2023年7月5日より新サイトに移行しました。
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■読みどころ■
(新着情報&読みどころ。メニューの文字をクリックしてご覧ください)
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2023年6月25日号
●カーマプレス、アフガン女性と少女のための特設ページを開設。
⇒ https://www.khaama.com/category/women-and-girls/
● Baamdaad(亡命詩の家)、日本での日本語版作成状況をHPに掲載。表紙案も紹介している。
⇒ https://www.baamdaad.net/post/no-jail-can-confine-your-poetry
● 6月20日は世界難民の日でした。先日可決された入管法の問題点を難民支援協会が解説しています。知ることが重要。
⇒ https://onl.sc/6ydXmKq
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メニュー<視点>
■ 終わりの始まり
~祖国敗北主義の歴史、再来なるか?~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~068
<原稿執筆中、とつぜんワグネル創設者プリゴジンの反乱のニュースが飛び込んできた。アフガニスタンで進行中の、日本人のほとんどが知らないターリバーンとパキスタンが取り決めた恐るべきプロジェクトの進行。ウクライナ戦争の進展とそれは関係があるのか、ないのか・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 予断を許さぬアフガン情勢
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/23/sami_53/
<ターリバーンがカーブルに再来して1年10カ月、アフガニスタンではパシュトゥーン族の民族排外主義、民族浄化ともいうべき「政策」により、パキスタン領内のパキスタン・ターリバーンがアフガニスタン北部に「移送」されている。その驚くべき実態が今回の論考では暴露されている。<視点>と合わせてお読みいただきたい・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ますます厳しい処罰に走るターリバーン
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/24/taliban-punishments/
<女性に対する過酷な差別・抑圧にかぎらず、独特のイスラーム理解に基づく体罰や処刑の実質つづけるターリバーン。国外やイスラーム諸国からの批判にも耳を貸そうとしない。アフガニスタンの人々だけでなく、国際的にも孤立を深めるターリバーン体制はどこにいくのか・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 私にできることは何なのか
<神奈川県ユニセフ協会主催のセミナーにZoomオンラインで参加して考えました・・・>
■ 大阪、RAWAと連帯する会の集会に参加して
<きりのないグローバルの不幸な現状に、少しだけでも想いを致す時、ことばが立ち消えてしまいます・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ カーマプレス「アフガニスタン女性」専用コラムを開始
<本『ウエッブ・アフガン』が以前からレスペクトし、シェアしているジャーナルのひとつ、『カーマプレス・ニュースエージェンシー』が女性問題専門サイトを立ち上げました・・・>
■ ターリバーンの女性、少女に対する扱いは「ジェンダー・アパルトヘイト」の可能性:国連専門家
<国連がターリバーンによる女性差別は「ジェンダー・アパルトヘイトの疑いがある」と声明を出しましたが、アフガン女性が置かれている状態は「差別」という言葉では表現できない本質的で社会的なシステムに発する現象です・・・>
■ ナンガルハール州で5人目のポリオ陽性者が発生、撲滅活動への懸念が高まる
<世界のほとんどの国で撲滅されたポリオがアフガニスタンではいまも連続して感染が確認されています。アフガニスタンでポリが存在している限り世界は安全ではありません。ビル・ゲイツ氏も乗り出そうとしているようです。・・・>
■ TTP戦闘員がタハール州にひそかに移動、隠された狙いに懸念、高まる
<日本ではほとんど報道されない、恐るべき事実。あわせて「アフガンの声」のファテー・サミ氏の解説をお読みください。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第13弾「資源と産業」をつぶやいております。第1次ターリバーン支配下で経済・産業政策にターリバーンがどのように取り組んだか、その興味深い一端が語られます。
・ 野口編集長は、「2023年度の世界ジェンダーランキングでアフガニスタンは146カ国中最低の146位。で、日本は?・・・」とつぶやいています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年6月15日号
●ユニセフセミナー、セデカさん、ケレシマさん登壇
セデカさん(NPO法人「イーグル・アフガン復興協会」代表)もケレシマさんもアフガン出身女性
⇒ https://afghan.caravan.net/unicef-seminer/
● 一人芝居『あの少女の隣に』
戦時性暴力を描いた問題作を三郷で上演
⇒ https://afghan.caravan.net/anoshojo/
● フランス・オランダ・日本で、アフガニスタンで闘う詩人や表現者と連帯する書籍の発行が進んでいます。「世界の声」に載せました。
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/03/bookpublishing/
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メニュー<視点>
■ バカの壁はどんなカベ?
~養老孟司先生の指摘をヒントに考える~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~066
<アフガニスタンで考えた。自分の頭にはバカの壁がある。アフガン人の頭にも壁がある。ところが壁のない人間もいた。バカの壁とはいったい何だろう・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ Expectations of Pakistan from the Taliban
パキスタンはターリバーンになにを望むか
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/02/expectations-of-pakistan/
<表題通りの問題点を極めて明快に解説する本論は現在のアフガン・パキスタン問題を理解するうえで必読の文献といえる・・・>
■ イスラマバード会談: 北京とイスラマバードはターリバーンになんと言う
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/02/islamabad-meeting/
<5月初めに国連事務総長主催で開かれたドーハ会議の結果をターリバーンに伝えるためのイスラマバード会議。そのメッセンジャー役をまかされた中国とパキスタン代表は果たしてターリバーンになんと言ったのだろうか・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ フランスと日本で書籍発行活動が同時進行!
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/03/bookpublishing/
<オランダから世界中の詩人に向けて発せられた「ターリバーンの詩作禁止や検閲に詩で抗議しよう」の呼びかけに呼応して、世界中から寄せられた詩作品の出版活動がフランスと日本で進んでいる。・・・>
■ イムラン・カーンの逮捕は「予言されていた」:インドへの影響
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/06/02/inside-pakistan-imran-khans-arrest/
<緊迫するパキスタン政治情勢に関するアジア・ニュース・エージェンシー(インド)の論評。動揺する不安定な核武装国家パキスタンの存在は南アジアのみならず世界的な危機の潜在要因である。ニュースの裏の裏を読まなければならない。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ クラウドファンディングに関するご報告
<集まった資金でアフガニスタンの学びの拠点に太陽光発電設備ができました。素晴らしい活動です・・・>
■ 人間の尊厳はどこに・・・
<歴史を前進させる力は「闇」への人間的憤激・・・>
■ グローバルサウスの台頭 その2
<今や世界は大国リードだけでは物事が進まない時代に突入したようだ。・・・>
■ 現在への2.26事件の影
<歴史は何度も繰り返すようです。しかし、悲劇の後に喜劇、そしてさらに悲劇とならぬよう、知恵を働かせたいものです・・・>
■ 日本、水はあっても食糧がない時代が・・・
<日本の食糧安全保障の点から今農業の重視は必要なはず。ところが政治家の危機感はまるでなく、さらに悪いのはJA。JAトップの自己保身が酷い。近い将来日本には水はあっても食料が足りないという事態も考えられる・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ アフガニスタン・イラン:両国国境警備隊が衝突<中東かわら版>
<「(ターリバーンは)アフガニスタンの実効支配勢力の一部にすぎず、同国で包摂的な政府が樹立される必要がある」とイラン外相は述べている。国境紛争、難民問題、水争い、イスラームの宗派対立。イランとターリバーンは果たして共存できるのか・・・>
■ アフガニスタン難民をめぐるさまざまな情報
<アフガニスタンの独立系ジャーナルのWebサイトの画像をみて感じました・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第11弾をつぶやいております。
・ 野口編集長は、「来月から3『ウエッブ・アフガン』グランドオープン3周年に突入、それを機会にバージョンする・・・」とつぶやいています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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ウエッブ・アフガン 編集部
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野口壽一/金子 明
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2023年6月5日号
● いよいよ27日(土曜日)は東京、28日は大阪で。会場で参加申し込みできます。
アフガニスタンは今 緊急現地訪問報告会開催!
⇒ https://afghan.caravan.net/rawa-visit-afghan-report/
● 歴史的イベントとなったヒロシマG7。Zoom参加のはずだったゼレンスキー・ウクライナ大統領がフランス専用機で乗り付け様変わり。その3日間の意義とそこからあぶりだされる問題点を読者の声「人類に残された時間」が明らかにする。
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/#20230523nakadate
● イランとターリバーンはシーア派とスンニ派の違いはあるが原理主義的な類似点もある。今号では<視点>、「アフガンの声」、「世界の声」、「読者の声」で水問題を取り上げた。まずは「ターリバーンとイランの水利権をめぐる争い」をお読みください。
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/19/water_iran/
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メニュー<視点>
■ 水はインフラ中のインフラ
~人道援助から国家プロジェクトへの飛躍の試練~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~065
<水争いは田んぼの水の奪い合いから国家間戦争まで、歴史的にも人間の営みとともにあった。生物が生存するために必須の資源だからだ。アフガニスタン、イラン、パキスタン、インドでは国家間の水争いがつづいてき、いまもつづいている・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフガニスタンに対する日本の外交政策
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/24/japans-foreign-policy/
<米英NATOによる軍事を除くとアメリカに次ぐ第2の支援国であった日本へのアフガン国民の期待は大きい。しかし、人道援助のやり方を含め建前だけのターリバーン批判はかえって逆効果であるとの厳しい指摘がある。実効性のある日本及び国連の対アフガン政策が問われている・・・>
■ オマルはいかにして指導者になったのか?
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/22/become-amir-al-momineen/
<ターリバーン創設者をめぐる物語は虚実を交えて様々あるが、アフガン人の視点からなぜアフガン人がそのような伝説を信じ込み、あるいは信じ込まされたのかを詳細かつ説得的に分析しているところに価値がある。必読の記事だ・・・>
■ ターリバーンとイランの水利権をめぐる争い
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/19/water_iran/
<水は農業および人間が生きてい行くうえで不可欠の資源。アフガニスタンはパキスタンとだけでなくイランとも水をめぐる争いを抱えている・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ 深刻なイランの水不足
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/23/iran_watershortage/
<今号で掲載した「イランとターリバーンとイランの水利権をめぐる争い」の背景には、イランにおける深刻な水不足がある。その現実の一端を紹介する・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 人類に残された時間
<G7サミットが5月19日から3日間、原爆の地・広島で開かれた。サミットは日本で過去6回開かれているが、今回は岸田文雄首相の出身地での開催とあって、力の入れようが格別であった。その成果やいかん?・・・>
■ アフガニスタン、パキスタンはグローバル・サウスの埒外か?
<グローバルサウスとは、南半球の国で、グローバル化の恩恵から取り残された地域で、人口や資源も多く、経済的な潜在力が高い一方、食料やエネルギー、気候変動、感染症など地球規模の課題に直面している地域。サプライチェーンが立たれれば存在が危うくなる地域だ・・・>
■ 教員不足と少子化
<対策の最重要課題はなにか?・・・>
■ 水力エネルギー活用を政策に!
<ダムの時代は終わった、という観点は果たして正しいのか・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ パキスタン国境近くでイラン警備員5人殺害される
<この国境はバローチスターン州である。バローチ族の居住地はイラン、アフガニスタン、パキスタンの国境で分断されている。パシュトゥーン族と同じ困難を抱えている・・・>
■ パキスタンのハイバル・パクトゥーンフワー作戦で兵士2人と過激派3人が死亡
<TTPの声明によれば、同地域での昨年1年間のTTPによる軍事作戦は348件にのぼっている・・・>
■ ターリバーン首相代行の交代を含む最近の政治情勢
<国連におけるターリバーン批判の諸会議の影響かどうかは不明だが、ターリバーンは首相代行の首をすげかえた。ターリバーンは正式の首相は置いていないので、首相代行は実質的な首相である。・・・>
■ ファリャブ州で先住民と遊牧民が放牧地を巡って死闘
<パシュトゥーン族主導のターリバーンは、他民族の土地を奪ってパシュトゥーン族の遊牧民にその土地を与えるなどしている。実質的な他民族排外政策だ・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第10弾をつぶやいております。
・ 野口編集長は、「ゼレンスキーの奮闘をみて日露戦争時の高橋是清翁の戦費調達工作を思い出した・・・」とつぶやいています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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ウエッブ・アフガン 編集部
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野口壽一/金子 明
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2023年5月15日号
●『麺道をゆく』中国•黄土高原(NHK 90分)を観て、制作者に制作の裏話を聞き、話す 集い
⇒ https://afghan.caravan.net/mendou/
● アフガニスタン「亡命詩人の家」の呼びかけに応える日本の女性詩人
女性の立場ならではのアジアからの声、佐川 亜紀さんの場合
⇒ http://www2u.biglobe.ne.jp/~sagawa/
● いよいよ5月20日は北海道、27日は東京、28日は大阪で開催
アフガニスタンは今 緊急現地訪問報告会開催!
⇒ https://afghan.caravan.net/rawa-visit-afghan-report/
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メニュー<視点>
■ 大義名分はどこに
~ソ連・アメリカのアフガン戦争、ロシアのウクライナ侵略~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~064
<今週木曜18日に岸田首相議長のもとG7サミットが広島で開催されます。直前には習近平主席が西安に中央アジア諸国首脳を集めてサミット会議を開きます。緊迫するウクライナ情勢をにらみ、今週は世界が大きく動く週となりそうです・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 明確さと政治的根拠に欠ける国連決議
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/14/lacks_of_un_resolution/
<日本が中心になって取りまとめた国連決議。だがそれはリップサービスにすぎず、アフガニスタンにおける有意義な変化を妨げる危険性があるのではないか、と厳しい批判を生んでいる・・・>
■ ターリバーン閣僚、パキスタンで3者会談を開催
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/12/trilateral_meeting/
<ターリバーンの最大の擁護者のひとりだったパキスタンのイムラン・カーン前首相の逮捕・釈放劇と併行してイスラマバードでターリバーン、パキスタン、中国当事者の3者会談が開かれた。その目的はなにか、アフガニスタンの独立系日刊ジャーナルのハシュテ・スブが解明する・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ カーン氏逮捕、釈放のドタバタの意味
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/14/imran_khan/
<ポピュリストとしてのカーン氏の人気は今まで以上に高まった。アメリカのCFR(COUNCIL on FOREIGN RELATIONS)の視点・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 心揺さぶられる一人で始めた困難な行為
<ダビデ・ミノッテイさんの詩は、ソマイアさんがひとりで始めた困難な行為を表していて、心揺さぶられます・・・>
■ 計り知れないウクライナ侵攻の影響
<アフガニスタンには地下資源が多くあり、暫定政権は一部の開発事業で中国側と契約を結んだようだ。だがアフガニスタンは中国からの債務がパキスタン並みになる日も近いだろう。・・・>
■ 当たらずといえども遠からず
< 今回の事件はロシアにとっていいことはない。敵の仕業としても、ロシアの心臓部であるクレムリンにドローン攻撃を許したこと自体が国としての重大な汚点になる。戦争は1年を経過して思わぬ方向に動き出したようである。・・・>
■ EJAADの活動への支援、ありがとうございます
<いつもイベントのお知らせ、ありがとうございます。いつか東京からも参加させていただきます。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ アフガン女性作家の小説『ブドウ畑の向こうのアフスン』カナダで初公開
<いままた、アフガン女性の新たな才能が世に出た。日本語版の出版がまたれる。・・・>
■ 女性の抗議活動、ターリバーンとのジェンダー・アパルトヘイト共謀で国連を非難
<国連は抑圧の対象とされ苦しんでいる女性たちの声をこそ聴くべきではないのか。・・・>
■ パキスタン最高裁判所、イムラン・カーン前首相の釈放を命令
<捕後わずか2日で急遽釈放。ここにパキスタン政府の動揺と分裂状況が映し出されている。・・・>
■ パキスタンの前首相イムラン・カーン、法廷外で逮捕される
<イムラン・カーン氏はターリバーンの公然たる支持者としてターリバーンが国際社会から承認されるよう活動してきた。逮捕の理由は汚職(わいろ)だというが・・・>
■ ターリバーン元報道官、海外でタリバン反対派へのナイフ攻撃を呼びかける
<詩や芸術の検閲・弾圧だけではあきたらず、創作者の暗殺を呼び掛けるターリバーン・・・>
■ アフガニスタン:国連のグテーレス事務総長主催会合がドーハで開催
<今号の「アフガンの声」(ターリバーン閣僚、パキスタンで3者会談を開催)のもととなった会議。本当の意味でのターリバーン批判になっていない。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第9弾をつぶやいております。
・ 野口編集長は、 「5月15日は『話せばわかる』と言った総理が射殺された5・15事件が起きた日だ・・・」とつぶやいています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年5月5日号
● アフガニスタンでの検閲と詩や芸術への弾圧に抗議する国際キャンペーンを展開するBaamdaad(亡命詩の家/検閲と弾圧に反対する世界の詩人の連帯)へ寄せられたイタリアの詩人、ダビデ・ミノッティの作品、日本語訳完成
⇒ https://afghan.caravan.net/davide_minotti/
● 「ユーラシアはひとつ」の信念を貫き通し多大な業績を残された加藤九祚先生の顕彰記念館を建設するプロジェクトの現況レポートが届きました。猫の手も借りたい、とプロジェクト推進者の大野遼さんが訴えます。
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/#nekonote
⇒ https://onl.bz/Vtx1REf
● アフガニスタンは今 緊急現地訪問報告会開催!
⇒ https://afghan.caravan.net/rawa-visit-afghan-report/
<いよいよ5月20日は北海道、27日は東京、28日は大阪で開催・・・>
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メニュー<視点>
■ ドローンがクレムリンを襲撃?
~ウクライナ戦争、日本はどう対処すべきか~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~063
<歴史は陰謀と謀略で作られる? 陰謀と謀略と諜報に踊らされたアフガニスタン、クレムリン・ドローン事件の真相は? ウクライナ戦争後を見据える西側の対応、そして日本が取るべき対応は?・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ ターリバーン「内政」の定義
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/03/talibans-definition/
<ターリバーンが海外資産の凍結や支援継続を求めるのであれば、国際社会の最低限のルールを守らなければならない。「国際社会」とは現在、西洋文明がつくりあげたルールである。西洋文明に反旗を翻すターリバーンに果たしてそれができるのか・・・>
■ アフガニスタンの読書:夜明け前の退廃
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/04/reading-in-afghanistan/
<出版は作者達に命の危険を及ぼす。それでも「文字」を識り、書くことの意味を見出した女性は強い。本サイトでも紹介した『わたしのペンは鳥の翼』はそのことを示している。ペンは剣よりも強いのである・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ターリバーンはイスラム国との戦争を利用して、テロ対策への信頼性を高める
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/05/02/azadi_briefing/
<アメリカ合衆国議会の出資で運営されており、米国世論を代表するメディアのひとつであるラジオ・フリーヨーロッパのアフガニスタン問題に関する週一回のブリーフィング最新号で、ターリバーンがイスラム国と闘う意図を分析している。さらには、そのようなターリバーンを承認する動きに対して警告を発している・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 「技能実習制度廃止に向かう」に一言
< 出稼ぎ労働者を受け入れる最大のツールとなっている技能実習制度が次の国会で廃止される見通しとなったと発表があった。それは果たして本当に「廃止」なのか、実態は変わらず、単なる「看板の掛け替え」ではないのか・・・>
■ 人は何かを伝えようと努力する、使命感なのか
<「マリウポリ7日間の記録」というドキュメンタリー映画。監督は撮影中にロシア兵に拘束され殺害された。映画は撮影済みフィルムを持ち帰った助監督らによって完成され、いま、日本で封切られた・・・>
■ 加藤九祚記念館設置プロジェクトよりお願い
<「ユーラシアはひとつ」の信念のもと、日本人としてユーラシア学を開拓・創設され多大な業績を残された碩学・加藤九祚先生の業績を顕彰する記念館の建設が進んでいます。中心になって推進するNPOユーラシアんクラブの大野遼さんの現状報告とお願い・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 赤ちゃんが死ぬのを見る以外に私たちにできることは何もない
<BBCのアフガニスタン特派員のレポートは胸を打つ。2021年8月のターリバーンによるアフガニスタン再支配以来、資金のほぼ全額を外国からの支援に頼っていた公的医療は瀕死の状態に陥っている。女子の教育問題以上に深刻な問題がある・・・>
■ アフガニスタンで女子教育継続を。学ぶ権利、夢と希望を取り戻すために=500万円目標クラウドファンディング成立!
<アフガニスタンで女子教育支援をつづけている<シャンティ国際ボランティア会>がことしも基金目標を達成し、活動を継続する、そのレポート・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第8弾をつぶやいております。ムジャヒディーンがナジブラー政権を倒した後に分け前分捕り合戦の過程でターリバーンが排除されるいきさつなど興味深い事実が明らかにされています。
・ 野口編集長は、 「ドローンがクレムリンを攻撃、というニュースを聞いてびっくり。バックトゥーザバック」してつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年4月25日号
● アフガン亡命詩人の家が、装い新たに始動!
⇒ https://www.baamdaad.net/
<日本からも30篇近い作品が寄せられました・・・>
● アフガニスタン女性支援プロジェクト (EJAAD)通信、最新号とどく
⇒ https://bit.ly/40HojVM
<4月の現地アフガニスタンでの識字教室最新情報が寄せられました・・>
● アフガニスタンは今 緊急現地訪問報告会開催!
⇒ https://afghan.caravan.net/rawa-visit-afghan-report/
<いよいよ5月20日は北海道、27日は東京、28日は大阪で開催・・・>
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メニュー<視点>
■ 新しいタイプの闘いと芸術運動
~世界から100を超える詩人と作品が~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~060
<3月10日に締め切られ、4月15日にインターネット上で公表されることが予告されていた、アフガニスタンを詩で応援する運動が新しいステップに入りました・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ あるターリバーン幹部との本音トーク
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/21/mokhtar_lashkari/
<この番組を見て分かるのはターリバーン内には確かに派閥が存在し、上層部の中には娘たちを学校に行かせているものもおり、ターリバーン最高指導者は基本的に上層部とも会っていない事実。この司会者は凄くやり手で、動画内で相手がイヤイヤ返答している場面が見受けられます・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ 西側はロシアの崩壊に備えている
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/25/fp_west_preparing/
<西側、とくにアメリカは1991年のソ連邦崩壊時に収奪しそこなった膨大なロシアの地下資源に狙いを定め、いま「ロシア崩壊の道筋」を策定しつつある。『フォーリン・ポリシー』に掲載されたこの分析記事は、そのようなアメリカおよび西側諸国の論調を鮮やかに記述している。ロシアを崩壊に誘おうとしている西側勢力の意図に対して、正しく対応しなければ、プーチンロシアは確実にソ連邦の二の舞を演じることとなろう。歴史は繰り返されつつある。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ ペンは剣よりも強し
<ターリバーンによる芸術活動の禁止に抗議するために、詩作の公募が行われたと「WebAfghan」で知りました。その結果、日本を含め世界の多くの国から応募が集まり、それがまた本に纏められ出版されるということを知りうれしく思います。・・・>
■ グローバルサウスの台頭とは?
<グローバルサウスとはかつての南北問題とどこが違うのか。「グロバールノース」と「グロ-バルサウス」の勝者がこれからの世界の行く末を握るのか、その見極めが大事だ・・・>
■ 民主主義が力づくで壊されていく
<哲人政治が現実政治を凌駕できればよいのだろうが・・・>
■ アフガニスタン女性支援プロジェクト【EJAAD通信 2023.4.18 】から
<ターリバーンの禁圧のもと、アフガニスタンでは秘密の学校で女の子たちが学んでいる。そしてそれを支援する運動が世界、そして日本にもあります。その報告 ・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーン、アフガニスタンの 2 つの州でイードのお祝いに参加しないよう女性に命令
<イードの祝祭とはイスラームの断食期間であるラマダンが明けたことを祝う祭りであり、家族親族友人知人が打ち揃ってお祝いするモスレム最大の楽しみのひとつである。・・・>
■ 中国が「アフガニスタン問題に関する中国の立場」を正式に表明
<相反するさまざまな要因を抱えるこの地域に中国は引き込まれていく。サウジとイランの外交関係改善の仲介をした中国にとって正念場の地域となっている。・・・>
■ アフガニスタン近隣諸国の第4回外相会合のサマルカンド宣言
<サウジ・イラン外交関係復活の仲介をとった中国が外交攻勢を活発化させているようすがうかがえる。中国はあえて本気で「火中の栗」を拾おうとしているのだろうか。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
――――――――――――――――――――
■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第7弾をつぶやいております。このつぶやきシリーズを読んでいると今号の世界の声「西側はロシアの崩壊に備えている」と合わせて読むと、アフガニスタン戦争をきっかけに内部崩壊していったソ連邦と2重写しになり実に興味深いです。
・ 野口編集長は、 日本を代表する大哲学者の先生から「知恵の女神は武装していた」という言葉を聞いた時の話をつぶやいています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年4月15日号
●<速報>アフガニスタンは今 緊急訪問報告会開催!
⇒ https://afghan.caravan.net/rawa-visit-afghan-report/
先月2週間にわたってアフガニスタンを訪問したRAWAメンバーによるなまなましい現地レポート!
● アフガンを詩で支援と連帯、最新情報
⇒ https://fragile-seiga.hatenablog.com/
日本からは30作品近くが寄せられ、着々と広がり進む出版と集会情報
● 難民の送還ではなく保護を – 入管法改正案へのキャンペーン
⇒ https://bit.ly/3UAJdVa
難民支援協会(JAR)によるまとめ
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メニュー<視点>
■ 人類進歩の最後尾、しんがり戦を戦うアフガン女性たち
~『女と刀』を読んで:アフガンと世界は同根~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~061
<60年続く早朝ミーティングの第2776回の会合で「『ウエッブ・アフガン』の活動と私の半生」と題して話をさせていただきました。ターリバーンの悪あがきとしか思えないような女性差別・隔離・抑圧・弾圧の背景にはなにがあるのか・・・>
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メニュー<アフガンの声>
■ オオカミ少年のたとえ話――アフガン・ターリバーンとISISの関連
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/13/lyingboy/
<米英NATO占領下でテロ攻撃をしていたそのターリバーンが政権を奪取した。だからアフガンの治安は収まるはずだった。しかし、自爆テロは収まらず内部での武力衝突も終わらない。なぜなのか? 背景にターリバーンの悪辣な意図とからくりがある・・・>
■ ヘラートの女性たち、ターリバーンの圧政に立ち向かう
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/14/herat-women/
<ターリバーンがいかに残酷な弾圧を加えようと女性たちは戦いを止めない・・・>
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メニュー<世界の声>
■ パキスタンの武装集団がアフガニスタンに置き去りにされた米国の武器を入手
⇒ https://www.rferl.org/a/pakistan-armed-groups-obtain-us-weapons-left-in-afghanistan/32340664.html
<アフガニスタンとパキスタンには共通の基盤をもつターリバーンが存在している。両者は行動の上で連携しているだけでなく、米軍が残した莫大な量の武器弾薬を共有している。経済的な危機にあえぐパキスタン政府は自らが育てた鬼子に悩まされている。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 戦いの長期化が支援者を遠ざける現実がある
<犯罪というべき重大な国際事件が最近は、大きな憤りなしに漫然と語られる現実に驚く。
時間の経過とともに世界の目が、関心が別の事件に移っていくのか。 ・・・>
■ 技能実習制度が廃止の方向です
<問題だらけだった技能実習制度を廃止して新しい方向を示そうと検討が始まりました・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 国連との対立にはまりこむターリバーン
<ターリバーンが女性への差別・弾圧を強めているのは単純に彼らの性癖や思想によるだけではない。それは国際社会との取引の材料であり、国民の3分の2を植えさせているのも、国民を人質とする戦術なのだ・・・>
■ ターリバーンが国連のアフガニスタン人女性職員の勤務停止を通知
<国連は、アフガニスタン人女性職員が同国内において国連で勤務することを認めないとの通知を、ターリバーンから受けたと発表した。もっとも困窮した人々に実際的な支援活動を担っていたのは女性たち。ターリバーンが行っているのは国際的な支援活動の妨害だ・・・>
■ 深刻な危険にさらされているアフガニスタンの女性裁判官:元裁判官が彼女らを支援するキャンペーンを開始
<ターリバーンは自分に有罪判決を下した裁判官、とくに女性裁判官への復讐を公言している・・・>
■ 米中に翻弄されるパキスタン 途上国債務の危うさ増す
<パキスタンの経済危機は、パキスタンだけでなく国際経済秩序をおびやかす危機でもある。影響はスリランカの比ではない。中国や国内のテロ集団の動向に注目が集まっている。・・・>
■ 「技能実習制度を廃止 新制度へ移行を」政府の有識者会議
<政府の有識者会議は、外国人が働きながら技術を学ぶ技能実習制度を廃止すべきだとした上で、人材確保などを目的に中長期的な滞在を円滑にし、働く企業の変更も一定程度認めるよう緩和する新たな制度への移行を求めるたたき台を示した・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第6弾をつぶやいております。
・ 野口編集長は、 「ウクライナ戦争機密情報漏洩事件にからんで西山太一氏の死について」つぶやいています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年4月5日号
●アフガンの亡命詩人ソマイア・ラミシュさんの呼びかけにいちはやく作品(虹彩)を送った詩人二条千河さんが「世界芸術の日」4月15日(土)にTwitterスペースで連帯のための朗読&トークLIVE(17時30分から)を開催。誰でも下記から閲覧できます。万難を排して参加しよう!
⇒ https://t.co/a2vhv8Yl12
● あなたの走りが希望につながる RUN FOR HOPE!
自分自身の健康増進と体力の向上を図りながら難民支援活動に参加できます。
チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2023
⇒ https://www.refugee.or.jp/report/event/2023/02/ddr2023/
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メニュー<視点>
■ 呼びかけと応答
~言葉のつながりが生む変革の波紋~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~060
<オランダからとどいた呼びかけに旭川の詩人が応え、それが日本中に広がり、いまも広がり続けている。遠方から投じられた小石が地球の裏側の日本に小さな波紋を生んだ。ほのかな明かりが明るい光となって世界を照らす。この動きを持続させよう・・・>
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メニュー<アフガンの声>
■ 行動なき知識は無駄、知識なき行動は愚か
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/30/farida_n_ghazali/
<アフガニスタンの女性活動家ファリダ・アフマディさんが国際女性デーに際して発したメッセージ。現代において地球規模の義務を負う女性として、宗教、民族的背景、国籍に関係なく正しく行動するための武器となる知識を身に着ける覚悟について語っています・・・>
■ アフガニスタンにおける文学と芸術の不在
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/01/literature-and-art/
<「アフガニスタンにおける文学や芸術の欠如は社会の後進性のせいだと言う人もいるが、まさにこの国は過去の後進性にも関わらず偉大な芸術家や詩人を輩出してきた。傑作とは危機の時代に生まれるものだ」・・・>
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メニュー<世界の声>
■ 言葉の繫がりの波立ち
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/05/shibata/
<波紋はいかに広がったか。ソマイア・ラミシュさんの呼びかけを最初に受け止めた詩人・柴田望氏(詩誌「フラジャイル」主催)によるドキュメント。広がる様子が手に取るように分かります。)
■ 旭川から日本へ、そして世界へ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/04/01/from_asahikawa_to_world/
<本サイトの報道がきっかけになり、オランダから発せられた呼びかけに旭川の詩人が応え、SNSを通じて1カ月もたたぬうちに日本国中に波紋が広がり、20人以上の詩人が連帯の作品を寄せた。その動きを共同通信社が察知し、記事にし、全国配信した。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 世界の潮流はどこへ向かう
< どんな潮流が起こるか分からない世界になっていくようだが、明るい詩を読める世界になってほしい・・・>
■ ウクライナ戦争からの教訓
<原油の流通が滞ったことにより、経済活動は停滞し、あらゆる物価の上昇に歯止めがかからなくなった。戦争は「疫病神」だ。この疫病神に取り憑かれないように、この鉄則を順守することが最善の策ではないか・・・>
■ 「必勝しゃもじ」が手土産とは?
<G7議長国日本の岸田首相がいろいろあってウクライナを訪問しゼレンスキー大統領と会見しました。訪問に際して手土産にしたのが広島特産の「必勝しゃもじ」だったそうです。・・・>
■ ベラルーシに戦術核配備
<アメリカ側にも長年ロシアを挑発する行動があったことは事実ですが、核使用をちらつかせて他国を屈伏させようとする野蛮な姿勢、さらには核で恫喝したうえで武力によって他国を侵略し領土併合する行為は絶対に許せません・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーン内部に亀裂か/幹部が女性教育抑圧批判
<女性に対する扱いに関して、ターリバーン内部に意見の対立があることは昨年3月の新年祭(ナウローズ)前のどんでん返し(許可の直前逆転)などで明白であった。日経新聞もこの事実を報じているが、『ウエッブ・アフガン』のアフガンの声でさまざまな論者が論じているように、対立があることが重要ではなく、対立がありつつも「信徒の長」の独断でまとまっている現状が問題なのだが・・・>
■ イムラン・カーンはアフガニスタンからパキスタンにテロリストを連れてきた
<自分たちが育てたアフガニスタン、パキスタン両国のターリバーンに悩まされるパキスタンの現実。パキスタンの政治動向から目が離せない・・・>
■ IS-Kは、6人を殺したカーブルの外務省付近での自爆攻撃を主張
<「ISはジハード中の自爆テロの1%しか占めていない、いまISをいくつかの国がターリバーンに向かわせている」と(ターリバーンのモッタキ報道官は述べているが・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第5弾。ムジャヒディーン当事者による内部からのドキュメント。
・ 野口編集長は、 「フィンランドのNATO正式加盟」の意味についてつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年3月25日号
●アフガニスタン女性支援プロジェクト(EJAAD)から新しい刺繍製品が到着しました(「読者の声」コーナー参照)。各家庭で受け継いだ手法をもとに、若いアフガン女性達が一人一人個性的な作品を作りました。
⇒ https://onl.sc/abjwkFb
● RAWAと連帯する会が最新機関誌をpdfで公開。写真豊富なアフガニスタン現地の最新情報がネットで読めます。
⇒ https://onl.sc/4Jh3QZM
● 森の映画社が、「世界の先住民と先住権」の第1回取材レポートを完成させ、映画製作にむけて協力を要請しています。
⇒ https://onl.sc/qhZqMtX
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メニュー<視点>
■ 猜疑 逡巡 連帯
~日本の詩人たちが見せてくれた未来~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~059
<「ある困難な国の一人の詩人が、全世界の詩人に対し、何かを訴えるという姿勢に心を動かされ、日本の詩の世界で、そのような動きが果たしてあっただろうか、と考えさせられました」、の感慨が生み出した小さくも大きな波紋は・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アフガン詩人の呼びかけに応える日本の詩人たち
⇒ https://afghan.caravan.net/solidarity/
<『ウエッブ・アフガン』での呼びかけがきっかけになり、北海道詩人協会をはじめ日本各地の詩人が興味を示し、取り組みを始めました。わずか1カ月もへずして、予想外の反応が生まれた。始まったばかりのこの反応が大きく育つことを祈りたい・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 感謝! 日本の詩人のみなさまへ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/25/somaia_thanks/
<呼びかけから1カ月もない3月10日までに20名を超える日本の詩人からの投稿があったこととあわせて、日本の詩人の協力に対して、アフガニスタン亡命詩人の家 バームダードの創立者であるソマイア・ラミシュさんから『ウエッブ・アフガン』と北海道詩人協会に感謝のメールが届きました・・・>
■ ターリバーン統治下のアフガニスタン、国際社会の懸念ISISの拡大
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/25/under_taliban_rule/
<ターリバーンは国内のIS系テログループの活動を否定しているが、この論考で取り上げられているものだけでも重大案件が目白押しである。米中央軍長官の発言は多分に予算獲得のための地ならし発言のきらいもあるが、テログループの復権がターリバーン支配下で進行していることは間違いない・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 新しい刺繍作品を掲載
<「大阪では今週末にも桜が満開になりそうですが、皆様のところではいかがでしょうか?」とアフガン女性手作りの刺繍作品の紹介がありました。文句なしに美しいです。 ・・・>
■ 寄付行為は想いと息の長い活動が大事
<WBC侍ジャパンで大活躍したダルビッシュ有選手の基金。17年目となり11か国で15のプロジェクトを実行したそうです。・・・>
■ WBC優勝のうらに稲盛哲学
<稲盛氏の名言も名言ですが、それを咀嚼して現実に生かす能力が凄いですね。いうまでもなく、リーダーも選手たちも常人ではありません・・・>
■ 難民の送還ではなく保護を
<政府が今国会に提出した入管法改正案を受けて、難民支援協会(JAR)は法案の問題を伝えるTwitterキャンペーン「#難民の送還ではなく保護を」を本日開始しました!・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 25の女性の権利ネットワークが、ターリバーンによる恥ずべき学校や大学の女子への閉鎖を非難
<25 の女性の権利活動家ネットワークと 149 の市民社会活動家は、ターリバーンが 550 日間、アフガニスタンの女子学生に対して学校と大学の門戸を閉ざしたことを 21 世紀の「歴史的な恥辱」であると述べた・・・>
■ 強力なアフガン女性運動、女子教育のためにターリバーンに圧力をかけるよう世界に要求
<アフガニスタンの女性たちは諦めない。学校の再開を要求しつつ、秘密の学校で学び続けている。ターリバーンはいつまでも女子の就学禁止を強制することはできない。・・・>
■ アフガニスタン女性評議会、結成される
<ターリバーンに対する武力抵抗を今も続けている国民抵抗戦線。米英NATO軍が残していった大量の武器弾薬をもちパキスタン軍の支援を得ているターリバーン軍に対して劣勢が伝えられる。だが、戦線は軍事対立だけではない。もっとも重要なのは国民の暮らしであり、人間として生きていく権利の確保である。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第4弾をつぶやいております。
・ 野口編集長は、 「アフガニスタンの新年祭ナウローズ」を祝って送られてきた画像を紹介しています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年3月15日号
●シルクロード文庫 春分祭のお誘い 講演とカバーブでシルクロードのお正月を堪能しましょう。詳しくは、
⇒ https://afghan.caravan.net/shunbunsai/
● 亡命アフガン女性の詩について/日本からもたくさんの応募が届いているようです。呼びかけ人のソマイア・ラミシュさんがインタビューでキャンペーンの趣旨を詳しく話しています。
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/10/somaia_interview/
● 3月20日、「よみがえれ! アフガニスタンの旋律」を鑑賞しました。久しぶりに草原とオアシスの空間に浸りました。後援したNPO法人 イーグル・アフガン復興協会理事長の江藤セデカさんがお礼の報告をしています。クラウド・ファンディングもまだ間に合います。
⇒ https://onl.sc/sHq8kJm
―――――――――――――
メニュー<視点>
■ chatGPTで遊んでみた
~AIはアフガン問題をどう見るか~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~058
<いま、巷でうわさのAIチャット。どこかの大企業はこれを全社員につかわせて作業効率を上げる計画とか。果たしてそれは可能なのか。恐ろしい副作用が隠されているのに・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 元国会議員マラライの叫び:恐れることは死ぬこと
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/15/malalai-interview/
<スペインの潜伏先から、最も有名で「妥協知らずの」アフガン活動家マラライ・ジョヤが声を上げる、「わが国の民主主義と自由が世紀の大嘘なのです。」5度に及ぶ暗殺の危機をのがれアフガニスタンの平和と人権の実現にむけて闘い続ける彼女の声を聞こう!・・・>
■ 亡命アフガン女性の詩について
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/10/somaia_interview/
<ソマイア・ラミシュさんが「バームダード ― 亡命詩人の家」の狙い、活動からアフガニスタンの詩人、とくに女性詩人の現状と詩の在り方、考え方、女性としての生き方について語っています。ひつづき応援しよう・・・>
■ アフガニスタンの女学生から君たちへ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/07/from_girls_students_to_you/
<「国際女性デー」の前後アフガスタンでは大学の新学期。就学の門を閉ざされた女子学生が男子学生にアピール。男子学生も授業ボイコットで応えた。闘いの帰趨は・・・>
■ 2021年8月以後のターリバーン治世の結果
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/13/consequences-of-taliban-administration/
<ターリバーンのカーブル占拠から1年半が過ぎた。その間、ターリバーンは国民統合の方に動くのではなく、恩赦の約束を放り投げ旧政権の軍や治安部隊メンバーへの追及や殺害、女性の権利のはく奪、刑罰の見せしめ的体罰化、歌舞音曲の禁止などなど、第1次ターリバーン時代に逆戻りをしている。その背景には何があるのか、『ウエッブ・アフガン』に鋭い分析で先を見続けてきたファテー・サミ氏が振り返る。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 亡命詩人の呼びかけをお知らせ下さり、ありがとうございました
<詩を愛し、読み、そして書く者として、また同じ女性として、詩歌の禁止や女性たちの教育や自由が奪われることに悲憤を覚えます。日本にもアフガニスタンの詩人の声を聞き、共感する者が居ることを伝えたいと願い、先ほど、「バームダード」への応答として作品を送りました・・・>
■ 強いものが「正統性」を主張する時代にもどったのか
<オペラ「千の輝く太陽」。アフガニスタンの女性としての強さ、無私の精神、たくましさをメッセージとして伝えたとありました・・・変革には芸術の力が必要だ。・・・>
■ <視点>No.1からNo.57まで一気読みしました
<ターリバーン復権の8・15を日本も国の重大な節目として共有している。アフガニスタンではターリバーン以外の大多数が8月15日を「敗戦」と認識している。しかし日本では8・15を「敗戦」ではなく「終戦」と呼んでいる思考停止の現状・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーンの文部大臣、言葉や文章で社会を混乱させるものは死刑、と明言
<「詩を禁ずるなんて信じられない」という日本人がいる。ターリバーンの文部大臣が法律を専門とする学生への卒業式で述べたスピーチを聞いてなんと思うだろうか。これこそ究極の言論弾圧ではないのだろうか。・・・>
■ イラン・サウジアラビア:中国の仲介で外交関係が正常化
<イスラエル、シリア、イラク、イエメンなどの紛争地を抱える中東で不倶戴天の宿敵と目されていたふたつの大国が、アメリカの介入をはねのけ、あろうことか中国の仲介で外交正常化を実現した。イランの隣国アフガニスタンにとっても直接的な影響を及ぼす大事件である。悲惨の度をふかめ長期化の様相を見せているウクライナ戦争も視野に入れたユーラシア情勢からますます目が離せなくなってきた。>
■ ターリバーン高官、爆殺される
<アフガニスタン北部バルフ州のタリバン総督ダウッド・ムザンミルが自爆テロで殺害された。IS-Kが犯行声明を出している。ターリバーン内部の抗争が反映していると思われる・・・>
■ 絶滅に直面しているアフガニスタンの女性、抵抗を示す
<3月8日は国際女性デー。アフガニスタンの女性たちは世界から見捨てられようとも闘い続ける決意を表明している。世界が、彼女らを忘れることがあってはならない・・・>
■ バルフ大学文学部の学生は女子学生が戻るまで授業をボイコット
<Balkh 大学の言語と文学の学部の学生は、女子学生が大学に戻ることを許可されるまで、授業に出席することを拒否した。頑張れ! 男子学生!・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
――――――――――――――――――――
■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「ターリバーンと共にある私の人生」の第3弾をつぶやいております。
・ 野口編集長は、 上野公園内にある旧東京音楽学校奏楽堂で開催された「よみがえれ! アフガニスタンの旋律(しらべ)」についてつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年3月5日号
● アフガン連帯の詩、締め切りが近づきました。準備状況を閲覧できます。
⇒ https://www.facebook.com/somaia.ramish
⇒ https://baamdaad.com/ (←工事中)
● アフガン女性によるアフガン女性の権利のための言論サイトサイト「ニムロク」(プロフィールの意味)は、アフガン女性の置かれている厳しい状況を克明に伝えながら、自分たちの未来を見据えています。英語版あり。
⇒ https://nimrokhmedia.com/en/
● 「アフガニスタンの女性たちに希望を!」をスローガンにアフガン人と日本人、世界人が、国境をこえて現地カーブルで共同活動をしています。
⇒ https://congrant.com/project/ejaad/3649
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メニュー<視点>
■ ターリバーン戦闘員はいまや公務員
⇒ https://afghan.caravan.net/#~057
<都市で生活したことのなかったターリバーン戦闘員がアフガン各地の都市部に進出し、「占領者」として、「都市の管理」「国家の管理」をも担わなければならなくなった。20年以上テロや戦闘行為に明け暮れていた彼らはいまや公務員である。ジハードさえしていればよかった時代は終わったのだ。果たして彼らはこの試練を乗り越えて国家を運営できるようになるのか。5人のターリバーン戦闘員へのインタビューを通して現状を考察する。・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ インドのデオバンド主義者はなぜ女子教育の禁止に沈黙するのか
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/04/why-indian-deobandis/
<極めて興味深い記事である。ターリバーンの女性抑圧、蔑視、隔離政策は、パシュトゥーン族の民族的伝統的因習と歪曲されたイスラーム理解の混合物であると分析・指摘されているが、ここでは、イスラームの曲解が南アジア、なかでも北西パキスタン国境周辺のデオバンド派に特有の思想であることが指摘されている。しかしその思想的根拠は狭い範囲の脆弱なものであり、時代の流れの中では細っていく存在である可能性が見て取れる。・・・>
■ オペラ 『千の輝く太陽』
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/03/thousand_splendid_suns/
<シアトルオペラで、カーレッド・ホッセイニの同名小説を基にローヤ・サダットが演出した舞台「千の輝く太陽」が初演された。映画監督・映像作家のローヤ・サダットは、オペラ『千の輝く太陽』を通じて、アフガニスタンの生活体験を初めて世界の観客に紹介した。・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ パキスタンのターリバーンTTPが無敵である理由
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/04/why-the-ttp/
<本論考で著者は「アフガニスタンのターリバーンを権力の座に押し上げるのを助けたことは、大規模な戦略的誤算だった」と断言している。そして、パキスタンのターリバーン(TTP)を論じ、パキスタン政府・軍がこのままの体たらくを演じていけば「パキスタンは負け、TTPが勝利するだろう」とまで断言している。傾聴に値する警告・・・>
■ SIGAR報告書:アフガン軍の崩壊はガニーの政策と米国への依存が原因
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/03/05/sigar-report/
<「喧嘩過ぎての棒千切り」という言葉がある。SIGARのこの報告書のことかと驚く。『ウエッブ・アフガン』はターリバーン復権の数カ月前にプレオープンし、懸念の声を報じてきた。それをいまさら、の感はあるが、アメリカ自身が詳細な証言をもとに追検証していることの意味は大きい。「アフガンの声」のアーカイブと合わせてお読みいただきたい・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 日本で唯一進んだものは?
<天皇陛下が、緒方貞子氏の言葉を引用して「ほかの国々とも互いの違いを乗り越えるべく努力することが大切」と述べられた。LGBT、男女格差、デジタル化など日本は世界水準から大きく後れを取っている。少子化や高齢化社会への対応は何も進んでいない。ただ一つ進んだことがある。それは・・・>
■ 「戦争は、多くの若者を死なせる!」世界はこのことを真剣に考えるときではないか!
<〝「戦争は、多くの若者を死なせる!」世界はこのことを真剣に考えるときではないか!〟、〝SDG’s(持続可能な開発目標)に「戦争で若者を殺すな!」の内容で共通目標に追加したら良い〟など、目から鱗の鋭い指摘・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ イラン:多数の女子学生が中毒症状で病院に搬送
<都市から都市へ女子校中毒事件は頻発して拡大しているそうです。最近のケースではテヘラン、ケルマンシャー、アルダビールにまで達したと報道されています。犯人は特定されていないが、政府当局もガス攻撃が意図的なものであることを確認しています。・・・>
■ TTPは政府をカイバル・パクトゥンクワ州から追い出してシャリーアを確立したがっている
<米国務省の報告書によれば、非合法化されたパキスタン・タリバン・パキスタン (TTP) は、パキスタン政府をハイバル・パクトゥンクワから追い出し、軍と国家に対するテロ活動を通してシャリーアを確立することを目指している、と警告している。TTPのPK州における武装闘争は近年ますます増加している。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
『わたしのペンは鳥の翼』 アフガニスタンの女性作家たち著、古谷美登里=訳
<アフガニスタンの女性作家18人による23編がいよいよ手元に届き、ワクワクと開くも、何度もページを捲る指が震えて読み進められなくなりいったん閉じる、でも気になってまた開く、を何度も繰り返した後に読み終えることができた…>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
・ 金子編集委員は、「パシュトゥーン人として生まれターリバーンとして育った男性の自伝について」つぶやいております。
・ 野口編集長は、 読者の声に寄せられた二つの声に絡んでシステムの中で生きる一歯車の実存についてつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年2月25日号
● 中村哲医師 現地活動35年の軌跡「荒野に希望の灯をともす」
上映とトークの会: 3月24日 地球市民神奈川プラザ
⇒ https://afghan.caravan.net/tetsu/
● よみがえれ! アフガニスタンの旋律(しらべ)
アフガニスタンの人々と文化遺産を支援する伝統楽器によるコンサート
⇒ https://afghan.caravan.net/chalpasah/
● NPOイーグル・アフガン復興協会
子供達や女性の自立支援、ハリーロードがチャリティーバザール
⇒ https://afghan.caravan.net/charitybazar/
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メニュー<視点>
■ 呼応 連帯 言葉 力
~「囚われと亡命詩人の家」の呼びかけ~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~056
<オランダから投げられたボールを北海道の詩人がしっかりと受け止め、日本中の詩人たちにパスした。すると即座にそのアピールへの返事がオランダに投げ返された。小さいが瞬時に交わされたこの詩人たちのエールの交換は新しい時代を照らすスパークとなるに違いない・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 奴隷制への自由
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/24/freedom4slavery/
<ジハーディストの「外国軍からの自由のための戦争」は「有益であるよりも多くの、悪い力を生み出した。ジハード主義者の後を継ぎ復権したターリバーンはこの国をさらに悪い、何百万人もの人々が飢えと抑圧と残忍な精神的拷問に苦しむ地下牢と化してしまった。・・・>
■ 良いテロリストか悪いテロリストか:パキスタン政治家への疑問
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/24/good-bad-bad-terrorist/
<「パキスタンの政治家がしようとしていることは、木の根を育てながらその枝を切ろうとしている」ことだ。アフガニスタンのターリバーンとパキスタンのターリバーンに対する辛辣な批評。・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ カーブルのTTPに対する不作為は、パキスタンによる指示の不統一
⇒ https://afghan.caravan.net/mixed_signals_by_pakistan/
<パキスタンのビラーワル・ブットー・ザルダリ外相(訳注:暗殺されたベナジール・ブットー元首相の息子)は、アフガン・ターリバーンが非合法組織TTP(パキスタン・ターリバーン)に対して不作為なのは、パキスタン側からの指示が不統一なことに責任があると述べた。・・・>
■ ターリバーンにTTPへの支援を止める兆しなし
⇒ https://afghan.caravan.net/support4ttp/
<パキスタンサイドのアナリストは、アフガンターリバーン内部の対応に若干の差異があったとしてもイデオロギー的同一性のゆえにアフガンターリバーンによるパキスタンターリバーンへの支持・支援は変わらないとみている。今後の両国関係および広く周辺地域の情勢を見ていくうえで重要な視点が述べられている。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 多くの人を不幸にする戦争より大きな価値
<武器は人を殺すしか能はありませんが、言葉は人を殺すこともあるけれど、生きる勇気を与えることができます。アフガニスタンやウクライナを見ていると、こちらまでウツウツとしてきます。しかし、倦まず諦めずうんざりせず、忘れぬために語り続けることも大切だではないでしょうか・・・>
■ 国際支援の冷酷な現実
<外に頼らぬ自覚が育ちつつあるアフガニスタン。しかし、世界がアフガニスタンを忘れてしまうと20数年前に起きたことがまたもや起こりかねません。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ パキスタン国防相がカーブルを訪問しテロ対策について協議
<1月30日にペシャワルで起きた大テロ事件のあと、パキスタン政府の動揺が大きくなっている。いよいよ、パキスタン・ターリバーンへの圧力を依頼するため自らが育てたアフガン・ターリバーンのもとに駆け付けざるをえなくなったようだ。・・・>
■ 米、アル=カーイダの新しいリーダーに1000万ドルの懸賞金
<昨年7月カーブルの隠れ家でアメリカのドローンミサイルによって殺害されたアイマン・アル・ザワヒリの後をつぐ、アル=カーイダの新しいリーダーとは誰か・・・>
■ 主要なアフガニスタンとパキスタンの国境検問所が閉鎖/国境警備隊が射撃の応酬
<パキスタンは自らが育てたアフガニスタンのターリバーンとパキスタンのターリバーンとの関係に苦慮している。 ・・・>
■ ブリーフィング:タリバンの内部相違が表に出てくる
<最近、いくつかの情報源から、ターリバーン内改革派と保守派との間の相違が表面に流出してくるようになった。ターリバーンの報道官は内部対立を否定しているが・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<基礎データ>
⇒ https://afghan.caravan.net/bassicdata/
● 従来のアフガニスタン中心のデータページに、日本国外務省の<パキスタン><インド><イラン>に関する基本データや日本との二国間関係データへのリンクを設定しました。アフガニスタン領域だけでなく周辺地域の情勢と絡めて情勢を理解する必要性がますます増大しています。この4国に加えて、隣接するタジキスタン、ウズベクスタン、トルクメニスタンなど中央アジア諸国、そして特に中国を含めた広大なエリアの中心としてアフガニスタンをとらえる必要に、今後は対応していきます。
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員が、「ターリバーンと闘うにはターリバーンの心情をよく知る必要がある・・・」、とつぶやいております。
☆ 野口編集長は、台湾が日本だったころの小学生たちの集合写真を見て教育の重要性と怖さについてつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年2月15日号
● アフガニスタンから言葉の力でターリバーンをへこませようとアピールが発せられました。本サイトに「ガニーを逮捕せよ」の詩を寄せてくれたソマイア・ラミシュさんが発起人です。<視点><アフガンの声><世界の声>で取り上げました。
● トルコ・シリア地震救援の緊急チャリティーバザールが開かれます。読者の榊龍昭さんらが出展します。
⇒ http://tribe-log.com/article/4898.html?preview=true
● 女権思想と革命思想を体現して闘い暗殺されたミーナ殉教36周年記念式典が世界中とりわけアフガン国内でもとりおこなわれました。写真付きで報告されています。
⇒ http://www.rawa.org/rawa/2023/02/04/commemorating-36th-anniversary-of-meena-martyrdom.html
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メニュー<視点>
■ 言葉の力で闘おう!
~ターリバーンの本質は「人間からの退化」~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~055
<人間が創造し発展させてきた文化や芸術を一方的な価値観で破壊し共生を拒むターリバーン。そのターリバーンと言葉によって闘おうと世界に向けてアピールが発せられました。・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 世界中のすべての詩人の皆さんへ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/14/appeal_by_baamdaad/
<アフガニスタンで詩作を禁止されたり、亡命せざるを得ないアフガニスタン詩人の組織「バームダード(ペルシャ語で〝夜明け〟)がターリバーンによる表現の禁止、特に詩の禁止に対抗して世界中の詩人に詩で闘う国際行動を呼びかけた。・・・>
■ アフガニスタンの勇敢な女性たちへ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/10/to_courageous_women/
<この発言をアフガン男子の責任逃れとみなしてはいけません。何千年来もち続けた意識ある男子の悔恨と懺悔の情、アフガン女性に対する心からのエールであり、おのれの決意の表れではないでしょうか。・・・>
■ 原理主義者、ヘクマティヤールの説教を禁止
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/15/hekmatyar/
<ヘクマチヤールといえば、カーブルを廃墟にした「ロケットマン」として有名。ムジャヒディーンの内戦ではカーブル市の70%が破壊され5万人以上の市民が殺されたと言われている。そのような残虐さ、無謀さはどこからくるのか・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アフガニスタンに私たちは何ができるか:カナダでのセミナー
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/15/gwi_koofi/
<オタワから世界に向けて開催されたファウジア・クーフィ―氏が基調講演を行ったウエブ会議の全貌をつたえる貴重なレポート。クーフィ―氏との本音トークが面白い・・・>
■ 残忍なジェンダー アパルトヘイト制度の下で暮らすアフガニスタンの女性たち:カナダ国会議員の活動
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/08/gender-apartheid/
<カナダ国会議員のグループは、政府対応、カーブルで完全に取り残されている8人のアフガニスタン女性議員を連れてくるために、交渉行動を起こすよう共同で要請した・・・>
■ 世界中のすべての表現者の皆さんへ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/14/appeal_by_baamdaad/
<アフガニスタンで詩作を解析されたり、亡命せざるを得ないアフガニスタン詩人の組織「バームダード(ペルシャ語で〝夜明け〟)がターリバーンによる表現の禁止、特に詩の禁止に対抗して世界中の詩人に詩で闘う国際行動を呼びかけた。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 凄い時代になりました
<チャットGPT。確かに凄いです。機械翻訳ソフトもAI活用でかなりよくなり重宝していますが、GPTを活用すれば記事やレポート書きが楽になり、ついでのオイラも要らなくなる・・・>
■ 意味不明なことが多い
<むかし、不条理という言葉がはやり、カミュ先生をずいぶん読んだものです。しかしそのころの不条理と今の不条理は比べ物にならないほど不条理な気がします。不条理も進化するんでしょうか・・・>
■ 日本の民度、アフガンより劣る?
<「アフガンの声」を読んでいると、アフガンは社会関係・人間関係にオブラートがかかっていないので、課題がすごく分かりやすい気がします。忖度社会の日本も一皮ひっぺがせば大して変わらないと思うんですけど・・・>
■ なぜ、欧州では継続的に戦争が起こるのか
<「親鸞とジョージ・オーウェル:知識人に突きつけた仮借なき批判精神」をお送りいただいた村野謙吉さんにウクライナvsロシア戦争に苦しむヨーロッパと現代世界を見る新しい視点を教えていただきました。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ アフガン撤退は英国軍事史の暗黒の章
<アメリカとともにアフガン進駐を率先してリードしてきたイギリス。そのイギリスの国防委員会は、イギリスがどこで間違ったのか冷静に見るために政府に見直しを要求している。これは非常に重要なことだ・・・>
■ パキスタンアフガニスタンに関するモスクワ会議(フォーマット)から撤退
<昨年11月のモスクワ会議ではターリバーンが招待されなかった。今回はパキスタンが参加しない。モスクワでのアフガニスタンをめぐる会合の空疎化がすすむ。これはウクライナ侵略によるロシアの信頼性低下と無意味ではないだろう・・・>
■ サウジアラビア、カーブルの大使館員を避難させる
<イスラームを信奉するとするターリバーンの蛮行を止めるには、イスラム諸国の働きかけが必須である。かつて、ムジャヒディーンやターリバーンを支えてきたサウジアラビアが不快感を示し始めたことは、ジハード(異教徒との聖戦)を口実としているターリバーンにとって追い風とはいえないだろう。・・・>
■ パキスタンが対TTPでターリバーン指導者の協力を要請
<アフガンとパキスタンのターリバーン、パキスタンの政府と軍、米NATO軍の存在下ではもともと両手両足の関係であった4本の手足が、重しが取れた現在、殴り合いを始めた。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員が、ファウジア・クーフィ―氏が基調講演を行ったオタワと世界を結んだウエブ会議の「裏話」をつぶやいています。・・・。
☆ 野口編集長は、「ウクライナ戦争に目を奪われている間に、イスラム主義テロ組織が世界中で増殖し活動を活発化させている」と警告を発しています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年2月5日号
● パキスタン・ペシャワルでパキスタンTTPによる警察関連モスクを狙った大規模テロで死者多数。アフガニスタンがふたたび国際テロの拠点になりかねない動きが・・・
● アフガン女性のNGO就業禁止は、女性の権利に対する重大な侵害、イスラム諸国からも非難の声。イスラームの名を汚すターリバンの行動を世界のモスレムが放置していていいはずがありません。
● 「読者の声」に、日本女性医師第1号を描いた映画『一粒の麦 荻野吟子の生涯』の上映情報が寄せられています。全国で上映されます。鑑賞予定にいれましょう。
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メニュー<視点>
■ アフガン民衆の闘う知性
~日本の政治の劣化はアフガンに似ている~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~054
<一見、天と地ほどの違いがありそうな日本とアフガニスタンの政治。しかし、アフマド・マスードの苦闘を通してみると、意外な共通点と打開の道筋が・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ もしあなたがアフマド・マスードだったらどうする?
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/04/if_u_are_masoud/
<「アフガニスタン陥落から1年半後のいま、国民抵抗戦線(NRF)の指導者たるアフマド・マスードに何を期待するのか。アフガニスタン国内の政治的・軍事的状況の複雑さ、周辺諸国とターリバーンとの関係、そして世界政治が抱かせる彼への非現実的な期待の多さには辟易する。」と筆者は自問し、マスードらの努力を無にさせるな、と訴える。・・・>
■ 女性に対する規制:アフガニスタンで151団体が活動停止
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/04/151_organizations_ceased/
<ターリバーンはあらたに、社会のあらゆる領域から女性を排除し、厳しい規制を課した。教育、雇用、マフラム(男性家族)を伴わない長距離移動の禁止などは、単なる一例。多くの女性の権利侵害が、女性たちの言うように、この国を「夢の墓場」と化し、彼女たちの生活を困難なものにしてしまった。・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ OIC、ターリバーンの大学教育禁止に反対しイスラーム世界の団結を呼びかける
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/29/oic_calls_for_global-_campaign/
<ターリバーンの暴挙に対して非イスラム諸国(特に英米NATO、日本など)が前面に出て批判するとターリバーンに「ジハード」の口実をあたえ、かえってアフガン人民の闘いを難しくする可能性がある。その意味で今回のOICの呼びかけは重要である。・・・>
■ 国連女性員会 声明:アフガン女性のNGO就業禁止は、女性の権利に対する重大な侵害
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/04/sima_bahous/
<この行為は女性嫌悪・憎悪、その感情に発する女性差別・抑圧・迫害・虐待の行為である執拗なミソジニーであり、女性、女性の貢献、自由、意見表明に対する猛烈な攻撃である。女性の人権と人間の尊厳を尊重すべきとするあらゆる規範と基準をさらに否定するものにほかならない・・・>
■ アフガンとイランの市民が合同でデモ
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/02/05/colabo_afghan_n_iran/
<ターリバーンの女性蔑視虐待に苦しむアフガン女性とヒジャブのかぶり方が悪いとして殺害されたアミニさん事件をきっかけに女性解放のために闘うイラン女性が、ワシントンで共同行動を行った。アフガニスタンのアミューテレビ(AmuTelevision)のツイッターが伝えている・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ クルドとアフガンに女性兵の共通点があるとは
<先号の記事「アフガニスタンの女性たちとコバニの娘たちとの比較」や「編集室から」の金子つぶやきでアフガンの女性たちの闘いを伝えました。コバニの娘たちのいたシリアで人道支援をしていた方からメールが・・・>
■ 戦争は外交努力の破綻の結果
<「国破れて山河あり」の名詩を思い出します。唐の詩人は白くなり薄くなる頭に手をやって嘆いていたが、凡人たるわれわれは・・・>
■ 日本での女性の地位向上に尽くした人
< 江戸時代までは庶民には苗字すらなかった。明治以降、一般庶民(平民)の権利拡張とともに女性の社会進出も進みました。江戸時代でも日本はじつは教育先進国だったんですね。明治維新は女性解放の出発点でもありました。日本人女性第1号医師の映画・・・>
■ 支援者の皆さまへのご挨拶(認定NPO法人 難民支援協会)
<今週から始まった通常国会に政府は入管法改正案を再提出する見通しです。2021年に廃案となった法案は、難民申請者の送還を一部可能にするなど難民保護の観点から問題がありました。そこから日本の難民保護の課題は変わっていません。難民支援協会(JAR)は公正な保護に反する法案の再提出を強く懸念します。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ パキスタンの爆発 死者101人に 地元警察 “警備に不備あった”
<当初33人と報じられた死者数がまたたくまに100人を超えた。大洪水で苦しむパキスタンをさらにテロの波が襲う・・・>
■ パキスタンで警察官の集まるモスクに自爆攻撃、死者59人・負傷者157人
<事件直後であるにもかかわらず、詳細な取材と解説記事。この事件が単発で終わるものでないことがよくわかる。必読のレポート・・・>
■ パキスタン・ペシャワルのモスク爆発で33人が死亡、147人が負傷
<大事件の速報はパキスタン第一の日刊紙『ドーン』・・・>
■ ターリバーンの女性の権利抑圧に、1月14日、世界57都市で抗議集会
<ワシントンではイランとアフガンの女性が共同のデモを敢行・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員が「アフガン国軍にかつて存在した女性エリート部隊FTP(Female Tactical Platoon)をテーマとした第3弾」をつぶやきます。・・・。
☆ 野口編集長は、「ペシャワルの警察関連モスクでの大量の死傷者数を出した自爆攻撃」にからんで不安をつのらせています。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年1月25日号
● 本サイトでもお世話になった前田耕作先生の業績を語るシンポジュウムが2月23日に東京国立博物館で開催されます。申し込み締め切りは1月末。まだ間に合います。ご参集ください。詳細・申込みは次まで ⇒ http://bit.ly/3WvkVLu
● 「よみがえれ! アフガニスタンの旋律(しらべ)――開けた未来に向けて」が3月12日、旧東京音楽学校奏楽堂で催されます。アフガニスタンの伝統楽器を演奏する日本人グループ「ちゃるばーさ」のコンサート。アフガニスタンの平和を祈念して、聴きに行かねば! ⇒ http://chalpasah.starfree.jp/sogakudo.htm
● 江藤セデカさんのNPO法人イーグル・アフガン復興協会がアフガニスタンの音楽家支援のためのクラウドファンディングを始めました。今回は国外に避難しているアフガニスタン国立音楽院の若い音楽家たちへの支援です。協力しよう。詳細・応募は次まで ⇒ https://readyfor.jp/projects/111232
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メニュー<視点>
■ 正義でも不正義でも戦争は悪
~『亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言』を読んで~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~053
<10年に及ぶソ連のアフガニスタン侵攻、アメリカの20年の戦争と占領。アフガニスタンの戦争は何のためであったのか。戦争に果たして正義の戦争、不正義の戦争はあるのか。そしてその戦争の責任者は誰なのか。追及を止めてはならない・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 唯一女性の教育を禁止している国アフガニスタン
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/08/negations-and-ruins/
<「クルアーンは男女ともに教育を受けることを奨励しており、預言者ムハンマドはそれを男女の宗教的義務とみなしている。実際、ほとんど全てのムスリム女性は教育と労働の権利を有している」とアフガン人は主張するのだが、現実は・・・>
■ アフガニスタンの女性たちとコバニの娘たちとの比較
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/23/daughters-of-afghanistan/
<2014年、IS(イスラム国)はコーランを持ち出して対立宗派の女性捕虜を奴隷とする法令を発出し実践した。それに対してコバニ(シリア)の女性たちは自ら武装して立ち上がりISを駆逐した。いま、アフガニスタンの女性たちは徒手空拳で、ISなどに影響されたターリバーンの中世的潮流と闘っている。・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ターリバーンのいま――アメリカの視点
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/23/taliban_by_cfr/
<アメリカの外交政策に影響を与えているアメリカの著名なシンクタンク(CFR)から最新分析のひとつを抜粋し要約を掲載する・・・>
■ よみがえれ! アフガニスタンの旋律(しらべ)
⇒ https://readyfor.jp/projects/111232
<NPO法人イーグル・アフガン復興協会は亡命中のアフガニスタン唯一の国立音楽院の先生と生徒あわせて272人を支援するクラウドファンディングを始めた。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ よりどころは芸術と文化か
<昔、韓国の詩人・金芝河が「想像力」の重要性を強調したことがあります。自分の苦痛は想像力無しでもわかりますが、他人のそれを感じるには想像力が必要です。それを喚起するのが芸術。他人の苦痛を放置すれば回りまわって必ずわが身にもやってきます。・・・>
■ グローバル化は色んな価値観を深く理解する事が大切――『その男ゾルバ』を観て
<地球がひとつの宇宙船となった現代、グローバル化は必然。超大国の都合によるグローバル化でなく本当のググローバル化とは・・・>
■ アフガンやウクライナで起きていることは人権侵害でなく犯罪
<タリバンの女性の権利剥奪は現代社会であり得ないこと。ウクライナも同じ。英国王室を離脱したヘンリーさんは、スペアと呼ばれ続けて人間性が歪んでしまった。侵害の段階をこえてもはや犯罪と呼ぶしかない・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーンによる女性の教育・就労への制限を受けて諸外国・機関による働きかけが活発化
<ターリバーンによる女性の教育抑制策について国連機関だけでなく、イスラム諸国の国際機関やイスラム諸国からも批判の声があがっている・・・>
■ スウェーデンでのPKK支持者デモとコーラン焚書イベントへのトルコの反応
<スウェーデンのストックホルムにあるトルコ大使館前で、コーランが燃やされる事件が発生した。犯人はこの事件を引き起こしたのは、デンマークの極右政党「Stram Kurs – Hard Line」に所属し、同国とスウェーデンの二重国籍を保有するラスムス・パルダン。トルコはこれに強く反発。スウェーデンのNATO加盟に暗雲が立ち込めた・・・>
■ こんなことしてるから国連は信用を失う
<アフガン人には、国連など国際機関声がうらでターリバンの歓心を買おうと画策しているように見えている。こんなことをする国連スタッフがいるんだから・・・>
■ ツイッター、ターリバーンに公式アカウントを提供
<ターリバーンやトランプに公式アカウント(ブルーティック)を認める一方、元アフガニスタン・イスラム国の第1副大統領で正統な継承権を主張して国民抵抗戦(NRF)で闘い続けているアムルラ・サレー氏のアカウントが停止されたという・・・>
■ アフガニスタンの元女性議員、カブールの自宅で射殺される
<殺されたのは2021年のターリバーン復権まで国会議員を務めた後もアフガニスタンにとどまっていたムルサル・ナビザダさん。ターリバーンと他の勢力との協力はますます難しくなる・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの10日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/
■ 『インドの世紀到来か』――中川十郎(BIS会長)
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/#india
<人口14億人台のインドは2023年に中国を抜き、人口世界一となる。消費市場としても、生産拠点としても中国に次ぐ潜在力がある。4年後の27年には国内総生産(GDP)で日本を抜き、世界3位になるとIMFは予測している。インドとの関係強化なしに日本の将来はない。・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員が「アフガン国軍にかつて存在した女性エリート部隊FTPの第2弾。今回は女性兵士3人の活躍」を
つぶやきます。・・・。
☆ 野口編集長は、「抑圧に何千年も耐えてきた女性たちはどんなに長い年数がかかってもこの変革を必ず実現するだろう」などと悠長なつぶやきをしております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2023年1月15日号
● マスコミはターリバーンを「イスラム主義組織」と冠付きで報じます。「イスラム主義」という言葉もよくわかりませんが、ましてはターリバーンは本当にイスラームなのかとさらに疑問が膨らみます。「イスラムもどき」とか「偽イスラム」とか言いきれないマスコミの悩みが理解できます。今号の<視点>ではそのようなターリバーンの思想的背景に迫ってみました。
●「RAWAと連帯する会が大阪」で新春講演会を開催します。くわしくは下の「メニュー<世界の声>」からお進みください。
● これまたうれしいニュース。「シルクロード文庫」が中野区に3月開設します。くわしくは下の「メニュー<ユーラシア>」からお進みください。
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メニュー<視点>
■ 女子教育がなぜターリバーンのアキレス腱なのか
~昨年12月の女性の権利剥奪命令の意味するもの~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~052
<ターリバーンはなぜ女性の教育や社会活動を執拗に弾圧し、住居の四角い囲いの中に閉じ込めようとするのか。それはコーランの曲解とパシュトゥーン族の因習固陋とがないあわされて形成された独特の女性抑圧システムから醸し出されるイデオロギーではないのか・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 否定と荒廃の首長国
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/08/negations-and-ruins/
<ターリバーンにできることは破壊だけであり自分たちのイスラム首長国をどのように構築すればよいのか分かっていない。ただひたすら国を荒廃させるだけである。だまされたアフガン人もそのことに気づきつつある・・・>
■ 民主的世界観が民主主義を導く
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/12/democratic-worldview-leads-to-democracy/
<ターリバーンが復帰の理想としている社会では国民は奴隷のような生活を強いられてしまう。民主的な社会を目標とすべきであるがそれはいかにして可能化なのか。ハシュテ・スブの主張を聞こう・・・>
■ 亡命アフガニスタン政治家評議会:国際社会はアフガニスタンの新政府樹立のための土壌を提供する必要がある
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/12/exiled_afghanistan_politicians_council/
<ターリバーンに反対する勢力の結集も始まっている。この動きは果たしてアフガン大衆の賛同を得られるのだろうか・・・>
■ パターン族だけがアフガン人ではない
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/31/think_about_all_nationalities/
<現状のアフガニスタン、将来のアフガニスタンのあるべき姿を考える際に、マスメディアしか情報源を持っていない日本人が〝専門家〟の話を聞くと陥りやすい〝落とし穴〟を示している。ハザラ人の怒りの声・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アフガニスタンは今や真の全体主義軍事国家
⇒ https://afghan.caravan.net/2023/01/08/military-state/
<人権に関する世界宣言は、アフガン社会では実体のない空っぽだ、とソマイア・ラミッシュは結論づける・・・>
■ アフガニスタン、いま女性の人権と教育は!
RAWAと連帯する会が大阪で新春講演会を開催
⇒ https://afghan.caravan.net/rawa_oosaka_meeting/
<1月21日に大阪・天満橋のドーンセンターで13時45分より、参加費700円。ぜひご参加を・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 北京駐在員の見た中国~2023年春のご挨拶
<厳格なゼロコロナ政策から、白紙デモに直面した習近平政権は突然、ゼロコロナの全面緩和に飛び込んだ。はたして中国は今年、どこへ向かうのか。中国の内部から、中国政府が何を考え何を行おうとしているかを、現地駐在員が分析し、報告する・・・>
■ 手のひら返し
<政治家だけでなく経済人も公約をころころ変える時代。日本国民、ウクライナ市民、世界中の国民は何によりどころを求めるか。2023年は自分自身でよりどころを探す年にする覚悟が必要だ・・・>
■ 北朝鮮の武器ビジネス
<ウクライナ侵略をするロシアに、ウクライナは弾薬やミサイルを輸出して稼いでいる。ウクライナ特需だ。日本近海にぞくぞくと打ち込むミサイルやICBM実験は、次なる本格的なミサイルや核を含む武器輸出大国への変貌を狙う金正恩の野望ではないか・・・>
■ 中国の「ゼロコロナ政策」解除について
<米中の緊張関係が絶えず世界に暗い影を落としていることを深刻に捉えると、ワクチンが両国の関係改善のきっかけになって欲しいという考えも募る。人には馬鹿げた話と思われても、私にはその可能性に一縷(いちる)の望みを託したいという思いがある・・・>
■ 米中激突の歴史的深層
<軍産複合体とは、軍隊と産業といった単純な構成ではなく、実際は金融資本、産業資本、軍需産業、政府、官界、議会、産業別利益団体、有名大学を巻き込んだ学界、労働界、ほとんどの有名マスコミを含んだジャーナリズム界、広告・広報業界、退役軍人団体、各州地方の利益団体、さらには宗教界も包括した巨大な網状の複合体・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 11日の夜、ターリバーンが運営する外務省の外で大規模自爆テロが発生 61人以上が死傷
<中国の外交団がターリバーンとの会合を控えて、外務省内に滞在している時を狙って行ったテロ攻撃だ。ターリバーンと連携関係にあるISが犯行声明を発した。ターリバーン内部の角逐を予想させる事態だ・・・>
■ アフガニスタンへの現金援助、一時停止
<昨年12月、ターリバーンは女性の大学進学、NGOでの女子の就労禁止措置の命令を発した。米国は凍結したアフガニスタンの海外資産70数億ドルのうち半額をアフガニスタンの人道支援に支出すべしとして昨年からだ・アフガニスタン・銀行(アフガニスタンの中央銀行)に毎週数千マドルの送金を続けてきた。しかし、ターリバーンの新しい措置を受けて送金を停止したようである。ただし、1月14日に大幅な遅れの後ダ・アフガン銀行に到着した・・・>
■ 国連、アフガニスタンへの現金輸送について明確化
<国連は、昨年12月のターリバーンのあらたな女性の人権弾圧措置に対して、支援金がターリバンに渡らないような現金輸送措置をとっている、と釈明した。・・・>
■ イラン、全国的な抗議デモ中に拘束された男性2人を新たに処刑
<マフサ・アミニさんの死を契機として勃発した政府批判の大衆的な抗議がいまだやまない。抗議行動を抑えるためイラン当局は死刑執行を含む強硬な弾圧手段で応じている・・・>
■ 国連は、女性の援助労働者の禁止後、アフガニスタンでのいくつかのプログラムを停止
<国連の非難はスタッフ不足が理由である。この厳冬期を生き延びるためには国際的な支援が不可欠である。ターリバーンの暴挙は自らの首を絞める自殺行為と言うべきだ。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの2週間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/
■ 「シルクロード文庫」が中野区に3月開設 東西交流史の研究書など1万点以上 故前田耕作さんの遺志受け継ぎ
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/#Silk_Road_Library
<前田耕作先生のご逝去は悲しい知らせだったが、先生の遺志を継いでシルクロード文庫が開設されるのはうれしいニュース。開設に奔走した安仲さんは「前田先生は、文化を通じ世界を変えようとした。戦争で国同士が争う今、新しい図書館を、多様性の大切さを考える場にしてゆきたい」と語る。・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員が新しいドキュメンタリーを手につぶやきます。ターリバーンと戦い敗れたアフガン国軍に、女性だけのエリート部隊があったという。名付けて女性戦術小隊(FTP/Female Tactical Platoon)。筆者はアマンダ・リプリー。邦訳本も出ている大物女性ジャーナリスト。しかし、日本でこの小隊について知る人はほとんどいない・・・。
☆ 野口編集長は、「生まれて初めてクリスタル表彰盾をもらいました」と喜びのつぶやきをしております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2022年12月28日号
● 今号のトピックスコーナーであいつぐ象徴的なふたつの事件が報じられています。ターリバーンが女性の大学通学を禁止し、それから一週間も経ずしてNGOでの女性の勤務・活動を禁止する命令を発した事件です。<視点>で触れました。
● アフガニスタンの平和を求める「ヘラート安全保障対話」でターリバーンが国際テロリストに身分を保障するIDカードを発行している衝撃的な事実が報告されました。その演説全文を<アフガンの声>で紹介しました。
● <読者の声>では、難民支援への感謝、死刑廃止論の行方、日本政府の敵基地攻撃能力策定の危険性が指摘されています。必読のコーナーです。
● 今号は25日号を3日遅れで発行しました。次号1月5日号はお休みして、新年は15日号より発行いたします。皆様、よいお年をお迎えください。そして来年をより良い年といたしましょう。
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メニュー<視点>
■ カナリアが死んでいる!
~先触れたちの悲鳴に応えよう~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~051
<トップに掲げたふたつの事件を契機にアフガニスタンの独立系メディア『ハシュテ・スブ』がターリバーンの女性教育への弾圧に対抗する国際キャンペーンを呼び掛けました・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 閉ざされた希望、傷ついた心
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/26/shuttered-hopes-broken-hearts/
<“目が覚めたとき、学校に遅れる、と思った。でも、学校は閉まっている悲しい現実に気づいた。” (アフガン女学生ラヒラの言葉)。アフガン女性の悲痛な叫び・・・>
■ 女子教育はターリバーンのアキレス腱
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/21/talibans-fear-of-education/
<この記事の公開に続きアフガニスタンの独立系メディアであるハシュテ・スブは女子教育の廃止に抗議し止めさせるための特設ページを設け、世界に向けて共同の活動を呼び掛けた・・・>
■ 外国人テロリストの身分を保障し、国内に根付かせるターリバーン
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/28/ban-issues-identity-cards/
<タジキスタンで開かれた第十回ヘラート安全保障対話でのアフガン代表の演説。隠された戦慄すべき現実が明かされる・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 死刑廃止論の行方
<法律にもとづいて人を裁き罰として死を与えるのが死刑だ。その目的はみせしめ。だが、人類の歴史は、その残虐さを減らし、最終的には死刑を廃止する方向に進んでいる。にもかかわらず、いつまでも「治安」や「秩序」の維持を死刑に求める国がある。わが日本は?・・・>
■ 難民支援、ありがとうございました
<認定NPO法人 難民支援協会から今年の活動の報告とお礼が届きました・・・>
■ アフガンニュースにコメントできない
<混とんとしたアフガン情勢、テロの拡散、あの9.11事件前の不穏な動きの予感、世界80億人の未来、増え続ける人口と貧富の差。食糧危機。ウクライナのミサイル爆撃。コメントできない事態がつづく世界。人を思いやる心を失いたくない・・・>
■ 敵基地攻撃能力(その3 北朝鮮の狙い)、敵基地攻撃能力(その2)、敵基地攻撃能力(その1)
<岸田政権は「相手に攻撃を思いとどまらせるには敵基地攻撃能力が必須だ」と明言した。だが、そんなことが可能なのか、日本を破滅させる攻撃をしようとする相手の意思をミサイルでくじくことができるのか。使い古された「矛と盾」の論理は成り立たない。「一市民として」貧困なる政治の愚をただす警鐘の三連打を聞こう・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ アフガニスタンで国際NGO、活動を停止 タリバンの女性職員禁止令で
<凍える冬、乏しい食糧に苦しむアフガン人の最後の命の綱である国際支援。それを支えているのはアフガンの女性職員や活動家たちだ。それらの人々が活動できなくなったらどうなるか。国民のことより自分たちの偏見に固執するターリバーンの醜悪さがいままたあらわになった・・・>
■ 非難の中、ターリバーンが女性の大学への入構を禁止
<ターリバーンがいままで公式に禁止していたのは女子の中高教育だった。しかし今度は大学への通学も禁止した。女子を暗愚に落とし込むのはあさましい父権・男権を固守するためである。しかしそのような姑息な手段は自らの存在を貶めるものであることを知るべきだ・・・>
■ ターリバーン、アフガニスタン女性の大学通学を禁止、泣く女性
<この悲しみを世界は共有すべき・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの2週間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員の新しいつぶやき。エリザ・グリスウォルドによる記事「アメリカが後に残したアフガン人」(雑誌「ニューヨーカー」2021年12月27日号)からの翻訳・抜粋で、今回はその最終回。・・・。
☆ 野口編集長は、「一刻も早く『プーチン的存在』を終わらせろ・・・」とつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2022年12月15日号
● 12日にカーブル商業地区にある中国のゲストハウス近くで致命的な爆発、3人死亡、18人負傷。3日には在カーブルのパキスタン大使館と元アフガニスタン首相のヘクマティヤール=ヒズベ・イスラミ指導者が襲撃され、9月5日にはロシア大使館が襲撃されそれぞれ死傷者を出している。それぞれアフガニスタン・ホラサン州のイスラム国(ISKP)の犯行とみられる(犯行声明も出されている)。アフガニスタンをめぐって9.11事件前夜のような危険性が高まっているようにみえる。
● トピックス欄で過去2週間で75人が公開処刑されたニュースを掲載した。ISKPメンバーがタリバン占領下のアフガニスタンで標的型攻撃を強化する中、過去2か月で96人が死亡したニュースも。ターリバーン2.0は1.0への批判を承知の上で確信的であるだけに、より悪質だ。フランスの駐アフガニスタン特使マルティノン大使は、12月8日、ターリバーンの公開処刑が最近も頻発する事態をうけて「アフガニスタンのターリバーン化が、完了した」と述べた。(Hasht-E Subh)
● そんな中、期待がもてるのは、タジキスタンで開かれた第10回ヘラート安全保障対話である。ここにはアフガニスタン国内だけでなく周辺諸国関係諸国からもひろく人士が集い、アフガニスタンの将来について対話が継続されている(https://afghan.caravan.net/herat_security_dialogue/)。もちろん国内では女性たちが戦いを止めないし、国民抵抗戦線(NRF)はパンジシール州だけでなく全国的に支持者をあつめ活動を広げている。アフガニスタンの未来はこのような人々の努力によって切り開かれるだろう。
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メニュー<視点>
■ あらたな国際テロ蠢動の予感
~周辺領域へのテロリズムの拡散~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~050
<12日のゲストハウス襲撃事件に至る、この間のISKPのアフガニスタン及び周辺領域におけるテロ行為の頻発は、2001年の9.11事件前の不穏な動きを予想させるものがある。周辺諸国の緊張はいやがうえにも高まっている・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 恐怖を広めるほか統治策なきターリバーン
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/13/spreading-fear-is-talibans-only-method-of-governance/
<ターリバーンの唱える大義(偏狭で極端なイスラーム理解)や正義(パシュトゥーンの頑迷固陋な因習)によってはアフガン国民を統合することはできず、暴力だけにたよる支配がつづいている。しかし力だけに頼る政策は民衆の側からの抵抗によって早晩破綻する運命にある。・・・>
■ ターリバーンの裏切りを疑うテロ集団が中国系ホテルを攻撃
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/15/chinese_hotel_attack/
<冒頭に述べた事件の詳細な分析。ISKPとターリバーンの協働と相克・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 敵基地攻撃能力
<ミサイル発射を事前にたたく「敵基地攻撃」とは先制攻撃にほかならず。反論すれば非国民扱いされかねない雰囲気になってきた・・・>
■ 敵基地攻撃能力(その2)
<平和ボケしてIT後進国になり下がった日本だが、アメリカに言われて支出する無意味な敵基地攻撃対策費を先端技術開発に投資し、技術力、経済力をたかめ国力を増進させることこそ防衛力ではないだろうか・・・>
■ 台湾での長い付き合い、アフガニスタンでも・・・
<アフガニスタンでも中村医師が立派な仕事されたように台湾でも日本は植民地統治のもとでも国民の生活に資する仕事をしてきた。それが現在の親日につながっている・・・>
■ 「人と事業」を後世に残す
<中村さんは常々言っていたことがあるという。「アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だと肌身で感じる。日本人ということで命拾いをしたことが何度もあった。憲法9条は日本に暮らす人々が思っている以上に、リアルで大きな力となって、僕たちを守ってくれている」と語っていたという。・・・>
■ 目の前の人、目の前の課題が大事
<アフガニスタンでもイランでもウクライナでも、今苦しんでいる人々にどう支援の手を差し伸べるか。それは自然の生態系が破壊される地球環境でも同じだ。厳しい活動があってこそ守られる・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーンの自爆旅団は地域と世界の脅威:NRF報道官が再三指摘
<中国人の利用が多いホテルが、前日の中国大使の警告にもかかわらず自爆テロ攻撃をうけた。ISKPが犯行声明を出したがはたしてターリバーンは無関係なのか。首都の治安維持能力が欠如している事実だけは明らかだが・・・>
■ カーブルの商業地区にある中国のゲストハウスの近くで致命的な爆発。3人死亡、18人負傷。
<ISKPは実行犯2人の写真付きの犯行声明を発している・・・>
■ 過去 2 週間で 75 人が公開処刑され、タリバンによってむち打たれた
<世界がワールドカップで沸き立っているとき、ターリバーンは、パルワン州の州都であるチャリカル・サッカースタジアムで、パルワン州の男女18人に公開鞭打ちの刑を処した。公開処刑はいまやアフガニスタンでは娯楽とさえなっている・・・>
■ パキスタンとターリバーン、国境での小競り合いで6人が死亡、30人が負傷
<ーリバーンはイランとも国境管理をめぐって武力衝突を起こしている。パキスタンとの間ではパキスタン・ターリバーンをめぐる確執もあるがこのような武力衝突を繰り返しているという事実の中にターリバーンの統治能力の欠如が見て取れる。・・・>
■ ISKP メンバーがタリバン占領下のアフガニスタンで標的型攻撃を強化する中、過去 2 か月で 96 人が死亡
<ターリバーンはイスラム極端派のイデオロギーとパシュトゥーンの頑迷固陋な非人間的因習のアマルガムである。ISKPのような非パシュトゥーンイスラーム組織はこれも頑迷固陋なイスラムーム主義の側から揺さぶりをかけているのではないか。・・・>
■ イラン “スカーフのかぶり方”デモの参加者1人の死刑を執行
<統一指導部がなく自然発生的な暴動であるにもかかわらず3か月たっても沈静する気配がない。それほどイラン民衆のうっ憤はたまりにたまっているのだろう。イラン当局は力で、しかも究極の死刑で押さえつけようとしているが、それは決して良い結果を生まない。・・・>
■ 日本:1億600万ドルを援助し、人道的プロジェクトを実施するとツイート
<岡田大使は先日自爆テロ大隊のハッカーニと面談したが、アフガン人に言わせるとターリバーンには甘い言葉や支援などは何の役にも立たないという。ターリバーンを経由しない支援方法であってほしい。・・・>
■ イラン:抗議デモの継続と「指導巡視隊」の活動休止をめぐる動き
<「指導巡視隊」の活動を休止したと当局は言っているが、実態はそうではなく弾圧が続いているとtwitterなどでは写真付きの書き込みがつづけられている。・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員の新しいつぶやき。エリザ・グリスウォルドによる記事「アメリカが後に残したアフガン人」(雑誌「ニューヨーカー」2021年12月27日号)からの翻訳・抜粋で、今回はその第二弾。・・・。
☆ 野口編集長は、恐怖で国民を支配するため死刑を乱発し公開してまで処刑するアフガニスタンやイラン。日本も明治以来百数十年絞首刑を止めていない。復讐や処刑は人類が廃止しなければならない野蛮な行為だ・・・とつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2022年12月5日号
● ときどき、ニュースの量が多くて読み切れない、とクレームされることがあります。全部お読みにならなくてよいのです。ひとつでも気になる記事があればそれをお読みくだされば嬉しいです。世の中の出来事が多すぎるのですから。
● 手前味噌ですが、「編集部から」のつぶやきはそんじょそこらの編集後記とは一味違います。今号では世界を牛耳り続けてきた米英のいいなりになると、米英の視点から見てもどんなにとんでもないことになるか、悲しい物語が語られます。台湾有事、ひとごとじゃありません。
● 野口の蔵前工業会技術士会でのミニ講演、好評のうちに終えることができました。本サイトの開設の狙い、開設に込めた思い、開設以来約1年半の発展、今後の願望などを語りました。タイトルは「コミュニケーション技術の歴史とWEBサイト活用」。当日のプレゼンシートを下記にてご覧いただけます。
bit.ly/3uqNGxC
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メニュー<視点>
■ 戦争準備の前にやるべきことはないのか
~「台湾有事」をめぐり消失する日本の政治~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~049
<アフガンからウクライナへ、そして新疆ウイグル・台湾へと戦争が歩みを進めているような現代。それは避けられない必然なのだろうか・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフガニスタンにおける政治的世俗主義
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/04/political_secularism/
<イスラム教は政教一致の宗教であるが、複雑化し進歩した現代に千年以上前の戒律を適用して社会を営むのには無理がある。国民国家とイスラームを共存させる道がイスラームの世俗化の試みである。アフガニスタンでもその議論をすべきである、とハシュテスブは主張する・・・>
■ 経済連邦制こそアフガニスタン経済発展の願い
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/12/02/economic-federalism/
<現実と理想、理論と実践の間にはギャップがあります。しかしギャップがなければ進歩もありません。現実のアフガニスタンに失望することなく理想を追い求める努力と勇気ある一歩が未来を引き寄せます。・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ヘラート安全保障対話の初日が開幕
⇒ https://afghan.caravan.net/herat_security_dialogue/
<「包括的政治機構、その姿と道筋」と題するサミットが、タジキスタンの首都ドゥシャンベで開催された。参加者はアフガニスタンとその周辺諸国の代表約200人が集う大規模なもの。アフガニスタン内部の諸問題、周辺諸国が切実な関心をもつテロリズムの輸出問題など、率直な意見が交わされた。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ トマホーク、一発いくら?
<いったい誰が払うんだ?・・・>
■ 男性社会への異議申立て
<ファウジア・クーフィ女史の自伝「お気に入りの娘」の要約を読んで考える。今、女性の権利を主張する「フェミニズム」の流れが世界的な注目を浴びている。アフガン、イラン、日本、韓国の女性たちの思いは、文化や社会環境は違っても、お互いに深いところでつながっているように見える。・・・>
■ まずはウクライナ人の命を救え
<アフガニスタン国民の半数2400万人が人道支援を必要としており600万人が飢餓に苦しんでいる。アフガニスタンの人道危機は大問題。そこをなんとかしなければならないが、この冬、優先順位を付けるとすれば、まずウクライナだ。ウクライナの命を救うことは、国際社会の義務だ・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 在カーブルのパキスタン大使館が襲撃され、1人が負傷
<アフガニスタンとパキスタンの間で武力による国境紛争が頻発している。今度は大使館への襲撃。誰がどんな目的で行っているのか。ヘクマティヤール事務所への攻撃と同日に発生している・・・>
■ ヘクマティヤールの事務所が自動車爆弾で襲撃され、死者
<ヘクマティヤールはソ連軍撤退後のムジャヒディーン間の内戦でカーブルにおびただしい数のミサイルを撃ち込み、町を廃墟にするとともに何千人も殺したミサイルマン。この期に及んでいったい誰が自爆テロをしかけたのか・・・>
■ 【W杯】国歌斉唱拒否のイラン代表、帰国後に刑務所行きか死刑の可能性浮上 海外報道「警告されていた」
<政治は選手に国歌を歌わせたいのであれば選手が国外で止むにやまれず行動せざるを得ないような政治をしてはならないのだ・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員の新しいつぶやき。「アメリカに賛同し協力した。だが、いざという時にハシゴを外された。すると、どうなるか?」「アメリカが後に残したアフガン人」・・・。
☆ 野口編集長は、中村哲医師の命日に在日アフガニスタン大使館で開かれた3周年追悼会の模様にふれて運命についてつぶやいております。
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2022年11月25日号
●12月3日(土)、蔵前工業会(東京工業大学同窓会)の技術士会が主催するミニ・トークセミナーで本サイトの野口が講演します。テーマは「『ウエッブ・アフガン』を始めたわけ、ネット技術を個人や中小企業が生きがいやビジネスにどう活用できるか」。詳細は下記をご覧ください。
https://www.kuramae.ne.jp/krpe/topics_detail29/
ネット上の申し込みページは同窓会員向けですが、一般の方も参加できます。ご希望の方はこのメールアドレス(noguchi_phoenixlabo@f05.itscom.net)までお知らせください。(参加費500円)。
● アフガン人の読者からお誘いがありました。
在日アフガン人による故中村哲氏3周年追悼の会
12月4日(日)、14:00~16:00、於:駐日アフガニスタン大使館
参加人数は50名、申し込み締め切りは11月30日。下記より申込できます。
https://forms.gle/7jxdLchzW7G4iUez6
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メニュー<視点>
■ アフガン国際会議主宰国 ロシアの苦悩と弱体化
~アフガン代表をひとりも呼べないアフガニスタン会議~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~048
<11月16日にモスクワで開かれたアフガニスタンをテーマにした関係国会議。アフガニスタンを取り巻く10カ国からの代表と4カ国からオブザーバーが集まったが、肝心のアフガニスタン代表の姿はなかった。前回まではターリバーンが出席し、ロシアがアフガニスタンに対する存在を示す国際舞台だったのだが・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 「幻想の国」はいかにして作られたのか
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/24/fantasyland/
<アフガニスタン復興特別監察官(SIGAR)はこのほど、アフガニスタン政府の崩壊を評価する新しい報告書を発表し、ターリバーンが同国を支配した理由を6つ列挙した。SIGARによると、この破滅的な崩壊の主犯は、アフガニスタン政府、米国、そしてターリバーンであるという・・・>
■ 飢餓の解決策
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/23/hunger_crisis/
<アフガン新紙幣の印刷、アフガニスタンへのドルの週次送金の加速、麻薬収入の増加、自治体や税関の収入の増加などのニュースの一方、新たな飢餓の危機が高まり、数百万人の命が危険にさらされるという警告が出されている・・・>
■ 価値なき女児として生まれて
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/20/koofi_favoured_daughter/
<アフガン北部の山間の田舎村で、危うく間引きされそうになった子として生まれながら、過酷な運命を乗り越え、国会議員となり女性として最初の国会副議長となったファウジア・クーフィ―氏の半生記を、本サイト編集部の金子明が英語版原書を読みつつ「編集室から」でつぶやきつづけた20回連載の統合版。現在のアフガニスタンの解放を求める女性たちの原点のひとつがここにある・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ アフガン難民の日本での実情
<この欄で、アフガニスタンから日本への避難者が何人くらいいるのかということが話題になっていたように思います。先日のNHKの報道によると出入国在留管理庁発表で去年8月15日以降820人いて、今年98人難民認定されているそうです・・・>
■ 人の命とか尊厳の重さを改めて考えたい
<国連によると年末までに30万人以上が壊滅的な飢餓、来年6月までに5歳未満の子180万人が急性栄養失調に陥ると推計だれている。CO2排出量は世界全体で年間1.7兆トン。先進国と呼ばれる米国、中国、ロシア、ドイツ、日本の上位5か国で1.2兆トンを排出しているが上位国はCOP27会議に消極的である。「宇宙船地球号」を救出するのは大国の役目だろう。・・・>
■ 他国発宗教の草刈り場
<アフガニスタンは地政学的重要性から米、ロ、中の覇権争いの標的にされていると言いますが、日本も旧統一教会の利益確保のための草刈り場になっています。その現状が、・・・>
■ 難民支援協会(JAR)からのお願い
<迫害から逃れ、やっとたどり着いた日本で、知り合いも誰もいない、言葉も分からない、今日眠る場所もない、所持金はわずか・・・。そのような方々が助けを求め、JARの事務所に連日相談に訪れています・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ アフガンメディアの惨状、世界自由メディア連合がアフガニスタンの加盟を停止
<アフガニスタンではアメリカ占領下の民主化過程で数多くの民間ジャーナリズムが生まれ、報道の自由が実現されてきた。しかし昨年8月のターリバーン支配下で言論は抑圧され、従事者の生命の危険さえもたらされている・・・>
■ トルコ:シリア・イラク北部での空爆実施と地上軍派遣を示唆
<一時中東で猛威を振るったイスラム国。英米NATOロシアなどの大国による空爆や掃討戦により力を落としたが、アフガニスタンではIS-KP(イスラム国ホラーサーン)などの形で生き延び、再編されつつある。そのイスラム国と対立して独立運動を進めてきたクルド族の動きが活発化している・・・>
■ ロシア、ターリバーン代表をモスクワ会議に招待せず(Hasht-E Subh Daily)
<昨年の会議にはターリバーンを招待し、政府承認はしないがアフガニスタンを実効支配している権力としてターリバーンを処遇していたロシアが、今年は招待しなかった。ウクライナ戦争の影響、ターリバーンとアメリカの密接化などさまざなま要因が考えられる。・・・>
■ ロシアが国際会議を主催、ターリバーンは招待されず(中東かわら版)
<この国際会議には米国を除く関係10カ国とトルコを含む周辺4か国がオブザーバーとして参加してアフガニスタンでの違法薬物の取引禁止、国内やロシア大使館へのテロ攻撃などへの非難を含む共同声明を発表した。さらにはアフガニスタンでの包摂的な政府樹立などを要求したが、肝心のアフガニスタンは招かれなかった。それはなぜか、何を意味するのか・・・>
■ アルジェリア:国内初のロシアとの軍事演習
<ウクライナへの侵略戦争で国際的な孤立を深めるロシア。一方で、ロシアとの連携を強める国もある。イランだけでなくアルジェリアもそのひとつだ。そのような動きの背景にはなにがあるのか・・・>
■ イスタンブール爆発、クルド武装勢力の犯行との見方 22人逮捕
<クルド族はトルコ、シリア、イラク、イランにまたがって存在する中東で4番目に多くの住民を抱えながらパシュトゥーン族と同じく、国を持たない大きな民族のひとつだ。そのクルド族がイスラム国との戦いの中で従来からの独立志向をさらに強めているという・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ 『わたしが明日殺されたら』
アフガニスタン元大統領候補フォージア・クーフィ著、福田素子訳 (徳間書店・2011年)
<本サイト「編集室から」で金子編集委員が解読し続けたフォージア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」(The Favoured Daughter/ Fawzia Koofi & Nadene Ghouri/ 2012)の日本語版。金子明による書評>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://afghan.caravan.net/editors_voce/
☆ 金子編集委員の新しいつぶやき。「一日で陥落した」といわれた昨年8月15日のカーブル大統領官邸。数百万ドルとも数千万ドルともいわれた現金はどこへ消えたのか? 米国の政府監査機関が追究する・・・。
☆ 野口編集長は、「いいテロリスト、悪いテロリストって、いるのか」、とつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
2022年11月15日号
● トルコで爆破事件。90人近い死傷者がでている。場所はイスティクラル通り。野口も遊んだことのある楽しい繁華街。クルド人の犯行が疑われているが、本当だとすると、イラン、シリア、イラクなどがかかわる。テロの国際拠点化が懸念されるアフガニスタンとも無縁ではない。要注意だ。
● ウクライナの進撃がつづいている。戦場での帰趨が交渉の行方を決める。ベトナム戦争がパリ和平協議と並行して進められた昔を思い出す。しかし、いま、平和に向けた世界的大衆運動の盛り上がりがない。大問題だ。
● 統一教会騒ぎがつづいている。「桜田の壺」が騒がれていた昔、統一教会は多宝塔も売っていた。それにはラピスラズリが使われていた。パンジシールを拠点とするマスードらがパンジシール特産品のラピスラズリやルビーなどを売って軍資金にしていた、と言われていた。ラピスラズリはほとんどアフガニスタンでしか採れない。正倉院に収められている青い石も「アフガン瑠璃」。
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メニュー<視点>
■ 正気を維持することの難しさと大切さ
⇒ https://afghan.caravan.net/#~047
<「山の学校支援の会」現地報告会に参加してふたつの報告と童話朗読を聞いて考えました・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ ターリバーンに対する大国の影響力
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/13/influence_of_world-powers/
<ターリバーンを自国に有利に使おうと、米、ロ、中、パキスタン、イランなどが権謀術数と暗闘を繰り広げている。マスメディアでは絶対に報じられない現実をアフガン人は見つめている・・・>
■ アフガニスタンにおける勝利者と敗北者
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/13/sami_49/
<サミ氏は、アフガニスタンをめぐって関係諸国がどのように策動しているかを明らかにし、つぎに、ターリバーンを操縦するために対抗馬を仕立て上げようとしている現状を指弾している。さらに、ターリバーンによる国民抵抗戦線(NRF)に対する戦争犯罪を暴露し糾弾している。どの動きも日本のマスメディアでは報じられることのない、アフガニスタンの真実だ・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ ウクライナ市民とアフガン市民のこと
<抗うことも逃げることもできない惨禍は文字通り地獄。現地からのレポートで、働こうにも職がなく、救済の手も伸びず、飢餓に苦しむアフガニスタンの都市部では麻薬中毒患者や精神に異常をきたす市民が激増しているそうです。ウクライナでのインフラ破壊のミサイル攻撃も同じです・・・>
■ 多様性は何を意味するのか
<「ハシュテ・スブ・デイリー紙」の主張には人を勇気づけるものがあります。アフガニスタンが直面する多元性と多様性の問題提起から、日本の現状を考えさせられました・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ロシアがアフガニスタンに関する多国間協議を主催へ 11月16日
<2018年11月9日の会談で、タリバン代表団のメンバー、アルハジ・モハマド・ソハイル・シャイナを歓迎したロシアは、今年の会談にはターバーン政府を呼ばないことを確認した。その真意は・・・>
■ ターリバーンが受け取った人道支援額は10億ドル以上。しかし国民は貧困で飢えている
<アメリカから送られたこの札束の山を見よ・・・>
■ 新しく印刷されたアフガニ紙幣、カーブルに到着
<アフガニスタンは自国通貨を自国で印刷できない。印刷しているのはどの国だろうか・・・>
■ 黒幕は政府と軍部? パキスタン前首相「暗殺未遂」の衝撃
<ターリバーンの宣伝マンだったパキスタンのイムラン・カーン前首相が銃撃された。彼はぐんとその背後にいるアメリカの政策変更が背後にある、と主張しているが・・・>
■ イラン、シャーチェラーグ寺院への攻撃を支持したとしてアフガニスタンを非難
<イラン・シーア派の聖廟での礼拝がテロの攻撃に見舞われた。イランは背後にアフガンを拠点とするテロ組織があると非難している・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の新しいつぶやき。昨年8月15日、ガニー・アフガニスタン大統領はいかにしてカーブルから逃亡したのか。その疑惑の詳細をあばく・・・。
☆ 野口編集長は、マスードの墓あらしとターリバーンの卑劣なやり口をみて「天網恢恢疎にして漏らさず・・・」、とつぶやいております。
2022年11月5日号
●今号の<アフガンの声>はターリバーンにネットドメインをブロックされた独立系メディアのハシュテ・スブから3本セレクトして翻訳紹介した。どれも鋭く現在のアフガニスタンの課題を抉り出すものだが、驚くほど日本の課題をも突き刺すものになっている。真剣に闘う人びとの視点は鋭い。
● 「この叫びはいつか咆哮に変わる!」女性たちはアフガニスタンでもイランでも戦い続けている。イスラム圏の中でも女性の権利をもっとも押さえつけている両国。イスラーム指導層にも動揺を与えつつある。女性が変われば世界が変わる。
● 「アフガニスタン山の学校支援の会」現地報告会(11月12日(土))が、武蔵野公会堂(吉祥寺)で開催。詳細およびお申し込みは下記より。
⇒ https://yamanogakko221112.peatix.com/
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メニュー<視点>
■ 9・11事件の再来を許すのか?
⇒ https://afghan.caravan.net/#~046
<アフガニスタンはいまや国際テロリズムの拠点と化しつつある。ターリバーンは昔のターリバーンならず。そしてそのターリバーンをアメリカは世界戦略の請負業者として提携を深めつつある。世界はこの事実についてどれほど自覚しているのか。・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ テロ活動の活発化、中央アジアはアフガニスタンとの国境線にセキュリティーベルトを構築
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/03/increase_in_terrorist_activities/
<9月6日、ターリバーンと良好な関係を築いているロシアの在カーブル大使館が自爆テロに襲われ死亡2名ほか多数の犠牲者をだした。イスラム国が犯行声明を出している。ロシア高官はアフガニスタンには20のテログループがあり、1万人の戦闘員がいると指摘している。アフガニスタンの治安は沈静化しているどころか国内でも周辺地域でも危険は高まっている・・・>
■ アフガン社会の多元性によって国民を分断させてはならない
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/03/pluralism_in_afghanistan/
<民族・部族の違い、宗教宗派の違い、生活言語の違い。いまは対立の原因となっている違いを社会の豊かさと成長の源となる<多元性><多様性>として享受する社会にアフガニスタンを変革するにはどうすればよいのか。世界共通ともいえるこの課題にアフガン国民はチャレンジを続ける・・・>
■ アフガン政治への新たな問いかけ
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/11/03/new_questions_in_afghanistan/
<ターリバーンに対抗するアフガン国民の運動は武装対決から大衆闘争、社会運動までさまざまな戦線で遂行されている。しかしアフガニスタンの変革運動を全体的な視点から推し進めるためには、国民の政治的成長が不可欠だ。現状と課題をアフガン人自身はどうとらえているのか・・・>
■ この叫びはいつか咆哮に変わる!
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/30/badakhshan_univ/
<10月30日、ターリバーンはバダフシャン大学前に集まって抗議する女子学生を殴打した。ターリバーンはブルカやヒジャブの着用を強制している。多くのアフガン人、世界人が抗議の映像をSNSで拡散している。・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ 長倉洋海さんの「今日のメッセージ 2022/10/31
<駐アフガニスタン日本大使館の岡田大使がよりによってターリバーン政権で内相代行を名乗るシラジュディン・ハッカニと10月23日に会談したとNHKが報じた。マスード氏の闘いを世界に広げ続けてきた長倉さんがハザラやタジク民族への攻撃や抑圧を黙認しているターリバーンの中心人物との会談に危惧の念を表明しています・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ アフガニスタンの童話
<「わらしべ長者」と「花咲か爺さん」を合わせたような童話ですね。いろんな国に同じような話があるようです。しかし、ターリバーンのような「勧善懲悪」は独りよがりで間違っています。彼らの「勧善懲悪」はイスラームの世界でも消えゆく宿命にあると思われます・・・>
■ マララさんの活動を思い出す
<マララさんはパシュトゥーン族のパキスタン人。彼女を傷つけたのはパキスタンのターリバーンTTP。アフガン人もパキスタン人もそしてパシュトゥーン人も非パシュトゥーン人も非人間的な女性蔑視観念に取りつかれたイスラーム極端派の犠牲になっています。しかし、・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ イランの粘り強い抗議運動にとってリーダーの不在は絶望的か
<マフサ・アミニさんの死から50日近くを経過してもイランでの体制批判の大衆運動は鎮まる気配がない。リーダー不在の自然発生的な憤激は、これまでの反政府運動と異なり、世代、民族、階級、階層をこえた広範なものとなっている。果たして今後の展開は? アラブニュースが検討する・・・>
■ アフガンのケシ栽培、大幅拡大 国連報告書
<アフガニスタンの健全な発展のためには、違法なケシ栽培の撲滅が必須なのだが・・・>
■ イラン:シーラーズのシャー・チェラーグ廟での襲撃事件
<ターリバン復権1年を経て、アフガニスタンを拠点とする国際テロリストグループの活動が活発になっている。イランのこの事件にもイスラム国(IS)が犯行声明を発している・・・>
■ Hasht-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHasht-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ 『アフガン民衆とともに』元アフガニスタン国会議員マラライ・ジョヤ著
<アフガニスタンのみならず世界に衝撃と感動をあたえた歴史的な「マラライの90秒」として知られるスピーチを行った著者。それはアメリカの占領とその占領によって復活を果たした男たちの祝宴のはずであったが・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の新しいつぶやき。ターリバーンのカーブル乗っ取りと大統領の逃亡で世界を驚かせた『アフガニスタンの一番長い日』。その裏話をアメリカ自身の記録をとおして明らかにしていく・・・。
☆ 野口編集長は、「中国、盤石の習近平3期目のように見えるが、大丈夫か・・・」、とつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年10月25日号
●「RAWAと連帯する会」がアフガニスタン最新取材報告会(11月5日(土))を大阪で開催。詳細および申し込みは下記より。
⇒ https://afghan.caravan.net/rawajapan/
● 「アフガニスタン山の学校支援の会」現地報告会(11月12日(土))が、武蔵野公会堂(吉祥寺)で開催。詳細およびお申し込みは下記より。
⇒ https://yamanogakko221112.peatix.com/
● NATOとロシアが核兵器使用を想定した訓練を行いました。地球を滅ぼしかねない危険な火遊びがつづきます。一刻も早くロシアの侵略をやめさせ、ウクライナと世界に平和が訪れるよう、各自が自分にできる方法で意思表示しましょう。
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メニュー<視点>
■ ふたたび、アフガン、ウクライナ、新疆、台湾
~アメリカの主敵はあくまでも中国~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~045
<ここに至るアメリカの動きをどう見るか。「視点」ではどう論じてきたか振り返る・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 国家崩壊の原因:外国の陰謀か、国内の無能か?
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/23/destruction_of_nations/
<アフガニスタンが、スパーパワーによるグレート・ゲームの舞台にされ、それがアフガニスタンが停滞している原因とみなす考え方がある。確かにそれが一因であることは間違いないのだが、果たしてそれだけなのだろうか。その自問が重要・・・>
■ パキスタンに逃れたアフガン人ジャーナリストの苦難
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/24/afghan_journalist_in_pakistan/
<ターリバーンがカーブルを再占拠して余儀なくアフガニスタンを逃れざるを得なくなったジャーナリストたち。その多くはパキスタンに逃れたがこの1年数カ月、厳しい状況に置かれている。その状況をアフガンのジャーナリスト自身がレポートする・・・>
■ 周辺地域全体を脅かすテロリズム
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/24/terrorism_threatens_region/
<最近では、周辺諸国が、たとえターリバーンの支持者であっても、アフガン情勢を懸念しはじめている。たとえば、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は国連総会で、アフガニスタンで徴兵と体制固めを進めているテロリスト集団の脅威について懸念を表明した・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ RAWAと連帯する会の集会と機関誌
<ターリバーン復権1年後のアフガニスタンを取材したフリージャーナリスト・西谷文和さんの報告会(2022年11月5日、大阪市)の呼びかけ・・・>
■ イランの自由求めて 東京都内でデモ
<東京都渋谷区で、イランで服装規定違反の疑いで逮捕されたマフサ・アミニさんが死亡した事件を受け、抗議集会・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ アフガンやイランの女性解放運動に期待
<映像の世紀ドキュメンタリー「女性解放の100年の歴史リレー」を思いだしました。
登場人物は、・・・>
■ それぞれの問題への思い
<黒澤明監督に「悪い奴ほどよく眠る」という映画がありますが、「よく眠れない」プーチンには当てはまりません。枕を高くして眠りたいのであれば、「一日も早く和平交渉のテーブルに着いて、戦争を終結させることだ」とアドバイスをしてあげたくなります・・・>
■ 今号のテーマは長い戦いの幕開け
<今年のノーベル平和賞は、ロシアとウクライナの人権団体が受賞した。多分に政治的色彩が強いことで関心を集めた。世界の関心(共感)を集めるか否かで国の生死が決まる時代だ・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ マフサ・アミニの死後、蜂起したイラン内外の女性たちの声
<イランの神政政治が、いま、内外で試練に立たされている。その試練とは、国内における女性抑圧に対する全国規模の抗議行動であり、外では、政権自体が作り出した軋轢である。つまり、ロシアに対するミサイルや自爆ドローンの供給であり、アゼルバイジャンへの軍事支援、イラクのクルド人拠点への空爆など・・・>
■ イラン:ロシアへのドローン供与疑惑をめぐりEUが制裁を発動
<国内ではヒジャブ着用規制に対する全国的抗議行動が続く中、イランが引いたロシア支援のカード。国連の決議を踏みにじる両国の行動は両国の国内政治のみならず世界秩序をますます厳しいものにしていくのではないだろうか。>
■ 亡命中の政治家が「平和と正義のための国民運動」を樹立
<先にはトルコで旧ムジャヒディーン指導者らが会合を開いたが、終わった人々の集まりとして支持を得ることができなかった。今回はアメリカ占領中の政治家たちが多そうだ。ターリバーンに対抗していくためには、反対勢力の統一が絶対的に求められているのだが、腐敗した政権として国民の反感を買ったカルザイ・ガニー政権側にいた政治家たちをアフガン国民はどう評価するだろうか。>
■ Hashut-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHashut-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<映像・映画>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/
■ 麻薬供給源アフガンの悲惨な中毒患者の実態
⇒ https://afghan.caravan.net/drag/
<橋の下に広がるのは・・・ドラッグと絶望がはびこる“地獄”の光景 タリバン統治から1年 アフガニスタンにまん延するドラッグと貧困の実態・・・>
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メニュー<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/#meena
■ 『ミーナ』 — 立ちあがるアフガニスタン女性
<アフガニスタンでもっとも古い女性解放を目指す民衆組織RAWA(アフガニスタン女性革命協会)を立ち上げた殉教者ミーナの伝記。単なる伝記でなく運動を作り出し持続させ生き続け読み続けられてきた貴重な書物。>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第20弾。国会議員に当選し国会副議長に選出される過程が描かれる、今回が最終回です。アフガニスタンの世俗化と民主化をもとめてたたかう数多くの女性たちのひとりの生きざまを垣間見ることができました。・・・。
☆ 野口編集長は、「コロナパンデミックは病気と闘うのでなくウイルスと闘った人災ではなかったのか・・・」、とつぶやいております。
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■<読者のイベント情報>
・マチュピチュ観光大使 片山慈英士が語る 第2弾 世界遺産マチュピチュの魅力!
ペルー大使館にて11月5日(土) 14:00よりHISとのコラボトークイベント
(片山さん談:自分のマチュピチュ体験、そしてペルーについて専門的にお話させていただきます。ペルーに行きたい!と強く思っていただけるような資料を作り上げました。ぜひご参加ください。)
詳しくは⇒ https://bit.ly/3zebTtG
■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年10月15日号
● 前田耕作先生、ご逝去。
前田先生はアフガニスタンの文化的価値を世界に認識させる偉大なお仕事を成し遂げられた方でした。先生のお仕事の一端である、芸大のスーパークローン技術を駆使して復活されたバーミヤンの壁画・天井画、バーミヤン遺跡そのものの3D復元は芸術表現のひとつの頂点をしめすものでした。アフガニスタンはいま、混乱の極にありますが、必ずや先生の遺志を引き継ぎ、アフガニスタンに人間美の芸術が復元される日が来るものと信じます。それまで安らかにお眠りください。なお、先生のお仕事の一端は『「微笑みの来た道」は「イスラームも来た道」東京藝大美術館「みろく」展を観て想う』(https://afghan.caravan.net/#~009)、および「アフガニスタン文化研究所 I.S.C.A Japan」(https://afghan.caravan.net/benricho/#isca)をご覧ください。
● イランとアフガニスタンの女性たちの決起が世界中に共感の輪を広げています。この戦いは決してイランやアフガニスタンの女性たちだけのものでなく、地球上に蔓延する差別と抑圧を解消していく闘いでもあるのではないでしょうか。今号ではそのテーマを特集しました。
● プーチンさん、一方的に侵略しておいて、うまくいかないからと謝りもせず、殺人やインフラ破壊の弁償もせず、勝手に併合した土地は返さず停戦なんてありえないでしょう。世界のほとんどの国のひとも許しませんよ。
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メニュー<視点>
■ 歴史を切り開く女性の闘い
~区別と差別からつくられる憎悪を昇華させる努力~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~044
<アフガニスタン、イラン、イスラエルでの差別や抑圧に起因する偏見の原因は? そしてまたそれをなくする努力とは・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 女性の蜂起、アフガニスタン史の転換点
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/15/womens_uprisings/
<ターリバーンの野蛮な弾圧にもかかわらず、アフガニスタンの女性はひるむことなく闘い続けている。おりしも起きたイランでの女性解放の大波。2022年はアフガニスタンの女性解放の歴史にとって特筆すべき転換点となった・・・>
■ ターリバーンとCIAの協力
⇒https://afghan.caravan.net/2022/10/13/us_taliban/
<ドーハ会談、米NATO軍の撤退、ターリバーンの復権、ザワヒリの殺害、ハッジ・バシールの帰還、援助資金のターリバーンへの送金・・・。ターリバーンとアメリカの密約とその実行は着々と進む。>
■ 難民認定を受けたアフガン難民の感謝の声
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/12/jar/
<日本のために活動していたアフガン人たちの内600人ほどが日本に避難してきています。そのなかで、少しずつではあっても、難民支援組織の活動により、難民認定を受けることのできた人も増えています。今回はその一人がお礼のインタビューで語ります・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ ハザラ人へのジェノサイドをやめろ!
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/14/stophazaragenocide/
<#StopHazaraGenocide のハッシュタグで、世界中に抗議と糾弾の声がひろがる・・・>
■ イラン・パレスチナでの殺人事件に対する欧米の反応がこれほど違うのはなぜか
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/14/rayhanania/
<9.11米国多発テロ事件の後、イスラエルとパレスチナのコメディアンを集めたイスラエル・パレスチナ全米ツアーを行ったり、平和のためのコメディを作成したレイ・ハナニア氏が欧米の欺瞞を暴く・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 在日アフガン人 「虐殺を止めろ」 テロ行為に抗議 /愛知
<ハザラ人に対する自爆テロ=ハザラ人虐殺・民族浄化に対する抗議行動が日本でも行われた。毎日新聞が報道している。>
■ 世界の96の都市で「ハザラ人虐殺を止めろ」と要求
<ターリバーンによって強行されるアフガニスタンのパシュトゥーン化。真っ先に消滅の対象にされたのが民族的少数派であるだけでなく、宗派的にも小宗派のハザラ族だ。世界中で抗議運動が巻き起こっている。>
■ 国連総会、ロシアの4州併合非難決議を採択 143カ国が賛成
<ロシアによるウクライナ侵略の進行につれ、2月の侵攻直後の141カ国のロシア非難決議を上回る賛成票が得られた。ますます孤立化を深めるプーチン。彼はもはやロシアの代表ではない>
■ パキスタン陸軍長官の米国訪問は、関係を再定義するための入札と見なされる
<米国とパキスタンの軍事指導者であるふたりは、アフガニスタン問題、中国問題、インド問題、パキスタン内政について語り合っている。中国との関係が深いパキスタンをターリバーンともどもどう引き付けるか、オースティン米国国防長官の腕が試される。>
■ Hashut-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHashut-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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メニュー<映像・映画>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/
■ 【イラン女性死亡に抗議】「髪切る」動画…俳優ら50人以上
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/14/cuttinghair/
<SNSに次々と投稿された“髪を切る”動画の目的――。それは9月、イランのマフサ・アミニさん(22)が髪の毛を隠す「ヒジャブ」という布の付け方が不適切だとして拘束され、その後、死亡したことに抗議の意思を示すため・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ロシアの侵略は資源よりもNATOがらみの地政学
<侵攻理由について、プーチンの意図がどこにあるのか巷間いろいろな説が出ている。ちょっと面白いと感じたのはロシアがウクライナの有する天然ガス資源の獲得を狙って侵攻したのだと言う見方である。確かに天然ガス資源はどこでも紛争の種になり易く戦争の理由としても尤もらしく聞こえる。しかし本当にそうか・・・>
■ 健全なジャーナリズムは健全な社会の証
<独裁者は自分の権力の誇示や維持のためならどんなことも厭いません。権力が長くなればなるほどその傾向は強くなります。取り巻きはイエスマン ばかり となり、権力者に耳の痛い話は 伝わりません。そうなると、不都合な情報から遠ざけられた独裁者は「裸の王様」にならざるを得なくなります・・・>
■ マスメディアはアフガンを忘れているが・・・
<欧米のネオナチの活動は、白人至上主義、アジア人排斥、イスラム教排斥、移民排斥、LGBT排斥がある。アジアの難民、移民にとっては頼るものが狭められていく。ISは極右勢力に数えられているが、タリバンにはどんな方向感があるのだろうか。・・・>
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メニュー<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ ウクライナ危機から学ぶ日本の安全保障と国際平和
<「アフガニスタンにおける元兵士の武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)計画」を指導・遂行した伊勢崎賢治氏の講演。国の南方政策に従って一族郎党全員でサイパンに入植し「バンザイ・クリフ」で身を投げた生き残りの末裔の一人としての伊勢崎氏が自己のファミリーヒストリーと体験をもとに世界平和への展望を語る、現代人必聴の講演録>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第19弾。9.11事件が起き米NATO軍の「不朽の自由作戦」。アフガニスタンは一挙に大変身。だが、悲惨な現実は変わらない。この混沌を前向きにとらえたファウジアの選択は・・・。
☆ 野口編集長は、「おバカプーチンの末路」を見た、とつぶやいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガニスタン山の学校支援の会」現地報告会 2022
11月12日(土)に、武蔵野公会堂(吉祥寺)にて今年の現地報告会が開催されます。詳細およびお申し込みは次のページをご覧ください。
⇒ https://yamanogakko221112.peatix.com/
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
■<美味しいお店情報>
・シルクロードの愛情フルーツ農園
アフガニスタンは生フルーツとナッツ、そしてドライフルーツの国。アフガニスタン人の店主アシュラフさんが直接アフガンの農園と共同でつくりあげたドライフルーツ。自然栽培、農薬不使用、天日乾燥。人の手で一つ一つ丁寧に収穫、殻むき、乾燥しました。現地の雇用にも貢献しています。ホームページから購入できます。贈り物にも最適。お店は松戸市。
⇒ https://afghan.caravan.net/benricho/#oisiiomise
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2022年10月5日号
● 38号からの十日間はアフガニスタン、イラン、ウクライナと情報が増えてきて錯綜。とくに米国人拘束者とアフガニスタン麻薬王の人質交換は今後の米・アフガン関係にとどまらない大きな影響を世界に及ぼしそうだ。
● アフガンの独立系日刊紙8am.afドメインが作業中にターリバーンにブロックされ慌てる。ターリバーンに忖度・屈服せず現地で闘うジャーナリズムへの弾圧を許してはならない。
● 『ウエッブ・アフガン』では、今年2月、ロシアのウクライナ侵攻のその時に「罠にはまったプーチン」と論評した。罠から逃げようともがくプーチンはいよいよ、泥沼に足を取られて沈みつつある。おぼれ死ぬ運命が待っている。
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メニュー<視点>
■ 遠隔操作、遠隔外交、遠隔戦争
~米アフガン人質交換に透ける米の思惑~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~043
<9月20日、ターリバーンは同集団の創設メンバーで有名な麻薬密輸業者のバシャール・ヌールザイをアメリカとの人質交換でアフガニスタンに迎え入れた、と発表した。この人質交換の裏にはターリバーンとアメリカの深い闇=陰謀の臭いがプンプンと漂ってくる・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ <緊急声明>8am.comドメインの停止に抗議する!
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/05/urgent_statement/
<あらゆる人権を奪い弾圧するターリバーンと果敢に戦い続けているハシュテ・スブのドメインがブロックされた。あらゆる強権国家が繰り出す常套手段ではあるが、国外のわれわれとしても決して許してはならない。言論・出版の自由を守り闘う決意を表明するアフガン人の不屈の精神を守ろう・・・>
■ 汚れたゲーム=テロリストの育成と取引
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/02/sami_47/
<キューバ領内にある米軍グアンタナモ基地のテロリスト収容所から重要人物がターリバーンとの人質交換によって釈放され、ターリバーンに引き渡された。この人物こそ実はターリバーン創設時に資金をはじめ全面的な支援を行ったアフガン人麻薬王なのである・・・>
■ 遠隔外交と密着、破綻の運命
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/02/sami_48/
<本サイトアフガンサイト主幹ファテー・サミ氏が、ターリバーンのアメリカ人人質とグアンタナモ基地に収監されていた麻薬王との人質交換に秘められたアメリカの陰謀を暴く第2弾・・・>
■ アフガン解放をより困難にする麻薬王の釈放
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/02/8am_editorial/
<ターリバーンの誕生をパキスタンとともに資金面、政治面で支援した麻薬王をアフガニスタンに返還したアメリカの意図は? 陰謀を徹底して暴くハシュテ・スブの主張。徹底した反ターリバーンを貫く同サイトは8am.afのインターネットドメインをブロックされた。・・・>
■ バシャール・ヌールザイ、グアンタナモ刑務所から釈放
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/02/amin_kawa/
<アメリカとの人質交換でターリバーンが手に入れたバシャール・ヌールザイとは何者か。それは、ターリバーンの創成を資金的、政治的に手助けしたアフガニスタンの麻薬王だった。アフガニスタンの独立系ジャーナリズムのハシュテ・スブが暴露する・・・>
■ ターリバーンへのより強力な働きかけを
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/10/03/fawzia_un/
<国連で開かれている安全保障理事会はアフガニスタン問題も討議している。討議しているだけではだめ。ターリバーンに対して効果のある働きかけを行い、ターリバーンを変える必要がある。それは国連に集う各国、特にイスラーム諸国の責務なのではないか。ファウジア・クーフィ氏のスピーチ・・・>
■ 実行力ある新しい連合国家を求める―イランの抗議行動にふれて
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/30/farida_ahmadi/
<ノルウェー在住のアフガン人グローバル・ハピネス・リーダーのファリダ・アハマディさんが、43年に及ぶ戦争の歴史に苦しむアフガン女性の立場から『ウエッブ・アフガン』を通してイランの人びとへの連帯メッセージを送ってくれました・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ アフガニスタン問題は国際テロリズムの一部
<9月30日のハザラ人を狙った卑劣な自爆テロに対して一ハザラ人難民から憤りのメール届く・・・>
■ 因習やいじめで社会のバランスが保たれていいのか
<良いわけがありません。ジェンダーギャップの小さな上位国からは悲鳴は聞こえてこないが日本を含めた下位国では悲鳴も上げられない。好転する糸口は何だろう。・・・>
■ アリストパネスの「女の平和」
<イランで、頭部を覆うヒジャブを適切に着用していなかったとして拘束された、若い女性の死に対する抗議活動が全国各地に広がっているという。その背景には、不当な抑圧に対する女性の鬱積した怒りがあるように思えます。・・・>
■ あの『涙壺』の中には一体なにが?
<6年前ツアーでイランに行きました。あんなに楽しい旅行はなかったです。最高! どこが「悪の枢軸」なんでしょう? イランの人々が私達を温かく迎えて下さる気持ちはよく感じましたね。・・・>
■ 女性のための女性の革命
<イラン・シーラズの若い女性エンジニアから、簡潔で力強い感想が届きました・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ NFR(国民抵抗戦線)軍がバダクシャン州のシェカイ地区を占領
<アフマド・シャー・マスードの子息アフマド・マスードが率いる、パンジシール(パンシール)州を拠点とする反ターリバーンの国民抵抗戦線。バダクシャン州はその北に隣接する州でアレキサンダー大王が侵攻してきたときの子孫と言い伝えられる金髪碧眼の民族ヌーリスタン族が居住している。>
■ 私たちは死に、生まれ、抑圧にノーと言う:女性たちの抗議
<自爆テロはハザラ族が多く住む地域での大学模擬試験場であった。これは民族的宗派的少数派と若い女性を狙うジェノサイドにほかならない。ヘラート大学の女子学生が立ち上がったが、彼女らの住む寮の食事に毒が混入され、死者がでている。>
■ アフガン首都の自爆攻撃、死者35人に ハザラ人女性が抗議デモ
<9月30日、西カーブルで発生した自爆テロ直後のAFPの報道。犠牲者は最終的には死者が50人を超え、負傷者も100人を超える悲劇となった>
■ イラン抗議デモに連帯、数千人が行進 仏パリ
<フランスは人権革命の発祥の地。イラン人難民も多く、今のイランの政体を作ったホメイニ氏の亡命先もパリだった。そのパリでイラン女性の人権擁護をもとめる連帯デモが広がっている。・・・>
■ イラン:ヒジャーブ着用取締りによる女性の死亡をめぐり各地で抗議デモが発生#2
<中東かわら版がマーサ事件の背景をまとめ、解説する・・・>
■ Hashut-E Subhに見るアフガニスタンの十日間
<ターリバーンにインターネットドメインをブロックされたHashut-E Subhは、ひるむことなく他のドメイン、SNSで取材発信をつづけている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第18弾。故郷に戻り、結婚、出産の中で大学で英語を教え、結核に苦しむ夫の闘病をたすけるファウジア。一方、医療・保健の調査事業にかかわり、村人たちの困窮と父親の偉大さをしり、政治家を目指すようになる・・・。
☆ 野口編集長は、「この10日間の情勢の急展開に大忙し」と、ぼやきつつ、ニュースの分量がどんどん増えていって、読者は読むのに大変じゃないかと頭を悩ましております。ひまひまにゆっくり読んでください。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年9月25日号
● イランで22歳の女性が殺害されイラン人のウップンに火が付きました。犠牲者が40人を超えても怒りは収まりません。今号ではイランとアフガニスタンに共通する人びとの未来への思いに少しでも近づこうと情報を集めてみました。
● 7日は日高市の巾着田にいき奥武蔵をトレッキング。曼殊沙華にはちょっと早かったけどいい汗をかきました。18日は鎌倉に絵を見に行き、20日にはピアノリサイタル。運動と文化の秋を満喫。
● 台風がつぎつぎと襲ってきて天候不順が続きます。体調を崩されないよう、くれぐれもお気をつけください。
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メニュー<視点>
■ 人類史上、最古・最悪・最長の汚辱 ミソジニー
~なぜ女性問題が大事なのか~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~042
<「ポニーテールは男子の劣情をそそるから禁止」という校則を設けている中学高校が日本にあるそうです。イランで女性の髪の毛をスカーフで隠させるのとどこが違うのでしょうか。>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフガニスタン争奪ゲーム、犠牲となる民族と住民
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/24/sami_46/
<アフガニスタンはその地理的位置と豊富な鉱物資源により、長い間敵対者たちの争奪ゲームに巻き込まれてきた。このゲームの手先であり凶悪な犯罪を犯すターリバーンの下で人々は恐怖に怯えている。・・・>
■ マーサ・アミニ殺害とアフガニスタン
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/24/farid_muhtat/
<マーサ・アミニの事件について語るとき、2015年にアフガニスタンで起きたファルクンダ殺害事件を思い出す。それは同じようなしかしもっと酷い事件だった。ファルクンダはコーランを冒涜したとして、主にカーブルの若い世代からなる暴徒にリンチされ、拷問を受け、撲殺された。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 日中国交正常化50周年とエリザベス女王の死
<中両国は政治的には対立しているが、経済的にはお互を必要とする関係。政治的に冷えた関係にあっても、経済的に強いつながりがあれば、将来への展望は開け・・・>
■ 市民生活の平穏健全化を願って
<今、政治行政で求められることは、道徳と教養に支えられたスポーツマンシップを持った人道主義を政治の基本理念とすべきことではないでしょうか・・・>
■ 一日一日を大切に
<旬間発行されている記事を読みながら、読者も逃げ場がないことを感じる。歴史の歪曲、領空侵犯、テロリストと交戦、暗殺、殺害、人身売買と気が滅入る言葉が並ぶ。日刊紙からも戦争、コロナ、災害、虐待、貧困、不正と憤りを覚える言葉が投げつけられる。Day after day は疲れる。心がDay by day にならない。・・・>
■ 日本は、一歩間違えば極東のウクライナになっていたかも
<菊池寛氏の「大衆明治史(上)」は、明治の近代日本の屋台骨をまさに突貫工事で仕上げた男達の歴史書である。その屋台骨づくりで一番難航したのは、日本の植民地化を狙った欧米諸国の日本への優越や横暴に対してどう対応するかであった。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ イランの抗議:マーサ・アミニの死は道徳警察にスポットライトを当てる
<彼女の死は鬱屈したイラン大衆のウップンに火をつけた。全土に広がり収束の機運をみせない抗議行動の背景をBBCが取材している。>
■ マーサ・アミニさん殺害に抗議するネット上の画像から
<写真や風刺画。プラカードや集会を呼びかけるポスター。世界に広がる抗議の輪が視覚で>
■ ヒジャブ違反による逮捕の後に女性が死亡し、イランで怒りの声が高まる
<マーサ・アミニ氏の悲劇的な死をきっかけにイランでは抗議行動が反体制運動に発展している。女性に対する扱いではアラブ世界は共通の課題をかかえている。アラブニュースがロイター/AFP電で伝える。・・・>
■ イラン:ヒジャーブ着用取締りによる女性の死亡をめぐり各地で抗議デモが発生
<中東かわら版がマーサ事件の背景を解説・・・>
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メニュー<映像・映画>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/
■ <動画紹介>マーサさんの死に抗議するイランの人びと。SNSで送られてきた。この行為はさすがに行きすぎと思うが、イランの人びとの現政権への不満・いら立ちがよくわかる。
⇒ https://youtu.be/ouOhyQDtk4c
<イランの若者の行動と女性の叫び声を聞け!!!>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第17弾。ハーミドは3か月続いた3度目の拘留を解かれ帰宅した。1998年の春。ファウジアは妊娠7か月だった。ハーミドは結核を患っており、再び逮捕されれば、確実に獄死する。二人はカーブルを脱出し、故郷のバダフシャーン州に向かうことにした。・・・。
☆ 野口編集長は、「プーチンよ、核兵器を枕に共倒れの寝技に持ち込む気か。柔道家だというが、そんな下手クソな技しか学ばなかったのかよ」と、毒づいております。
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■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年9月15日号
●9月9日はアフマド・シャー・マスードが暗殺されて21年。追悼会が各地で開かれているが、イギリスやオーストラリアでは国会議員が議会で集会を開いて追悼しているのには驚きかつ連帯の深さに感動した。ハシュテ・スブが報じている。
● 『よみがえれ・カレーズ』の助監督・藤本幸久監督が「台湾・沖縄・琉球弧を戦場にするな! 全国キャラバン」を始めました。詳細は「ユーラシア」コーナーで。(https://afghan.caravan.net/eurasia/)
● 日中国交正常化50周年記念大集会の案内が届きました。アメリカは中国を仮想敵国に仕立て上げて着々と戦争準備に突き進んでいます。中国は日本にとって共生すべき隣国です。中国が挑発に乗ることなく友好の道に進めるよう働きかけるのが日本の役目ではないでしょうか。文末に詳しい案内pdfを掲載しました。
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メニュー<視点>
■ 英雄・偉人はいかにして生まれるのか
~マスード氏殉教21周年に際して~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~041
<非業の死に倒れたアフマド・シャー・マスード氏は美しいが険しい峡谷に拠点を構えて大国ソ連と戦い続け、20年を超える闘いのすえ、同じ戦列にいた国際テロリストのまえに立ちはだかる最大の障壁となっていた。一方、ゼレンスキー氏は巨大な力にたいし一歩も引かず立ちふさがることにより、一夜にして英雄となった。英雄が時代をつくるのか、時代が英雄をつくるのか、考えてみた。>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフマド・シャー・マスードと歴史の歪曲
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/14/massoud_n_distorted_history/
<9月9日は、アフマド・シャー・マスードが暗殺された日である。マスード氏はここ数十年のアフガニスタンの歴史の中で最も影響力のある人物の一人であり、そのために多くの信奉者と敵対者がおり多くの著作がある。問題は、これらの著作や語りがどの程度、歴史に忠実で現実に結びついた有用なものであったのか、ということである。・・・>
■ 米軍用機、アフガン領空侵犯
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/13/us_planes_patrolling/
<米NATO軍は昨年8月に撤退したが、現在もなお、アフガニスタンを舞台にして、ターリバーン、アル=カーイダ、ダーイッシュ、パキスタンTTP、パキスタン政府、ISI、アメリカの複雑に入り組んだ暗闘が繰り返されている。その背景には、公開されていないドーハ合意の深い闇が隠されているようだ。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ プーチンさん、ベネズエラの実例に学んでください
<世界有数の原油産出国ベネズエラは、油田の国有化を強行し経済制裁を受けた。その結果、油田のメンテナンスや採油そのものができなくなり産出量は往時の1/10に落ち、結果、惨憺たる経済不振に陥り、社会は崩壊の淵に立たされている。石油・ガスを武器にするなら、先輩ベネズエラに学ぶべき・・・>
■ 問題になるとすれば中東の混乱か
<パキスタンが中国の手に落ちたときインド洋の安定にどう影響するかは確かに心配。なってみないと分からないことばかりですが・・・>
■ アフガンからの生のニュースが救い
<8月15日前後はターリバーン復帰の1周年ということもあり、いくつかの新聞では大きく取り上げられたのですが。少女らの教育は停止され、大人の女性の就労や外出も制限されたまま・・・>
■ 一面的なニュースソースに陥らぬよう
<パキスタンの水害は、国の1/3が水没し千人以上が死亡する惨事だ。原因の一つは温暖化による氷河湖の氷が解けたことによるようだ。
しかし、世界の関心はザポリージャ原発に向けられている。一触即発の事態に地球が緊張しているようだ・・・>
■ ゴルバチョフ氏の死
<氏は広島の原爆資料館を訪ねて「原子爆弾の犠牲者が永遠に追慕されることを」という言葉を残したそうです。これが原爆被害者に対するものだけでなく、「核なき世界」への人々の願いを代弁したメッセージだと受け取って、彼の冥福を祈りたい・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ パキスタン・アフガニスタン国境でテロリストと交戦し、兵士3名が殉職
<パキスタン軍・政府とパキスタンTTPおよびアフガニスタンTTPの間で武力衝突が頻発している。IS(イスラミック・ステーツ)系の暗躍も伝えられ、アフガニスタンが再びテロリストの基地化される懸念が強まっている。>
■ パキスタン・スワット地区で爆発、平和委員会メンバーを含む5人の命を奪う
<こちらはパキスタン・ターリバーンTTPのテロ事件。アフガニスタンのターリバーンとパキスタンのターリバーンは米NATOのアフガン占領時代はともに協力して戦った。現在は協力と対立の両対極をあらわにしている。>
■ 米軍用機、アフガン領空侵犯
<米NATO軍は昨年8月に撤退したが、現在もなお、アフガニスタンを舞台にして、ターリバーン、アル=カーイダ、ダーイッシュ、パキスタンTTP、パキスタン政府、ISI、アメリカの複雑に入り組んだ暗闘が繰り返されている・・・>
■ アフガニスタン ロシア大使館前の爆発テロ ISによる犯行か
<この事件の2日前にもカーブル西部のモスクで自爆テロがあり、41人が死傷している。アメリカ占領時代ターリバーン とともにテロ活動をしていたIS系のテロ集団が、引き続き多宗教・宗派や外国人へのテロを継続している。・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<この10日間も、ターリバーンの蛮行のみならず国家運営能力の欠如があらゆる面で露呈されている。とくに、内部分裂と対立、内部管理能力の弱さ、IS-KPなどテログループへの対応不全。ヘクマティアールは国民統合は不可能と居直り、パシュトゥーン人独裁への野望をあからさまにしている。マスード暗殺21周年追悼が世界各地で開かれている・・・>
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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/
■ 台湾・沖縄・琉球弧を戦場にするな!全国キャラバン
⇒ https://bit.ly/3eOI8Z1
<『よみがえれ カレーズ』の助監督で、沖縄を撮り続けているドキュメンタリー映画監督の藤本幸久さんと影山あさ子さんが、取材映像を持って全国をまわります。「森の映画社」よりアピール届く・・・>
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メニュー<旅>
⇒ https://bit.ly/3LjLmjl
■ マケドニアからギリシャへの旅
⇒ https://afghan.caravan.net/macedonia2greece/
<イタリアとの国名争いに決着をつけ、EUとNATOに加盟を果たした北マケドニアとイタリア北部のマケドニア地方のアレキサンダーゆかりの遺跡や博物館を訪ねました。二千年超の歴史と自然と料理を堪能できます・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第16弾。ラマダンの朝5時、ターリバーンによって夫ハーミドは連れ去られた。三度目の逮捕となった今回、収監先はどこか? 情報はその日のうちに夫の遠い親戚がもたらしてくれた、「第三諜報部」であると。それは諜報部の中で最も危険なセクションで、政敵を黙らせ根絶やしにすることを生業としていた。・・・。
☆ 野口編集長は、「結局、プーチンには〝大義〟がないんだな、ブツブツ」と、つぶやいております。
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■日中国交50周年記念大集会の案内
2022年9月28日(水) 衆議院第一議員会館・地下1階・大会議室
以下のE-mail宛に氏名、連絡先を明記してお申し込みください。
E-mail: murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
詳しい案内パンフは↓
https://afghan.caravan.net/wp/wp-content/uploads/2022/09/2022_9_28_JC.pdf
■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年9月5日号
●ウクライナ、長期化モードに入りアフガン化の様相が濃厚に。危機の度合いはますます深まり地球クライシスへ。うかうかしてはいられません。
● 稲盛和夫・京セラ会長の一週間後ゴルバチョフ元ソ連大統領の2巨星墜つ。地べたで這いずり回り仰ぎ見る対象でしかなかったが、あながち無関係でもなかった。合掌。
● 政情不安、洪水、経済危機。アフガニスタンへの出撃基地であったテロセンター=パキスタンが政情不安、洪水、経済危機。スリランカにつづく破綻の瀬戸際に。アフガン問題とパシュトゥーン/パキスタン問題は一体。目が離せない。
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メニュー<視点>
■ 米NATO軍撤退1年
~アフガニスタンをめぐる議論の今~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~040
<アフガニスタンからの米NATOの敗退の意味は? 撤退はアフガン人への裏切りだった、撤退の必要はなかったし、敗北でもなかった。再度戻る可能性もある、と米軍の軍事指導者らが語っている。外国軍隊のこれ以上の戦闘介入はあってはならない・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフガニスタン6州で4000人の部隊を率いて戦う国民抵抗戦線
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/03/nrf-nazary/
<ターリバーンのカーブル占拠1年、偏狭で強権的な部族支配に抗して各地で抗議運動が高まっている。その中心軸を担うのがカーブルの北・パンジシール州に拠点を置く国民抵抗戦線(NRF)だ・・・>
■ アフガン不安定化で利益を追求するパキスタン・テロセンター
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/03/sami_45/
<アル=カーイダのザワヒリ容疑者のドローンによる殺害はパキスタンから行われている。テロと戦っているはずのパキスタンはテロリストの天国でも地獄でもある。なぜこんなような事態が生まれるのか。そして続くのか。ファテー・サミ氏が解明する・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ <アメリカ> VOA、2将軍にインタビュー アフガン撤退後アメリカは?
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/09/05/voa_2generals/
<アフガニスタンからの撤退の模様やそれに至るプロセスでのさまざまな問題点を具体的に証言した貴重なインタビュー。また、アフガニスタンへの再出兵の可能性をにおわせるなど聞き逃せない発言も記録されている。>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ ベトナムから見たロシア・ウクライナ戦争
<アメリカとのし烈な戦争を戦ったベトナム国民のこの戦争に対する受け止めは? またベトナム政府の対応は? 日本にいてはわからない現地民衆の生の声をベトナム往来116回から帰ったばかりのビジネスウーマンが語る・・・>
■ アフガニスタンの産業やサービスは?
<アメリカの後ろ盾で20年やってきたアフガニスタン。経済支援はどうなっていたのだろうか。サプライチェーンはできたのだろうか。ターリバーン再来後のアフガニスタンはどうなる・・・>
■ 外交とか人質は侵略に欠かせないのか?
<アフガンニュースを読みながら別のところに目が移ってしまいます。アフガニスタンだけでなく世界は数々の問題を抱えているが・・・>
■ 8月になると思い出す歌「ヒロシマ」
<両国にとって8・15とは? 8月になるといつも「8月や6日、9日、15日」の俳句を思い出し、この歌を歌います・・・>
■ 懸念すべきは今後の対応
<日本は憲法改正、防衛費の増額、敵基地攻撃能力の拡大・・アフガンの置かれた状況はウクライナと比較すると混迷と希望の交錯・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 「これが最後の言葉かも」タリバン高官との“強制結婚”に“性暴力” アフガン女子大生の告発に波紋広がる
<ターリバーンがやっていることはイスラム教とは何の関係もない。ただの暴力だ。土地の焼き討ち、強制移住、民間人の殺害、手足切断や石打の刑などの中世の刑罰、公の場での女性と男性のむち打ち、崇拝の強制や雇用における差別・・・。なかでも醜悪で絶対に許せないのは女性に対する対応だ・・・>
■ アフガニスタン 西部のモスクで爆発 18人が死亡
<Hasht-e-Subhによれば、この自爆テロ犯は殺害されたイスラム教指導者マウワウィ・アンサリの手にキスしながら自爆した、と報道じている。ISISとターリバーンの対立の可能性がある。>
■ アフガニスタン6州で4000人の部隊を率いて戦う国民抵抗戦線
<昨年8月のターリバーンのカーブル占拠以来、偏狭で強権的な部族支配に抗して各地で抗議運動が高まっている。その中心軸を担うのがカーブルの北・パンジシール州に拠点を置く国民抵抗戦線(NRF)だ>
■ 米国防総省、ウクライナでの展開のために元アフガン・パイロットを訓練
<ウクライナ兵も米英で訓練される。ウクライナ戦争は、ますます米英NATOvsロシアの戦争になっている。ロシアも中東やチェチェンから戦闘員を導入している・・・>
■ パキスタン警察、カーン前首相をテロ容疑で訴追 公務員に脅威与えた疑い
<前パキスタン首相のイムラム・カーン氏はパシュトゥーン人。パキスタン情勢とアフガン情勢は緊密な関係にあり、今後のカーン氏の動向から目を離せない・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<ターリバーンのカーブル再登場から1年。ターリバーンは第1次支配時代のやり方を変更していないばかりかより巧妙になっている。一般兵から幹部までそれは変わらない。変わったのは犠牲者の女性が黙っていないこと。SNSなどを使って抗議活動が広がっている。国民抵抗戦線の活動も広がるとともに、テログループの自爆テロもやまない。国民の半数が飢餓線上にありながらアフガンの人びとは闘っている・・・>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第15弾。第1次ターリバーン支配の下、拘留されていた夫と兄が釈放されて戻ってきた。もうカーブルには居られない。兄と夫とファウジア一行はパキスタンに逃避する。だがそこで会った亡命元大統領ラッバーニーの口車に乗ってカーブルに戻ると・・・。
☆ 野口編集長は、読者に教えていただいた「ソビエト帝国の崩壊 瀕死のクマが世界であがく」(小室直樹)を読んでつぶやいております。
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2022年8月25日号
● 蝉の声がだんだん弱くなり夜になると虫が鳴きだしました。ときどき夕立がきて涼しさを呼びます。寝苦しさももうしばらくの我慢。
● コロナはまだまだ頑張っています。もう感染者数カウントをどうにかしたら、と思っていたら政府もやっと動き出したようです。無策の上塗りでなければよいのですが。
● 統一教会問題と国葬問題が今週からいよいよ正念場。黄金の3年間と高をくくっていた方がた、枕を高くして寝てられないですよ。
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メニュー<視点>
■ 責任の自覚、受容の覚悟
~アフガニスタンと米英と日本~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~039
<くしくも8月15日という共通の国家的節目の日を持つことになったアフガニスタンと日本。アフガニスタンの独立系日刊ジャーナル『ハシュテ・スブ』はその日を「国家破綻記念日」と命名した。一方日本は、敗戦記念日であるはずのこの日を「終戦の日」とゴマカシつづている。その誤魔化しがいまや国の将来の重しとなっているのではないか・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 国家破綻記念日、過ちを告白する勇気の欠如
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/24/by-hasht-e-subh/
<アフガニスタン現地で活動する独立系日刊ジャーナル『ハシュテ・スブ(午前8時)』は8月15日をテロ集団に対する国家の失敗の悲劇の日と位置づけ、失敗の原因を厳しく問い続けている。この主張はその出発点を定めた貴重な論考>
■ ターリバーンの政権奪回を可能にした多次元的な無知と内的要因
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/23/najmuddin-hossaini/
<筆者は、アフガン問題の外的要因ではなく、アフガニスタンという国とアフガニスタン人自身に内在する問題点に迫ろうとしている。このような視点をもつジャーナリストが、アメリカ占領期間中(しかも後期に)に育ってきた世代のものである点にも注目すべきだろう・・・>
■ ターリバーン2.0 : 奪権1年の軌跡
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/20/naser-koshan/
<アメリカ占領下の20年の間にアフガニスタンで育った若い世代(20代~40代)のなかに、米英パキスタン・アラブ諸国などの大国によるグレート・ゲームに苦しみながらターリバーンの固陋で偏狭な宗教的教義と戦う意思が形成され、運動化されつつある事実を知ってほしい・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ <アメリカ> ターリバーン支配下のアフガニスタンでは米国の影響力は限定的
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/22/max-boot-2/
<米国の外交政策決定に影響力をもつといわれているCRFのコメント。武力を使っても、アメリカが凍結している70憶ドルにおよぶアフガニスタンの資金で誘導しようとしてもうまくいかない。アメリカの苦悩が率直に吐露される・・・>
■ <イギリス> われわれはアフガニスタンの失敗を繰り返している。ウクライナではもっとうまくやるべき
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/22/hew-strachan/
<セント・アンドリュース大学の国際関係学教授、戦争・軍事戦略に関する英国陸軍の世界的な専門家による反省と提言。筆者はアフガン戦争のときに起きた、「自国が当事者である戦争を批判することは非国民のそしりをまぬかれない」との危惧をいまのウクライナ戦争でも感じつつ発言する・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 「戦争をなくす」星新一の提案
<戦争をなくすにはどうすればよいか、ショートショート作家・星新一が考えた方法とは・・・>
■ 「ソビエト帝国の崩壊」復刻
<実際の崩壊の10年前に出版された書籍の復刻。小室直樹が格闘した冷戦(2極支配)から米1極支配を経ていままた多極時代へと世界体制は移り変わる。現代の起点ともなった42年前に出版された本書から何を学ぶか・・・>
■ NATOのやり方は余りにひどい
<日本のマスコミでは片隅扱い。プーチン憎しの一辺倒。他国に侵略し核脅迫までするプーチンを抑えるには問題発生の根本原因とプロセスを冷静に見つめる必要がある・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ バルフ州でアフガニスタンとウズベクスタン国境警備隊が衝突
<ターリバーンは西のイラン、東のパキスタンとも武力衝突を起こしている。しかし国境紛争を起こしているのはターリバーンだけではなさそうだ・・・>
■ 米国、凍結アフガン資金35億ドル、当面解除せず ~ テロの恐れ指摘
<アメリカとターリバーンは米軍撤退後もいくつかのチャンネルで接触を続けてきている。人道支援や凍結資金問題もそうだが、ターリバーンがザワヒリ容疑者をかくまっていたことが判明し、交渉はデッドロックに乗り上げている・・・>
■ アフガニスタンの人々が草を茹でて食べる中、米国は70億ドルのアフガン資産の凍結解除を拒否
<アフガンの飢餓は深刻だ。国民の95%が食に困っており、半数の2000万人近くが飢餓線上にあると言われている。国民の窮状は人道支援だけでは解決できない。経済復興がどうしても必要だし、そのためにはまとまった資金が必要なのだが・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<ターリバーンのカーブル再登場から1年。アル=カーイダの現存No.1のザワヒリ容疑者殺害後ターリバーン内部の対立が激しくなっている。さらには、NRFなどの武装抵抗、ハザラ族などへのテロ攻撃、民衆の抵抗。目を離せない激動がつづきます・・・>
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メニュー<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ 『アフガニスタン・ペーパーズ — 隠蔽された真実, 欺かれた勝利』(岩波書店刊)
<「アフガニスタン関連の書物はいくつか読んだが、これは抜群に面白い。直接関与した兵士・軍属・政治家たちの生の声だからだ」。昨年、読書ノートの形で本サイト金子編集員がつぶやき続けた原書の邦訳が刊行された。何度読んでも面白く、戦争のくだらなさと残酷さを当事者たちの声を通して知りうる、貴重な労作>
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第14弾。ターリバーン支配のもとで追われる兄と夫をかかえ奔走するファウジア。自身の妊娠も発覚し戦乱の中で新しい命を生むことの意味を考え悩む。しかし生むことの意味を確信した彼女はターリバーン幹部になった元の兄の上司のもとに相談に行くと意外な依頼を受ける・・・。
☆ 野口編集長は、中高生女子への教育禁止がつづくアフガニスタンの秘密の学校についてつぶやいております。
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2022年8月15日号
● 今日は二つの8・15。敗戦後アメリカの占領下で経済発展と民主化のスタートを切った日本。一方、米NATO軍を追い出したアフガニスタンはターリバーンの支配下で過去へ逆戻り。国民は経済破綻やテロの増加に苦しんでいます。両極端の両国の次の一年はどうなるのでしょうか。
● 能天気、ゆでガエル、ガラパゴスと言われても、戦争がないだけマシと思っていたら、ウクライナ・台湾をめぐりきな臭い空気が漂ってきます。
● ウクライナの次は旧統一教会問題でアフガニスタンは忘れられがち。でも、アフガン周辺諸国では世界の平和を脅かす新たな事件が続発しています。今週もアフガニスタンから目が離せません。
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メニュー<視点>
■ 「文明の衝突」から「文明間の対話」へ
~きな臭さをます国際情勢に思う~
⇒ https://afghan.caravan.net/#~038
<アフガン戦争、ウクライナ戦争、台湾有事。ヒタヒタと日本周辺にも戦争の魔の手が迫ってきているような報道がつづいています。果たしてそれは本当なのでしょうか。どうすればそうならないようにできるのでしょうか。考えてみました・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ ハザラへの虐殺をやめろ!
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/14/stop-killing-hazaras/
<ハザラは民族的少数派であり、宗派的にもシーア派。歴史的にな差別に堪えてきたが最近は宗派行事も妨害され、虐殺行為を受けている。今号のトピックス欄でも記事「アムネスティ:ハザラ族への攻撃を「人道に反する罪」と認定」「ハザラ人への継続的な攻撃: 西カーブルの爆発で少なくとも 40人の民間人が死亡または負傷」をピックアップした・・・>
■ ザワヒリ殺害はバイデン大統領の中間選挙キャンペーン
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/14/sami_44/
<アル=カーイダ指導者はISI(パキスタン軍統合情報局)の安全な隠れ場所で20年間暮らしたすえ狙われ殺害された。劣勢が予想される11月の米国中間選挙をまえにバイデン大統領が放った奥の手の狙いはなにか? そしてそれは成功するのか・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ <アメリカ> アフガニスタンはこうなる必要はなかった
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/14/david-petraeus/
<米国陸軍大将としてアフガニスタン、イラクで司令官として戦争遂行に携わり帰国後CIA長官を務めたデビッド・ペトレイアスが自らの誤りをふくめて振り返り、アメリカの数々の失敗を率直に語った貴重な証言。・・・>
■ <アメリカ> 標的型殺戮でテロ集団を弱体化できるか?
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/06/max-boot/
<アメリカの外交政策に影響をもつ、1921 年に設立されたアメリカの著名なシンクタンクCFR(Council on Foreign Relations))は、事件の翌日、テロに対するテロ(標的型殺戮)の無力性について冷静な分析を加えている。・・・>
■ <アメリカ> アル=カーイダにとってザワヒリ殺害の意味は?
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/07/bruce-hoffman/
<上記と同じくCFRの記事。事件の翌日、テロに対するテロ(標的型殺戮)の無力性について冷静な分析を加えている。まるで予定稿をアップしたかのごとき素早さ。・・・>
■ <アメリカ> 米、ザワヒリ殺害後の次の狙いは?
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/10/garrett-ross/
<政治に特化したアメリカ合衆国のニュースメディア・
ポリティコ(POLITICO)は、アル=カーイダの指導者ザワヒリ容疑者殺害後のアメリカの次の狙いはイランと中国であると、簡潔かつ具体的に報じている。・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 米国のとんでもない愚かな行為
<米国が繰り返す感情的な行動に対して、同盟国や世界が「中国が怒るのは無理もない」となったらどうするのか。そうなれば、米国は救いようのない立場に追い込まれることになる。今は感情的になるのを恥じて冷静になるべき時です。ロシアに続いて米国までもが正気を失うことになれば、これ以上の世界の不幸はありません。・・・>
■ おぼっちゃまの防衛大臣は何とかならないのか
<もおぼっちゃまの防衛大臣は何とかならないのか。円安が象徴する弱い日本はどこへ向かうのか。他国のことなど考える余裕がないのではないか、憂えること多く次の山行を考えています。・・・>
■ 日本はのほほんとしてますね
<(「<主張>アメリカの戦略とザワヒリの死」、アフガニスタンは)日本の論調に見られない『戦略と戦術、米国への二つの見方、』が社説として読める国と分かりました。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ タリバンと戦う以外に選択肢はない
<ターリバーンの独裁的な支配に最初に反対の声をあげ抵抗を続けるパンジシールの住民。それを代表するアフマド・マスード(アフマド・シャー・マスードの子息)は健在だ・・・>
■ アフガニスタンは世界最悪の人道危機のひとつ
<イスラーム系人道組織イスラミック・レリーフが深刻なアフガニスタンの現状について注意喚起の報告書を発表した・・・>
■ 私たちの沈黙は強制によるものであり、同意によるものではありません
<街頭での行動が暴力で弾圧されても女性たちのターリバーンに対する抗議の意思は衰えていない。屋内でも寄り集まって抗議の声を上げ、SNSで発信する・・・>
■ カーブルでターリバーンの著名聖職者、自爆攻撃により死亡
< CIAによるアル=カーイダの殺害以後、ターリバーン内部の対立が表面化している。今度は、ターリバーンの著名聖職者が神学校に対する自爆攻撃により死亡した・・・>
■ アムネスティ:ハザラ族への攻撃を「人道に反する罪」と認定
<女児の教育禁止措置と並ぶ人権侵害、中でもハザラ族やタジク族に対する民族差別、ヒンズー教やシーク教施設への攻撃など、多くの死傷者を生む攻撃がやまない・・・>
■ 学校のない 1 年、アフガニスタンの少女たちは教育を受けるための基本的な権利を求めて闘う
<日本での小中学生に当たる女子はいまだに通学が禁じられている。ターリバーンには禁止する意思はなく準備が遅れているだけだとするターリバーン擁護論があるが、それはウソ。禁止はターリバーンの信条である・・・>
■ ハザラ人への継続的な攻撃: 西カーブルの爆発で少なくとも 40人の民間人が死亡または負傷
<治安の悪さの原因であったターリバーンが権力を独占してアフガニスタンの治安はよくなると期待されたのに、一向に落ち着かないばかりか最近ではでほとんど毎日のように市民への暴力攻撃がつづいている・・・>
■ ザワヒリの死により、タリバン幹部間の論争がエスカレート
<ターリバーンがカーブルをテロリストの安息場にしていた事実が判明し、ターリバーンの国際的承認はさらに難しくなったといえる。国際的な支援が届きにくくなり国民の生存はますます困難になっている・・・>
■ ザワーヒリーAQ指導者の死亡に対するターリバーンの反応
<中東かわら版は①ターリバーンは知らなかったと弁明しているが説明は自己矛盾②ターリバーンがアル=カーイダとの関係を切っていないことを知った諸国はターリバーン政府の承認をためらうだろう③ターリバン内部の対立、周辺関係諸国への波紋が生じる恐れがある、などと分析している・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<ターリバーンのカーブル再登場から1年を迎えるアフガニスタン。ターリバーンは行政能力が問われる一方、内部の対立、NRFなどの武装抵抗、ハザラ族などへのテロ攻撃、民衆の抵抗。目を離せない激動がつづきます・・・>
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メニュー<映像・映画>
⇒ https://afghan.caravan.net/great-indian-kitchen/
■ <映画紹介>どこがグレート? (『グレート・インディアン・キッチン』)
<インドに今も残る家父長制とミソジニー(女性嫌悪)をテーマにした映画。人類の歴史はこのような女性観を克服する歴史でもあったのだが、もっとも荒々しい形でアフガニスタンやインドに残り、先進諸国でも隠微な形で残存する。万国男女必見の映画>
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メニュー<書籍/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ 下記2冊を収録しました。
★『アフガニスタンの教訓 挑戦される国際秩序』(山本忠通/内藤正典 2022年 集英社新書)
★『タリバン台頭』 青木健太 2022年 岩波新書
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■<編集スタッフの制作余話>
⇒ https://bit.ly/3bLM23V
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第13弾。逮捕された夫は幸い一晩の拘留で帰ってきた。しかしその姿に驚く。わずか一晩で「やせ細り、よろめいて歩く」姿。思いはお尋ね者になっている兄のこと。ファウジアは即行動に移るが・・・。
☆ 野口編集長は、「便利帳」にリストアップされている情報サイトは宝の山だ、とつぶやいております。
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2022年8月5日号
● 青森・秋田で線状降水帯。山形も猛烈な雨で土砂崩れや洪水が発生しています。被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げます。
● 先号で暑中お見舞い申しあげましたが、今日は東京も雨で少し過ごしやすくなりました。しかし来週は猛暑が戻りそうです。風水害、熱中症の危険、コロナとトリプルパンチ。インフレ・不景気を加えるとなんというんでしょうか。とにかくみんな飛んでいけ~の心境です。
● アフガンではドローンでザワヒリ容疑者殺害のニュース。今号では緊急に関連情報を集めました。次号は8月15日。日本にとってもアフガニスタンにとっても平和を考える節目の日です。ご自愛のうえご健勝にてお迎えください。
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メニュー<視点>
■ ターリバーンの代弁者になってはならない
~『アフガニスタンの教訓 挑戦される国際秩序』を読んで~
⇒ https://afghan.caravan.net#~037
<集英社から表題の新書が発刊されました。国連事務総長特別代表としてアフガン和平支援ミッションを率いた山本忠通氏のよそでは聞けない貴重な証言が掲載されている必読の書>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ <主張>アメリカの戦略とザワヒリの死
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/04/deathofzawahri/
<謎に包まれた、驚くべき事件。アメリカの意図はどこに。そしてターリバーンとアル=カーイダはどう動くのか。アフガン現地の独立系日刊メディアの主張を聴こう・・・>
■ ロシアが注視するアフガン北部における情勢の推移とテロ集団の集結
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/24/sami_43/
<今、世界はアフガン問題で2つに分かれている。第一グループは、英米パキスタン+アラブ諸国だ。第二グループは、インド、ロシア、中国、イランだ。露ウクライナ戦争に目が奪われている間にもアフガニスタンでのグレート・ゲームはつづいている・・・>
■ 国連の関連組織か、それともターリバーンの代弁者か?
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/08/04/unama/
<アフガニスタン問題に国連は深くかかわっている。それは外部者というよりすでに当事者とさえいえる。ターリバーンが実効支配しているアフガニスタンで、人道支援活動という名目の活動でさえ、ターリバーンの後押しをしているに過ぎない場合もありうる。そのような現実を厳しく見つめるアフガニスタン内部の目がある・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 物乞い精神改造の重要性を再認識
<物乞い精神はアフガニスタンの文化の一部だとありました。入社一年目で駐在させられたナイジェリアでも同じような感想を持ったことを思い出しました・・・>
■ 人間と感染症の闘いが日常茶飯事になるのだろうか
<コロナ第7波の蔓延に思う。「アフガン人は乞食ではない」を読んでさらに思う・・・>
■ 安井さんはなぜアフガニスタンに戻るのか?
<この絶望的状況で、なお、アフガンに戻る彼女の希望は何処からくるのでしょうか?・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 米CIA、アルカイダ指導者殺害に至る作戦詳細
<米国は週末にアフガニスタンで無人機による空爆を実施し、国際武装組織アルカイダ最高指導者のザワヒリ容疑者を殺害した。ロイターがその詳細を伝える・・・>
■ バイデン米大統領、ザワヒリ容疑者殺害を発表 アルカイダの指導者
<ザワヒリ容疑者殺害をアメリカのメディアはどう伝えたか、CNNの報道を見る・・・>
■ アル=カーイダのザワーヒリー指導者がカーブルで爆死
<日本の中東情勢専門機関である中東調査会はこの事件をどうみているか。事実報道だけでなく分析・見解をぜひ聞きましょう・・・>
■ 米国のドローンがカブールの一部地域を攻撃
<ザワヒリ容疑者殺害の直前3日間に2回、同容疑者宅の近くでドローンによる爆撃があったと前政権の国家安全保障局局長が貴重な証言。・・・>
■ 2回の爆発がカブール市を襲った
<ザワヒリ容疑者など考えもしなかった前日にドローン攻撃があったという驚くべき報道が・・・>
■ タリバン外務省のアミール・カーン・ムッタキ、アフガニスタンの凍結資産を解放するためのタシケント会議中に米国代表団と話し合ったと発表
<バイデン大統領は凍結資産の解除令に署名した。中央アジアで米とターリバーンの会談が進む。果たしてターリバーン承認に向けた動きなのか・・・>
■ ウズベキスタンでアフガニスタンに関するタシケント会議1日遅れで開始
<ここでもターリバーンとアメリカの交渉がつづく・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<ターリバーンのカーブル再登場から1年を迎えるアフガニスタン。ターリバーンの行政能力が問われている・・・>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第12弾。ターリバーンに追われる兄を助けるために奔走するファウジア。知人の知り合いがターリバーンだったことを思い出し、勇躍接触を試みる。そこでターリバーンも同情心を持った人間であることを知る。しかし苦難が解消するわけではない・・・。
☆ 野口編集長は、ザワヒリ容疑者殺害作戦にまつわる謎を数え上げてつぶやいています。
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2022年7月25日号
● 暑中お見舞い申し上げます。
● 暑いですねぇ。コロナ、過去最高の第7波だそうです。でもねぇ、コロナも考えてますから、病毒性を低めて感染力を高める、そして大々的に生き延びる。政府もわかっちゃいるので少しずつ緩めたいんだけど、いままでさんざん国民を不安がらせてきたから、外国のように大々的に緩和できない。だからワクチンを打て打てと言い訳作りにご執心、というわけじゃないんでしょうか。
● とは言え病気は病気、しかもこの猛暑。暴飲暴食をさけ、日中日向は避け熱中症に注意、酒より水を心掛け、よく寝て無理せず体力温存に努める。つまり、自己免疫力を高めておくに限ります。そうして、たまには明るい日差しの下に海や山で新鮮な空気を腹いっぱい吸い込む。そうして快適な夏を取り戻しましょう。
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メニュー<視点>
■ 死せる孔明 生ける仲達を走らす~ターリバーンの策略は果たして成功するか?~
⇒ https://afghan.caravan.net#~036
<6月30日~7月2日の3日間、ターリバーンはカーブルに3000~3500人の男ばかりの自派宗教者を集めて聖職者会議を催した。そこに登場したターリバーン最高指導者はなんと、聴衆に尻を向け顔はベールで隠し録音した音声を流すという基調演説を行ったという。なぜターリバーンはこんな子供じみたお芝居をせざるをえないのか・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 死せる指導者ハイバトラー、ベールを被った幽霊となり反対派に宣戦布告
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/24/sami_42/
<ターリバーン長老たちがカーブルで開いたISI仕込みのど派手な集会、ターリバーンのテロ体質が露呈。本サイトのアフガンサイド主筆:ファテー・サミが鋭く問題点を抉り出します。>
■ なにも言わない。これがターリバーンだ
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/24/stoning_punishment/
<編集部に届いたアフガンの声「何もしないで、ただこのビデオを世界の人々に届けてください。いま、アフガニスタンで何が起きているかを知ってもらうために。」つらくても見てほしい。>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ターリバーンの法とイスラム法との間に共通点は全くない
⇒ https://bit.ly/3v7Q3pt
<ターリバーンは、シャリーア(イスラム法)が国家運営の基盤を定めると述べているが、ウクライナのイスラム教専門家は、ターリバーンの述べるルールはシャリーアと全く共通点がないと指摘している。>
■ アフガニスタン北部と中央アジアへの新たな脅威
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/23/fpri_bruce_pannier/
<英米の視点からアフガニスタン情勢、とくに北部の中央アジア諸国との関係はどう見えるのか。そこには、大国の利害が錯綜する新しい現代のグレートゲームが展開されようとしている。>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ RAWAへの支援金、集まっています!
<ターリバーンの支配下で命懸けで人々に寄り添うRAWAの活動をなんとか支えたいと思っています。この間、ニュースレターでも取り上げてくださり、支援金が集まっています。早く次の送金をしたいと思っているところです。送金方法は限られていますので、現地からの連絡待ちです。・・・>
■ ターリバーン兵が生計を立てる為に何をするか考えただけで怖い
<政府軍に属さない戦闘員が首都に4万人いてほぼ無給とのこと・・・>
■ 無秩序化し壊れていく地域に対して何ができるのか
<経済活動が出来なければ物乞いするしか道はない。1年前までは国際社会が認める国として存在したから、他国は経済支援できたのでしょうが、今は無秩序化し壊れていく地域を静観するしかできないでしょう。支援は継続しないだろうしこの地域が無秩序化した時、世界はどのくらい影響を受けるのだろうか・・・>
■ 「アフガンニュース」読んでます
<安井浩美講演会を拝見しました。
この絶望的状況で、なお、アフガンに戻る彼女の希望は何処からくるのでしょうか?・・・>
■ 野口さん
<アフガンだけでなく、ミャンマーも忘れないで下さい。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ タリバンの乗っ取り以来、700人が死亡、1406人が負傷:UNAMAレポート
<国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は水曜日(20日)に、ターリバーングループがアフガニスタンの支配権を掌握してから10か月間のアフガニスタンの人権状況を文書化した報告書を発表した。・・・>
■ バイデンとサウジアラビア皇太子がアフガニスタンの女性と少女の権利について話し合う
<サウジアラビアは近年、女性に対する制限(車の運転や服装他)を緩め社会進出を促進する政策を進めている。ターリバーンは自らのサポーターであるサウジアラビアの〝変節〟をどう見ているのだろうか・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<7月15日から7月24日までの、ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタンの独立系現地日刊紙の10日間分の報道ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な情報。>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第11弾。ファウジアさんが自身の結婚式や新婚時代に体験した第1次ターリバーン統治の非道さと野蛮さが語られます。しかしそれは第2次の現在では苛烈さをましているように見えます。
☆ 野口編集長は、昨年のターリバーンのカーブル再登場1年目にあたる8月15日を前にアフガニスタンと日本は「国家」という点では「大同小異」「どっこい、どっこい」ではないか・・・と、つぶやいております。
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2022年7月15日号
● 先号でアフガニスタンの地震救援カンパをお願いしたらその日のうちに3名の方から送るよ、とメールをいただきました。ほかにもご協力された方がおられるはずです。私も貧者の一灯を捧げました。ありがとうございました。
●今週はいくつも集会や会合に出席しました。あの人が銃撃されて死亡した事件がどこでも話題になりました。超有名人の暗殺ですから単純に比較はできませんが、その都度、アフガニスタンやウクライナを思い出します。銃や爆弾で、人が、しかも多数が、突然殺されるのが日常の国があるんだと。
● 日本は「平和ボケ」とか「ガラパゴス」と形容されてきましたが、うかうかしてはいられない世の中になってしまいました。世界の人々と喜怒哀楽を共にできるか否か、それが日本に問われているような気がします。
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メニュー<視点>
■ 国破れて山河あり~「山の学校支援の会」の集会に参加して思う~
⇒ https://afghan.caravan.net#~035
<美しい渓谷を望むパンジシールの手作りの学校が、500人のターリバーン兵の宿舎にされてしまった。図書館や教室の壁や床の木材ははがされて暖房用の燃料にされた。備品も持ち去られた。辛い悲しい現実が報告されました。しかし、現状を見つめながらあきらめずに再生に向けて努力する人びとがいる。私たちはあきらめない、という言葉に参加者も励まされました。>
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メニュー<アフガンの声>
■ アフガン人は乞食ではない
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/13/notbeggar/
<アフガニスタンの政治家は、外国人と顔を合わせるとすぐに、恥も外聞もなく真っ先に「助けてくれ、援助してくれ」と言う。この点では、イスラム過激派も高学歴の知識人も変わりはない、とアフガニスタンの独立系新聞『ハシュテ・スブ(Hasht-e Subh)』は社説で断言し、「外国からの援助で永続する安定を得た国はひとつもない」と国民の自立を促します。>
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メニュー<世界の声>
■ 英特殊部隊、アフガニスタンで拘束者らを違法殺害の疑い=BBC調査
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/14/sas/
<アメリカはベトナム戦争で犯したソンミ村虐殺事件を自ら裁いた。たとえそれが見せかけ、見せしめ、政権の弁解工作であったとしても。自国の犯罪をベトナム問題でもアフガニスタン問題でもアメリカジャーナリズムは暴いた。イギリスのアフガニスタンでの犯罪行為についてもBBCは以前から執拗に追及、解明しようとしている。日本のマスコミは見習うべきではないのか・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 「散華と殉教」を読んで
<私は最近、世の中にもっと「あいまさ」を受け入れる状況があっていいのではないかと思うようになった。早急に白黒をつけたり、相手に決定を押したりしない、そんなあいまいさを認める、「緩い」社会への思いが私の中で高まっている。「あいまいさ」や「緩さ」がなければ、緊張はいやがうえにも高まる。こうした「安全弁」が今ほど社会に必要な時はないのではないか・・・>
■ 何をすべきか。何ができるか
<アフガンニュース拝読しました。ウラマー大会の映像をニュースで観ました。全員男性で何を議論したか分かりませんが女性の権利や教育の実行といった議題がテーブルに乗るとは思わない・・・>
■ ミーナが応援していますよ!
<「編集室から」で「現代は、何が真で、何が善で、何が美で、ましては何が愛なのか、さっぱり分からなくなった」と嘆いていらっしゃるようですが、きっとミーナが応援していますよ。彼女に捧げる音楽を聴きましょう・・・>
■ 「RAWAと連帯する会」へも寄付します
<ターリバーン弾圧あり、地震あり、実にお気の毒なアフガン。ペシャワール会を通じてわずかばかりのアフガン支援をいたしておりますが、今日のアフガンニュースメールを見て、「RAWAと連帯する会」へも寄付をさせていただくことにしました・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 英特殊部隊、アフガニスタンで拘束者らを違法殺害の疑い=BBC調査
<BBCは、数百ページに及ぶSASの作戦記録を入手した。2010~11年にアフガニスタン南部ヘルマンドでSASが実施した、10数件以上の「殺すか捕らえるか」作戦の報告書などが含まれている。そこでは、部隊の1つが6カ月間の派遣中、54人を不法に殺害した疑いがあることが示唆されていた。・・・>
■ アフマド・マスード、アフガニスタンに真剣な注意を払うよう世界を促す
<民族レジスタンス戦線(NRF)のリーダー・アフマド・マスードは、アフガン危機に対する国際社会の意図的な無知について、アフガン問題が解決されず、国の政治的安定が確立されない場合、危機はアフガニスタンに限定されたままではなく、再び地域と世界に影響を与えるだろう、と警告した・・・>
■ 日本がアフガニスタンの最近の地震犠牲者に300万ドルを寄付
<やっと日本からの支援が発表された。速やかに被害者に直接届けられるよう期待したい・・・>
■ 石油価格の上昇で運賃の値上げラッシュ
<運賃の上昇だけでなくあらゆる物価が高くなっている・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<7月5日から7月14日までの、ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタンの独立系現地日刊紙の10日間分の報道ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な情報>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第10弾。カーブルを占拠したターリバーンが北部へ進撃を続ける。住民は逃げ惑いクーフィもその一人となる。その逃避行・・・
☆ 野口編集長は、「アフガニスタンでは物乞いが国の文化。アフガニスタンの政治家は、外国人と顔を合わせるとすぐに、恥も外聞もなく真っ先に『助けてくれ、援助してくれ』と言う。この点では、イスラム過激派も高学歴の知識人も変わりはない。」と断じる『ハシュテ・スブ』の社説に激しく賛同しつつ、そこから先が問題ではないのか、とつぶやいております。
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■<読者の活動情報>
・ペルー映画の紹介をつづけているブエナワイカ/BUENAWAYKA。2本の最新作公開が決まりました。
☆『インディオス、聖なる村』6月18日より全国で順次公開。 詳細は⇒https://www.buenawayka.info/mataindios
☆『アンデス、ふたりぼっち』7月30日より全国で順次公開。詳細は→ ⇒ https://www.buenawayka.info/andes-futari
■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年7月5日号
アフガニスタン大地震
緊急カンパのお願い
6月22日、アフガニスタンで大地震が起きました。
世界中から救援の手が差し伸べられていますが、地震の規模、山岳地帯、ターリバーン支配という悪条件が重なり、支援活動は困難を極めています。そんな中、『ウエッブ・アフガン』でも紹介した「RAWAと連帯する会」からカンパのお願いが届きました。同会は直接現地被災者に支援金を直接手渡せる貴重な支援団体のひとつです。ぜひご協力ください。(野口)
(地震、救援活動の詳細は本サイトのトピック欄参照)
(RAWAおよびRAWAと連帯する会については下記参照:
https://afgan-rawa.blogspot.com/ )
● カンパ送り先:
郵便振替口座番号:00930-1-76874
加入者名:RAWAと連帯する会
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メニュー<視点>
■ ウクライナ―ロシア、アフガン―ソ連/米NATO~ウクライナ映画『ドンバス』を観て考えた
⇒ https://afghan.caravan.net#~034
<ウクライナの映画監督の作品。ウクライナ東部での親ロシア派とウクライナ政府派との内戦を描いた作品。時代背景はロシアによるクリミヤ併合の2014年から翌15年で、現在のウクライナ戦争の直接の舞台を描く13編のエピソードが織りなす迫真の悲劇。それはアフガン・ソ連戦争の合わせ鏡画像を観るようだった・・・>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 差別は世界中どこででも起こります。差別は国境を知りません
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/05/fawzia_koofi/
<「編集室から」で連載紹介中のファウジア・クーフィさんが、つい最近の国連人権委員会で、アフガニスタン代表として発言しました。傾聴に値します>
■ アフガニスタンにおけるテロ活動の複雑さと継続性は、単一のソースから発生し、様々な形で現れている
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/07/04/fateh_sami-2/
<テロ攻撃で外国軍を撤退に追い込んだターリバーンが政権を取ったらテロが根絶されるはずだったのに逆に凄惨なテロが増えています。それはなぜか。どうすればなくせるのか・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 日本こそEUの加盟国になるべきだ
<岸田首相は日本の総理として初めてNATO首脳会議に出席した。しかし日本はすでにアメリカと同盟関係をもっている。日本はNATOよりもEUに加盟したほうがはるかに得るものがおおきいのではないか・・・>
■ 「アフガンニュース」読んでます
<クーフィさんの記事、地震や支援の情報、映画、多彩な情報・・・>
■ 「散華(さんげ)と殉教」、拝読しました
<否応なしに特攻へ行かされた日本の若者と今のテロリストとを安易には比べられたくはないですね。どちらにしても死にに行くのは民です・・・>
■ 八方ふさがりを開く道筋を日本がつける位の行動を
<ファテー・サミ氏の現地レポート(アフガンを外国諜報員やテロリストの競技場に変えるターリバーン)を読みました・・・>
■ 難民についての私の考え
<難民は、戦争だけでなく原発事故でも生まれるということを知れば、日本にとって難民は「他人事」ではないと言うことが分かります・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ウクライナ復興に向けた「ルガーノ・プラン」
<伝統的な中立政策を保ってきたスイス、世界の金持ちに秘密口座を提供してきたスイスの銀行。その伝統がいま、変更されようとしています。歴史的な政策転換といえます。それは、どこまで可能なのでしょうか・・・>
■ ウラマー大会議が3日間開催、11項目の宣言書を採択
<アフガン国民の要求である、各界の要望を包摂する政府構成とか、女性の権利、教育の実行などはまったく無視され、現在のターリバーンの在り方を追認する会議であったようだ・・・>
■ 亡命中のアフガン・ジャーナリスト、近隣諸国での不確実な将来について懸念を表明
<パキスタンに避難している多くのアフガニスタンのジャーナリストは、ジャーナリストや人権団体を支援する機関の怠慢を強く批判している・・・>
■ ターリバーン、バーミヤン州の援助パッケージをマイダン・ヴァルダクの彼ら自身の戦闘員に割り当て
<ターリバーングループがバーミヤン住民向けの援助パッケージを押収し、それを自分らのメンバーに配布した・・・>
■ 国連、アフガン地震の犠牲者支援のため1億1000万ドルの援助を要請
<国連が緊急支援要請を発したというニュース・・・>
■ 米国、アフガン地震の犠牲者に5500万ドルの援助を約束
<28日アントニー・ブンケン米国国務長官はアフガニスタンへの即時援助提供を行うと発表した。直接被災者に届くよう祈る・・・>
■ 中国、アフガン地震の犠牲者に800万ドル相当の支援貨物を届ける
<パクティカ州とホスト州で発生した大地震の犠牲者に対する中国の支援はこれが2回目・・・>
■ クライナ危機で対話支持 BRICS首脳が「北京宣言」
<情報筋によると、タリバーンと、最近タリバーンの階級を去ったハザラ人コミュニティの唯一のタリバーン司令官であるマウラウィ・メーディ・ムジャヒドが率いる地元軍との間の激しい衝突が、サレプル県のバルカブ地区のさまざまな場所で起こっている・・・>
■ サーレポル州で元ターリバーンのハザラ人司令官が率いる地元軍との間で交戦
<タリバーンと、最近タリバーンの階級を去ったハザラ人コミュニティの唯一のタリバーン司令官であるマウラウィ・メーディ・ムジャヒドが率いる地元軍との間の激しい衝突が、サレプル県のバルカブ地区のさまざまな場所で起こっている・・・>
■ 【速報】アフガニスタン地震:被災地で全力の救援活動にあたる赤十字
<赤十字社とイスラム世界の赤十字・赤新月社、ユニセフなどが支援行動を開始した。日本政府はターリバーン暫定政権を承認していないため緊急無償資金協力と物資援助を国際機関を通じて実施する調整を始めた・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<6月25日から7月4日までの、ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタンの独立系現地日刊紙の10日間分の報道ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な情報>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第9弾。1996年9月26日、ターリバーンのカーブル入場にまつわる緊張とファウジアの結婚・・・
☆ 野口編集長は「現代は、何が真で、何が善で、何が美で、ましては何が愛なのか、さっぱり分からなくなった・・・」と、情けなくつぶやいております。
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2022年6月25日号
国連は世界難民が1億人を超えたと報告しました。ウクライナ、アフガニスタン、中東、ミャンマーと世界を揺るがす事態となっています。
さらにアフガスタンではこれまでの生存危機に加えて、大地震や大洪水が頻発しています。赤十字社・赤新月社、国境なき医師団など救援組織が駆けつけています。国連は戦争阻止には有効な仕事ができていませんが、人道援助の面では唯一の公的な国際組織です。ターリバーンを正式承認していない日本政府は間接的なルートでの支援を決めたようです。国連の有効性が試されているのではないでしょうか。
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メニュー<視点>
■ 散華(さんげ)と殉教~「日本ノ新生ニサキガケテ散ル マサニ本望ヂャナイカ」
⇒ https://afghan.caravan.net#~033
<先月、日本赤軍の女性リーダーが20年の刑期を終えて出所しました。その機会をとらえて、イスラエル・テルアビブ空港でのテロ事件のショッキングな映像や実行者・岡本公三の近況や彼の発言が報道されました。この事件をきっかけにイスラームの自爆テロが生まれそれを<カミカゼテロ>とする報道がありますが、はたしてそうか、考えてみました。>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフガンを外国諜報員やテロリストの競技場に変えるターリバーン
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/06/20/fateh_sami/
<世界諜報戦の舞台にされたアフガニスタン。国際テロ組織の暗躍は止まず、インド系宗派への攻撃も始まり、混乱はインド亜大陸にまで広がろうとしています・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ ターリバーンとの戦争は激化する可能性が高い、と国連の専門家は言う
⇒ https://bit.ly/3OprwnM
<アフガニスタンでは、ターリバーン、アル=カーイダ、ISKPのテログループとNRF(国民抵抗戦線)や多くの解放組織間との闘争が激化している。現状を国連も重視している・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 犠牲をこうむる人びとの生の声を聞きたい
<タリバンはアフガニスタンを制圧してから1年が経ちますがトップの顔が見えない。ニュースは殺戮と女性蔑視が目に付く。ウクライナ侵攻にしてもプーチンとゼレンスキーの顔は見えても大義が見えない。・・・>
■ 教育にお金を注ぎ、立派な人材育成を
<かの有名な「米百俵」の逸話も、政治改革でなく人材育成が目的だ・・・>
■ コロナは科学とシステムで必ず駆逐できます
<確かにコロナは感染症、自然が対象。戦争は人間の行為。ならば人間の努力でなくせるはずなのだが・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 習氏「制裁の乱用」に反対表明、プーチン氏も西側批判 BRICS会議
<アメリカはロシアよりも中国を主敵として包囲網の構築にやっきになっているが、BRICSだけで世界人口の4割弱。しかも中露は上海条約機構(これは世界人口4割強)をもっており、ロシア制裁に加わっている国は約50カ国(世界約25%)に過ぎない。しかもバイデン政権の足元は不安定だ。アメリカが強硬路線一本やりで進むとかなり危険な気がするが・・・>
■ サーレポル州で元ターリバーンのハザラ人司令官が率いる地元軍との間で交戦
<タリバーンと、ハザラ人コミュニティの唯一の元ターリバーン司令官であるマウラウィ・メーディ・ムジャヒドが率いる地元軍との間の激しい衝突が、サレプル県のバルカブ地区のさまざまな場所で起こっている・・・>
■ 【速報】アフガニスタン地震:被災地で全力の救援活動にあたる赤十字
<赤十字社とイスラム世界の赤十字・赤新月社、ユニセフなどが支援行動を開始した。日本政府はターリバーン暫定政権を承認していないため緊急無償資金協力と物資援助を国際機関を通じて実施する調整を始めた・・・>
■ アフガニスタンで強い地震 死者920人以上と現地当局
<自然は過酷だ。行政不安定、テロの恐怖、生活苦にさらに天然自然の猛威がアフガニスタンを襲う。国民のこの不幸だが、ターリバーンにとって国民に支持される行動をとれる絶好のチャンスなのではないか?・・・>
■ シク教寺院に襲撃、2人死亡 アフガン首都
<カーブルのシク教寺院が武装グループに襲撃され治安要員ら少なくとも2人が死亡。7人のグループが寺院を襲い、入り口の警備員らに手投げ弾を投げつけたという。シク教とはインド系。テロの対象が南アジア全域の紛争と直結し拡大しつつある・・・>
■ タリバンへ「女子教育を」 カルザイ元アフガン大統領
<アメリカ特使ハリルザド氏や前大統領ガニー氏らとターリバーンの復権に力を貸したカルザイ氏だが、アメリカと組んでアフガニスタンの近代化を図ろうとしたのは事実。PDPA政権下でもソ連の武力を借りて近代化を図ろうとした。両方ともその試みは失敗したが、遺産は確実にアフガンの歴史に刻み込まれている・・・>
■ ウクライナ、世界各地の紛争により、強制移動の数が史上初の1億人超え
<難民対策の唯一の答えは「平和と安定」なのだが・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの10日間
<6月15日から6月24日までの、ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタンの独立系現地日刊紙の10日間分の報道ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な情報>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第8弾。1996年9月26日、ターリバーンがカーブルに入場したその日のその瞬間を活写します・・・
☆ 野口編集長は12年前に倒伏した鶴岡八幡宮大イチョウの「ひこばえ」をみてつぶやいております。
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※ 月3回(5、15,25日)、本サイトの更新情報をメールにてお送りします。(無料)。下記ページよりお申し込みできます。
●お申し込みページへジャンプ●
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2022年6月15日号
メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net#~032
■ 打倒か共存か~コロナ、アフガン、ウクライナ~
<3連続パンデミックに苦しむ世界、切り抜ける道はどこにあるのか>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 自爆大隊は戦術的・戦略的暴力
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/06/10/suicide_battalions/
<組織内に、「自爆大隊」と呼ばれる自爆テロ攻撃を専門とする部隊を有しているターリバーン。軍事パレードでその「大隊」を誇らしく行軍すらさせている。『ハッシュテ・スブ』の抗議の主張・・・>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ タジク系住民の人権状況への対処を求める公開書簡
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/06/10/open_letter_to_un/
<世界に在住する政治家、外交官、人権活動家、学者・研究者、文化人ら60名がアフガニスタン北部でターリバーンによって起こされている非人道的な行為に関して、国連事務総長あてに調査と対策を求める書簡を公開した>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 「強権国家」と「村八分」考
<ネガティブな評価をされる「村八分」の制度。しかし意外なメリットも・・・>
■ 人類人の声
<国境や領土や偏狭な民族主義や損得勘定の利権争いやをなくする思想が求められています・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ISKP(ホラーサーン州のイスラム国)やアル=カーイダの戦闘員が、ターリバーンのカーブル乗っ取り後にアフガニスタンの少女や女性と結婚
<国外のイスラームテロ組織の支援を受け、また合同して「ジハード」を戦ってきたターリバーンは、それら外国人テロリストのアフガン化を進めている・・・>
■ アフガニスタン復興信託基金を通じてアフガニスタンを支援する
<国内統合を実現できないターリバーンに代わってアフガン国民の生命を守る努力がつづけられている・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの2週間—4
<5月29日から6月14日までの、ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタン現地日刊ジャーナルの2週間分の報道からのインデックス・ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な企画>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第7弾。ファウジアは求婚されます。会ったことも、話したこともない17歳の少女を妻として求めたのは、カーブルで「両替商のような小口の金融業」を営むハーミドという青年でした・・・
☆ 野口編集長は路傍に咲くガクアジサイをみてつぶやいております。
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■<読者の活動情報>
・ペルー映画の紹介をつづけているブエナワイカ/BUENAWAYKA。2本の最新作公開が決まりました。
☆『インディオス、聖なる村』6月18日より全国で順次公開。
詳細は→ https://www.buenawayka.info/mataindios
☆『アンデス、ふたりぼっち』7月30日より全国で順次公開。
詳細は→ https://www.buenawayka.info/andes-futari
■<支援活動情報>
・「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は、ひきつづき日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年5月30日号
メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net#~031
■ 岐路に立つターリバーン
<国民生活の側に立つのか、独善的教義を固守するのか、アフガン人自身の分析と主張によってターリバーンが直面する課題を読み解く>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 国の安定に役立とうと思うなら、ターリバーンは政党に変身すべき
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/05/27/sakhi-khalid/
<現在の国の危機を脱し、アフガニスタンを永遠の戦争に突入させないためには、ターリバーンがそのイデオロギーに基づいた政党に発展し、合法的な手段で権力を獲得する勇気を持たなければならない。・・・>
■ ターリバーンに挑む秘密の女子学校
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/05/26/secretschool/
<「勇気があるなら、誰もあなたを止めることはできません」とクラスのひとりの女の子は言います。住宅街に隠されているのは、アフガニスタンの新しい「秘密の」学校の1つであり、タリバンに対する小さいながらも強力な反抗行為です。約12人の10代の少女が数学の授業に参加しています・・・>
■ バグランのレジスタンス戦線は、追放されたアフガニスタンの政治家に、慈悲を乞うのではなく、戦場でタリバンと戦うよう呼びかける
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/05/26/bagramnrf/
<「ターリバーンにアフガニスタンの人びとの意志に従うように強制する唯一の方法は、彼らに抵抗することだ」。「物乞い、政治、そして言葉を弄することは、心をそらし、ターリバーンの抑圧の剣を研ぎ澄ますだけでである。」と国内現場で戦う部隊は声明を発した。>
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ 国境を力で変更してはならない/ケニア国連大使の訴え
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/05/19/appeal_kenyan_ambassador2un/
<ウクライナ危機に際して、植民地主義の終わりに、帝国主義諸国が国境線を勝手にひかれて苦しんでいるアフリカ人の立場から、今回のロシアの侵略を強く批判するケニア国連大使のスピーチ。イギリス帝国主義にデュアランド・ラインを強行的に引かれたことにより今も苦しむパシュトゥーン人(アフガン人)。ケニア国連大使は、帝国主義・植民地主義諸国が残した負の遺産を、負の遺産として引き継ぎ、紛争のない次の世界へのアフリカ人の努力に、理想について語っています。>
■ ウクライナ避難民支援は「緊急措置」なのか。アフガン難民の支援者が問う「なぜ他国にも適用しない」
⇒https://bit.ly/3NCBSQd
<2021年に日本国が難民と認定した人は74人--。出入国在留管理庁の発表によると、2020年よりも27人増え、難民認定制度が始まった1982年以来、過去最多となった。ただ、日本は国際社会で「難民鎖国」と称されるほど難民認定の数や割合が低水準にとどまっている。難民の支援団体や弁護士団体からは、こうした現状を厳しく指摘する声が上がっている。>
■ 民主主義の模範国スイス、国連の民主化を促せるか
⇒https://bit.ly/3GlPIE3
<国連は民主主義の欠落という構造的問題を抱えている。強力な安全保障理事会に非常任理事国として参加予定のスイスは、国連改革で積極的な役割を果たしたい考えだ。>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ トルコに集まったアフガン政治家たちは賞味期限切れ
<アフガニスタン人は二度と彼らを信用しないでしょう。彼らは現職の時には国を守るための手段や道具をすべて持っていましたし、亡命している今、前向きな変化をもたらすことができるとは思えません・・・>
■ 的確な情報で穴を埋めてほしい
<それにしても、アフガニスタンの新政権はタリバンとなるのでしょうか。アフガニスタンでは、相変わらず IS が自爆テロを行いタリバンは女性教育や女性の人権を剥奪する行動をエスカレートさせています・・・>
■ ヨーロッパの知性を信じたい
<ロシアは、ナポレオンもナチスも滅ぼせなかった国です。ロシアを滅ぼすなんて正気の沙汰ではありません。奴隷Slaveは、スラブ民族を奴隷にする事を意味しています。奴隷は、黒人だけではありません。アングロ・サクソンの数々残虐な歴史をもっと勉強すべきです・・・>
■ 共感疲労の方々におすすめ
<世の中は、着実に良くなっています。そんなデータは、国連の公表データ等を集めれば、解ってくるというのをFact Fullnessは教えてくれます・・・>
■ 何度も転べば精神的にも成長するはず
<最近の日本人は精神的に弱くなっているように思います。我慢しなくていい人はハッピーですが、我慢しないのが当たり前というのもどうかと思います。前にも云ったと思いますが、「転ばぬ前の杖をつくのは止めました」、転べばいいのです。何度も転べば精神的にも成長するはずです。精神的に強くなる訓練が忘れられているのではないでしょうか・・・>
■ 東経30度より東には民主主義はない?
<歴史、地理そして現代について様々な意見がありますが、私は東経30度より東にはいわゆる民主主義というものが国民に浸透していないのではないかと思うことがあります・・・>
■ 「同情」と「自分の立場」は別のこと
<「同情」すれど「共感」しないということが出来れば、落ち込まないで済みますが、そんな器用なこともできません。どうしても自分のこととして考えざるをえなくなるのが人間の良心というものです・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーン、カーブルで女性の抗議を蹴散らす
<テロや弾圧にも屈せず、アフガニスタンの女性は教育をもとめて闘いをやめない。勇敢な女性たちの声を聞け!・・・>
■ カーブルとバルフで爆発、数十人が死傷
<アフガニスタンで爆弾テロがやまない。・・・>
■ ロシアのウクライナ侵攻でもうかるスイスの軍需産業
<ぼろもうけしているのはアメリカだけではない。当のスイスのメディアが伝える・・・>
■ ロシアの駐スイス外交官が抗議の辞職 ウクライナ侵攻で
<2月24日の突然の一方的なウクライナ侵攻の暴挙に出たロシア。海外在住外交官への事前連絡などあるはずもなく、強引な同意圧力で臨んだ。ほとんどは無言で受け入れたがどうしても納得できないスイス駐在のロシア人外交官が辞職でウクライナ侵攻に抗議した・・・>
■ アンカラにアフガニスタンの旧政治家、集まる
<ほとんどが、第1次ターリバーン攻勢で敗北し、2001年のアメリカ侵攻によって復権したリーダーたち、多くは軍閥トップたちであり、米国の後押しでも民主化を果たせず私財を太らせた人士であり、ターリバーンよりもアフガン人の支持をえられていないのではないか。昔の名前で出ています、の域を脱していないように思われる。アフガニスタンの改革には、旧来人士でなく、若いジェネレーションの登場が待たれるのではないか・・・>
■ アフガン・ターリバーンがパキスタンとパキスタン・タリバン間の停戦を仲介
<パキスタンのターリバーン(TPP)は表向きは無関係装っているが実質は兄弟だ。パキスタン政府のイスラーム世俗化には両者とも思想的には反対の立場なのだが・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの2週間—3
<ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタン現地日刊ジャーナルの2週間分の報道からのインデックス・ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な企画>
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メニュー<VIDEO>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/
■ アフガニスタンの女子のための秘密の学校
⇒ https://afghan.caravan.net/afghansecretschool/
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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/
■ 『新疆公安ファイル』流出した中国治安当局の膨大な内部資料
⇒ https://mainichi.jp/xinjiangpolicefiles/special/
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第6弾。カーブルでの生活を再び始めたファウジア。ソ連軍の爆撃よりも激しい内戦、ロケットの雨の中での彼女の生活、をつぶやきます。
☆ 野口編集長は読者からいただいた情報を紹介します。ウクライナの農産物輸出を陸送で助ける欧州委員会の「連帯レーン」構築の動き。武器援助のみならず戦後復興も見据えたEUによる援助が立ち上がろうとしています。
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2022年5月16日号
・多くの日本人が「共感疲労」に襲われているそうです。コロナ禍が2年を超えそろそろ出口が、と思っていたら、ロシアのウクライナ侵略、北海道沖の観光船沈没で乗客の半数が行方不明、一部は国後方面にまで流され、道志村では2年8か月前の失踪少女の骨や着衣が見つかったり・・・。あまりにも苦しく悲しい事態が続き感情が押しつぶされ滅入ってしまい、疲れるのです。有名人の自死のニュースが追い打ちをかけます。
・「共感疲労」の原因にメディアの危機あおりがありますが、ネット技術の発達でマスコミが自主規制して流さない刺激の強い映像や情報があふれている現状も一因ではないでしょうか。「知らぬが仏」とか「見猿言わ猿聞か猿」になって「お天道様と飯の種はついて回る」と「能天気」に生きることもできるでしょうが、「消滅する日本」などとご託宣を頂戴するようになってしまうとそうもいきません。
・しかし、もっとも苦しい境遇に追い込まれているアフガニスタンの人びと、とくに女性は、想像しがたいほどの苦境に追い込まれても体を張って自己主張しています。ウクライナの老若男女は文字通り命をかけて故郷を守っていますし、ロシアからも良心の声が聞こえてきます。日本でも身近な人の困難を受け止め支援する人びとがいます。
・「共感」とは「他者の境遇に思いをはせる想像力」であり「他者と苦楽をともにする感情」です。「苦」ばかりを共有すると滅入ってしまいますが、獲得すべき「楽」=「希望」を共有すれば元気がでます。極限状況に置かれた人びとと「希望」を共有すれば「疲労」から脱却できるのではないでしょうか。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net#~030
■ 周辺地域のトラブルメーカーとなったターリバーン
<カーブルを占拠してから9か月、「部族的偏狭と宗教的異端」という二つの基本矛盾をもつターリバーンは、国民統合政府の樹立ができないばかりか、国内の混乱を収めることができていない。そればかりか、混乱を周辺諸国にまで拡大している。「迷惑をこうむるイランと育ての親パキスタンの苦悩」を解明する。>
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メニュー<アフガンの声>
■ 恐怖の拡散と危機的状況の継続で生き延びを図るターリバーン
⇒ https://bit.ly/3PgNgTs
<ターリバーンがカーブルを乗っ取って9か月。いまだにターリバーン政権を承認した国はない。ターリバーンは国際社会に承認される努力をするどころか、テロリスト集団の活動の場を与え利用することにより延命を図党としているのではないだろうか。イラン人としてアフガニスタンの教育システムの構築に尽力した外交官のインタビュー。現状の鮮明な見取り図が与えられる。>
■ ターリバーンには戦争しかない――元国軍中将
⇒ https://bit.ly/3t0XgqH
<対話を拒否して暴力的に襲い掛かってくる相手には軍事行動で答えるほかにないのか。ターリバーンとの交渉を放棄して逃亡した政府に取り残されたアフガニスタン国軍のメンバーたちのなかで態勢を立て直して抵抗する動きが出始めている。その貴重な証言。>
■ ヒジャブ着用命令の義務化に反対
⇒ https://bit.ly/38tbv0c
<20年前と変わらぬ女性差別を続けるターリバーンに対して、アフガン女性の視点から、ターリバーンの政策がいかにイスラームに反する部族的地方的因習でしかないかを暴露する。>
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メニュー<世界の声>
■ ウクライナでの残虐行為が許されないのなら、アフガニスタンでもそうすべき
⇒ https://bit.ly/3NeZzxH
<ウクライナでのロシア軍の戦争犯罪を許さない国際的な取り組みが開始されている。たしかに、世界のその他での戦争犯罪はみのがされてきたがそれを批判するだけでなくウクライナで高まった機運を逆に生かして、アフガニスタンその他の地域での戦争犯罪を調査・処罰すべきではないか。ダブルスタンダードの批判を甘受して主張するアメリカ議会関連組織からのこの提言は貴重であり、見習うべきものだ。>
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メニュー<研究/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ アフガニスタン、パキスタンの双子のターリバーン問題
<ターリバーンとパキスタンの間で緊張が生じている。その原因は、TTPつまり、パキスタンのターリバーンの存在だ。TTPはパキスタンをアフガニスタンのようにシャリーア(イスラーム法)の国にしようとアフガニスタンを出撃基地にしてパキスタンでテロ活動をおこなっている。アメリカはパキスタン・アフガニスタン関係に神経をとがらせている。>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 三界は火宅だ
<有史以来、人類は混迷の世界(迷界)で生きてきた。そこはいつも燃え盛る「火宅」だったのではないか。そこで生きるにはどうすればよいのか・・・>」
■ ユーラシア、多様性に敬意し民族の共生を!
<加藤九祚先生生誕100年を5月18日に控え、大野遼は、かすみがうら市牛渡1796-1に「加藤九祚記念ユーラシア共生センター」「加藤九祚先生顕彰記念碑」を建立するプロジェクトを推進・・・>
■ 関東軍が悪者に?(笑)
<先週、ミュージカル李香蘭見てきましたが、今までより関東軍が悪者に見えました。(笑い)>
■ 決してアフガンは忘れられていません
<アフガン、ウクライナ、シリアの問題で共通しているのは難民問題です。世界の心ある人達はこの問題に心を痛めているはずです。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 「ウクライナ難民は歓迎するが、中東難民は拒否」そんな矛盾政策が欧州でまかり通る深刻な背景
<ウクライナからの国外難民が600万人を超えたそうだ。『ウエッブ・アフガン』では多文化共生を目指すヨーロッパでの難民問題の矛盾や、ウクライナ難民と中東・アフリカ難民との差別を取り上げてきた。多様性のスウェーデンで相次ぐ移民の暴動についてエッセーが・・・>
■ タリバン、女性に公の場で全身覆うブルカ着用義務付け
<女性の隔離、教育からの排除、就業の禁止など女性の人権侵害が国際的にもっとも厳しく批判されているが、ターリバーンは一切その批判を受け入れようとしない。最近はアフガニスタン内のイスラーム宗教者からの批判も出てくるようになった・・・>
■ パキスタン南部の大学で自爆テロ 中国人ら4人死亡
<パキスタンのドーン紙によれば犯人はバロチスタン解放軍(BLA)で「一帯一路」に反対する行動と報じている・・・>
■ 反ターリバーン勢力の動向
<アフガニスタンのターリバーンはパシュトゥーン人とさまざまな人種、民族のイスラーム過激派、極端派、原理主義者のアマルガム。パキスタンのターリバーンも同様でそれぞれ内部に様々な民族部族対立やイデオロギー対立を抱えた武装集団。したがって、パキスタン政府、軍部が利用しようにも獅子身中の虫であったり、飼い犬に手をかまれたりします。・・・>
■ タリバン、ヘラートで二人の男の死体を一般にさらす
<ターリバーンは、さらしたのは強盗犯人だとしているが、操作や裁判も一切なく、真実は不明だ。このような行為は不法行為そのものと言わざるを得ない・・・>
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの3週間—2
<ターリバーン支配下で果敢な報道姿勢をつらぬくアフガニスタン現地日刊ジャーナルの3週間分の報道からのインデックス・ダイジェスト。なまなましいアフガン現地の実情を垣間見ることができる貴重な企画>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第5弾。ファウジアがカーブルで過ごした「最も幸せな子ども時代」の3年間(1986年~1989年)をつぶやきます。
☆ 野口編集長は「バイデン政権はウクライナがらみで『武器貸与法』を成立させた。ちょうどそのとき『誰が第二次世界大戦をおこしたのか』(渡辺惣樹)の『武器貸与法』の章を読んでいたときだったので驚いた・・・」とつぶやいております。
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2022年4月25日号
・ロシアがウクライナに侵攻してまるまる2カ月が過ぎました。その間アフガニスタンは忘れられたかのごとく情報が極端に少なくなりました。しかし、アフガニスタン国民は闘いを一日もやめていません。現地からの情報を子細に調べると、闘いが新しいステージへと発展しつつある状況を実感できます。マスメディアでは報道されることのない、<視点>や<トピックス>、その他の新着情報をご覧ください。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ ターリバーンを襲う四苦八苦/Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの3週間から
<アフガニスタンの独立系日刊オンラインから4月の3週間の記事に現れたターリバーンの四苦八苦をピックアップ。ところがそこにあらわれたアフガニスタンの現実は、四苦八苦どころか、情勢は予想以上に流動化と悪化のスピードを速めていることが浮き彫りになった。そしてアフガン国民の闘いの新しいステージも。>
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 包摂的政府か、それとも承認獲得を夢見てさまざまな前線部隊と戦うのか
⇒ https://bit.ly/37AlUH9
<すべての政党とアフガン人を代表し国民の意志に基づく包摂的な政府を形成することは、ターリバーンが政治舞台で生き残るために残された唯一の選択肢だ。アフガン現地で頑張るジャーナリストの主張を聞こう!>
■ アフガン人の血の色とウクライナ人の血の色は違うのですか?
⇒ https://bit.ly/3Lditog
<オスロに住む、欧州アフガニスタン難民組織外国委員会連盟メンバーのファリダ・アハマディさんに、ロシアのウクライナ侵攻の問題、大量に発生する難民・移民問題について意見を寄せてもらいました。世界戦争、苦痛、苦しみを防ぐために、真の行政権を持つ現代にふさわしい国連を必要としている世界の叫びを共有します。>
■ 難民・移民の「痛み」はどこから来る?
⇒ https://bit.ly/36Ge8Lc
<前項のアピールを寄せてくれたファリダ・アハマディさんの著書の紹介。「福祉先進国」の現実の学術調査・研究を通じてたどり着いた実践の書。移民・難民を積極的に受け入れようとしてる日本にとって、先進的な研究としてぜひ参考にしたい労作。>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 「こころ」と「からだ」の相関について真剣に考え、向き合いました
<破壊された世界的に貴重な文化遺産・バーミヤン大仏を「クローン文化財」として復元した宮廻正明芸大教授のことば。>
■ バカは相手にせず、国民を信じる
<出先の官僚(在日ロシア大使)のことです。>
■ 英語に”Arm’s Length”という言葉あり
<現代世界の人びとを支配しているのは「腕」の長さなのか、それとも「武器」の長さなのか。>
■ ウクライナの国民と国土の安全回復を!
<今の不法かつ非人道なウクライナ侵略は、共産主義・人間平等理念、および政治・人道論からはまったく理解できません・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ Hasht-e-Subh(ハシュテ・スブ)にみるアフガンの3週間
<アフガニスタンの独立系日刊オンラインの4月1日からの主な見出しを一覧表示すると、そこからみえてくるものは?
・アフガン国民の闘いの新段階とターリバーンの四苦八苦。
・アフガン社会の変動を日録風に追います。>
■ パキスタン軍機の越境攻撃で多数の市民が死傷
<パキスタンで首相交代。ターリバーンとパキスタンの蜜月はおわるのか?・・・>
■ 宗教学者、タリバンに女子校の再開を要請
<女子教育はシャーリア法の範囲内で、というターリバーン。そのシャーリアを一体だれが発するのか? イスラーム法学者からも批判の声・・・>
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メニュー<研究/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ 『アフガニスタン マスードが命を懸けた国』
<マスードを追い続け、パンシール山の学校を支援し続け、いまもマスードの子息が指導する国民抵抗戦線の闘いを支援し追い続ける世界的写真家・長倉洋海氏の最新作。ソ連軍の侵攻と武装対決して戦ったムジャヒディーンは米・パキスタン・アラブ諸国などの支援をえてパキスタン領内から戦いを挑んだが、その中にあってマスードは一貫して、可能な限りパンシールを解放区として国内から抵抗を続けようとしてきた。その活動と思想の最初から最後の日までを知ることができる貴重な書>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載・ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」の第4弾。3歳のとき生死をかけた修羅場をくぐり抜けた逃避行のすえカーブルに逃れたファウジアが思春期の少女となるまでをつぶやく。
☆ 野口編集長はアフガン、コロナ、ウクライナとつづく社会的「うつ」からの脱却の道を日本国憲法前文に見出したようです。
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2022年4月12日号
・ロシアがウクライナに侵攻して47日。キーウ周辺からロシア軍が撤退したのはいいのですが、残されたイルピンやブチャの町々では悲惨な虐殺の跡が発見されました。殺された者の数も数千に上りそうです。ミサイルや砲撃によって完全に破壊された南部の町マリウポルでは、数万人の民間人が殺された、とゼレンスキー大統領は昨日、韓国国会でのビデオ演説で述べています。これから国際調査団によって真実が解明されていくものと思われます。現代のピカソや他ジャンルのアーチストたちもこの惨劇を永遠に記憶にとどめるための作業を開始していることでしょう。
・一方、北部で敗走したロシア軍は東部、南部に再配置され、総司令官も任命され、近く総攻撃が始まると予想されています。戦争が天気予報のように報道される、奇妙な時代になりました。しばらくすれば、台風報道のように戦闘の模様が全世界実況中継され、世界中がかたずを飲んで見つめる高視聴率イベントが始まるのでしょうか。人間がやっていることなのに止められません。ハイテクを駆使するようになったとはいえ人類とはなんと愚かな存在なのでしょう。そして確実にアフガニスタンは忘れられてしまいます。そうなることを恐れます。「アフガニスタンを忘れるな!」
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ <祝>豪華写真集完成/秘められたシルクロード タジク・ソグドの黄金遺宝 ―ソグド人パミールから奈良へ―
アフガニスタンを構成する民族タジク人の共和国タジキスタン。古来そこの主要民族タジク・ソグド人はシルクロードをまたにかけ商いの旅をすると同時に各地の文化を交流させました。もちろん、東の端日本に中央アジアの息吹を届けたのも彼らでした。タジキスタン政府や大使館の協力のもと、刊行委員会が6年の歳月をかけて取り組んだ事業がついに完成しました。久々の明るい話題。
■ 戦争を禁止する組織と運動が必要/駐日ロシア大使の厚顔無恥な発言に驚いて考える
TBSが4月9日に放送した報道特集に登場した駐日ロシア大使と金平キャスターの会話。まったく会話にならないやりとりに驚きます。「ウソも百回言えば真実になる」という偽プロパガンダの実演をみているようです。しかしこのシニカルな箴言を真実にしてはいけないはずです。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ アフガニスタンを忘れないでください!
⇒ https://bit.ly/3xl0nN5
女性解放をもとめてドイツからアフガン女性が訴えます。
「連帯社会として私たちにできることはたくさんあります」と。
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 力なき者たちの力
ウ゛アーツラフ・ハヴエル著の「力なき者たちの力」を読んで考え、ささやかな行動をしています。
■ プーチンを罠にはめて米は大丈夫?
「和国」日本国民の安心と日本の安全の永続的確保をどう考える?
■ スターリン・ソ連からプーチン・ロシアの戦争政策
日本はシベリア抑留の賠償論を北朝鮮拉致問題の同じくらい強く要求すべきでした。
■ 足元の自分の行動を問い直す鋭い指摘
4月2日夜のETV特集の案内を100名の友人に拡散してくれた読者からの感想。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ターリバーンはバーミヤンで11人の抗議する女性を逮捕した
<3月21日のナウルーズ以降に、女子中高教育を再開するとの決定を急遽ひっくり返して中高女子の授業を再開初日に撤回したことに対し、アフガニスタンでは女性を先頭に抗議行動が展開されている。ターリバーンは女子教育の再開を宣伝することにより、凍結資金解除など制裁解除を狙って偽善的な政策を策動している。海外の資金を得たいなら、偽善的でなく正しい政策を展開すべきであろう。・・・>
以下、つらいが目を背けてはならないニュースの連続。
● アフガニスタンの苦しみは前例のないレベルに達した
● 女性の教授はもはや男性との科学会議に出席することが許可されない
● ターリバーンはマザーリシャリフで助産師を拷問し殺害した
● 元政府軍兵士の焼けた遺体がヘラートで発見された
● 権利監視人は、ジャーナリストを拘束したとターリバーンを非難
■ ターリバーンがケシ栽培禁止令を発出するも実効性に疑問符
<自分たち以外は誰もやっちゃいかんぞ、ってことでしょうね。アヘンは医療薬品モルヒネの大事な原料で世界中から求められている貴重な商品で、王政時代から現在まで(PDPA政権下、アメリカ占領下でも)アフガニスタン政府の貴重な輸出品でしたから・・・>
――――――――――――――――――――
メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載つぶやき第3弾。アフガンの女性国会議員ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」から。「4月革命」が勃発。地元有力者である父親は国会議員としてこの「革命」に遭遇した。彼を待ち受けていた運命は? 自身も国会議員としてターリバーンと戦うことになる幼い彼女が体験したものとは?
☆ 野口編集長は「戦争犯罪被害者」の賠償問題についてつぶやきます。
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2022年4月5日号
・ロシアがウクライナに侵攻して40日になります。ロシアはキエフ周辺から後退し南部東南部に集中するといいます。停戦交渉は続いていますがプーチン大統領は首脳会談の機は熟していないと逃げています。何が熟するのを待っているのでしょうか。その間にロシア兵は戦争犯罪を重ねさせられ、兵のみならず一般のウクライナ人が死んでいます。アフガニスタンを40年間見つめ続けてきた経験から言うと戦争には善も悪もありません。庶民感覚としてはただ〝悪〟があるだけです。為政者にも庶民感覚をもってほしいものです。
・今回は、先週末の<号外>に多くの方から激励や感想を寄せていただき「読者の声」コーナーがにぎやかになりました。ありがとうございました。掲載できなかった方の激励やご連絡もしっかり読ませていただきました。今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ ロシアのウクライナ侵略、40日/ソ連のアフガン侵攻との違いは?
ロシアがウクライナに侵攻してから40日、足掛け3カ月になりました。ゼレンスキー大統領とのトップ会談を「機が熟していない」と逃げているプーチン大統領は何を考えているんでしょうか。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ RAWAからのお礼のメッセージ
⇒ https://bit.ly/3NGEkGp
アフガニスタン女性革命協会(RAWA)から、日本の「RAWAと連帯する会」へ「尊敬する日本の友人や愛する姉妹たちへ」として、この間の支援に対するお礼のメッセージが届けられました。あわせて現地アフガニスタンの現状や、苦難に屈せず頑張る姿が伝えられています。心のこもった便りをお読みになり、ぜひ、カンパをお寄せくださるよう、お願いいたします。送り先情報はこのメールの末尾、およびメッセージ記事ページの末尾に記載してあります。
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 実体験をした人の言葉だからこそ、心に響く
NHKのテレビ番組〝ETV特集「ウクライナ侵攻が変える世界〟を観ました。
■ アフガニスタンの人びとを忘れないで
アフガニスタン難民に対してしたこと(しなかった事)と比べると、この差はどこから来るのかと考えさせられます。
■ アフガンでの失敗を繰り返すな
マイダン革命なんか無かったかのような論調の意味は?
■ 世界にとって第2次世界大戦後最大の危機
もちろん、ウクライナ戦争のことです。
■ 守る価値を信じて戦っている人びと
ウクライナの人々に直ぐに降伏しろなどと言う連中がいますが呆れたものです。
■ ソ連を罠にはめる話、まるでスパイ映画
プーチンはKGB出身ですよね? まんまと罠に嵌るプーチンが変に感じました。
■ 『ウエッブ・アフガン』に感謝
二つほど、いや、三つかな、読者の皆さんに報告させて頂きます。
■ 独裁政治は危うい
一人の独裁的な大統領が国家を牛耳る危うさと限界を感じます。
■ 「女性の教育」が最も重要
学歴イコール人の上に、ではない。安定に教育は極めて重要。
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メニュー<研究/批評/提言>
⇒ https://afghan.caravan.net/studies/
■ 「ウクライナは早く降伏するべき」そうした主張は日本の国益を損ねるトンデモ言説である――「国際法」を守ることは、日本の国益を守ることになる
<著者は、ロシアのウクライナへの侵略行為が国際社会の根本規範に明白に反していると指摘する。現代国際社会の秩序は、「国連憲章体制」とも呼ばれる。国連憲章は、世界憲法とは違うが、しかし193の加盟国が国際社会の根本秩序について合意した内容を持っているという点で、国際法の体系的な基盤となっている。・・・>
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ロシア兵が大量被ばく報道 チェルノブイリ原発で何があったのか
<ソ連軍は廃炉作業中のチェルノブイリ原発を占拠し制限区域内に立ち入り塹壕を掘るなどし、兵士に症状が出たり脱走者が出たりしたという。・・・>
■ 中国が近隣7カ国外相会合を主催
<ターリバーンはいまだどの国からも正式承認されていない。既成事実づくりにやっきだ。・・・>
■ バイデン政権、中国最優先 次にロシア/初の国家防衛戦略
<われわれはアメリカの狙いが、ユーラシア大陸の西のウクライナ、しかし主敵は東の中国、と分析してきた。米国防省はそれを隠すことなく政策化する。国力衰退傾向の米国の目論見は果たして計画通りにいくのだろうか>
■ 世界はウクライナで統一し、アメリカで分割される/第2次冷戦が差し迫る中、世界はどちらにつくべきか警戒している
<中東を荒らしまわった英米への批判的視点からアルジャジーラが論じる。・・・>
■ <連載>タリバン支配下で今、起きていること―安井浩美のアフガニスタン便り
<日本が差し向けた自衛隊の救援機で日本人としてただひとり救出された安井浩美さんは、3か月後カーブルに戻り、現地情報の再発信を始めた。貴重なレポート。・・・>
■ ノウルーズ祭を禁止するターリバーンの姿勢は?
<ターリバーンがなぜ、ノウルーズ祭をアフガニスタンのカレンダーから削除しようとしているのかを明らかにする。・・・>
■ 米映画監督マイケル・ムーアが批判するウクライナ報道 「戦争に巻き込もうとする背後勢力に抵抗を!」
<マイケル・ムーア氏はウクライナをめぐるメディアの報道姿勢に極めて強い危うさを感じている。そして、プーチンでなく米国、ロシア、その他の国の政治家とマスメディアと戦争産業集団への抵抗を呼びかける。・・・>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 金子編集委員の連載つぶやき第2弾。アフガンの女性国会議員ファウジア・クーフィ氏の自伝「お気に入りの娘」から。ファウジアの少女時代(今も?)アフガンの女性たちが虐待されていたすさまじい事例のカタログ!
☆ 野口編集長は「ソ連を罠にはめた男ブレジンスキー」のアーカイブ・オリジナルページを見つけ、フランス語該当部分の翻訳を紹介しています。
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■<支援活動情報>
● 「アフガンの声」で紹介したアフガニスタン女性革命協会への寄付は日本の支援団体「RAWAと連帯する会」が取りついでいます。下記に送金手続き方法が記載されています。ご協力のほど、よろしく。
⇒ https://afgan-rawa.blogspot.com/p/blog-page_26.html
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2022年3月28日号
ロシアがウクライナに侵攻して32日になりました。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ネット社会のインフラを最大限に活用して、キーフに居ながらにして各国議会でビデオ演説を行い支持者を増やしています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によれば2021年には全世界で8000万人の難民がいたそうです。ウクライナではわずか1カ月で国外へ400万人、国内で600万人が難民化したそうです。合わせて1000万人。国民の30%ほどが家を離れたり死傷したり財産を破壊されたりしているのではないでしょうか。今回の事件で、これまで以上に、国連の機能不全、核抑止理論の破綻、経済と政治の矛盾、グローバルIT社会の光と影、第2次冷戦体制への突入、などなど地球に住む誰一人として逃れられない問題を突きつけられています。安閑としてはいられません。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ ウクライナとアフガニスタン/グレートゲームの非情さに苦しむ民衆
戦争をとめることはできないのか。国家は必要悪なのか。戦争は? 侵略に苦しむ国家が侵略に加担したこともある。ウクライナもそのひとつ。グレートゲームはどのようにして仕掛けられたのか。アフガニスタンとウクライナの例を瞥見します。
■ 中越戦争、1カ月で撤退した中国の決断/ロシアは泥沼? それとも停戦・出直し?
ベトナムに攻め込むも「勝利」と強弁しつつ1カ月で敗退。そこから改革開放の経済改革と国軍の近代化にひた走った中国。米国に対抗して世界を2分したソ連から転げ落ちて迷走するロシア。果たしてベトナムとの1カ月戦争を教訓化した中国にプーチン大統領は学べるか。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ ノウルーズ祭を禁止するターリバーンの姿勢は?
⇒ https://bit.ly/3NCimUW
アフガニスタンのみならず、イラン、トルコから中央アジア全域、アフリカなどの広範な地域で祝われる、イラン発祥の正月行事ノウルーズ祭。ターリバーンは公式行事からこの民俗行事を今年は禁止した。その真意は?
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アフガン国民の苦悩は終わっていない
⇒ https://bit.ly/3qGaoAb
アフガニスタン人は、ウクライナ人が戦っているのと同じ理由で、70年代から戦ってきたが、無視され、裏切られてきた。ペンとAK-47ライフル銃の間の世界的な戦いにおいて、国際メディアとジャーナリストは、平和ジャーナリズムを通じてアフガニスタンに関与し続け、後者が簡単に勝つことを許さないようにすべきだ。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 中国外相がアフガン訪問、タリバン復権後初 経済・政治関係協議
<世界の眼がウクライナに奪われているスキを狙って、ターリバーンが外交攻勢を強めている。中国王毅外相が来カーブルした同じ日にロシアからも外交団がカーブルに到着している。・・・>
■ アフガン暦新年を迎えるも、ターリバーンが女子教育再開を撤回
<ロシアのウクライナ侵攻の陰で報道される機会の減ったアフガニスタンだが、寒さや地震などの自然現象だけでなく、ターリバーンの圧政による国民の苦難がつづいている。注目をつづけよう・・・>
■ 罪なき人々を撃ち殺すことはタリバン過激派の娯楽
< 第1次タリバン統治時代と同じように今回石打ちリンチ殺人やレイプ、誘拐などがやまない。タリバン政権は否定をしているが、だとすれば、むごい事件の数々は一般タリバン兵の管理ができていないことを示している。>
■ パキスタン・ペシャワールのシーア派モスクへの致命的な攻撃
<民族的宗派的に少数派のアフガニスタンのハザラ族が信奉するシーア派のモスクはアフガニスタン・パキスタン両国でたびたび爆破テロにあっている・・・>
■ アフガン市民をタリバンが監視、首都で深夜に家宅捜索
< ロシアのウクライナ侵略戦争の陰でアフガニスタン報道が消滅しているが、ゼロではない。日経新聞が現地からのレポートを掲載した。それは、われわれ『ウエッブ・アフガン』が伝えるターリバーンの蛮行のほんの一端だ。しかし、報道しないよりよい。どしどし報道してほしい・・・>
■ ターリバーンがウクライナ情勢で「平和的解決」を呼びかける。世界が当惑した声明の背景とは
<ロシアもウクライナもターリバーン政権を承認していない。しかしロシアは旧ソ連時代とはアフガニスタンとは深い関係があり、ターリバーンとは昨年の復活以前から関係を持っていた。また、米中ロパキスタンの4カ国がターリバーン支配の後見人ともなっており、今後のターリバーンの外交工作の一端が見え始めたともいえる。・・・>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 3月20日は地下鉄サリン事件が起きて27年目。金子編集委員はテレビ取材で被災していた。世界にもまれな都市型毒ガステロの体験談。
☆ 野口編集委員は英エセックス大学の経営学教授 Peter Bloomさんがロシアのウクライナ侵攻で軍需企業が大儲けしているという記事を読んでいます。
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■<映画情報>
● 前回のニュースでもお知らせした映画『ひまわり』は全国でリバイバル上映の動きが進んでいます。この映画を観ることはささやかながらウクライナ戦争反対の意思表示となります。
上映情報は下記:
https://movie.jorudan.co.jp/cinema/05116/schedule/
関連記事もあります。
・サンスポ
https://www.sanspo.com/article/20220327-TB2Y277ZBBLXZEFDSAB7VNNAMU/
・Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/867aa4c42266391c2d0e8f63b9dfd2b7647fb2e1
・読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220326-OYT1T50132/
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2022年3月14日号
ロシアがウクライナに侵攻して2週間が過ぎました。第2次世界大戦後の米ソ2超大国による冷戦が終結して以来の、世界を震撼させる出来事です。ウクライナは善戦しているといえますが、まるでゲームの世界のような映像が飛び交う情報合戦には背筋が凍るような恐ろしさを感じます。あっというまに難民は250万人を超えました。家族はばらばらになり、国民も世界中に散らばります。報道はウクライナ一色です。その陰でもっと多くの難民を抱え、飢餓に苦しむ数百万人の子供らを国内に抱えるアフガニスタンの報道はほとんど消えてしまいました。パレスチナや中東の報道も同じです。実はパレスチナ・イスラエル、イラン・アフガニスタン・パキスタン、イラク・シリア・中東の紛争はすべて第2次世界大戦の大国のエゴにもとづく戦後処理の後始末といえます。国際報道機関に振り回されず、解決されていない国際問題の内実に目を注ぎ続けていきたいと思います。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ 3月8日は国際女性デー/個人の尊厳をかけて戦う女性たち
女性が立ち上がれば歴史が変わります。昨年8月のターリバーン再来に抗議するアフガニスタンの女性たちの闘いは、衝撃的でした。ターリバーンの野蛮と武器にもひるまず、アフガニスタンの女性たちは素顔をさらして個人として極限の闘いを敢行しました。そしていま、その闘いはウクライナとも連携し、世界に広がっています。国家と民衆の関係を考察します。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ もし一度だけ魔法が使えたら
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/03/08/2396/
「誰もが」平和を望んでいるのに、戦争を完全に禁止する包括的な一連の規則を確立するために働いている人がほとんどいないことが不思議です。国際女性デーにさいして、欧州アフガニスタン難民組織外国委員会連盟メンバーのファリダ・アハマディさんが訴えます。
■ 風刺画:脱皮/新教育
⇒ https://afghan.caravan.net/2022/03/12/caricatures/
なにも言いません。とにかく、みてください。
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アフガニスタンを忘れないでください
⇒ https://bit.ly/3I6W61x
ウクライナ戦争で後景に追いやられ忘れられているアフガニスタンの危機について、2022年3月7日、欧州議会でクレア・デイリーさん(欧州議会ダブリン代表)がおこなった注意喚起の演説
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ 「道連れ殺人」はごめんこうむる
核のボタンを押せば地球は終わりです・・・(中楯健二さん)
■ お互いを慈しむ世界であって欲しい
中村哲さんや八田與一さんらの偉業に学びたい(一読者さん)
■ ウクライナのための祈り
ロシア国民のかなりは戦争反対では?(「WEBアフガン読者より」さん)
■ ミサイル、軍資金供与が政治家の仕事ではないはず
本当の政治家の仕事をしてほしい(Y,Yさん)
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ 要塞のような経済を築いたロシア
<赤の広場にあるロシアで最も有名なデパート・グムを訪れる買い物客はほとんどいないが・・・>
■ ターリバーン軍がパンジシール州の店主を殺害
<ウクライナ戦争の陰で、女性に対する抑圧、音楽などの禁止、従わない住民への殺害、他民族への浄化攻撃など、痛ましい事件が頻発しています・・・>
■ 地元のタリバン過激派がパクティアの地元の市場貿易業者を殺害
< ターリバーン内部の統制不足は事実かそれとも偽装か・・・>
■ パキスタン・ペシャワールのシーア派モスクへの致命的な攻撃
<民族的宗派的に少数派のアフガニスタンのハザラ族が信奉するシーア派のモスクはアフガニスタン・パキスタン両国でたびたび爆破テロにあっている・・・>
■ ウクライナでの戦闘任務にシリア人をリクルートの情報
< ロシアがついにここまで・・・>
■ 不可解な殺人事件の連続:カーブルで両手を縛られた少女の遺体が発見された
<ターリバーンがアフガニスタンを支配して以来、民間人の殺害や誘拐などの事件が増加している・・・>
■ バルフでの2人の少女の遺体の発見。犠牲者は射殺された
<2人の少女が奇怪な殺され方をした。遺体はマザーリシャリフで発見された・・・>
■ 戦争と貧困に苦しむアフガニスタンの未亡人の物語
<自爆攻撃で夫を失い、神経衰弱と脳卒中のために両足が麻痺して動けない女性は・・・>
■ ウクライナに軍事圧力かけるロシア・プーチン大統領に辞任要求 退役大将が痛切な訴え
<プーチン大統領の辞任を求める声が、一部の退役将校からも上がっている・・・>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆ 新しく始まった金子編集委員のつぶやき。ガニー政権のもとで女性としてドーハ交渉団の一員としてさんかしたアフガニスタンの国会議員ファウジア・クーフィ氏の自伝を紐解きます。クーフィ氏はアフガニスタン変革運動の代表としてユニークな活動をしてきました。アフガニスタンの女性活動家(政治家)の幅広さを知る意味でも貴重な作業といえます。
☆ アメリカの産軍コンプレックスはアフガン→ウクライナ→新疆・ウイグル・台湾と緊張を作り出す長期プランを着々と遂行している。しかしそのアメリカも国内は深刻な対立をかかえ世界の信用も低下し国力衰退中。果たして目論見通りにいくのか、と野口編集長は案じています。
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■<映画情報>
● 今週の「視点」で取り上げた映画『ひまわり』は料金無料より視聴できます。
情報サイトは下記:
https://www.fami-geki.com/vod/movie-girasoil/
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2022年2月28日号
ロシアはついにウクライナに侵攻しました。まるで1979年のソ連軍のアフガン侵攻の焼き直しのようです。「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」という言葉がありますが、今度の二度目は悲劇、地球を滅ぼすことのできる核兵器存在下の第3次世界大戦につながりかねない暴挙です。最初は抑制気味であった米英欧の対応も、ウクライナへのスティンガーミサイルや軍資金の供与を発表するなど、事態の進展もアフガン戦争に似てきました。今回の事態は決して対岸の火事ではなく、新疆・台湾・尖閣問題を押し付けられている東アジア庶民にとっても切実な問題です。一刻も眼が離せません。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ 罠にかかったプーチン-アフガン戦争化に向かう危険性
挑発と誘導を回避するのでなく逆にそれに乗っかったプーチン。核保有を切り札にすれば軍事侵攻の暴挙がとがめられないし、経済封鎖も敵に返り血を浴びせられると高を括っている。たくさんの命が失われる前に暴挙をストップさせなければならない。
■ ウクライナとアフガニスタンの意外な関連-社会変革の意欲と外国との連携
1978年のアフガニスタン4月革命は、旧弊に沈む貧困な国の現状と国民の窮乏をなんとしても救いたいと希求する青年将校たちの切実な願いが基礎にあった。軍事クーデターの形をとった政変を繰り返したアフガニスタンだったが、明治維新も一種のクーデターだったのではないのか。その後の彼我の違いの原因はどこにあったのだろうか。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ ターリバーンのアフガン占拠承認は周辺地域の不安定化を招く
⇒ https://bit.ly/36NfQu2
ターリバーンのカーブル占拠から6カ月。ターリバーンの専制政治だけでなく、ひどい寒さ、干ばつ、地震にも苦しむアフガン国民への国際支援はどうすれば可能なのか、また、ターリバーンは、米英パキスタン、アラブ諸国などによって作られたと本サイトは主張しているが、そのことはロシアと中国を封じ込めようとしている米英戦略とどのような関係があるのか、アフガン情勢の新展開についてファテー・サミ氏に聞いた。
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アフガン戦争で何を学んだか~「アフガニスタン・ぺーバーズ」を通してみるアメリカ人の本音
⇒ https://bit.ly/3vopldb
本サイト編集部の金子明が、11回にわたってつづってきた「アフガニスタン・ぺーバーズ」ダイジェストの最終統合版。通して読むと、アメリカの考える「民主化」がアフガニスタンの実情を無視した空想の政策であったことがよくわかる。それは実は、ソ連の助けを借りてアフガニスタンの近代化を図ろうとした半世紀前のアフガン青年将校たちの理想の空回りと一脈通ずるところがあったのではないだろうか。このような貴重な記録を残すアメリカの民主主義とジャーナリズムに脱帽。
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■ ロシアのウクライナ侵攻を批判する投稿、続々
■ アフガンに直接支援を届ける方法は?
ささやかでも私たちにできることをしたい。
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メニュー<Q & A>
⇒ https://afghan.caravan.net/qanda/
■ アフガニスタンでは20年におよぶ戦争でいったい何人の人びとが死んだのでしょうか。とくに民間人。数千人という数字があったり、米ブラウン大学は民間人4万6000人でアメリカ兵の死亡の20倍という数字を算出しています。またターリバーン側も数万人の戦死者をだしたと言われています。実際はどうなんでしょうか。?
ささやかでも私たちにできることをしたい。
⇒ アフガニスタンジャーナリストのファテー・サミ氏が答えます。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ ウクライナに軍事圧力かけるロシア・プーチン大統領に辞任要求 退役大将が痛切な訴え
<ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟阻止を狙い、ロシアが軍事的圧力を強める中、プーチン大統領の辞任を求める声が、一部の退役将校から上がっているという 。・・・>
■ デュランド・ラインを巡る国境問題の再燃への懸念
< アフガニスタンのターリバーンはいくつもの派閥、パシュトゥーン内の部族、宗教グループなどのミックス。これからさまざまな内部・外部とのいさかいが発生していくことだろう。 ・・・>
■ タリバーンは家庭での識字クラスの設立を禁止
<ターリバーンは家庭での隠れ教室まで禁止しようとしている・・・>
■ アフガニスタンの人口の95%が深刻な飢餓に直面している:WFPレポート
<WFPは、国の人口の95パーセントが食べるのに十分な食糧を持っていないと報告している。・・・>
■ パンジシールでの民間人への嫌がらせ:数十の家族が毎日州を離れる
<いまもターリバーン〝政府〟との武力対立がつづくパンジシール渓谷では一般住民への暴力的嫌がらせが日常化している。・・・>
■ 日本退避のアフガン人、帰国のめど立たず 政府が就学支援を検討
<アフガンからの退避者の処遇が長期化している。政府の人道的な対処が望まれる。・・・>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆「アフガン・ペーパーズ」のダイジェスト作業を終えた金子編集委員がつぎのネタを見つけたようです。早速一部をつぶやいています。これまでのつぶやきは「世界の声」に「アフガン戦争で何を学んだか~「アフガニスタン・ぺーバーズ」を通してみるアメリカ人の本音」としてまとめました。通読すると実に面白い。この機会にぜひ再読を。
☆野口は、ウクライナ問題でつぶやいております。
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■<映画情報>
●アフガニスタンと日本の合作記録映画『よみがえれカレーズ』の共同監督熊谷博子さんの『作兵衛さんと日本を撮る』のアンコール上映が始まりました。
☆ポレポレ東中野 2月26日(土)~3月4日(金)まで。10時からのモーニング上映には熊谷さんが毎回劇場に詰めるそうです。
詳細は⇒ https://bit.ly/3sCUSoQ
☆山本作兵衛さんの原画114点を展示した『山本作兵衛展』も開かれます
・東京富士美術館 2月11日(金・休)~3月13日(日)
詳細は⇒ https://www.fujibi.or.jp/
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2022年2月15日号
ターリバーンがカーブルを占拠してからちょうど6カ月。いまだにどの国からも政権承認されていないターリバーンは、先号と今号でお伝えしたオスロでのEU諸国との会談や、2月10日からのジュネーブ訪問などで政権承認への糸口をつかもうとしています。アフガン国民の困窮を逆手にとって人道支援をテコに悪用しているようですが、その身勝手さはスイスでも見抜かれています。今号ではEU議会でのアフガン歌手アリアナ・サイードさん、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんらの発言、ターリバーンが1万5000人のムッラーを雇用した事件など、注目すべき情報を紹介しています。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ アフガン-ウクライナ-新疆・台湾
地球を滅ぼしかねない危険な火遊び
北京冬季オリンピック報道程ではないがウクライナ情勢の報道も過熱しています。ウクライナとアフガンと中国(新疆台湾)をめぐる情勢は緊密に連関しています。国際情勢におけるアメリカの力量の着実な低下が、アメリカの焦燥も生み、危険度が増しています。国際情報機関、マスコミを使った情報戦でそれがどのように演出されているかを瞥見。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 米国アフガン占領20年の失敗―その原因<7> Fateh Sami
⇒ https://bit.ly/3oNiKox
先号でお伝えした「ターリバーンと欧米各国代表がオスロで会談」に引き続き、オスロで会談の問題点を摘出して批判。ほとんどのアフガン人が激怒するターリバーンの工作の実相。
■ わたしは燃えさかる大地に咲く花
⇒ https://bit.ly/3oM7lFQ
米NATO軍占領下の民主化過程では、「編集室から」で金子編集委員が紹介する腐敗や汚職やデタラメばかりでなく、成果もあります。そのひとつ、エンターテインメント分野での成果のひとつ、アリアナ・サイードさん。彼女のヨーロッパ議会でのパフォーマンス映像。英語の字幕から歌詞の日本語訳を試みてみました。
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メニュー<世界の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/vow/
■ アンジェリーナ・ジョリー(インスタグラムでの発言)
⇒ https://www.instagram.com/p/CTCbHd7lzX5/
女性・少女らへの教育機会を奪うターリバーンへの抗議の声
■ タリバンとのジュネーブ会談に疑問の声
⇒ https://bit.ly/3rJhqVM
スイスインフォが、ジュネーブで人道支援を悪用して政権承認につなげようとするターリバーンの策動を批判。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ タリバンの「報復殺人」に多数の証拠 デモ参加後に行方不明も=BBC独自調査
<ターリバーンの「報復殺人」に多数の証拠。デモ参加後に行方不明も。BBCが独自調査を行い、ビデオを発表している。・・・>
■ 国連の外国特派員2人、アフガン首都で一時拘束 元BBC記者ら
< 国連の外国特派員とわかって慌てて釈放したのだろうが、アフガン人であれば記者や大学教授でも拉致監禁され、女性は女性であるという理由だけで拉致される。そのような人の数は計り知れず、ツイッターやFacebook上は糾弾の嵐・・・>
■ タリバンのエリートは、アフガニスタンの何百万人もの女の子が教室から禁止されている間、海外で娘たちを教育しています
<カタールのタリバン当局者は娘たちを学校に入学させたが、アフガニスタンの何百万人もの少女たちが教育を受けられていない・・・>
■ ビンラーディンの息子が10月にアフガニスタンを訪問:国連報告
<米NATO軍の撤退、ターリバーンの復権によってイスラーム主義過激派の動きが急だ。アフガン内でとらえられていた収監者の釈放も進んだ。国連の報告書。・・・>
■ アンジェリーナ・ジョリーがアフガニスタンの女性を忘れないように世界に呼びかける
<オスロ会議でアフガン女性が明らかにした行方不明女性らの捜索と救助をアンジェリーナさんもinstagramで要求しています。・・・>
■ ターリバーンは宣伝のために1万5000人のムッラーを雇用
<自称ターリバーン政府は国民のためのものでなく、自分たちの宗教のためのものであることを自己暴露する行為である。このような「政権」を承認したり国際支援をおこなったりしてはならない・・・>
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メニュー<Video>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/
■タリバンの「報復殺人」に多数の証拠 デモ参加後に行方不明も=BBC独自調査
<昨年8月に過激派組織タリバンが政権を掌握して以降、アフガニスタンで女性の権利を求めるデモに参加した多くの女性が行方不明になっている・・・>
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第11弾。今回が最終回。アフガン情勢を混とんに陥れた3悪人のひとりザルメイ・ハリルザドが「学んだ教訓」を暴露。
☆野口は、米NATO支配の20年のもとで育ったアフガンの若い才能に期待をかけます。
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2022年2月1日号
先週23日に、ノルウェーの首都オスロでターリバーンと欧米諸国との協議が始まりました。昨年8月、ターリバーンがカーブルを再占拠してから初めての国際協議です。しかしこれは決してターリバーンを政府承認するものではなく、命の危険にさらされているアフガン国民への緊急支援を協議するためのものです。カーブルや世界各地で抗議のデモや集会も開かれています。アフガニスタンではターリバーンが旧政権関係者などを「超法規的」に処刑している事実があり、状況は予断を許しません。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ 国際矛盾と対立の十字路 アフガニスタン
『破綻の戦略』(髙橋博史著)を読んで
1970年代後半にカーブル大学に留学し、アフガニスタンの現地語と現地事情に通じパキスタンを含む中央アジアに外交官として長年赴任してきた著者による、アフガン現代史考。アフガニスタンの現実変革に命をかけ闘った人々への立場を超えた著者の愛情あふれるドキュメントを紐解きながら、破綻した戦略とは何であったかを考える。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 米国アフガン占領20年の失敗―その原因<6> Fateh Sami
⇒ https://bit.ly/3IIbPES
アフガニスタン国民を裏切り、大金をもって逃亡したアシュラフ・ガニーは、アフガン史上政権を放棄して逃亡した3人目の最高責任者であり、その恥ずべき逃亡と権力放棄の醜い言い訳を完膚なきまでに暴露し、叩き潰します。
■ ターリバーンと欧米各国代表がオスロで会談
⇒ https://bit.ly/3AQIpkY
この協議に関して、オスロ在住でアフガニスタンの救済と民主化のために闘っているファリダ・アハマディさんに見解を寄稿してもらった。アフガニスタンの緊急的な人道支援がテーマとはいえ、オスロにターリバーンが招待され国際的な会談が実施されたことは即ターリバーンの政権承認につながるものではないが、舞台裏でさまざまな思惑が錯綜していることは間違いがなさそうだ。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ タリバン、元政府関係者ら100人超を殺害・強制失踪か 国連
<ターリバーンは元政府関係者や治安要員、外国軍の協力者への恩赦をが発表していたが、実情はむごたらしい処刑をつづけている・・・>
■ アフガニスタンの女性は、反乱軍の乗っ取りから6か月後も、権利のために戦っている
< アフガニスタン女性革命協会のサイトから。>
■ タリバン、オスロ(OSLO)で欧米諸国と協議開始 人権や人道危機など焦点
<ターリバーン政権を承認するかどうかとは別に、生命の危険が差し迫っているアフガン民衆に救いの手を差し伸べるのは国際社会の義務だ。しかしその善意を人権無視を続けるターリバーンの支援に横取りされてはならない。ターリバーンは善意の支援が確実に対象者にとどく保証をすべきだ。 ・・・>
■ タリバン政権下で消える女性シェルター 虐待受けても行き場なし
<シェルターが閉鎖されれば虐待を受ける女性は行き場を失う。過酷な家父長制を伝統とするこの国には絶対に必要な施設だと思うのだが・・・>
■ アフガン民間人10人を殺害したドローン空爆、米軍が映像を公開
<いまころ公開されても、と思うが、このような情報でもきちんと公開するところがアメリカのすごさでもある・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■<国の礎は教育だと思います>
楽器を壊しているアフガン人の男性の動画を観て、感じたことはかの国は戦争が多くて満足に学校へ行くことが出来ていない人達は文盲ではないか?それだと、コーランに書いてあることも読めないし、正しい情報もえられないのでは?
■<命の尊さを普通に感じることの大切さ>
ターリバーンはイスラム教とは少し違うやり方をしているのかと思っていたが、テロリストなんだと思うようになりました。平和への道は教育が大事では?
■<なぜ人間は戦争するのでしょうか>
ターリバーンは世界から全く孤立した存在になっているばかりでなく、統治能力もありません。一番の被害は国民、特に女性と子供です。国連からの人道支援はあるものの、どれだけ行き渡っているのかは、外部からは分かりません。
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メニュー<VIDEO>
⇒ https://afghan.caravan.net/youtube-2/
■<雪の中、食糧配給に並ぶ人々 アフガニスタンの今>
アフガニスタンで長く厳しい冬が始まり、人道危機が訪れている。BBCが報じる。
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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/
■<「星火方正(ほうまさ)」の記事にロサンゼルスから応援のメール>
『ウエッブ・アフガン』の記事をみて、ロサンゼルス在住の読者から、「方正友好交流の会」へ応援のメールが出され、交流が始まりました。
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メニュー<基礎データ>
⇒ https://afghan.caravan.net/bassicdata/
<カーブル市内地図>へのリンクを追加しました。
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第10弾。部族と軍閥とターリバーンの関係を端的に可視化する証言を拾って紹介しています。
☆野口は、ロシア革命も、その時同時に日本で起きた大正米騒動も発端は女たちだ女が変われば男も変わる、とつぶやいております。
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2022年1月25日号
アフガニスタンのニュースがめっきり減りましたが、ターリバーン復権は夏でしたが今は極寒の冬。国民を助けることのできないターリバーンの行政無能だけでなく経済混乱に自然条件の厳しさが重なり、さらには西部で大地震まで発生し現地の厳しさは過去最悪です。アフガニスタンにとっては、そのような厳しさ以上に、忘れられることがもっと大きなダメージとなります。関心をさらに持続させ注目のまなざしを送ってください。
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メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ アフガン女性の闘いの意義
「人類史の視点から」
「謎の民パターン族」(J.スペイン)と形容されていたパシュトゥーン族はこの間いくらかは知られるようになってきた。それでもその家父長制的女性隔離・抑圧の現実は正確に知られているとはいえない。ましては、対象とされている女性自身の男たち(実は伝統社会と因習)との闘いの歴史は知られているとはいいがたい。今回は、その一端を、人類史の視点から分析した。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ ムハンマドはこんなことをしろとは言っていない
⇒ https://bit.ly/3qUFIM3
楽器を叩き壊してよろこぶターリバーン。それをスマホで映して拡散。自分たちのやっていることの意味を分かっているのだろうか。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ アフガニスタンで地震、26人死亡
<地震のあったバドギス州はヘラートの北東に隣接する州。被害者は第1報から増える。寒さと食糧不足のなか権力を取ったターリバーンの治世能力が試される・・・>
■ この戦いを終わらせることができるのは、神かカラシニコフ銃だけ/「鳥のような優雅さで敵を殺す」“無敗の女将軍”の降伏が意味するもの
< 数十年にわたり男たちを統率し、負け知らずだったアフガニスタンの女将軍が、先日とうとうタリバンに降伏した。その女性将軍とは・・・>
■ イラン:中国との外相会談で25カ年包括的協力協定の始動を確認
<25カ年包括協力協定! 両国の政権が四半世紀もこのまま続くものだろうか ・・・>
■ 米、アフガニスタンに355億円の人道支援
<ターリバーンに対する懐柔策につかわれないことを祈る・・・>
■ タリバン、体制批判の大学教授を拘束
<ジャラル教授は、昨年8月にアフガン全土を掌握したターリバーンへの批判をテレビで繰り返していた。ジャラル教授に関してはWAJでは次のふたつの記事で記載がある・・・>
■ アフガン駐中国大使が辞任 給与半年未払い
<タリバンが権力を掌握して以降、中国は多額の支援をしており、タリバンは中国を重要な資金源とみている・・・>
■ ターリバーンと国民抵抗戦線との会合をイランが仲介
<全国民を包摂する政権構成が求められているが、ターリバーンは実質的な単独政権維持の姿勢を捨てていない。政権承認や国際的支援の実現のためには国民抵抗戦線など反対派の取り込みが不可欠なのだが・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■<人口の約半分は性が別、活用せねば損>
読者のJ.Kさんからアフガニスタンの女性差別の現状に驚きの声がよせられました。
■<本初公開映画「カーブルの孤児院」を観て>
「常日頃、職業に「女性」を付けるのはいかがなものか、と思っていたが、この映画の場合は監督が「女性」であることは記されてもよいかもしれない」と読者のm.oさんが語っています。
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メニュー<ユーラシア>
⇒ https://afghan.caravan.net/eurasia/
■<「星火方正(ほうまさ)」~燎原の火は方正から~>
戦前、開拓団として満州にわたり集団自決や戦火で焼かれたり帰国できなかった人びとの亡骸を中国の人びとが周恩来首相の後押しのもと、遺骨を火葬し遺灰を埋葬してくれていた。帰国できた遺族がその墓苑を日中友好のシンボルとして守っています。そのレポートが読者から寄せられました。
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メニュー<便利帳>
⇒ https://afghan.caravan.net/benricho/
■<アフガニスタン退避者受け入れコンソーシアム>
アフガニスタンからの退避者受け入れに協力して取り組んできた「難民を助ける会」、「シャンティ国際ボランティア会」、「パスウェイズ・ジャパン(PJ)」、「ピースウィンズ・ジャパン」の4団体が立正佼成会一食平和基金の助成を得て設立したコンソーシアムのウエッブサイトへのリンクを「支援友好運動」の項目でリストアップしました。
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第9弾。9.11直後のターリバーン打倒後の指揮をとったラムズフェルド国防長官のメモの山から彼のため息を拾います・・・
☆野口は、RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の情報入手方法、カンパの送金方法などをつぶやいております・・・
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2022年1月10日号
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今号はことし最初の発行となります。
昨年はアフガニスタンにとって歴史的大転換の年でしたが、『ウエッブ・アフガン』にとっても誕生の年でした。おかげさまで産声をあげてから半年、無事、年を越えることができました。
皆様の励ましとご支援に感謝申し上げるとともに、本年のご無事息災をお祈りいたします。
ところで、おびただしい生命を犠牲にして西洋諸国の軍事占領を終わらせたアフガニスタンは、ジハード勝利の一方、一般民衆は例年襲われる自然現象=厳しい冬と水不足だけでなく、現実の暮らしより1400年前の戒律を重視するターリバーンの熾烈で赤裸々な暴力支配に苦しんでいます。しかし、見方を変えれば、アフガン人がアフガン人自身で(パキスタン地域のパシュトゥーン人やバルーチ人もふくめて)自らの国を作るスタートラインに立てたのであり祝賀すべき年ともいえます。パキスタンの現政権の影が大きいのが気がかりですが、アフガニスタン領内では、外国の力を借りずに自分たちで新しい社会をつくろう、という動きが出てきています。今はターリバーン勢力への抗議の形が主流ですが、抗議活動を通してターリバーンを変革しようとしています。アフガニスタン・パキスタンでは、ターリバーンを生み出し支える伝統社会の、捨て去るべき因習や男尊基盤の変革なくしてこの地域の一般民衆にとっての未来はないのではないでしょうか。
メニュー<視点>
⇒ https://afghan.caravan.net/
■ アフガニスタンにはまる理由
「恩義」と「贖罪」と「責任」
「野口さんはなぜそんなにアフガンに一生懸命なんですか」とよく聞かれます。アフガニスタンは井上靖氏がいうように「アフガニスタンを一度訪ねた人は、二度三度と、この遊牧民の国を訪ねたくなる。不思議な魅力のある国である」のですが、わたしの場合、それだけではない。では、なぜか、自問自答してみました。
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メニュー<アフガンの声>
⇒ https://afghan.caravan.net/afghanvoices/
■ 「外国に頼るのではなく、自分たちの血で新しい未来を切り開こう」
⇒ https://bit.ly/3r7G5Sy
この映像を見たら、どうしても皆さんに見てもらいたいと思いました。何度見ても、その必死の思い溢れる訴えに涙が出てきます。(長倉洋海さん談)
■ 女性ら、男の服装でターリバーンに抗議
⇒ https://bit.ly/3fbAi8B
多くの女性たちがターリバーンの女性の衣服や行動監視などの規制に対して抗議しています。街頭でのデモは暴力的に鎮圧されますが、このように、室内で抗議行動を行い、ソーシャルメディアに投稿する動きが広がっています。彼女らの叫びを聞いてください。
■ 「タリバンは単なる悪者ではない」
⇒ https://bit.ly/3r3A8FY
タリバンは単なる悪者ではありません。権力を握った「悪者」なのです。だから、権力を握り続けたいなら、変わらざるをえないのです。難民としてスイスに帰化しアフガニスタンとの2重国籍をもつ女性NGO活動家が、現実的な変革運動のあり方と決意について語ります。
■ 戯画3話
⇒ https://bit.ly/3q721h2
アフガン人のユーモアのセンスを知る3作品。「パンドラの箱は開いた」「流血は続く」「飼い犬に手をかまれる」
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メニュー<世界の声>
⇒ https://bit.ly/3nbwEQy
■ アフガニスタンで殺された子供の数は 世界中の子供の死亡の27%
<ユニセフ発表> アフガニスタンで殺された子供の数は、世界中の子供の死亡の27%。写真は2021年8月29日-カブール:米国のドローン攻撃により、家族の10人のメンバーが死亡。そのほとんどが子供。
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メニュー<トピックス>
⇒ https://afghan.caravan.net/topics/
■ タリバンからの殺害予告 日本に逃れたアフガニスタン人家族は
<シャーリア法の範囲内で女子の教育や権利を認めると言っているタリバンだが、その実態は?>
■ タリバン「自爆部隊」組織へ IS系念頭か―アフガン
< イラン・イラク戦争時イランは少年兵1万名を地雷原を行進させ彼らの命と引き換えに地雷を除去した。同じようにターリバーンは自爆部隊を軍事パレードでも行進させていたのだが・・・>
■ アフガン情報機関、酒3000リットル運河に処分
<ターリバーンは国民の生死よりも戒律を優先する。そのような姿勢がいつまでもつもののだろうか・・・>
■ タリバン、女性単独の遠出を禁止 男性の同伴義務付け
<移動の際に女性が遭遇する危険より教育や就労で強制されている女性隔離の生存危機がはるかに重大・・・>
■ 激しさ増す米中対立=「衝突回避」焦点
<政治経済対立を深めても、米国・中国ともに軍事衝突は避けたいのだろうが、信頼できる歯止めがない以上、危険は存在する・・・>
■ 民主政権崩壊「責任かぶせられた」=ガニ元大統領主張
<アフガニスタンでは、インターポールはガニーを逮捕せよ、という声が渦巻いている。言い訳にしても見苦しい・・・>
■ 経済破綻で餓死の危機=アフガン、抑圧鮮明に―タリバン政権奪取4カ月
<ターリバーンは変わらなければ政権維持はおぼつかない。しかし従来の姿勢を変える兆しはまだない。アフガン人にとっては、闘ってターリバーンを変えるか、餓死するか、逃散(故郷を捨てる)か、の3者択一しかない・・・>
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メニュー<読者の声>
⇒ https://afghan.caravan.net/voices/
■<これはアフガニスタンの風景か!>
読者のKさんから寄せられた版画3点
■<心にアフガニスタンへの気持ちを待ち続けましょう>
昨年9月、集大成ともいうべき『写真集MASSOUD』を発刊された長倉洋海さんよりいただきました。長倉さんには本サイトのコーナー「便利帳」に掲載している「長倉洋海さんのアフガン緊急メッセージ」で貴重な情報を教えてもらっています。皆様もぜひ毎回チェックしてアフガン現地の生の声に触れてください。
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メニュー<編集室から>
⇒ https://bit.ly/3H1839w
■<編集スタッフの制作余話>
☆金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第8弾。「軍隊と警察」。ターリバーンとの戦争状態が続くなか、米国は早急にアフガニスタンの軍隊と警察を整備・強化する必要に迫られていた。して、その実態は・・・
☆野口は「オミクロン株コロナの急拡大が始まったと大騒ぎ。でも驚いてはいけない。なんせこれは終わりの始まり。・・・」とつぶやいております。
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■<映画情報>
●『アフガン零年』(Osama)
2003年製作のアフガニスタン、日本(NHK)、アイルランド、イラン、オランダ合作映画(セディク・バルマク監督)。第1次ターリバーン時代を舞台にした女性蔑視隔離行為の非人道性を赤裸々に描いた名作。いまこそ必見の映画。TSUTAYAでDVDを借りられます。https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA00007ZP0K
<TUTAYAサイトによる紹介>
長年の戦争の末、タリバンが政権の座についたアフガニスタン。イスラムの教えを厳格に守ろうとするタリバン政権下では、女性は身内の男性の同伴なしには外出が許されなかった。そんな中、生計を支えるべき男たちを全員戦争で失い、祖母と母親、そして12歳の少女の3人だけになってしまった一家があった。彼女たちは外出も出来ず生活の糧を失う。母親は仕方なく少女を男の子に変装させて働かせることを決意。バレた時の恐怖に怯える少女をなだめると、そのおさげ髪をバッサリと切り少年の姿にして、亡き父の戦友だったミルク屋に働きに出すのだったが…。
●『グレート・インディアン・キッチン』(上映日:2022年01月21日)
日本文学の主要テーマが家族制度だったのはまだつい最近までのこと。
アフガニスタンやインドではいままさに家父長制の矛盾が主要テーマ。しかし日本とて完全に乗り越えられたわけではありません。
<上映館>http://tgik-movie.jp/info/theater
<作品情報>
・https://filmarks.com/movies/97345
・https://cinema.pia.co.jp/title/187407/schedule/
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2021年12月26日号
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今号はことし最後の発行となります。
本年はアフガニスタンにとっては歴史的大転換の年となりましたが、『ウエッブ・アフガン』にとっても誕生の年となりました。ご協力に感謝申し上げます。
来年も皆さまのご多幸をお祈りするとともに、変わらぬご支援のほど、お願いいたします。
以下、最新更新情報をお伝えいたします。
メニュー<視点>
■ 「知」は力、知のない力は「知」には勝てない <映画『カーブルの孤児院』を観て想う>
ソ連軍の進駐下で進められた近代化の努力も、米欧軍の支配下で進められた近代化の試みも、上からの強制的なものであったがために、国全体のものとして実現はされなかった。しかし、そこで希求され実現されようとした価値はアフガン民衆に受け止められ脈々と受け継がれていることをしのばせる得難い映画でした。また、この作品を監督したのがカーブルで映画製作を学んだ30歳に満たない若い女性であり、しかも作品完成が2019年であったことに、二重三重の驚きを感じました。
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メニュー<アフガンの声>
カルザイ氏は言う「混乱を回避するため、ターリバーンを招き入れた」。トピックス欄でも紹介したが、最近はカーブルにあってターリバーン擁護の発言を繰り返している。果たしてそれは本心なのか、ターリバーンに強制的に言わされているのか。WAJの分析によれば、ガニー、ハリルザド3人組の、パシュトゥーン人の利益防衛のためのもとからの本心にちがいないのだが・・・
これはただ、見て苦笑いするしかありません。
海外在住アフガニスタン人の母国を想う運動が統一に向けて動き始めています。そのひとつが、国連はじめ国際機関の集合地スイスでも進んでいます。
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メニュー<トピックス>
■ アフガンのカルザイ元大統領、タリバンとの協働を国際社会に呼び掛け
<数百万人が直面していると心配されている深刻な餓死の危険。国際社会への支援を訴える元大統領。その前に自分の責任を明らかにすることではないのか>
■ 国連がタリバンに600万ドル支払い提案、支援団の安全確保で
< これまでターリバーンの攻撃から身を守っていたのではないのか? 強盗に家を守ってもらうようなもの。泥棒に追い銭よりたちが悪い・・・>
■ OIC臨時外相級会合で人道信託基金の設立が発表
<干ばつと飢饉と寒さ、それに行政無能のターリバン。人道援助は喫緊の課題だが、ターリバーンを野放しにしてはならない・・・>
■ APインタビュー:カルザイは「混乱を止めるためにタリバンを招待した」
<混乱の第一級の責任者がここまであけすけに自白するとは。言うに事欠くとはこのことか・・・>
■ パキスタンの港での一帯一路の座り込みは終わりの兆しを見せていない
<パキスタンの主要な一帯一路港湾プロジェクトの本拠地で大規模な座り込み抗議がつづいている・・・>
■ タリバン、72人を超法規的に殺害か 国連
<裁判制度は西洋かぶれ、西洋文明への屈服拝跪か・・・>
■ アフガニスタンへの支援解禁、人道危機対応で=世銀
<干ばつによる飢餓と寒さが襲うアフガニスタンの今年の冬はとりわけ厳しい。第一の責任は権力を掌握したターリバーンにある・・・>
■ 民主主義サミット閉幕 バイデン氏「自由を求める火、消せない」
<アフガンでの失地回復を図り西ではロシア、東では中国を締め上げて軍事ケインズ政策を進めるアメリカ。果たしてうまくいくのか・・・>
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メニュー<編集室から>
■<編集スタッフの制作余話>
☆今週は、金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ 」は第7弾。2003年春のイラク戦争とその後の混乱が米国のアフガン政策にもたらした影響は? 関係者の証言がつづきます。
☆野口はバイデン大統領が主唱してひらかれた「民主主義サミット」にからんでおります。チャーチルさんは「民主主義は最悪のものだがこれまでの制度はそれ以下」という意味の演説をしたそうです。「民主主義サミット」って世界を舞台に最悪コンテストをしてるようなものじゃないかと思ってしまいます。
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■<映画情報>
●中央アジア今昔映画祭
東京では渋谷のユーロスペースで大みそかまで上映されます。
見逃された方はまだ可能性があります。
https://trenova.jp/centralasia/
●『グレート・インディアン・キッチン』
日本文学の主要テーマが家族制度だったのはまだつい最近までのこと。
アフガニスタンやインドではいままさに家父長制の矛盾が主要テーマ。しかし日本とて完全に乗り越えられたわけではありません。
https://filmarks.com/movies/97345
https://cinema.pia.co.jp/title/187407/schedule/
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2021年12月13日号
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■ アフガンのつぎ、西はウクライナ、東は台湾 <アメリカの2番手たたきの標的となった中国>
転んでもただでは起きないアメリカ。アフガニスタンの泥沼を中国とロシアに押し付け、西ではウクライナ問題にかこつけてロシアを、東では中国をけん制。その狙いは、弱体化してきたアメリカの足元にヒタヒタと寄せくる中国をたたくこと。果たして、ソ連や日本たたきに成功したように、今度もうまくいくのだろうか。
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メニュー<アフガンの声>
■ 米イスラム教の2つの顔と2つの価値!
あの、女性差別やアルコール厳守など、もっとも厳しいイスラム戒律の国と思われているサウジアラビアで、きらびやかなレッドカーペットを敷き詰めた「紅海国際映画祭」がいま、開かれています。アフガニスタンでは映画はおろかテレビ番組でさえ女優の出演禁止、女性ライターによる出版も禁止。「紅海」と爆弾テロに苦しむアフガニスタンを重ねたコラージュが送られてきました。
■ 米国アフガン占領20年の失敗―その原因<5>
ターリバーンがカーブルを占拠して4カ月。国づくりの方針はおろか、差し迫る干ばつや食糧危機に対する対策もなく、ただひたすら千年以上も前に発案された戒律や辺境の地に残った固陋を押し付けるターリバーン。「イスラームの先輩国(?)」サウジアラビアは、女性の抗議で自動車の運転を認めただけでなく、ビジネスとしてフィルム・フェスティバルを自国で開くまでに「進化」している。それらをイスラームの退廃とするターリバーンがいま、アフガニスタンで行っている文化破壊の実態を、ファテー・サミ氏が暴きます。
■ アフガニスタン変革運動が集会とデモ
ガニー政権内にあって女性の権利を求めて闘っていたファウジア・クーフィ氏が党首をつとめるアフガニスタン変革運動はターリバーンのカーブル占拠後も闘っている。アフガニスタンの民主化の闘いは40年のときをさかのぼって振出しに戻り、これから、本当の闘いが始まるのではないのだろうか。
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メニュー<トピックス>
■ 民主主義サミット閉幕 バイデン氏「自由を求める火、消せない」
<アフガニスタンで転んでもただでは起きないアメリカ。新疆ウイグルでのイスラム弾圧や台湾への強圧などに反対して民主主義サミットを開く、その真意は?>
■ アフガニスタンの女性議員、今はどこに? 権利のためになお闘う
<女性国会議員や300名を超す女性判事など旧政権下で重要ポストについていた女性らには失職だけでなく命の危険がある・・・>
■ タリバンに教育を禁止され…… 絶望するアフガニスタンの少女たち
<マスコミのタイトルは「絶望」。しかし、国内で闘い続ける女性もたくさん存在する・・・>
■「アフガニスタンは大変なことになっている」 カブールに残る女性の権利活動家
<パキスタンやイスラム極端派に支持されてカーブルを占拠したターリバーンに、命の危険をおかしてまで戦う女性たち・・・>
■ <最新>国民抵抗戦線(NRF)がプレスリリース発表「アフガニスタンに関するOIC閣僚会議を歓迎」
<パンジシール州を拠点とする国民抵抗戦線はイスラム協力機構への働きかけをおこなっている・・・>
■ ロシア アメリカが開催する「民主主義サミット」を痛烈批判
<「民主主義」の押しつけが混乱を生むように、アフガニスタンでの「社会主義」の強制が現代世界の混乱に拍車をかけたのだが、・・・>
■ アフガン旧治安部隊100人以上が殺害や失踪 タリバン復権後=人権団体
<「下部の暴走」は言い訳にならない。なら、下部を罰し、自らも辞任に当たることを認識せよ。それが責任の取り方・・・>
■ タリバン、投降したアフガン治安要員を数十人処刑 人権団体報告書
<恩赦を与えるはずではなかったのか。・・・>
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メニュー<編集室から>
■<編集スタッフの制作余話>
☆今週は、金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」は第6弾。国際的ポーカープレーヤーが、アフガニスタンで銀行を立ち上げ、銀行業のギャンブル化を果たして銀行王となった、嘘のようなまことの話。軍事や行政だけでなく、アメリカとアフガン人がやったデタラメのひどさと規模は理解の埒外。
■<映画情報>
●『カーブルの孤児院』
12月に全国のミニシアター6館(ユーロスペース、横浜シネマリン、名古屋シネマテーク、出町座、第七藝術劇場、元町映画館)にて『中央アジア今昔映画祭』が開催されることが決定した。今年12月はソビエト連邦崩壊から30年。この節目に、ソ連から独立した5カ国、カザフスタン、キルギス(クルグズスタン)、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンと、これらの国と深いつながりを持つアフガニスタンを加えた6つの国の新旧9作品を一挙上映。アフガニスタンからは『カーブルの孤児院』
http://eiganavi.entermeitele.net/news/2021/10/12-8caa.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec2b1570aaa523f86beaa1e78ad8bb4a8c62647d
・『カーブルの孤児院』の面白さは下記でよく紹介されています。
●『グレート・インディアン・キッチン』
日本文学の主要テーマが家族制度だったのはまだつい最近までのこと。
アフガニスタンやインドではいままさに家父長制の矛盾が主要テーマ。しかし日本とて完全に乗り越えられたわけではありません。
https://filmarks.com/movies/97345
https://cinema.pia.co.jp/title/187407/schedule/
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2021年11月29日号
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■ アメリカは本当に負けたのか? <アフガニスタン戦争の本質>
元アフガニスタン人民民主党幹部のアサッドラー・ケシュトマンド氏の論文「米国にとってアフガニスタンでの『敗北』の意味とは?」を受けて、国家政策としての「戦争」でアメリカは勝ちつづけており、その継続として次の標的を中国に定めている事実を指摘する。
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メニュー<アフガンの声>
■ 米国にとってアフガニスタンでの「敗北」の意味とは?
「テロリズムとの戦い」がワシントンの本当の目標だったのだろうか。それともその侵略は他の目的を覆い隠すための煙幕だったのだろうか、と、元PDPA(アフガニスタン人民民主党)中央委員のアサドゥラー・ケシュトマンドは自問し、戦場での戦闘でアメリカ軍は負けていない、と論じている。
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メニュー<世界の声>
■ 2021.9.24 RAWAと連帯する会オンライントークイベント『アフガニスタン混迷の20年を問う―女性の権利を求めるRAWAの闘いは今』
<地域の支配的因習や制度、外国軍や同国男子からの差別・虐待・レイプなどアフガニスタンでの過酷な女性への人権侵害と闘って44年、RAWA(アフガニスタン女性革命協会)とそれを支援する日本の活動を語る1時間40分の動画イベントを完全収録!>
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■ 『一帯一路と中央アジアの動向』
<21世紀に地球上の政治・経済の中心地域になるユーラシアの現状の見取り図>を日本ビジネスインテリジェンス協会・中川十郎会長のエッセーが簡潔に提示します。
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■ <報道>欄に「長倉洋海さんのアフガン緊急メッセージ」へのリンクを追加しました。パンシールの山の学校を支援する長倉さんの随時アップされる現地直結の情報とメッセージが貴重です。
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メニュー<トピックス>
■ タリバン、女優出演ドラマの放送中止を通達
<テレビが普及(すくなくとも都市部では)し、ターリバーンの兵士ですらスマホに熱中しているこの時代に、いつまでそんなアナクロニズムが通用するんだろうか>
■ かつてテロ組織が無視していた中国が、いまやアメリカに変わる攻撃対象に
<現実にパキスタンでは中国主導のプロジェクトなどがテロ攻撃の対象となっている・・・>
■ 19歳パレスチナ女性の「悲劇」…未来を奪ったのはイスラエルではなくハマスだった
<極端なイスラーム解釈は人類進歩の逆風だと思うのだが・・・>
■ 帰国の米兵「戦争は、ほとんどの人にとって良いことなど何もない」 戦死より多い帰国後の自殺
<非人間的行為を強要される戦場において正常な人間の心を破壊するPTSDは心だけでなく生命そのものをも奪う・・・>
■ 対テロ戦争費用は20年間で880兆円 死者90万人、米大学が報告
<この冷酷な現実を金銭的な利益に変える社会システムが存在する>
■ 中国の砂漠に米軍艦の実物大図形 衛星画像で判明
<戦争は国家指導者にとっては政治の延長であるだけでなくビジネス行為>
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メニュー<編集室から>
■<編集スタッフの制作余話>
☆今週も、金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」読み込み第5弾が冴えます。民主国家をこしらえるという旗印のもと米国がアフガニスタンでいかにすさまじい“ばらまき”をしたか。それは決してアフガニスタンの人びとの生活向上のための投資ではなく、戦争をビジネス、財政活動の一手段と考える「戦争ケインズ主義」とでもいうべき確固たる経済理論に裏付けられたものととらえる以外にないと思わせます。
☆11月27日から2週間の予定で東京新宿K’s cinemaで開幕したペルー映画祭。皮きりの『ペルーの叫び』。サッカーを素材にアフガニスタンとは別の意味で「国民とは何か」「国とは何か」を問いかける映画でした。
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2021年11月9日号
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『タリバン復権の真実』(中田考著、ベスト新書)を知取り寄せて読んでみました。
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メニュー<世界の声>
■ 長倉洋海さんの「アフガン情勢に関するメッセージ」
風雲急を告げるアフガニスタン情勢について長倉洋海さんからの緊急メッセージ。長倉さんが一貫して伝え、支援しているマスードはじめパンジシールの人びとの生活や闘い、全国に広がろうとしている国民抵抗戦線の動きなど、最新情報とコメントを読めます。必読のページです。また、『ユーラシア』のページにはパンジシールの「山の学校」報告会案内が掲載されています。
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メニュー<VIDEO>
■ NHK ETV特集「アフガニスタン 運命の8月」
アフガニスタンとの合作映画を製作、さらにはアフガニスタン映画祭を日本各地で開催してきた映画監督・井上春生さんが、ターリバーンがカーブルに入城した直後のアフガニスタンと電話で結び、緊迫した状況を取材。なまなましい現地の声を伝えます。
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メニュー<トピックス>
■ アフガニスタンで女性4人殺害される 渡航名目で誘い出されたか
<タリバンの報道官が発表しているがタリバンメンバーの犯罪ではないとはいえない。現在も「人権」は西側の反イスラーム的思想としてタリバンは排斥している。・・・>
■ カブール病院襲撃、ISが犯行声明
<ISもISホラサンもタリバンの仲間。しかし外国軍の駐留なき現状での自爆テロの頻発はタリバン内の深刻な対立を証し出している・・・>
■ アフガン首都で軍病院襲撃 19人死亡、50人負傷
<自爆はタリバンが称揚する、神に祝福される戦術である。・・・>
■ 披露宴で招待客3人射殺、音楽演奏が原因か アフガニスタン
<タリバンは20年前と同じようにシャリーアに反する行為(音楽・舞踊ほか)を禁じ、違反者には体罰やむち打ち、石打ちなどを行っている。・・・>
■ シーア派モスクで自爆攻撃、32人死亡 アフガン南部
<シーア派への虐殺行為はタリバンのカーブル占拠後も続いている。タリバンらスンニ派極端派にしてみればシーア派は不倶戴天の敵でありジハードの対象。・・・>
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メニュー<編集室から>
■<編集スタッフの制作余話>
・金子編集委員の「アフガン・ペーパーズ」(英文)第3弾。アフガンでの選挙について、関係者のため息が漏れてきます。
・野口委員は地球儀を手にしたタリバンの州知事がアフガニスタンがどこか知らなかったという動画を観てつぶやきました。
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2021年11月1日号
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そして日本は何を学ぶべきか。アメリカの著名なシンクタンクCFRに掲載された論文を紹介しながら、アメリカがどう考えているか、日本はどう考えるべきかを探ります。
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メニュー<アフガンの声>
■ 米国アフガン占領20年の失敗―その原因<4>
<視点>で紹介したCFR論文と呼応する内容。アメリカが見て見ぬふりしてきたパキスタンの軍(ISI)・政府とターリバーンとの関係。それとアフガニスタン政府内から呼応しながらアメリカ政府を出し抜いてきたアフガン人の策略を暴きます。
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メニュー<研究/提言>
■ 新掲書 『苦悩するパキスタン』
アフガニスタン問題をパキスタンの視点から考える場合に基本的な視点を与える書。なぜパキスタンがイスラーム過激派、テロリストの拠点となるのか、そして「破綻国家」と呼ばれたりするのか、その原因をパキスタンという国の歴史と社会政治経済の実相から明らかにしていきます。
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メニュー<編集室から>
■<編集スタッフの制作余話>
・金子編集委員が前回に続き「アフガン・ペーパーズ」(英文)を読んでつぶやいております。<視点>の「アフガン戦争でアメリカは何を学んだか」に呼応。
・野口委員は衆院総選挙に驚いております。大阪選挙区では自民全滅。公明党との合意のもと議席をゆずった4選挙区以外の15選挙区はすべて維新の勝ち。いうならば維公全勝。ターリバーンのカーブル無血開城の時以上の驚きだとつぶやています。
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メニュー<トピックス>
■ イラン:アフガニスタンに関する近隣7カ国外相会合を主催
<アフガニスタンに同じ宗派のシーア派をもつイランは何を考えているか・・・>
■ 中国の王毅外相がターリバーンのバラーダル副首相代行と会談
<まだどの国からも承認を受けていないターリバーンだが、周辺諸国との根回しを着々と進めている。>
■ アフガンのISIS系組織、来年にも対米攻撃可能になる恐れ 国防総省高官
<どうしてもイスラームテロ組織が必要な米軍は・・・>
■ アフガニスタンの食糧危機が深刻化、人口の半分に影響 国連警告
<GDPの4割を国際援助にたよっていたアフガニスタンの経済は崩壊状態。アフガニスタンの冬は厳しい・・・>
■ 強硬派イスラム教指導者の葬儀に30万人超、パキスタン
<イスラーム過激主義の温床となっているパキスタンでその伝道師の死に30万人。>
・その他、コンテンツ満載!
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2021年10月25日号
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戦争の目的はなんだったのか。過激派の代名詞ともなっていたハッカーニ―内相代理が「自爆犯は英雄だ」として遺族に「報奨金と土地を贈与する」と語った現実をもとに、アフガン人にとって40年におよぶ戦争がなんであったのかを考察します。
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メニュー<基礎データ>
■<アフガン戦争センサス>
・上記ページの末尾にリンク情報。
【アフガニスタン戦争における犠牲者数】
・「延近 充の政治経済学講義」中のアフガニスタンのページ
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メニュー<トピックス>
■ 女性の元アフガニスタン議員、裁判官がギリシャ首相に会う
<動向が心配されていた女性判事らの一部の動静が・・・>
■ ロシアでタリバン含めてアフガン情勢協議 中印も参加
<アメリカは欠席。中、露、パキスタンの思惑なるか?>
■ 米国のアフガン和平担当が辞任
<カルザイ、ガニーらとの3人組のリーダー・ハリルザド、引責?>
■ パキスタン国際航空がアフガン便を停止、タリバンの「強引さ」理由に
<ターリバーンの実務能力のなさかそれとも自主性か?>
■ 改革者王アマヌッラーハーンのカブールの肖像画をぬりつぶす
<改革を嫌うターリバーンの本性か、それとも偶像崇拝の否定か>
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メニュー<研究/提言>
■ 新掲書1『西南アジアの砂漠文化――生業のエートスから争乱の現在へ』松井健 2011年 人文書院刊
焦点となっているパシュトゥーン族の思考回路を永年のフィールドワークを通して実証的に解明した、画期的な労作。
■ 新掲書2『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』宮田律 2019年 平凡社刊
アフガニスタン問題はアフガニスタンだけをいくら詳しく見ていてはわからない。この「黒い同盟」の中心にパキスタンがいる。
・その他、コンテンツ満載!
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2021年10月18日号
メニュー<視点>
■裏切られたアフガニスタン
ターリバーンのカーブル入城直後の緊迫したカーブルから、女性解放を闘う「One Billion Rising」の活動家が匿名でなければ伝えられない緊迫の真実を伝えます。
■ターリバーンの官製集会
アフガニスタン北部の州都マイマナの女子高で挙行されたターリバーンの官製集会とデモの動画と写真。住民の支持を演出するターリバーンの必死さが伝わる珍しいレポート。
■Fateh Sami氏の力作「米国アフガン占領20年の失敗」連載3回目
ガニー政権が陥った罠、それはなにか。在外のアフガニスタン人が声を大にして叫ぶ、アフガニスタン支配の陰謀。世界はそれに気づくだろうか。
■日本でも東京と大阪で支援行動、そして全世界で!
アフガニスタンで闘うRAWA(アフガニスタン女性革命協会)やアフガニスタンとの世界連帯行動を呼びかけるOne Billion Risingに応えて、日本でも東京と大阪で連帯行動が挙行されました。そして、世界でも・・・
■10月10日、アフガン女性の日、オランダで抗議集会
アフガニスタン国内と国外をネットでつないだ集会や行動が展開されています。今回は、アムテルダムでの行動が寄せられました。
■群雄割拠のアフガニスタンは5つくらいの州が連邦政府を築く方向にいくのでしょうか?
アフガニスタンの国の形は、三権分立のイスラム共和国、ターリバーンの主張するイスラム首長国が唱えられてきましたが、いずれも中央集権制度。それに対して連邦政府案や分国論などが唱えられています。いずれに向かうかはアフガン人自身が決めるわけですが、論議の前提条件を考えてみます。
■ RAWA(アフガニスタン女性革命協会)がタリバンの乗っ取りに対応
■ パキスタン国際航空がアフガン便を停止、タリバンの「強引さ」理由に
■ アフガニスタン:米国・ターリバーン間協議に見る双方の思惑
■ アフガン北部のモスクで自爆攻撃 少なくとも50人死亡
■ タリバン、少数派ハザラ人13人を殺害か 国際人権団体調査に
■ 編集者の声
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2021年10月04日号
メニュー<視点>
メニュー<アフガンの声>
この悲痛な叫びは必ず世界を変えるでしょう。
論説はFateh Sami氏の「米国アフガン占領20年の失敗-その原因<1>」と「米国アフガン占領20年の失敗-その原因<2>」。原因を内的要因、外的要因に分けれ詳細に分析。必読です。
■ 群雄割拠のアフガニスタンは5つくらいの州が連邦政府を築く方向にいくのでしょうか?
■ アフガニスタンに残った人々のために、私達に何か出来ることはあるのでしょうか?
■「連邦制」の話、面白く読みました
■ 国家を形成する難しさを痛感
■ 終戦直後の我が国も同じ様な状況を経験したはず
■ アフガンの方が希望を感じます
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2021年9月20日号
メニュー<視点>
メニュー<アフガンの声>
ターリバーンがカーブルに入城してから1カ月が過ぎ、カーブル市民の女性抑圧や人権無視の振る舞いに市民が街頭に出ての抗議行動が展開されています。ターリバーンの暴虐とそれに抗議する市民の生の声が届きました。
・アフガン女性への抑圧をやめよ!
・ロンドンで3人のアフガン女性、ハンガーストライキを挙行
・国際法に反逆するタリバン!
・報復はしない、国民全員に恩赦をあたえる、はウソ
論説はふたつ。ひとつはアフガニスタン共和国の副大統領だったアブドゥル・ハミド・ムータットさんの、ラジオリバティとのインタビュー。現在の問題がどこにあるか、明快に語られます。
パンジシールでの爆撃攻撃の前にカーブルを訪れてターリバーン幹部との会合をおこなったパキスタンISIの陰謀を暴露します。
・ターリバーンとダーイッシュの生みの親ISI長官、子供喧嘩の恥ずべき仲裁
あわせて、広範な国民を糾合した政府をつくるには連邦制を導入するしかないと主張する、もとアフガニスタン共和国副大統領のスルタン・アリ・ケシュトマンド氏の主張が必読。
・いまこそ連邦制を真剣に!
メニュー<世界の声>
世界中でアフガン人(とくに女性)が反人権のターリバーンに抗議する闘いを展開しています。8月28日には世界35カ国で統一行動が挙行されました。その後もつぎつぎとレポート寄せられています。その一部をご覧ください。
● 集会、デモ、ハンガーストライキ、EU議会への陳情活動などなど
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2021年9月1日グランドオープン版
メニュー<アフガンの声>
ウェッブ アフガン イン ジャパン(Web AFGHAN in JAPAN: WAJ)はアフガン人研究者、元カーブルタイムズ編集者、SBSラジオ放送局アシスタントで経験豊かなフリーランスジャーナリストであるファテー・サミ(Fateh Sami)氏にインタビューを行った。このインタビューは2021年8月20日にファテー・サミ氏になされた「ターリバーンはなぜ、かくも速く、全土掌握できたのか?」の続編。マスメディアが報じない事実が明かされる。
● ガニーを逮捕せよ
「ターリバーンの電撃的な進撃」の裏にはガニー政権がターリバーンと内通し、同じッパシュトゥーンの部族偏愛主義によりアフガニスタンをターリバーンに売り渡したことが最大の要因である。彼は国軍にターリバーンへの抵抗をやめさせ、投降させ、自分はさっさと国外へ逃亡した。その怒りを、ヘラートを中心に女性の人権をはじめ、アフガニスタンの進歩のために戦い続けて来た女性活動家が厳しい詩の言葉で糾弾する。
メニュー<世界の声>
● 世界に広がる抗議の輪/Amsterdam
8月28日、世界35カ国で一斉に、ターリバーンのカーブル占拠とアメリカおよびNATO軍の無責任拙劣な撤退劇を批判し、アフガニスタンの平和と進歩、人権を守る決意を示す大衆行動が展開された。アムステルダムの行動を伝える。女性の参加、発言・行動が目立つ。
● アフガン人とロンドン市民、連帯デモンストレーション/London
ロンドンでは、28日に先立って21日にも抗議行動が行われた。2回の行動を写真と動画で伝える。ここでも女性の活躍が光る。
● アフガンの人びとを孤立させるな!/Don’t isolate the people of Afghanistan!
ロンドンを拠点に活動する、歴史ある活動組織〝Liberation(解放)〟が、タリバンのカーブル占拠をめぐり、アフガンの人びとを支援、連帯する決意を示した声明。同組織は、世界を侵略し植民地支配した宗主国の国民として、世界から植民地、民族抑圧をなくするための活動を永年続けている。
メニュー<読者の声>
プレオープン時に寄せられた読者からのメールを紹介します。あなたのご意見・感想もぜひご投稿ください。【コーナーに行く】
メニュー<Q & A>
本Web定期寄稿者であるアフガン人ジャーナリスト=ファテー・サミと本Webスタッフがプレオープン時に寄せられた読者からの質問に答えます。【コーナーに行く】
メニュー<研究/提言>
公的機関/研究機関/民間研究者などによるアフガニスタンにかかわる研究や提言は、ソ連の軍事介入以降おびただしい数にのぼる。ここでは参考になる公開文献を紹介する。今回は17本の論文と書籍。【コーナーに行く】
メニュー<編集室から>
お時間がありましたら、当Web編集者の思いをお聞きください。【コーナーに行く】
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2021年8月22日版
メニュー<アフガンの声>
● タリバンはなぜ、かくも速く、全土掌握できたのか?
世界を驚かせたターリバーンの電撃的なカーブル入城、全土掌握。アフガニスタン政府の腐敗堕落や体たらく、アフガン国軍のひ弱さ・戦意のなさ、アメリカ政府や軍の撤退戦の稚拙さなどがマスコミでは取りざたされ、ここでも「識者」があれこれとあげつらうが、実は1年半以上も前にアメリカは敗北を認め、ターリバーンを国家として認め、アフガニスタン問題の管理をパキスタンに任せてた。今回の事態はその必然の結果だったのである。WAJでこのことを最初から暴露し警鐘をならしつづけてきたファテー・サミ氏に緊急インタビューした。今回はその導入に当たる第1回。
● 進行する陰謀、ターリバーンへの無血明け渡し
なぜカーブル体制は都市を次々とターリバーンに明け渡すのか?
陰謀によって都市が次々とターリバーンに明け渡されている。あしもとに迫る奇妙な現象。憎しみの血がたぎりカーブル体制が災いの箱をあける。国連安全保障理事会はアフガニスタンで代理戦争を続けるパキスタンに(刑事懲罰的)制裁を科すべきだ。
●「今こそ連邦制を真剣に! アフガニスタンの平和と国家システムに関する提言」(元アフガニスタン首相/副大統領・スルタン・アリ・ケシュトマンド)
10年におよぶ4月革命を最初から最後まで指導し失敗した責任を放棄することなく、亡命後も一生をかけて平和で豊かなアフガニスタンをめざして闘いつづける革命政治家の責任ある姿勢に打たれる。また、氏が強調する、対立を力によって解決するのではなく、多様性を認め他者に対する尊重、真の平等、連帯の強調は、武力による革命の限界に対する深い反省の念を感じる。
●「侵略、抵抗、国民の終わりなき受難」(元アフガニスタン共和国副大統領・アブドゥル・ハミド・ムータット)
8年に及ぶ日本でのアフガニスタン大使としての役割を果たし、混乱を深めるアフガニスタンの国民和解による平和実現のために帰国。ソ連軍撤退の実現に力をそそぎ、ナジブラー大統領と反政府ゲリラ、とくにもっとも強靭な反政府勢力であったマスード氏との交渉にあたった。しかし努力むなしく人民民主党政権は崩壊に向かう。国家の崩壊の極限状況にあって逃亡したナジブラー大統領にかわり、ムータット氏はイスラム共和国最後の副大統領としてムータット氏と協力して北部同盟への平和的な権力移譲という歴史的な役割を果たし切った。その氏が、米軍の敗退、ターリバーンの勃興をまえにアフガニスタンの課題について提言する。(政権崩壊のいきさつは単行本『わが政府 かく崩壊せり』に詳しい)
● アフガニスタンを手放すアメリカ
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第5弾。アメリカはアフガニスタンをパキスタンのダーイシュ(シリアを拠点とするテロ組織)とターリバーンに引き渡そうとしている。それに対してロシア、中国、インド、イランは困惑する。ターリバーンはカーブル占拠にむけ最後の段階を踏もうとしている。こうなった背景を解読するとともに脱出の方途を検討する。
● 侵略者と占領者のアフガン国民への凶悪犯罪
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第4弾。パキスタンとその支援国による代理戦争はアフガニスタンを破壊している。ターリバーンにNOを、腐敗した政府にNOを、民衆蜂起を支えよう!
● 内戦がアフガニスタンに迫っている(ファテー・サミ)
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第3弾。アフガニスタンから軍隊を撤退させるアメリカの危険な戦略=「アフガニスタンの泥沼にロシアと中国を巻き込む」の現実をアフガニスタンの国内から見つめ、分析する。外国軍の撤退によりタリバン勢力が伸長し内戦状態が長期化する根拠はどこにあるのか、そしてそこから脱出する道はどこにあるのか?
● 「ターリバーンとアシュラフ・ガニ政権は同じコインの裏表」(ファテー・サミ)
アフガン気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏の第2弾。なぜ武力をもって対立するガニ大統領とターリバーンがコインの裏表なのか。そしてなぜ、誰が、どんな目的でターリバーンを背後で操っているのか。アフガニスタン人にとってどちらを選ぶかではなく、連邦制による自治こそがアフガニスタンが統一をとりもどし、平和を実現する道であると説く。
●「米軍は去る。ガニ、援助を求めバイデン訪問も、暗雲ただよう終盤戦」(ファテー・サミ)
アフガニスタンの気鋭のジャーナリスト・ファテー・サミ氏が、ガニ大統領の最後のあがきを完膚なきまでに暴き出す。なぜガニ大統領はコロナ禍のなか60人もの大部隊を引き連れてワシントンに向かったのか。ターリバーンの影響拡大が続く緊迫したアフガニスタン現地での劣勢で尻に火が着いたガニ政権の土壇場でのあがきを鋭く分析している。
メニュー<ユーラシア>
●写真家・長倉洋海さん、アフガン訪問直近報告
マスード暗殺から20年の今年、マスードの闘いと人となりを写し続けてきた長倉さん、主宰する山の学校を、コロナ禍のなか2年ぶりに訪問しました。その直近のレポート!
メニュー<中村医師追悼>
●中村哲医師追悼の会--中村先生と共に歩む--
凶弾に倒れた中村先生および護衛につき責務を果たしていたアフガン人5名の尊い命に敬意をはらい、一周忌の機会に、先生らの業績を振り返る追悼会の全記録。本サイトでは、この記録を永遠にとどめておくために、転載させていただいた。黙祷。
●中村哲医師の業績「アフガニスタンにおける大いなる実験」(高橋博史・元駐アフガニスタン大使
アフガン人より現地語が堪能といわれる高橋さんは、参事官時代の1999年、キルギスで発生した国際協力事業団の日本人技師らが反政府組織に誘拐された事件で、現地の武装勢力とじかに会い、事件を解決したことで知られている。その高橋さんは今度は、駐アフガニスタン全権大使としてカーブルに赴任時代、中村哲医師と再会し、中村さんの偉業を世に知らしめる活動を始める、そのいきさつが、いま語られる。貴重な一文。中村医師らの偉業を後代に伝えるために、転載させていただいた。
メニュー<YouTube>
● タリバンとの平和的共生をめざして
タリバンから命を狙われてもひるまず、アフガニスタンの平和と民主化のためにたたかう女性活動家。現在はターリバーンとの和平交渉団の一員としてドーハ会議などに出席している。この映像はドーハ会議の模様をトルコ公共放送のインタビューに答えたもの。
● アフガン ダンス
YouTubeのだいご味はとにかく楽しめること。たっぷりアフガン情緒に浸ってください。今回はアフガニスタン外の映像がおおいですが、少しずつ現地各地の各民族の伝統舞踊なども集め、解説できるようにしていきます。