはアフガニスタン・パキスタン両国でたびたび爆破テロにあっている・・・>

アフガン市民をタリバンが監視、首都で深夜に家宅捜索
< ロシアのウクライナ侵略戦争の陰でアフガニスタン報道が消滅しているが、ゼロではない。日経新聞が現地からのレポートを掲載した。それは、われわれ『ウエッブ・アフガン』が伝えるターリバーンの蛮行のほんの一端だ。しかし、報道しないよりよい。どしどし報道してほしい・・・>

ターリバーンがウクライナ情勢で「平和的解決」を呼びかける。世界が当惑した声明の背景とは
<ロシアもウクライナもターリバーン政権を承認していない。しかしロシアは旧ソ連時代とはアフガニスタンとは深い関係があり、ターリバーンとは昨年の復活以前から関係を持っていた。また、米中ロパキスタンの4カ国がターリバーン支配の後見人ともなっており、今後のターリバーンの外交工作の一端が見え始めたともいえる。・・・>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

<編集スタッフの制作余話>

☆ 3月20日は地下鉄サリン事件が起きて27年目。金子編集委員はテレビ取材で被災していた。世界にもまれな都市型毒ガステロの体験談。

☆ 野口編集委員は英エセックス大学の経営学教授 Peter Bloomさんがロシアのウクライナ侵攻で軍需企業が大儲けしているという記事を読んでいます。

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<映画情報>

● 前回のニュースでもお知らせした映画『ひまわり』は全国でリバイバル上映の動きが進んでいます。この映画を観ることはささやかながらウクライナ戦争反対の意思表示となります。

上映情報は下記:
https://movie.jorudan.co.jp/cinema/05116/schedule/

関連記事もあります。
・サンスポ
https://www.sanspo.com/article/20220327-TB2Y277ZBBLXZEFDSAB7VNNAMU/
・Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/867aa4c42266391c2d0e8f63b9dfd2b7647fb2e1
・読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220326-OYT1T50132/

 

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2022年3月14日号

ロシアがウクライナに侵攻して2週間が過ぎました。第2次世界大戦後の米ソ2超大国による冷戦が終結して以来の、世界を震撼させる出来事です。ウクライナは善戦しているといえますが、まるでゲームの世界のような映像が飛び交う情報合戦には背筋が凍るような恐ろしさを感じます。あっというまに難民は250万人を超えました。家族はばらばらになり、国民も世界中に散らばります。報道はウクライナ一色です。その陰でもっと多くの難民を抱え、飢餓に苦しむ数百万人の子供らを国内に抱えるアフガニスタンの報道はほとんど消えてしまいました。パレスチナや中東の報道も同じです。実はパレスチナ・イスラエル、イラン・アフガニスタン・パキスタン、イラク・シリア・中東の紛争はすべて第2次世界大戦の大国のエゴにもとづく戦後処理の後始末といえます。国際報道機関に振り回されず、解決されていない国際問題の内実に目を注ぎ続けていきたいと思います。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

■ 3月8日は国際女性デー/個人の尊厳をかけて戦う女性たち
女性が立ち上がれば歴史が変わります。昨年8月のターリバーン再来に抗議するアフガニスタンの女性たちの闘いは、衝撃的でした。ターリバーンの野蛮と武器にもひるまず、アフガニスタンの女性たちは素顔をさらして個人として極限の闘いを敢行しました。そしていま、その闘いはウクライナとも連携し、世界に広がっています。国家と民衆の関係を考察します。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

■ もし一度だけ魔法が使えたら
https://afghan.caravan.net/2022/03/08/2396/
「誰もが」平和を望んでいるのに、戦争を完全に禁止する包括的な一連の規則を確立するために働いている人がほとんどいないことが不思議です。国際女性デーにさいして、欧州アフガニスタン難民組織外国委員会連盟メンバーのファリダ・アハマディさんが訴えます。

■ 風刺画:脱皮/新教育
https://afghan.caravan.net/2022/03/12/caricatures/
なにも言いません。とにかく、みてください。

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メニュー<世界の声>
https://afghan.caravan.net/vow/

■ アフガニスタンを忘れないでください
https://bit.ly/3I6W61x
ウクライナ戦争で後景に追いやられ忘れられているアフガニスタンの危機について、2022年3月7日、欧州議会でクレア・デイリーさん(欧州議会ダブリン代表)がおこなった注意喚起の演説

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

■ 「道連れ殺人」はごめんこうむる
核のボタンを押せば地球は終わりです・・・(中楯健二さん)

■ お互いを慈しむ世界であって欲しい
中村哲さんや八田與一さんらの偉業に学びたい(一読者さん)

■ ウクライナのための祈り
ロシア国民のかなりは戦争反対では?(「WEBアフガン読者より」さん)

■ ミサイル、軍資金供与が政治家の仕事ではないはず
本当の政治家の仕事をしてほしい(Y,Yさん)

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

■ 要塞のような経済を築いたロシア
<赤の広場にあるロシアで最も有名なデパート・グムを訪れる買い物客はほとんどいないが・・・>

■ ターリバーン軍がパンジシール州の店主を殺害
<ウクライナ戦争の陰で、女性に対する抑圧、音楽などの禁止、従わない住民への殺害、他民族への浄化攻撃など、痛ましい事件が頻発しています・・・>

■ 地元のタリバン過激派がパクティアの地元の市場貿易業者を殺害
< ターリバーン内部の統制不足は事実かそれとも偽装か・・・>

■ パキスタン・ペシャワールのシーア派モスクへの致命的な攻撃
<民族的宗派的に少数派のアフガニスタンのハザラ族が信奉するシーア派のモスクはアフガニスタン・パキスタン両国でたびたび爆破テロにあっている・・・>

■ ウクライナでの戦闘任務にシリア人をリクルートの情報
< ロシアがついにここまで・・・>

■ 不可解な殺人事件の連続:カーブルで両手を縛られた少女の遺体が発見された
<ターリバーンがアフガニスタンを支配して以来、民間人の殺害や誘拐などの事件が増加している・・・>

■ バルフでの2人の少女の遺体の発見。犠牲者は射殺された
<2人の少女が奇怪な殺され方をした。遺体はマザーリシャリフで発見された・・・>

■ 戦争と貧困に苦しむアフガニスタンの未亡人の物語
<自爆攻撃で夫を失い、神経衰弱と脳卒中のために両足が麻痺して動けない女性は・・・>

■ ウクライナに軍事圧力かけるロシア・プーチン大統領に辞任要求 退役大将が痛切な訴え
<プーチン大統領の辞任を求める声が、一部の退役将校からも上がっている・・・>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

■<編集スタッフの制作余話>

☆ 新しく始まった金子編集委員のつぶやき。ガニー政権のもとで女性としてドーハ交渉団の一員としてさんかしたアフガニスタンの国会議員ファウジア・クーフィ氏の自伝を紐解きます。クーフィ氏はアフガニスタン変革運動の代表としてユニークな活動をしてきました。アフガニスタンの女性活動家(政治家)の幅広さを知る意味でも貴重な作業といえます。

☆ アメリカの産軍コンプレックスはアフガン→ウクライナ→新疆・ウイグル・台湾と緊張を作り出す長期プランを着々と遂行している。しかしそのアメリカも国内は深刻な対立をかかえ世界の信用も低下し国力衰退中。果たして目論見通りにいくのか、と野口編集長は案じています。

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■<映画情報>

● 今週の「視点」で取り上げた映画『ひまわり』は料金無料より視聴できます。
情報サイトは下記:
https://www.fami-geki.com/vod/movie-girasoil/

 

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2022年2月28日号

ロシアはついにウクライナに侵攻しました。まるで1979年のソ連軍のアフガン侵攻の焼き直しのようです。「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」という言葉がありますが、今度の二度目は悲劇、地球を滅ぼすことのできる核兵器存在下の第3次世界大戦につながりかねない暴挙です。最初は抑制気味であった米英欧の対応も、ウクライナへのスティンガーミサイルや軍資金の供与を発表するなど、事態の進展もアフガン戦争に似てきました。今回の事態は決して対岸の火事ではなく、新疆・台湾・尖閣問題を押し付けられている東アジア庶民にとっても切実な問題です。一刻も眼が離せません。

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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/

罠にかかったプーチン-アフガン戦争化に向かう危険性
挑発と誘導を回避するのでなく逆にそれに乗っかったプーチン。核保有を切り札にすれば軍事侵攻の暴挙がとがめられないし、経済封鎖も敵に返り血を浴びせられると高を括っている。たくさんの命が失われる前に暴挙をストップさせなければならない。

ウクライナとアフガニスタンの意外な関連-社会変革の意欲と外国との連携
1978年のアフガニスタン4月革命は、旧弊に沈む貧困な国の現状と国民の窮乏をなんとしても救いたいと希求する青年将校たちの切実な願いが基礎にあった。軍事クーデターの形をとった政変を繰り返したアフガニスタンだったが、明治維新も一種のクーデターだったのではないのか。その後の彼我の違いの原因はどこにあったのだろうか。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

ターリバーンのアフガン占拠承認は周辺地域の不安定化を招く
https://bit.ly/36NfQu2
ターリバーンのカーブル占拠から6カ月。ターリバーンの専制政治だけでなく、ひどい寒さ、干ばつ、地震にも苦しむアフガン国民への国際支援はどうすれば可能なのか、また、ターリバーンは、米英パキスタン、アラブ諸国などによって作られたと本サイトは主張しているが、そのことはロシアと中国を封じ込めようとしている米英戦略とどのような関係があるのか、アフガン情勢の新展開についてファテー・サミ氏に聞いた。

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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/

アフガン戦争で何を学んだか~「アフガニスタン・ぺーバーズ」を通してみるアメリカ人の本音
https://bit.ly/3vopldb
本サイト編集部の金子明が、11回にわたってつづってきた「アフガニスタン・ぺーバーズ」ダイジェストの最終統合版。通して読むと、アメリカの考える「民主化」がアフガニスタンの実情を無視した空想の政策であったことがよくわかる。それは実は、ソ連の助けを借りてアフガニスタンの近代化を図ろうとした半世紀前のアフガン青年将校たちの理想の空回りと一脈通ずるところがあったのではないだろうか。このような貴重な記録を残すアメリカの民主主義とジャーナリズムに脱帽。

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

ロシアのウクライナ侵攻を批判する投稿、続々
アフガンに直接支援を届ける方法は?
ささやかでも私たちにできることをしたい。

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メニュー<Q & A>
https://afghan.caravan.net/qanda/

アフガニスタンでは20年におよぶ戦争でいったい何人の人びとが死んだのでしょうか。とくに民間人。数千人という数字があったり、米ブラウン大学は民間人4万6000人でアメリカ兵の死亡の20倍という数字を算出しています。またターリバーン側も数万人の戦死者をだしたと言われています。実際はどうなんでしょうか。?
ささやかでも私たちにできることをしたい。
⇒ アフガニスタンジャーナリストのファテー・サミ氏が答えます。

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

ウクライナに軍事圧力かけるロシア・プーチン大統領に辞任要求 退役大将が痛切な訴え
<ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟阻止を狙い、ロシアが軍事的圧力を強める中、プーチン大統領の辞任を求める声が、一部の退役将校から上がっているという 。・・・>
デュランド・ラインを巡る国境問題の再燃への懸念
< アフガニスタンのターリバーンはいくつもの派閥、パシュトゥーン内の部族、宗教グループなどのミックス。これからさまざまな内部・外部とのいさかいが発生していくことだろう。 ・・・>
タリバーンは家庭での識字クラスの設立を禁止
<ターリバーンは家庭での隠れ教室まで禁止しようとしている・・・>
アフガニスタンの人口の95%が深刻な飢餓に直面している:WFPレポート
<WFPは、国の人口の95パーセントが食べるのに十分な食糧を持っていないと報告している。・・・>
パンジシールでの民間人への嫌がらせ:数十の家族が毎日州を離れる
<いまもターリバーン〝政府〟との武力対立がつづくパンジシール渓谷では一般住民への暴力的嫌がらせが日常化している。・・・>
日本退避のアフガン人、帰国のめど立たず 政府が就学支援を検討
<アフガンからの退避者の処遇が長期化している。政府の人道的な対処が望まれる。・・・>

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

<編集スタッフの制作余話>

☆「アフガン・ペーパーズ」のダイジェスト作業を終えた金子編集委員がつぎのネタを見つけたようです。早速一部をつぶやいています。これまでのつぶやきは「世界の声」に「アフガン戦争で何を学んだか~「アフガニスタン・ぺーバーズ」を通してみるアメリカ人の本音」としてまとめました。通読すると実に面白い。この機会にぜひ再読を。
☆野口は、ウクライナ問題でつぶやいております。

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<映画情報>

●アフガニスタンと日本の合作記録映画『よみがえれカレーズ』の共同監督熊谷博子さんの『作兵衛さんと日本を撮る』のアンコール上映が始まりました。
☆ポレポレ東中野 2月26日(土)~3月4日(金)まで。10時からのモーニング上映には熊谷さんが毎回劇場に詰めるそうです。
詳細は⇒ https://bit.ly/3sCUSoQ
☆山本作兵衛さんの原画114点を展示した『山本作兵衛展』も開かれます
・東京富士美術館 2月11日(金・休)~3月13日(日)
詳細は⇒ https://www.fujibi.or.jp/

 

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2022年2月15日号

ターリバーンがカーブルを占拠してからちょうど6カ月。いまだにどの国からも政権承認されていないターリバーンは、先号と今号でお伝えしたオスロでのEU諸国との会談や、2月10日からのジュネーブ訪問などで政権承認への糸口をつかもうとしています。アフガン国民の困窮を逆手にとって人道支援をテコに悪用しているようですが、その身勝手さはスイスでも見抜かれています。今号ではEU議会でのアフガン歌手アリアナ・サイードさん、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんらの発言、ターリバーンが1万5000人のムッラーを雇用した事件など、注目すべき情報を紹介しています。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

アフガン-ウクライナ-新疆・台湾
地球を滅ぼしかねない危険な火遊び
北京冬季オリンピック報道程ではないがウクライナ情勢の報道も過熱しています。ウクライナとアフガンと中国(新疆台湾)をめぐる情勢は緊密に連関しています。国際情勢におけるアメリカの力量の着実な低下が、アメリカの焦燥も生み、危険度が増しています。国際情報機関、マスコミを使った情報戦でそれがどのように演出されているかを瞥見。

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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

米国アフガン占領20年の失敗―その原因<7> Fateh Sami
https://bit.ly/3oNiKox
先号でお伝えした「ターリバーンと欧米各国代表がオスロで会談」に引き続き、オスロで会談の問題点を摘出して批判。ほとんどのアフガン人が激怒するターリバーンの工作の実相。
わたしは燃えさかる大地に咲く花
https://bit.ly/3oM7lFQ
米NATO軍占領下の民主化過程では、「編集室から」で金子編集委員が紹介する腐敗や汚職やデタラメばかりでなく、成果もあります。そのひとつ、エンターテインメント分野での成果のひとつ、アリアナ・サイードさん。彼女のヨーロッパ議会でのパフォーマンス映像。英語の字幕から歌詞の日本語訳を試みてみました。

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メニュー<世界の声>
https://afghan.caravan.net/vow/

アンジェリーナ・ジョリー(インスタグラムでの発言)
https://www.instagram.com/p/CTCbHd7lzX5/
女性・少女らへの教育機会を奪うターリバーンへの抗議の声

タリバンとのジュネーブ会談に疑問の声
https://bit.ly/3rJhqVM
スイスインフォが、ジュネーブで人道支援を悪用して政権承認につなげようとするターリバーンの策動を批判。

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

タリバンの「報復殺人」に多数の証拠 デモ参加後に行方不明も=BBC独自調査
<ターリバーンの「報復殺人」に多数の証拠。デモ参加後に行方不明も。BBCが独自調査を行い、ビデオを発表している。・・・>
国連の外国特派員2人、アフガン首都で一時拘束 元BBC記者ら
< 国連の外国特派員とわかって慌てて釈放したのだろうが、アフガン人であれば記者や大学教授でも拉致監禁され、女性は女性であるという理由だけで拉致される。そのような人の数は計り知れず、ツイッターやFacebook上は糾弾の嵐・・・>
タリバンのエリートは、アフガニスタンの何百万人もの女の子が教室から禁止されている間、海外で娘たちを教育しています
<カタールのタリバン当局者は娘たちを学校に入学させたが、アフガニスタンの何百万人もの少女たちが教育を受けられていない・・・>
ビンラーディンの息子が10月にアフガニスタンを訪問:国連報告
<米NATO軍の撤退、ターリバーンの復権によってイスラーム主義過激派の動きが急だ。アフガン内でとらえられていた収監者の釈放も進んだ。国連の報告書。・・・>
アンジェリーナ・ジョリーがアフガニスタンの女性​​を忘れないように世界に呼びかける
<オスロ会議でアフガン女性が明らかにした行方不明女性らの捜索と救助をアンジェリーナさんもinstagramで要求しています。・・・>
ターリバーンは宣伝のために1万5000人のムッラーを雇用
<自称ターリバーン政府は国民のためのものでなく、自分たちの宗教のためのものであることを自己暴露する行為である。このような「政権」を承認したり国際支援をおこなったりしてはならない・・・>

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メニュー<Video>
https://afghan.caravan.net/youtube-2/

タリバンの「報復殺人」に多数の証拠 デモ参加後に行方不明も=BBC独自調査
<昨年8月に過激派組織タリバンが政権を掌握して以降、アフガニスタンで女性の権利を求めるデモに参加した多くの女性が行方不明になっている・・・>

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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w

■<編集スタッフの制作余話>

☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第11弾。今回が最終回。アフガン情勢を混とんに陥れた3悪人のひとりザルメイ・ハリルザドが「学んだ教訓」を暴露。
☆野口は、米NATO支配の20年のもとで育ったアフガンの若い才能に期待をかけます。

 

 

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2022年2月1日号

先週23日に、ノルウェーの首都オスロでターリバーンと欧米諸国との協議が始まりました。昨年8月、ターリバーンがカーブルを再占拠してから初めての国際協議です。しかしこれは決してターリバーンを政府承認するものではなく、命の危険にさらされているアフガン国民への緊急支援を協議するためのものです。カーブルや世界各地で抗議のデモや集会も開かれています。アフガニスタンではターリバーンが旧政権関係者などを「超法規的」に処刑している事実があり、状況は予断を許しません。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

国際矛盾と対立の十字路 アフガニスタン
『破綻の戦略』(髙橋博史著)を読んで
1970年代後半にカーブル大学に留学し、アフガニスタンの現地語と現地事情に通じパキスタンを含む中央アジアに外交官として長年赴任してきた著者による、アフガン現代史考。アフガニスタンの現実変革に命をかけ闘った人々への立場を超えた著者の愛情あふれるドキュメントを紐解きながら、破綻した戦略とは何であったかを考える。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

米国アフガン占領20年の失敗―その原因<6> Fateh Sami
https://bit.ly/3IIbPES
アフガニスタン国民を裏切り、大金をもって逃亡したアシュラフ・ガニーは、アフガン史上政権を放棄して逃亡した3人目の最高責任者であり、その恥ずべき逃亡と権力放棄の醜い言い訳を完膚なきまでに暴露し、叩き潰します。

ターリバーンと欧米各国代表がオスロで会談
https://bit.ly/3AQIpkY
この協議に関して、オスロ在住でアフガニスタンの救済と民主化のために闘っているファリダ・アハマディさんに見解を寄稿してもらった。アフガニスタンの緊急的な人道支援がテーマとはいえ、オスロにターリバーンが招待され国際的な会談が実施されたことは即ターリバーンの政権承認につながるものではないが、舞台裏でさまざまな思惑が錯綜していることは間違いがなさそうだ。

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

タリバン、元政府関係者ら100人超を殺害・強制失踪か 国連
<ターリバーンは元政府関係者や治安要員、外国軍の協力者への恩赦をが発表していたが、実情はむごたらしい処刑をつづけている・・・>
アフガニスタンの女性​​は、反乱軍の乗っ取りから6か月後も、権利のために戦っている
< アフガニスタン女性革命協会のサイトから。>
タリバン、オスロ(OSLO)で欧米諸国と協議開始 人権や人道危機など焦点
<ターリバーン政権を承認するかどうかとは別に、生命の危険が差し迫っているアフガン民衆に救いの手を差し伸べるのは国際社会の義務だ。しかしその善意を人権無視を続けるターリバーンの支援に横取りされてはならない。ターリバーンは善意の支援が確実に対象者にとどく保証をすべきだ。 ・・・>
タリバン政権下で消える女性シェルター 虐待受けても行き場なし
<シェルターが閉鎖されれば虐待を受ける女性は行き場を失う。過酷な家父長制を伝統とするこの国には絶対に必要な施設だと思うのだが・・・>
アフガン民間人10人を殺害したドローン空爆、米軍が映像を公開
<いまころ公開されても、と思うが、このような情報でもきちんと公開するところがアメリカのすごさでもある・・・>

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

<国の礎は教育だと思います>
楽器を壊しているアフガン人の男性の動画を観て、感じたことはかの国は戦争が多くて満足に学校へ行くことが出来ていない人達は文盲ではないか?それだと、コーランに書いてあることも読めないし、正しい情報もえられないのでは?
<命の尊さを普通に感じることの大切さ>
ターリバーンはイスラム教とは少し違うやり方をしているのかと思っていたが、テロリストなんだと思うようになりました。平和への道は教育が大事では?
<なぜ人間は戦争するのでしょうか>
ターリバーンは世界から全く孤立した存在になっているばかりでなく、統治能力もありません。一番の被害は国民、特に女性と子供です。国連からの人道支援はあるものの、どれだけ行き渡っているのかは、外部からは分かりません。

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メニュー<VIDEO>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/

<雪の中、食糧配給に並ぶ人々 アフガニスタンの今>
アフガニスタンで長く厳しい冬が始まり、人道危機が訪れている。BBCが報じる。

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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/

<「星火方正(ほうまさ)」の記事にロサンゼルスから応援のメール>
『ウエッブ・アフガン』の記事をみて、ロサンゼルス在住の読者から、「方正友好交流の会」へ応援のメールが出され、交流が始まりました。

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メニュー<基礎データ>
https://afghan.caravan.net/bassicdata/

<カーブル市内地図>へのリンクを追加しました。

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

<編集スタッフの制作余話>

☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第10弾。部族と軍閥とターリバーンの関係を端的に可視化する証言を拾って紹介しています。
☆野口は、ロシア革命も、その時同時に日本で起きた大正米騒動も発端は女たちだ女が変われば男も変わる、とつぶやいております。

 

 

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 2022年1月25日号

アフガニスタンのニュースがめっきり減りましたが、ターリバーン復権は夏でしたが今は極寒の冬。国民を助けることのできないターリバーンの行政無能だけでなく経済混乱に自然条件の厳しさが重なり、さらには西部で大地震まで発生し現地の厳しさは過去最悪です。アフガニスタンにとっては、そのような厳しさ以上に、忘れられることがもっと大きなダメージとなります。関心をさらに持続させ注目のまなざしを送ってください。

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メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

アフガン女性の闘いの意義
「人類史の視点から」
「謎の民パターン族」(J.スペイン)と形容されていたパシュトゥーン族はこの間いくらかは知られるようになってきた。それでもその家父長制的女性隔離・抑圧の現実は正確に知られているとはいえない。ましては、対象とされている女性自身の男たち(実は伝統社会と因習)との闘いの歴史は知られているとはいいがたい。今回は、その一端を、人類史の視点から分析した。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

ムハンマドはこんなことをしろとは言っていない
https://bit.ly/3qUFIM3
楽器を叩き壊してよろこぶターリバーン。それをスマホで映して拡散。自分たちのやっていることの意味を分かっているのだろうか。

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

アフガニスタンで地震、26人死亡
<地震のあったバドギス州はヘラートの北東に隣接する州。被害者は第1報から増える。寒さと食糧不足のなか権力を取ったターリバーンの治世能力が試される・・・>
この戦いを終わらせることができるのは、神かカラシニコフ銃だけ/「鳥のような優雅さで敵を殺す」“無敗の女将軍”の降伏が意味するもの
< 数十年にわたり男たちを統率し、負け知らずだったアフガニスタンの女将軍が、先日とうとうタリバンに降伏した。その女性将軍とは・・・>
イラン:中国との外相会談で25カ年包括的協力協定の始動を確認
<25カ年包括協力協定! 両国の政権が四半世紀もこのまま続くものだろうか ・・・>
米、アフガニスタンに355億円の人道支援
<ターリバーンに対する懐柔策につかわれないことを祈る・・・>
タリバン、体制批判の大学教授を拘束
<ジャラル教授は、昨年8月にアフガン全土を掌握したターリバーンへの批判をテレビで繰り返していた。ジャラル教授に関してはWAJでは次のふたつの記事で記載がある・・・>
アフガン駐中国大使が辞任 給与半年未払い
<タリバンが権力を掌握して以降、中国は多額の支援をしており、タリバンは中国を重要な資金源とみている・・・>
ターリバーンと国民抵抗戦線との会合をイランが仲介
<全国民を包摂する政権構成が求められているが、ターリバーンは実質的な単独政権維持の姿勢を捨てていない。政権承認や国際的支援の実現のためには国民抵抗戦線など反対派の取り込みが不可欠なのだが・・・>

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

<人口の約半分は性が別、活用せねば損>
読者のJ.Kさんからアフガニスタンの女性差別の現状に驚きの声がよせられました。
<本初公開映画「カーブルの孤児院」を観て>
「常日頃、職業に「女性」を付けるのはいかがなものか、と思っていたが、この映画の場合は監督が「女性」であることは記されてもよいかもしれない」と読者のm.oさんが語っています。

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メニュー<ユーラシア>
https://afghan.caravan.net/eurasia/

<「星火方正(ほうまさ)」~燎原の火は方正から~>
戦前、開拓団として満州にわたり集団自決や戦火で焼かれたり帰国できなかった人びとの亡骸を中国の人びとが周恩来首相の後押しのもと、遺骨を火葬し遺灰を埋葬してくれていた。帰国できた遺族がその墓苑を日中友好のシンボルとして守っています。そのレポートが読者から寄せられました。

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メニュー<便利帳>
⇒ https://afghan.caravan.net/benricho/

<アフガニスタン退避者受け入れコンソーシアム>
アフガニスタンからの退避者受け入れに協力して取り組んできた「難民を助ける会」、「シャンティ国際ボランティア会」、「パスウェイズ・ジャパン(PJ)」、「ピースウィンズ・ジャパン」の4団体が立正佼成会一食平和基金の助成を得て設立したコンソーシアムのウエッブサイトへのリンクを「支援友好運動」の項目でリストアップしました。

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

<編集スタッフの制作余話>

☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第9弾。9.11直後のターリバーン打倒後の指揮をとったラムズフェルド国防長官のメモの山から彼のため息を拾います・・・
☆野口は、RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の情報入手方法、カンパの送金方法などをつぶやいております・・・

 

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 2022年1月10日号

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今号はことし最初の発行となります。
昨年はアフガニスタンにとって歴史的大転換の年でしたが、『ウエッブ・アフガン』にとっても誕生の年でした。おかげさまで産声をあげてから半年、無事、年を越えることができました。
皆様の励ましとご支援に感謝申し上げるとともに、本年のご無事息災をお祈りいたします。

ところで、おびただしい生命を犠牲にして西洋諸国の軍事占領を終わらせたアフガニスタンは、ジハード勝利の一方、一般民衆は例年襲われる自然現象=厳しい冬と水不足だけでなく、現実の暮らしより1400年前の戒律を重視するターリバーンの熾烈で赤裸々な暴力支配に苦しんでいます。しかし、見方を変えれば、アフガン人がアフガン人自身で(パキスタン地域のパシュトゥーン人やバルーチ人もふくめて)自らの国を作るスタートラインに立てたのであり祝賀すべき年ともいえます。パキスタンの現政権の影が大きいのが気がかりですが、アフガニスタン領内では、外国の力を借りずに自分たちで新しい社会をつくろう、という動きが出てきています。今はターリバーン勢力への抗議の形が主流ですが、抗議活動を通してターリバーンを変革しようとしています。アフガニスタン・パキスタンでは、ターリバーンを生み出し支える伝統社会の、捨て去るべき因習や男尊基盤の変革なくしてこの地域の一般民衆にとっての未来はないのではないでしょうか。

メニュー<視点>
https://afghan.caravan.net/

アフガニスタンにはまる理由
「恩義」と「贖罪」と「責任」
「野口さんはなぜそんなにアフガンに一生懸命なんですか」とよく聞かれます。アフガニスタンは井上靖氏がいうように「アフガニスタンを一度訪ねた人は、二度三度と、この遊牧民の国を訪ねたくなる。不思議な魅力のある国である」のですが、わたしの場合、それだけではない。では、なぜか、自問自答してみました。

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メニュー<アフガンの声>
https://afghan.caravan.net/afghanvoices/

「外国に頼るのではなく、自分たちの血で新しい未来を切り開こう」
https://bit.ly/3r7G5Sy
この映像を見たら、どうしても皆さんに見てもらいたいと思いました。何度見ても、その必死の思い溢れる訴えに涙が出てきます。(長倉洋海さん談)

女性ら、男の服装でターリバーンに抗議
https://bit.ly/3fbAi8B
多くの女性たちがターリバーンの女性の衣服や行動監視などの規制に対して抗議しています。街頭でのデモは暴力的に鎮圧されますが、このように、室内で抗議行動を行い、ソーシャルメディアに投稿する動きが広がっています。彼女らの叫びを聞いてください。

「タリバンは単なる悪者ではない」
https://bit.ly/3r3A8FY
タリバンは単なる悪者ではありません。権力を握った「悪者」なのです。だから、権力を握り続けたいなら、変わらざるをえないのです。難民としてスイスに帰化しアフガニスタンとの2重国籍をもつ女性NGO活動家が、現実的な変革運動のあり方と決意について語ります。

戯画3話
https://bit.ly/3q721h2
アフガン人のユーモアのセンスを知る3作品。「パンドラの箱は開いた」「流血は続く」「飼い犬に手をかまれる」

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メニュー<世界の声>
https://bit.ly/3nbwEQy

アフガニスタンで殺された子供の数は 世界中の子供の死亡の27%
<ユニセフ発表> アフガニスタンで殺された子供の数は、世界中の子供の死亡の27%。写真は2021年8月29日-カブール:米国のドローン攻撃により、家族の10人のメンバーが死亡。そのほとんどが子供。

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メニュー<トピックス>
https://afghan.caravan.net/topics/

タリバンからの殺害予告 日本に逃れたアフガニスタン人家族は
<シャーリア法の範囲内で女子の教育や権利を認めると言っているタリバンだが、その実態は?>
タリバン「自爆部隊」組織へ IS系念頭か―アフガン
< イラン・イラク戦争時イランは少年兵1万名を地雷原を行進させ彼らの命と引き換えに地雷を除去した。同じようにターリバーンは自爆部隊を軍事パレードでも行進させていたのだが・・・>
アフガン情報機関、酒3000リットル運河に処分
<ターリバーンは国民の生死よりも戒律を優先する。そのような姿勢がいつまでもつもののだろうか・・・>
■ タリバン、女性単独の遠出を禁止 男性の同伴義務付け
<移動の際に女性が遭遇する危険より教育や就労で強制されている女性隔離の生存危機がはるかに重大・・・>
激しさ増す米中対立=「衝突回避」焦点
<政治経済対立を深めても、米国・中国ともに軍事衝突は避けたいのだろうが、信頼できる歯止めがない以上、危険は存在する・・・>
民主政権崩壊「責任かぶせられた」=ガニ元大統領主張
<アフガニスタンでは、インターポールはガニーを逮捕せよ、という声が渦巻いている。言い訳にしても見苦しい・・・>
経済破綻で餓死の危機=アフガン、抑圧鮮明に―タリバン政権奪取4カ月
<ターリバーンは変わらなければ政権維持はおぼつかない。しかし従来の姿勢を変える兆しはまだない。アフガン人にとっては、闘ってターリバーンを変えるか、餓死するか、逃散(故郷を捨てる)か、の3者択一しかない・・・>

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メニュー<読者の声>
https://afghan.caravan.net/voices/

<これはアフガニスタンの風景か!>
読者のKさんから寄せられた版画3点
心にアフガニスタンへの気持ちを待ち続けましょう>
昨年9月、集大成ともいうべき『写真集MASSOUD』を発刊された長倉洋海さんよりいただきました。長倉さんには本サイトのコーナー「便利帳」に掲載している「長倉洋海さんのアフガン緊急メッセージ」で貴重な情報を教えてもらっています。皆様もぜひ毎回チェックしてアフガン現地の生の声に触れてください。

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メニュー<編集室から>
https://bit.ly/3H1839w

<編集スタッフの制作余話>

☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第8弾。「軍隊と警察」。ターリバーンとの戦争状態が続くなか、米国は早急にアフガニスタンの軍隊と警察を整備・強化する必要に迫られていた。して、その実態は・・・

☆野口は「オミクロン株コロナの急拡大が始まったと大騒ぎ。でも驚いてはいけない。なんせこれは終わりの始まり。・・・」とつぶやいております。

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<映画情報>

『アフガン零年』(Osama)
2003年製作のアフガニスタン、日本(NHK)、アイルランド、イラン、オランダ合作映画(セディク・バルマク監督)。第1次ターリバーン時代を舞台にした女性蔑視隔離行為の非人道性を赤裸々に描いた名作。いまこそ必見の映画。TSUTAYAでDVDを借りられます。https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA00007ZP0K
<TUTAYAサイトによる紹介>
長年の戦争の末、タリバンが政権の座についたアフガニスタン。イスラムの教えを厳格に守ろうとするタリバン政権下では、女性は身内の男性の同伴なしには外出が許されなかった。そんな中、生計を支えるべき男たちを全員戦争で失い、祖母と母親、そして12歳の少女の3人だけになってしまった一家があった。彼女たちは外出も出来ず生活の糧を失う。母親は仕方なく少女を男の子に変装させて働かせることを決意。バレた時の恐怖に怯える少女をなだめると、そのおさげ髪をバッサリと切り少年の姿にして、亡き父の戦友だったミルク屋に働きに出すのだったが…。

『グレート・インディアン・キッチン』(上映日:2022年01月21日)
日本文学の主要テーマが家族制度だったのはまだつい最近までのこと。
アフガニスタンやインドではいままさに家父長制の矛盾が主要テーマ。しかし日本とて完全に乗り越えられたわけではありません。
<上映館>http://tgik-movie.jp/info/theater
<作品情報>
https://filmarks.com/movies/97345
https://cinema.pia.co.jp/title/187407/schedule/

 

 

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 2021年12月26日号

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今号はことし最後の発行となります。
本年はアフガニスタンにとっては歴史的大転換の年となりましたが、『ウエッブ・アフガン』にとっても誕生の年となりました。ご協力に感謝申し上げます。
来年も皆さまのご多幸をお祈りするとともに、変わらぬご支援のほど、お願いいたします。
以下、最新更新情報をお伝えいたします。

メニュー<視点>

「知」は力、知のない力は「知」には勝てない <映画『カーブルの孤児院』を観て想う>

ソ連軍の進駐下で進められた近代化の努力も、米欧軍の支配下で進められた近代化の試みも、上からの強制的なものであったがために、国全体のものとして実現はされなかった。しかし、そこで希求され実現されようとした価値はアフガン民衆に受け止められ脈々と受け継がれていることをしのばせる得難い映画でした。また、この作品を監督したのがカーブルで映画製作を学んだ30歳に満たない若い女性であり、しかも作品完成が2019年であったことに、二重三重の驚きを感じました。

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メニュー<アフガンの声>

カルザイ元アフガン大統領へのAP通信インタビュー

カルザイ氏は言う「混乱を回避するため、ターリバーンを招き入れた」。トピックス欄でも紹介したが、最近はカーブルにあってターリバーン擁護の発言を繰り返している。果たしてそれは本心なのか、ターリバーンに強制的に言わされているのか。WAJの分析によれば、ガニー、ハリルザド3人組の、パシュトゥーン人の利益防衛のためのもとからの本心にちがいないのだが・・・

こうしろというのか!(風刺漫画)

これはただ、見て苦笑いするしかありません。

スイスでアフガニスタン協会の連携進む

海外在住アフガニスタン人の母国を想う運動が統一に向けて動き始めています。そのひとつが、国連はじめ国際機関の集合地スイスでも進んでいます。

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メニュー<トピックス>

アフガンのカルザイ元大統領、タリバンとの協働を国際社会に呼び掛け
<数百万人が直面していると心配されている深刻な餓死の危険。国際社会への支援を訴える元大統領。その前に自分の責任を明らかにすることではないのか>
国連がタリバンに600万ドル支払い提案、支援団の安全確保で
< これまでターリバーンの攻撃から身を守っていたのではないのか? 強盗に家を守ってもらうようなもの。泥棒に追い銭よりたちが悪い・・・>
OIC臨時外相級会合で人道信託基金の設立が発表
<干ばつと飢饉と寒さ、それに行政無能のターリバン。人道援助は喫緊の課題だが、ターリバーンを野放しにしてはならない・・・>
APインタビュー:カルザイは「混乱を止めるためにタリバンを招待した」
<混乱の第一級の責任者がここまであけすけに自白するとは。言うに事欠くとはこのことか・・・>
パキスタンの港での一帯一路の座り込みは終わりの兆しを見せていない
<パキスタンの主要な一帯一路港湾プロジェクトの本拠地で大規模な座り込み抗議がつづいている・・・>
タリバン、72人を超法規的に殺害か 国連
<裁判制度は西洋かぶれ、西洋文明への屈服拝跪か・・・>
アフガニスタンへの支援解禁、人道危機対応で=世銀
<干ばつによる飢餓と寒さが襲うアフガニスタンの今年の冬はとりわけ厳しい。第一の責任は権力を掌握したターリバーンにある・・・>
民主主義サミット閉幕 バイデン氏「自由を求める火、消せない」
<アフガンでの失地回復を図り西ではロシア、東では中国を締め上げて軍事ケインズ政策を進めるアメリカ。果たしてうまくいくのか・・・>

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メニュー<編集室から>

<編集スタッフの制作余話>

☆今週は、金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ 」は第7弾。2003年春のイラク戦争とその後の混乱が米国のアフガン政策にもたらした影響は? 関係者の証言がつづきます。
☆野口はバイデン大統領が主唱してひらかれた「民主主義サミット」にからんでおります。チャーチルさんは「民主主義は最悪のものだがこれまでの制度はそれ以下」という意味の演説をしたそうです。「民主主義サミット」って世界を舞台に最悪コンテストをしてるようなものじゃないかと思ってしまいます。

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■<映画情報>

中央アジア今昔映画祭
東京では渋谷のユーロスペースで大みそかまで上映されます。
見逃された方はまだ可能性があります。
https://trenova.jp/centralasia/

『グレート・インディアン・キッチン』
日本文学の主要テーマが家族制度だったのはまだつい最近までのこと。
アフガニスタンやインドではいままさに家父長制の矛盾が主要テーマ。しかし日本とて完全に乗り越えられたわけではありません。
https://filmarks.com/movies/97345
https://cinema.pia.co.jp/title/187407/schedule/

 

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 2021年12月13日号

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メニュー<視点>

■ アフガンのつぎ、西はウクライナ、東は台湾 <アメリカの2番手たたきの標的となった中国>

転んでもただでは起きないアメリカ。アフガニスタンの泥沼を中国とロシアに押し付け、西ではウクライナ問題にかこつけてロシアを、東では中国をけん制。その狙いは、弱体化してきたアメリカの足元にヒタヒタと寄せくる中国をたたくこと。果たして、ソ連や日本たたきに成功したように、今度もうまくいくのだろうか。

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メニュー<アフガンの声>

米イスラム教の2つの顔と2つの価値! 
あの、女性差別やアルコール厳守など、もっとも厳しいイスラム戒律の国と思われているサウジアラビアで、きらびやかなレッドカーペットを敷き詰めた「紅海国際映画祭」がいま、開かれています。アフガニスタンでは映画はおろかテレビ番組でさえ女優の出演禁止、女性ライターによる出版も禁止。「紅海」と爆弾テロに苦しむアフガニスタンを重ねたコラージュが送られてきました。

米国アフガン占領20年の失敗―その原因<5> 
ターリバーンがカーブルを占拠して4カ月。国づくりの方針はおろか、差し迫る干ばつや食糧危機に対する対策もなく、ただひたすら千年以上も前に発案された戒律や辺境の地に残った固陋を押し付けるターリバーン。「イスラームの先輩国(?)」サウジアラビアは、女性の抗議で自動車の運転を認めただけでなく、ビジネスとしてフィルム・フェスティバルを自国で開くまでに「進化」している。それらをイスラームの退廃とするターリバーンがいま、アフガニスタンで行っている文化破壊の実態を、ファテー・サミ氏が暴きます。

アフガニスタン変革運動が集会とデモ 
ガニー政権内にあって女性の権利を求めて闘っていたファウジア・クーフィ氏が党首をつとめるアフガニスタン変革運動はターリバーンのカーブル占拠後も闘っている。アフガニスタンの民主化の闘いは40年のときをさかのぼって振出しに戻り、これから、本当の闘いが始まるのではないのだろうか。

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メニュー<トピックス>

民主主義サミット閉幕 バイデン氏「自由を求める火、消せない」
<アフガニスタンで転んでもただでは起きないアメリカ。新疆ウイグルでのイスラム弾圧や台湾への強圧などに反対して民主主義サミットを開く、その真意は?>
アフガニスタンの女性議員、今はどこに? 権利のためになお闘う
<女性国会議員や300名を超す女性判事など旧政権下で重要ポストについていた女性らには失職だけでなく命の危険がある・・・>
タリバンに教育を禁止され…… 絶望するアフガニスタンの少女たち
<マスコミのタイトルは「絶望」。しかし、国内で闘い続ける女性もたくさん存在する・・・>
「アフガニスタンは大変なことになっている」 カブールに残る女性の権利活動家
<パキスタンやイスラム極端派に支持されてカーブルを占拠したターリバーンに、命の危険をおかしてまで戦う女性たち・・・>
<最新>国民抵抗戦線(NRF)がプレスリリース発表「アフガニスタンに関するOIC閣僚会議を歓迎」
<パンジシール州を拠点とする国民抵抗戦線はイスラム協力機構への働きかけをおこなっている・・・>
ロシア アメリカが開催する「民主主義サミット」を痛烈批判
<「民主主義」の押しつけが混乱を生むように、アフガニスタンでの「社会主義」の強制が現代世界の混乱に拍車をかけたのだが、・・・>
アフガン旧治安部隊100人以上が殺害や失踪 タリバン復権後=人権団体
<「下部の暴走」は言い訳にならない。なら、下部を罰し、自らも辞任に当たることを認識せよ。それが責任の取り方・・・>
タリバン、投降したアフガン治安要員を数十人処刑 人権団体報告書
<恩赦を与えるはずではなかったのか。・・・>

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メニュー<編集室から>

<編集スタッフの制作余話>
☆今週は、金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第6弾。国際的ポーカープレーヤーが、アフガニスタンで銀行を立ち上げ、銀行業のギャンブル化を果たして銀行王となった、嘘のようなまことの話。軍事や行政だけでなく、アメリカとアフガン人がやったデタラメのひどさと規模は理解の埒外。

<映画情報>

『カーブルの孤児院』
12月に全国のミニシアター6館(ユーロスペース、横浜シネマリン、名古屋シネマテーク、出町座、第七藝術劇場、元町映画館)にて『中央アジア今昔映画祭』が開催されることが決定した。今年12月はソビエト連邦崩壊から30年。この節目に、ソ連から独立した5カ国、カザフスタン、キルギス(クルグズスタン)、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンと、これらの国と深いつながりを持つアフガニスタンを加えた6つの国の新旧9作品を一挙上映。アフガニスタンからは『カーブルの孤児院』
http://eiganavi.entermeitele.net/news/2021/10/12-8caa.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec2b1570aaa523f86beaa1e78ad8bb4a8c62647d

・『カーブルの孤児院』の面白さは下記でよく紹介されています。

【アフガニスタン映画】『カブールの孤児院/The Orphanage』アフガニスタン、インドとソ連に邂逅

『グレート・インディアン・キッチン』
日本文学の主要テーマが家族制度だったのはまだつい最近までのこと。
アフガニスタンやインドではいままさに家父長制の矛盾が主要テーマ。しかし日本とて完全に乗り越えられたわけではありません。
https://filmarks.com/movies/97345
https://cinema.pia.co.jp/title/187407/schedule/

 

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 2021年11月29日号

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メニュー<視点>

■ アメリカは本当に負けたのか? <アフガニスタン戦争の本質>

元アフガニスタン人民民主党幹部のアサッドラー・ケシュトマンド氏の論文「米国にとってアフガニスタンでの『敗北』の意味とは?」を受けて、国家政策としての「戦争」でアメリカは勝ちつづけており、その継続として次の標的を中国に定めている事実を指摘する。

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メニュー<アフガンの声>

米国にとってアフガニスタンでの「敗北」の意味とは?
「テロリズムとの戦い」がワシントンの本当の目標だったのだろうか。それともその侵略は他の目的を覆い隠すための煙幕だったのだろうか、と、元PDPA(アフガニスタン人民民主党)中央委員のアサドゥラー・ケシュトマンドは自問し、戦場での戦闘でアメリカ軍は負けていない、と論じている。

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メニュー<世界の声>

2021.9.24 RAWAと連帯する会オンライントークイベント『アフガニスタン混迷の20年を問う―女性の権利を求めるRAWAの闘いは今』

<地域の支配的因習や制度、外国軍や同国男子からの差別・虐待・レイプなどアフガニスタンでの過酷な女性への人権侵害と闘って44年、RAWA(アフガニスタン女性革命協会)とそれを支援する日本の活動を語る1時間40分の動画イベントを完全収録!>

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メニュー<ユーラシア>

『一帯一路と中央アジアの動向』
<21世紀に地球上の政治・経済の中心地域になるユーラシアの現状の見取り図>を日本ビジネスインテリジェンス協会・中川十郎会長のエッセーが簡潔に提示します。

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メニュー<便利帳>

■ <報道>欄に「長倉洋海さんのアフガン緊急メッセージ」へのリンクを追加しました。パンシールの山の学校を支援する長倉さんの随時アップされる現地直結の情報とメッセージが貴重です。

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メニュー<トピックス>

タリバン、女優出演ドラマの放送中止を通達
<テレビが普及(すくなくとも都市部では)し、ターリバーンの兵士ですらスマホに熱中しているこの時代に、いつまでそんなアナクロニズムが通用するんだろうか>
かつてテロ組織が無視していた中国が、いまやアメリカに変わる攻撃対象に
<現実にパキスタンでは中国主導のプロジェクトなどがテロ攻撃の対象となっている・・・>
19歳パレスチナ女性の「悲劇」…未来を奪ったのはイスラエルではなくハマスだった
<極端なイスラーム解釈は人類進歩の逆風だと思うのだが・・・>
帰国の米兵「戦争は、ほとんどの人にとって良いことなど何もない」 戦死より多い帰国後の自殺
<非人間的行為を強要される戦場において正常な人間の心を破壊するPTSDは心だけでなく生命そのものをも奪う・・・>
対テロ戦争費用は20年間で880兆円 死者90万人、米大学が報告
<この冷酷な現実を金銭的な利益に変える社会システムが存在する>
中国の砂漠に米軍艦の実物大図形 衛星画像で判明
<戦争は国家指導者にとっては政治の延長であるだけでなくビジネス行為>

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メニュー<編集室から>

■<編集スタッフの制作余話>
☆今週も、金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」読み込み第5弾が冴えます。民主国家をこしらえるという旗印のもと米国がアフガニスタンでいかにすさまじい“ばらまき”をしたか。それは決してアフガニスタンの人びとの生活向上のための投資ではなく、戦争をビジネス、財政活動の一手段と考える「戦争ケインズ主義」とでもいうべき確固たる経済理論に裏付けられたものととらえる以外にないと思わせます。
☆11月27日から2週間の予定で東京新宿K’s cinemaで開幕したペルー映画祭。皮きりの『ペルーの叫び』。サッカーを素材にアフガニスタンとは別の意味で「国民とは何か」「国とは何か」を問いかける映画でした。

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 2021年11月9日号

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メニュー<視点>

■ ターリバーン擁護論を読む

『タリバン復権の真実』(中田考著、ベスト新書)を知取り寄せて読んでみました。

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メニュー<世界の声>

長倉洋海さんの「アフガン情勢に関するメッセージ」
風雲急を告げるアフガニスタン情勢について長倉洋海さんからの緊急メッセージ。長倉さんが一貫して伝え、支援しているマスードはじめパンジシールの人びとの生活や闘い、全国に広がろうとしている国民抵抗戦線の動きなど、最新情報とコメントを読めます。必読のページです。また、『ユーラシア』のページにはパンジシールの「山の学校」報告会案内が掲載されています。

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メニュー<VIDEO>

■ NHK ETV特集「アフガニスタン 運命の8月」

アフガニスタンとの合作映画を製作、さらにはアフガニスタン映画祭を日本各地で開催してきた映画監督・井上春生さんが、ターリバーンがカーブルに入城した直後のアフガニスタンと電話で結び、緊迫した状況を取材。なまなましい現地の声を伝えます。

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メニュー<トピックス>

アフガニスタンで女性4人殺害される 渡航名目で誘い出されたか
<タリバンの報道官が発表しているがタリバンメンバーの犯罪ではないとはいえない。現在も「人権」は西側の反イスラーム的思想としてタリバンは排斥している。・・・>
カブール病院襲撃、ISが犯行声明
<ISもISホラサンもタリバンの仲間。しかし外国軍の駐留なき現状での自爆テロの頻発はタリバン内の深刻な対立を証し出している・・・>
アフガン首都で軍病院襲撃 19人死亡、50人負傷
<自爆はタリバンが称揚する、神に祝福される戦術である。・・・>
披露宴で招待客3人射殺、音楽演奏が原因か アフガニスタン
<タリバンは20年前と同じようにシャリーアに反する行為(音楽・舞踊ほか)を禁じ、違反者には体罰やむち打ち、石打ちなどを行っている。・・・>
シーア派モスクで自爆攻撃、32人死亡 アフガン南部
<シーア派への虐殺行為はタリバンのカーブル占拠後も続いている。タリバンらスンニ派極端派にしてみればシーア派は不倶戴天の敵でありジハードの対象。・・・>

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メニュー<編集室から>

■<編集スタッフの制作余話>
・金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」(英文)第3弾。アフガンでの選挙について、関係者のため息が漏れてきます。
・野口委員は地球儀を手にしたタリバンの州知事がアフガニスタンがどこか知らなかったという動画を観てつぶやきました。

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 2021年11月1日号

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メニュー<視点>

■ アフガン戦争でアメリカは何を学んだか

そして日本は何を学ぶべきか。アメリカの著名なシンクタンクCFRに掲載された論文を紹介しながら、アメリカがどう考えているか、日本はどう考えるべきかを探ります。

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メニュー<アフガンの声>

米国アフガン占領20年の失敗―その原因<4>
<視点>で紹介したCFR論文と呼応する内容。アメリカが見て見ぬふりしてきたパキスタンの軍(ISI)・政府とターリバーンとの関係。それとアフガニスタン政府内から呼応しながらアメリカ政府を出し抜いてきたアフガン人の策略を暴きます。

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メニュー<研究/提言>

■ 新掲書 『苦悩するパキスタン』

アフガニスタン問題をパキスタンの視点から考える場合に基本的な視点を与える書。なぜパキスタンがイスラーム過激派、テロリストの拠点となるのか、そして「破綻国家」と呼ばれたりするのか、その原因をパキスタンという国の歴史と社会政治経済の実相から明らかにしていきます。

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メニュー<編集室から>

■<編集スタッフの制作余話>
・金子編集委員が前回に続き「アフガン・ペーパーズ」(英文)を読んでつぶやいております。<視点>の「アフガン戦争でアメリカは何を学んだか」に呼応。
・野口委員は衆院総選挙に驚いております。大阪選挙区では自民全滅。公明党との合意のもと議席をゆずった4選挙区以外の15選挙区はすべて維新の勝ち。いうならば維公全勝。ターリバーンのカーブル無血開城の時以上の驚きだとつぶやています。

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メニュー<トピックス>

■ イラン:アフガニスタンに関する近隣7カ国外相会合を主催
<アフガニスタンに同じ宗派のシーア派をもつイランは何を考えているか・・・>
■ 中国の王毅外相がターリバーンのバラーダル副首相代行と会談
<まだどの国からも承認を受けていないターリバーンだが、周辺諸国との根回しを着々と進めている。>
■ アフガンのISIS系組織、来年にも対米攻撃可能になる恐れ 国防総省高官
<どうしてもイスラームテロ組織が必要な米軍は・・・>
■ アフガニスタンの食糧危機が深刻化、人口の半分に影響 国連警告
<GDPの4割を国際援助にたよっていたアフガニスタンの経済は崩壊状態。アフガニスタンの冬は厳しい・・・>
■ 強硬派イスラム教指導者の葬儀に30万人超、パキスタン
<イスラーム過激主義の温床となっているパキスタンでその伝道師の死に30万人。>

 

・その他、コンテンツ満載!

 

 

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 2021年10月25日号

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メニュー<視点>

■「アフガニスタン――これからが本当の国づくり」!

戦争の目的はなんだったのか。過激派の代名詞ともなっていたハッカーニ―内相代理が「自爆犯は英雄だ」として遺族に「報奨金と土地を贈与する」と語った現実をもとに、アフガン人にとって40年におよぶ戦争がなんであったのかを考察します。

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メニュー<基礎データ>

■<アフガン戦争センサス>
・上記ページの末尾にリンク情報。
【アフガニスタン戦争における犠牲者数】
・「延近 充の政治経済学講義」中のアフガニスタンのページ

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メニュー<トピックス>

■ 女性の元アフガニスタン議員、裁判官がギリシャ首相に会う
<動向が心配されていた女性判事らの一部の動静が・・・>
■ ロシアでタリバン含めてアフガン情勢協議 中印も参加
<アメリカは欠席。中、露、パキスタンの思惑なるか?>
■ 米国のアフガン和平担当が辞任
<カルザイ、ガニーらとの3人組のリーダー・ハリルザド、引責?>
■ パキスタン国際航空がアフガン便を停止、タリバンの「強引さ」理由に
<ターリバーンの実務能力のなさかそれとも自主性か?>
■ 改革者王アマヌッラーハーンのカブールの肖像画をぬりつぶす
<改革を嫌うターリバーンの本性か、それとも偶像崇拝の否定か>

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メニュー<研究/提言>

■ 新掲書1『西南アジアの砂漠文化――生業のエートスから争乱の現在へ』松井健 2011年 人文書院刊
焦点となっているパシュトゥーン族の思考回路を永年のフィールドワークを通して実証的に解明した、画期的な労作。

■ 新掲書2『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』宮田律 2019年 平凡社刊
アフガニスタン問題はアフガニスタンだけをいくら詳しく見ていてはわからない。この「黒い同盟」の中心にパキスタンがいる。

・その他、コンテンツ満載!

 

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 2021年10月18日号

メニュー<視点>

「微笑みの来た道」は「イスラームも来た道」!

 

メニュー<アフガンの声>

裏切られたアフガニスタン
ターリバーンのカーブル入城直後の緊迫したカーブルから、女性解放を闘う「One Billion Rising」の活動家が匿名でなければ伝えられない緊迫の真実を伝えます。

ターリバーンの官製集会
アフガニスタン北部の州都マイマナの女子高で挙行されたターリバーンの官製集会とデモの動画と写真。住民の支持を演出するターリバーンの必死さが伝わる珍しいレポート。

Fateh Sami氏の力作「米国アフガン占領20年の失敗」連載3回目
ガニー政権が陥った罠、それはなにか。在外のアフガニスタン人が声を大にして叫ぶ、アフガニスタン支配の陰謀。世界はそれに気づくだろうか。

 

メニュー<世界の声>

日本でも東京と大阪で支援行動、そして全世界で!
アフガニスタンで闘うRAWA(アフガニスタン女性革命協会)やアフガニスタンとの世界連帯行動を呼びかけるOne Billion Risingに応えて、日本でも東京と大阪で連帯行動が挙行されました。そして、世界でも・・・

10月10日、アフガン女性の日、オランダで抗議集会
アフガニスタン国内と国外をネットでつないだ集会や行動が展開されています。今回は、アムテルダムでの行動が寄せられました。

 

メニュー<Q&A >

群雄割拠のアフガニスタンは5つくらいの州が連邦政府を築く方向にいくのでしょうか?
アフガニスタンの国の形は、三権分立のイスラム共和国、ターリバーンの主張するイスラム首長国が唱えられてきましたが、いずれも中央集権制度。それに対して連邦政府案や分国論などが唱えられています。いずれに向かうかはアフガン人自身が決めるわけですが、論議の前提条件を考えてみます。

 

<トピックス>

RAWA(アフガニスタン女性革命協会)がタリバンの乗っ取りに対応
パキスタン国際航空がアフガン便を停止、タリバンの「強引さ」理由に
アフガニスタン:米国・ターリバーン間協議に見る双方の思惑
アフガン北部のモスクで自爆攻撃 少なくとも50人死亡
タリバン、少数派ハザラ人13人を殺害か 国際人権団体調査に

 

メニュー<研究/提言 >

新刊『アフガニスタンを知るための70章』

 

メニュー<編集室から >

編集者の声

 

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 2021年10月04日号

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アフガン問題の本質-パキスタンに注目を!

 

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この悲痛な叫びは必ず世界を変えるでしょう。

この少女の訴えを聞け

 

論説はFateh Sami氏の「米国アフガン占領20年の失敗-その原因<1>」と「米国アフガン占領20年の失敗-その原因<2>」。原因を内的要因、外的要因に分けれ詳細に分析。必読です。

米国アフガン占領20年の失敗-その原因<1>

米国アフガン占領20年の失敗-その原因<2>

 

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■ 群雄割拠のアフガニスタンは5つくらいの州が連邦政府を築く方向にいくのでしょうか?
■ アフガニスタンに残った人々のために、私達に何か出来ることはあるのでしょうか?

 

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■「連邦制」の話、面白く読みました
■ 国家を形成する難しさを痛感
■ 終戦直後の我が国も同じ様な状況を経験したはず
■ アフガンの方が希望を感じます

 

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 2021年9月20日号

メニュー<視点>

韓国在住の友人との会話から

 

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ターリバーンがカーブルに入城してから1カ月が過ぎ、カーブル市民の女性抑圧や人権無視の振る舞いに市民が街頭に出ての抗議行動が展開されています。ターリバーンの暴虐とそれに抗議する市民の生の声が届きました。

アフガン女性への抑圧をやめよ!
ロンドンで3人のアフガン女性、ハンガーストライキを挙行
国際法に反逆するタリバン!
報復はしない、国民全員に恩赦をあたえる、はウソ

論説はふたつ。ひとつはアフガニスタン共和国の副大統領だったアブドゥル・ハミド・ムータットさんの、ラジオリバティとのインタビュー。現在の問題がどこにあるか、明快に語られます。

ターリバーンは津波のようなものだ!

パンジシールでの爆撃攻撃の前にカーブルを訪れてターリバーン幹部との会合をおこなったパキスタンISIの陰謀を暴露します。
ターリバーンとダーイッシュの生みの親ISI長官、子供喧嘩の恥ずべき仲裁

あわせて、広範な国民を糾合した政府をつくるには連邦制を導入するしかないと主張する、もとアフガニスタン共和国副大統領のスルタン・アリ・ケシュトマンド氏の主張が必読。
・いまこそ連邦制を真剣に!
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世界中でアフガン人(とくに女性)が反人権のターリバーンに抗議する闘いを展開しています。8月28日には世界35カ国で統一行動が挙行されました。その後もつぎつぎとレポート寄せられています。その一部をご覧ください。

集会、デモ、ハンガーストライキ、EU議会への陳情活動などなど

 

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 2021年9月1日グランドオープン版 

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アフガンの人びととターリバーンが直面する課題/ ‎

ウェッブ アフガン イン ジャパン(Web AFGHAN in JAPAN: WAJ)はアフガン人研究者、元カーブルタイムズ編集者、SBSラジオ放送局アシスタントで経験豊かなフリーランスジャーナリストであるファテー・サミ(Fateh Sami)氏にインタビューを行った。このインタビューは2021年8月20日にファテー・サミ氏になされた「ターリバーンはなぜ、かくも速く、全土掌握できたのか?」の続編。マスメディアが報じない事実が明かされる。

ガニーを逮捕せよ

「ターリバーンの電撃的な進撃」の裏にはガニー政権がターリバーンと内通し、同じッパシュトゥーンの部族偏愛主義によりアフガニスタンをターリバーンに売り渡したことが最大の要因である。彼は国軍にターリバーンへの抵抗をやめさせ、投降させ、自分はさっさと国外へ逃亡した。その怒りを、ヘラートを中心に女性の人権をはじめ、アフガニスタンの進歩のために戦い続けて来た女性活動家が厳しい詩の言葉で糾弾する。

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世界に広がる抗議の輪/Amsterdam
8月28日、世界35カ国で一斉に、ターリバーンのカーブル占拠とアメリカおよびNATO軍の無責任拙劣な撤退劇を批判し、アフガニスタンの平和と進歩、人権を守る決意を示す大衆行動が展開された。アムステルダムの行動を伝える。女性の参加、発言・行動が目立つ。

アフガン人とロンドン市民、連帯デモンストレーション/London
ロンドンでは、28日に先立って21日にも抗議行動が行われた。2回の行動を写真と動画で伝える。ここでも女性の活躍が光る。

アフガンの人びとを孤立させるな!/Don’t isolate the people of Afghanistan!
ロンドンを拠点に活動する、歴史ある活動組織〝Liberation(解放)〟が、タリバンのカーブル占拠をめぐり、アフガンの人びとを支援、連帯する決意を示した声明。同組織は、世界を侵略し植民地支配した宗主国の国民として、世界から植民地、民族抑圧をなくするための活動を永年続けている。

メニュー<読者の声>
プレオープン時に寄せられた読者からのメールを紹介します。あなたのご意見・感想もぜひご投稿ください。コーナーに行く

メニュー<Q & A>
本Web定期寄稿者であるアフガン人ジャーナリスト=ファテー・サミと本Webスタッフがプレオープン時に寄せられた読者からの質問に答えます。コーナーに行く

メニュー<研究/提言>
公的機関/研究機関/民間研究者などによるアフガニスタンにかかわる研究や提言は、ソ連の軍事介入以降おびただしい数にのぼる。ここでは参考になる公開文献を紹介する。今回は17本の論文と書籍。コーナーに行く

メニュー<編集室から>
お時間がありましたら、当Web編集者の思いをお聞きください。コーナーに行く

 

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 2021年8月22日版  

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タリバンはなぜ、かくも速く、全土掌握できたのか?
世界を驚かせたターリバーンの電撃的なカーブル入城、全土掌握。アフガニスタン政府の腐敗堕落や体たらく、アフガン国軍のひ弱さ・戦意のなさ、アメリカ政府や軍の撤退戦の稚拙さなどがマスコミでは取りざたされ、ここでも「識者」があれこれとあげつらうが、実は1年半以上も前にアメリカは敗北を認め、ターリバーンを国家として認め、アフガニスタン問題の管理をパキスタンに任せてた。今回の事態はその必然の結果だったのである。WAJでこのことを最初から暴露し警鐘をならしつづけてきたファテー・サミ氏に緊急インタビューした。今回はその導入に当たる第1回。

進行する陰謀、ターリバーンへの無血明け渡し
なぜカーブル体制は都市を次々とターリバーンに明け渡すのか?
陰謀によって都市が次々とターリバーンに明け渡されている。あしもとに迫る奇妙な現象。憎しみの血がたぎりカーブル体制が災いの箱をあける。国連安全保障理事会はアフガニスタンで代理戦争を続けるパキスタンに(刑事懲罰的)制裁を科すべきだ。

「今こそ連邦制を真剣に! アフガニスタンの平和と国家システムに関する提言」(元アフガニスタン首相/副大統領・スルタン・アリ・ケシュトマンド)
10年におよぶ4月革命を最初から最後まで指導し失敗した責任を放棄することなく、亡命後も一生をかけて平和で豊かなアフガニスタンをめざして闘いつづける革命政治家の責任ある姿勢に打たれる。また、氏が強調する、対立を力によって解決するのではなく、多様性を認め他者に対する尊重、真の平等、連帯の強調は、武力による革命の限界に対する深い反省の念を感じる。

「侵略、抵抗、国民の終わりなき受難」(元アフガニスタン共和国副大統領・アブドゥル・ハミド・ムータット)
8年に及ぶ日本でのアフガニスタン大使としての役割を果たし、混乱を深めるアフガニスタンの国民和解による平和実現のために帰国。ソ連軍撤退の実現に力をそそぎ、ナジブラー大統領と反政府ゲリラ、とくにもっとも強靭な反政府勢力であったマスード氏との交渉にあたった。しかし努力むなしく人民民主党政権は崩壊に向かう。国家の崩壊の極限状況にあって逃亡したナジブラー大統領にかわり、ムータット氏はイスラム共和国最後の副大統領としてムータット氏と協力して北部同盟への平和的な権力移譲という歴史的な役割を果たし切った。その氏が、米軍の敗退、ターリバーンの勃興をまえにアフガニスタンの課題について提言する。(政権崩壊のいきさつは単行本『わが政府 かく崩壊せり』に詳しい)

アフガニスタンを手放すアメリカ
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第5弾。アメリカはアフガニスタンをパキスタンのダーイシュ(シリアを拠点とするテロ組織)とターリバーンに引き渡そうとしている。それに対してロシア、中国、インド、イランは困惑する。ターリバーンはカーブル占拠にむけ最後の段階を踏もうとしている。こうなった背景を解読するとともに脱出の方途を検討する。

侵略者と占領者のアフガン国民への凶悪犯罪
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第4弾。パキスタンとその支援国による代理戦争はアフガニスタンを破壊している。ターリバーンにNOを、腐敗した政府にNOを、民衆蜂起を支えよう!

内戦がアフガニスタンに迫っている(ファテー・サミ)
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第3弾。アフガニスタンから軍隊を撤退させるアメリカの危険な戦略=「アフガニスタンの泥沼にロシアと中国を巻き込む」の現実をアフガニスタンの国内から見つめ、分析する。外国軍の撤退によりタリバン勢力が伸長し内戦状態が長期化する根拠はどこにあるのか、そしてそこから脱出する道はどこにあるのか?

「ターリバーンとアシュラフ・ガニ政権は同じコインの裏表」(ファテー・サミ)
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第2弾。なぜ武力をもって対立するガニ大統領とターリバーンがコインの裏表なのか。そしてなぜ、誰が、どんな目的でターリバーンを背後で操っているのか。アフガニスタン人にとってどちらを選ぶかではなく、連邦制による自治こそがアフガニスタンが統一をとりもどし、平和を実現する道であると説く。

「米軍は去る。ガニ、援助を求めバイデン訪問も、暗雲ただよう終盤戦」(ファテー・サミ)
アフガニスタンの気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏が、ガニ大統領の最後のあがきを完膚なきまでに暴き出す。なぜガニ大統領はコロナ禍のなか60人もの大部隊を引き連れてワシントンに向かったのか。ターリバーンの影響拡大が続く緊迫したアフガニスタン現地での劣勢で尻に火が着いたガニ政権の土壇場でのあがきを鋭く分析している。

メニュー<ユーラシア>

写真家・長倉洋海さん、アフガン訪問直近報告
マスード暗殺から20年の今年、マスードの闘いと人となりを写し続けてきた長倉さん、主宰する山の学校を、コロナ禍のなか2年ぶりに訪問しました。その直近のレポート!

メニュー<中村医師追悼>

中村哲医師追悼の会--中村先生と共に歩む--
凶弾に倒れた中村先生および護衛につき責務を果たしていたアフガン人5名の尊い命に敬意をはらい、一周忌の機会に、先生らの業績を振り返る追悼会の全記録。本サイトでは、この記録を永遠にとどめておくために、転載させていただいた。黙祷。

中村哲医師の業績「アフガニスタンにおける大いなる実験」(高橋博史・元駐アフガニスタン大使
アフガン人より現地語が堪能といわれる高橋さんは、参事官時代の1999年、キルギスで発生した国際協力事業団の日本人技師らが反政府組織に誘拐された事件で、現地の武装勢力とじかに会い、事件を解決したことで知られている。その高橋さんは今度は、駐アフガニスタン全権大使としてカーブルに赴任時代、中村哲医師と再会し、中村さんの偉業を世に知らしめる活動を始める、そのいきさつが、いま語られる。貴重な一文。中村医師らの偉業を後代に伝えるために、転載させていただいた。

メニュー<YouTube>

● タリバンとの平和的共生をめざして
タリバンから命を狙われてもひるまず、アフガニスタンの平和と民主化のためにたたかう女性活動家。現在はターリバーンとの和平交渉団の一員としてドーハ会議などに出席している。この映像はドーハ会議の模様をトルコ公共放送のインタビューに答えたもの。

● アフガン ダンス
YouTubeのだいご味はとにかく楽しめること。たっぷりアフガン情緒に浸ってください。今回はアフガニスタン外の映像がおおいですが、少しずつ現地各地の各民族の伝統舞踊なども集め、解説できるようにしていきます。